BanG Dream!〜世界を笑顔にする剣客〜 作:ズラマヨ
今回は「ゴーカ!ごーかい!?のっびのびワールド!」の後編です
それではどうぞ
ハロハピによるポピパを笑顔にするライブの準備が整った。薫さんがすでに5人に招待状を送っているため後は彼女達が来るのを待つだけだ。そう今日がライブの日
「準備は完了よ!」
「楽しみだね!」
「最高の一日にしようじゃないか!」
「がんばろうね」
「じゃあこころいつものやつよろしくー」
「いくわよー!ハッピー!ラッキー!スマイル!」
「「「「「イェーイ!!!!!」」」」」
ーーーーー
ほぼ同時刻。一台のリムジンカーが到着する。そこから出てきたのは
「「「「「おぉーー」」」」」
「こころ様の船スマイル号です」
「船だよ船!」
「見りゃ分かるって」
「ライブ会場が船って…」
「うわぁ〜」
巨大な船を前に驚きを隠せない5人
「船内にご案内します。では後はよろしくお願いします」
黒服の人は別の人にバトンを預けた。そこには1人の男性が立っていた
「ここからは拙者が案内役を務めるでござるよ」
「あ、あなたは?」
「拙者は弦巻家に雇われたただの剣客ござる」
「「あっーー!!」」
「香澄ちゃんと有咲ちゃんこの人のこと知ってるの?」
「前に奥沢さんが話してた」
「お侍さん!」
「お侍さん?」
「まぁ、拙者のことは後にして今は船内に行くでござるよ」
私達はその人の後ろについて行きました
ーーーーー
スマイル号船内
「わぁ!すごい!キラキラ〜!」
さすが弦巻さんの船だけあって中はすっげーキレイで広い
「有咲ーピアノだよー」
「絶対触んな!すっげー高いやつだぞ!」
もし壊しでもしたら私の盆栽全部売っても払えないレベルだと思う
「あ、あの、私達だけなんですか?」
「いや、これからでござるよ」
「これから?」
すると船内の電気がパッと消えた。そして
「「せーの。レディースアンドガールズ!!」」
「ようこそスマイル号へ!」
「ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ!」
「今宵ハロー、ハッピーワールドの世界を存分に楽しんでもらおう!」
お月さま連れてトゥナイト☆
あらわれし姿
(ニヒルな声でレッツシャウト!)
今宵はパーリータイム♪
キザなセリフで
狙う(獲物は)
にがさ(なーい!)
わたさ(なーい!)
エレガントに参上ーっ!
そこに現れたのは私達もよく知る5人。これから何が始まるのだろう
三日月型のゴンドラに乗って一階に降りた薫さん。なんというか…カッケーなー
するとりみを抱いて再び上に上がっていった。私達もだんだん楽しくなって後を追った。
途中北沢さんやミッシェル達が宙に浮いてたり薫さんを追いかけてたと思いきや後ろから現れたり驚くことだらけ。
ステージに私達の影が投影された時は素直に嬉しかった。モーティンも出てきたし。ちなみにモーティンと言うのはおたえの好きなギタリストらしい
そしてもう一度ゴンドラに乗った薫さんとりみが降りてきた
「りみりん!」
と思ったらいきなり消えた
ーーーーー
ぐるっと回って元の場所に戻ってくると…
「もしよろしければですがもう一曲お付き合い頂けませんか?」
「はい!」
一輪のバラを受け取ったりみはスッゲー笑顔だった
「では…空で!」
いきなりの煙幕。そして煙が晴れた頃にはハロハピの5人はいなかった
「空って…」
「どういうこと?」
