色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★ 作:仏のマスター
助:いや、それ笑い事じゃなくない!?
マ:シュン(´・ω・`)
群馬県個人戦予選会。
杏子と黒田さんは順調に勝ち進み、準決勝で二人は雌雄を決することとなった。
「ちゃんと勝ち上がってきたみたいね!」
「そりゃあこんなとこで負けるわけにもいかねぇしな」
二人の間に再び熱い火花が弾け始める。やっぱりこの二人が飛び抜けている。もう一組の準決勝の二人も上手いといえば上手いんだけど、間違いなく二人には劣る。
やっぱりこの二人のどっちか勝った方が本戦に進む事になりそうだ。
「さぁ、予選会も残るところ、あと三試合となりましたね。ここで実況席にスペシャルゲストが来てくれました! 前回大会で銅メダルの三位に輝いた【アーリー】の登場だぁ!」
杏子の応援をしていたら、俺に気づいた運営の人に声を掛けられて、あれよあれよと実況席に連れてこられてしまいました大和です。
「こ、こんにちは……(汗)」
初の実況席にちょっと緊張してます。
「これまでの試合を見てきて、【アーリー】君はどの人に注目してる感じかな? やっぱり我らが【黒姫】が気になってたりするのかな?」
「【黒姫】さんにも注目してますが、一番気になってるのは新鋭の【サクラ】さんですね」
やっぱここは杏子をプッシュしとかないとね☆
「今回初参加ながら安定したゲームメイクでここまで勝ち上がってきた女の子ですね! 安定した鉄壁のカウンタータイプでここまできましたが、流石に【黒姫】の特攻は防ぎきれないでしょう!?」
「そうでしょうか? 彼女まだ本気出してないし、そもそも彼女はカウンタータイプじゃなくて【黒姫さん】と同じ特攻タイプの子なので」
そろそろ良いだろうと語る俺の発言を聞いた【黒姫】が驚いた表情で俺と杏子をチラチラ見ていた。
「はっ? それって今まで手を抜いてたって事??」
「自分の得意な手の内を見せないようにしてましたからね。しかし次は女子最強【黒姫】戦ですから、彼女の本気が見れると思いますよ!」
場面は変わってプレイヤーサイド。
「さっきの約束忘れてないでしょうね!?」
「だーから、勝手に決めんなっての! そこは大和次第だろ?」
「じゃあ大和君がオッケーなら良いんだ?」
「うっ……別にアタシが大和を縛る権利もねーし、大和が言うなら…………」
言質は取ったとニヤリと笑う【黒姫】であったが、大和が【黒姫】を選ぶかは決まっているわけではない。
「……ぜってぇ、負けねぇ…………」
フツフツと闘志を燃やす杏子。そして準決勝が始まる。
二人の試合は本当に実力が拮抗していて、どっちが勝ってもおかしくない試合だった。
「ちくしょうが!」
試合は本当に僅差で杏子の負けで終わった。負けたと分かった瞬間、会場から離れ外に飛び出していった杏子を追いかけ、やっとその背中に追いつく。
悔しがる杏子の頬に冷たいサイダーの缶を当てて、激闘を労う。
「ヒャッ!?……ッツ、大和か」
「おつかれ。凄く良い試合だったよ。ホント最後までどっちが勝ってもおかしくない試合だった」
俺が声を掛けても、杏子はサイダーの缶を両手で握ったまま暫く黙ったままだった。
「すまねえ。負けちまった」
「杏子が謝る事じゃないよ。それに敗因は先に情報流しちゃった俺にも責任あると思うし」
もし最初【黒姫】が杏子が特攻タイプでなくカウンタータイプだと思って戦ってきてたなら勝敗は逆になっていたかもしれない。俺は今になって本気でそう思っている。
「別に大和のせいじゃねぇ……お互いに全力でやって、そしてアタシが負けた。そんだけだ」
「今日はもう帰ってゆっくり休もうか。明日のダブルスに向けて落ち着いてこうぜ」
「決勝は見なくて良いのかよ?」
「見なくても【黒姫】が勝ってくるの分かってるから」
一応もう一組の試合も見てたけど【黒姫】の方が圧倒的に強かった。間違いないだろう。
「……ふーん。アイツの事、信用してんだな」
「そりゃあ〜杏子に勝った相手があの程度に負けるなんて思わないからな! まっ、ラーメンでも食って帰ろうや☆美味い店知ってるからよ♪」
「おっ? ゴチんなりやーす☆」
「今回は特別だぜ?」
「やりぃ♪」
こうして俺達は一旦帰路に付いた。
一方その頃。
「優勝は【黒姫】だぁ!!」
実況が大声で地区予選優勝者の名前を読み上げた。観客に笑顔で手を振る【黒姫】であったが、視線はキョロキョロと誰かを探している様であったが、その彼はもう会場には居ないのだった。
「…………(大和君が居ないよぉぉぉぉぉ!!)」
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助:言ってるようなもんじゃん?
マ:うわぁーん。助手ちゃんがイジメるよぉ〜ウォルえもーん(ToT)
ウォ:はて……どうしたものか(ーー;)