「こっちでござる」
侍さんに言われて私達はその後を追った。そこは船の外
「あそこ!」
《せかいのっびのびトレジャー!》
香澄が指を指した方向には何かが浮かび上がっていた
「なんだ!?」
「ピンクの…」
「熊だ」
「熊が飛ぶわけないだろ!」
「熊だよ!」
沙綾の言う通りそれは熊だった。いや、熊って言うより…
「ミッシェルかー!!」
そしてその巨大ミッシェルに乗っているのは
【ハロー、ハッピーワールドだ!!!!!】
ーーーーー
「ゲーテ曰く、自分自身を信じて見るだけで…きっと生きる道が見えてくる…」
やっぱり薫さんは高いところがダメみたい
「私は鳥だ…ガチョウ…雷鳥…ホロホロ鳥…七面鳥…ダチョウ…」
「全部飛べない鳥だよ」
「白鳥とかどうかな?」
「はっ…!そう!私は白鳥!つまりそういうことさ!」
「ミッシェル飛ぶわよ!」
「イェーイ!…ってえっ?もう飛んでるじゃん!?」
「まだ飛んでないわ」
「えっ!?」
嫌なイメージがフラッシュバックで蘇る。飛ぶってまさか…聞いてないんだけど…
「奥沢様これを」
「あっ、えっ?なになに?」
状況がイマイチ飲み込めないまま背中にパラシュートをつけられた
「えぇーー!飛ばないって言ったじゃん!」
がんばろぉ~~~!ハイヤッ!!!
けん・けん・ぱっ!ふぉ~!!!
私の言葉を無視してこころは空へ飛び込んだ
世界は ひろいんだ!
もっとも~っと のっびのびゆこぉー!
「ちょ!こころパラシュートは!?えっ?」
こころの背中には何もついていない
「付けてないマジか!……えーい!飛べないクマは…ただのクマさんだーー!!」
私はどこかで聞いたことのあるフレーズを叫んで空へ飛び込む
が…
「きゃぁぁーーーーー!」
私とこころは自由落下で落ちていく
ーーーーー
「なんか飛んでね?」
よーく見るとそれは見覚えのある2つの影
「すごーい!飛んでる!」
「飛んでると言うより落ちてるみたいでござるな」
ーーーーー
「あっはは!わーーい!」
「こころ!」
こころに手を伸ばすがなぜか手が届かない。というか避けられてる?
「なんでだよー!」
「とりあえずパラシュート!…??ヤバいヤバい!? パラシュートの紐が…」
「どこにもなーーーーーい!」
「わーーーーーーーーーい!」
これはマジで死ぬ!あの高さから落ちてパラシュートが開かなかったら絶対に助からない。こうゆう役は絶対に剣心さんでしょ!
すると、目の前に大きくDANGERの文字が浮かび上がる
「何これ?」
「落ち着いてください奥沢様」
「落ち着いてられるか!」
「ご安心下さい。ミッシェルはハッピーフライトモードを搭載しています」
「何それ!?」
そんなどっかの映画のタイトルみたいな機能が…
「モードの切り替えは、上上下下左右左右BA」
「押せってことか。上上下下左右左左」
エラー音
「えっ?えっ!えっ!!」
「左右左右です」
無我夢中で押してるがエラー音しか鳴らない
「奥沢様!ABボタンを押して下さい!」
「そんなのどこにもないじゃん!無理無理!たーーすーーけーーてーー!!」
「ミッシェル!」
「ミッシェル!」
「美咲ちゃん!」
「美咲殿…」
もう無理。諦めかけた時こころの顔が視界に入る
「どうしてそんな顔をしてるの?ミッシェル!笑顔よ!」
ありがとうこころ。あんたのお陰で覚悟ができた。落ち着け…落ち着け…たしか
「上上下下左右左右!」
今度は出来た!すると目の前にABボタンが現れた。これだ!
「いっけーーーーーーー!!」
その瞬間。ミッシェルのハッピーフライトモードが起動した
私はそのままこころを両手でしっかりキャッチした
「ミッシェル!素敵な笑顔よ!」
「ミッシェルは元々こういう顔なんだけどね…」
「これからが本番だよーー!」
足についていたジェットを威力最大で加速し再び飛び上がる
「これパラシュートじゃなくて翼だったんだ」
「ミッシェル見て」
「えっ?」
そこには花火が打ち上げれていた。きっとこのライブのために用意されたサプライズ
「綺麗ね」
「本当だ…今日はどこまでも行ける気分だよ」
「香澄達は笑顔になったかしら」
「みんないい笑顔してるよ」
ポピパのみんなを笑顔にするライブ。どうやら大成功みたい。これで一安心
ーーーーー
ゆっくりの船の上に降り立った私
「あー死ぬかと思ったよー」
「こころん!すごかったね!」
「すごいライブだった!」
「ライブっていうかライブ感が…」
「飛んでたね!」
「飛べるんだね!」
「飛ぼう!」
「飛べるか!」
「本当最初から最後までハロハピらしいって言うか。私達も負けられないね!」
「おー!」
「出来ないことなんて無いって分かれば香澄達も笑顔になれるか…こころには敵わないなぁ」
こころの笑顔を見てたらそんなことを思った。すると急に足に震えがきてその場で尻餅をついた
「ミッシェルー!大丈夫?」
「どうしたの?乗り物酔い?」
「なんか急に緊張が解けたみたいで…」
「薫さん!!」
「えっ?」
「しっかりして下さい!」
「そんな…哀しい顔しないで子猫ちゃん…私は鳥に…なれていたかな…?」
「鳥でした! 私、薫さんの背中に真っ白な翼が見えました!」
「そうか…良かった……儚い…」
「薫さん!目を開けて下さい!薫さーん!」
「えっーと言うわけで…どんな訳だ…ハロー、ハッピーワールドでしたー!…」
限界…
「ミッシェル!ミッシェル!」
「美咲ちゃん!美咲ちゃん!」
「えっ?みーくん?」
「はっ!ふぇぇ〜」
「薫さーん!」
「2人とも寝顔まで笑顔なのね? 素敵だわ!」
空に描かれたSMILEの文字は文字通り笑顔を作っていた
ーーーーー
「緋村様お疲れ様です。皆様の引率ありがとうございました」
「静香殿。いや、拙者は何もしてないでござる。全部美咲殿達が努力したからこそできたこと」
「いえ、緋村様も少しはお役に立っていますよ」
「あ、あの…」
「ん?」
「あなたは一体…?」
「拙者でござるか?」
「は、はい…前に奥沢さんに聞いてからずっと気になってて」
「剣心よ」
「弦巻さん?」
「緋村剣心。明治からやってきた剣客さんなの」
「明治って…あの明治時代?」
「そうよ」
「あははっ」
「うーん。緋村…どこかで聞いたことあるような」
ドキッ!
「ふぇぇ〜あ、有咲ちゃん、きっと気のせいだよ」
「まぁ、そうですよね」
危なかった…もう少しでバレちゃうところでした
歴史の教科書を見ればたぶん剣心さんのことは載っているから頭のいい有咲ちゃんなら…
「緋村さんでしたよね?今日はありがとうございました。一緒にいてくれて心強かったです」
「拙者は何も。礼ならこころ殿達に…えっと…」
「い、市ヶ谷有咲です、よろしくお願いします」
「よろしくでござる」
「あー有咲ずるーい!私もお侍さんと友達になりたーい!」
「ちょ、そんなんじゃなーい!」
有咲ちゃん少し照れてる。剣心さんって本当に色んな人に好かれる人なんです。なんか少し羨ましいです。
剣心さんもポピパのみんなと仲良くなれたみたいで良かった
こうしてポピパを笑顔にするライブは大成功で幕を閉じた
やっぱりこの回はハロハピらしさ全開でとっても良い話でしたね
最後のはあまりにも剣心が登場しないので申し訳程度に書きました
そして次回はアニメ第5話「雨のRing-Dong-Dance」の予定でしたが急遽変更してオリジナルストーリーにしようと思います