BanG Dream!〜世界を笑顔にする剣客〜 作:ズラマヨ
こちらを読む前に原作の追憶編を読むことを推奨します
「…俺にはもう勝機はないか…確かにその様だな…」
だが、相打ちならば!!
極寒の雪山で身体の感覚はすでになく連戦により俺の体力も限界を迎えていた
「…一瞬の死を選ぶか…」
役に立たない感覚ならあえて自ら断ちこの一撃に全てをかける
すまない巴…君は新時代を生きて
そして幸せを…
「いくぞ!!」
「ハッ、来……!」
ガシィッ!
「おおおおおおっ!」
その時
「!!?」
これは…この香りは…
白梅…香…
俺の剣は白梅香の香りと共に巴を切り裂いた
その時、巴の持っていた脇差が俺の左頬に2つ目の傷をつける
「巴…なんで…どうして…」
「……」
おぼろげな意識の中巴は俺の左頬に手を伸ばした。そして一瞬俺に笑顔を向けた
「これで良いんです……だから泣かないで下さいな……」
「………と…も…え」
「巴ぇ!!」
そんなはずはない…
これで良いはずがない…
死ぬならむしろ人斬りのこの俺!
なのに君が死んで良いはずがない!
巴…………
ーーーーー
「巴ぇ!!!」
眼が覚めると見慣れた景色が広がっていた。住み込みで働いているこの弦巻家の布団の上
「またあの夢…か…」
拙者は左頬についた十字の傷を触ってあの時の過ちを思い出していた
ーーーーー
「あら?ねぇ。剣心どこにいるか分かるかしら?」
「こころ様おはようございます。緋村様でしたら今日は仕事が無いので今朝どこかに出かけて行きましたが」
「そうなの?それは残念ね」
「緋村様に何がご用事がございましたか?」
「今日は放課後ライブハウスで練習なの。剣心も一緒に行きたかったけど、いないんだったら仕方ないわね」
「そうでしたか…緋村様に会ったら伝えておきます」
「分かったわ。じゃあよろしくね」
ーーーーー
ライブハウスCIRCLE
今日はハロハピとRoseliaのスタジオの予約が入っています
ガラッ
「いらっしゃい。あら友希那ちゃん」
「こんにちは。今日私達はどこですか?」
「RoseliaはBスタジオだよ」
「ありがとう」
友希那ちゃんはそれだけ言うとスタジオの中に入って行った
そしてその数分後
「まりなさんこんにちは」
「あら紗夜ちゃん。RoseliaはBスタジオ。友希那ちゃんがもう来てるわよ」
「他のみなさんは?」
「まだ来てないと思うけど」
「そうですか。ありがとうございます」
そう言って紗夜ちゃんもスタジオに入りました。リサちゃん達はまだ来ないのかな?
ガラッ
「こんにちは〜」
「美咲ちゃん。それにみんなも、今日は勢揃いできたのね」
「こんにちは、まりなさん」
「ハロハピはAスタジオだよ。隣にRoseliaが来てるよ」
「あっ、そうなんですか」
「そうなのね!挨拶していきましょうよ!」
「今は友希那ちゃんと紗夜ちゃんの2人がいるよ」
「あー、こころ。それは後にしよう」
「どうして?」
「いや、何というか。まだみんな来てないみたいだし」
「そうだね。こころん、全員が揃ったから会いに行こうよ」
「こころ、私もその方が得策だと思うよ」
「それもそうね」
「そう?じゃあ頑張って」
「ありがとうござます」
ハロハピはいつも元気いっぱいだな〜
最近は特にそんな感じがする
ーーーーー
今日はCIRCLEでRoseliaの練習があって今はそこに向かってる最中
「おっ?あこじゃん。今向かってるところ?」
「リサねぇ!今ねりんりんと待ち合わせしてるの!」
「そっか、じゃあ私も一緒に待とうかな」
「やったー!」
私はあこと合流して燐子を待つことにした
「燐子は何やってるの?」
「りんりんは生徒会の仕事を終わらせてくるって言ってたよ」
「そうなんだ。生徒会長も大変だね」
まぁまだ集合時間まで時間あるし遅刻の心配はないから大丈夫かな。ゆっくり待とう
それから10分ほどして
「あっ!りんりん!」
「やっほー」
「あこちゃん、今井さん遅れてごめんなさい」
燐子が後ろから歩いてくる。あこがいち早く見つけて手を振る
悲劇はその直後だった
「燐子!!」
「りんりん!!」
「えっ?………」
ーーーーー
数分前
生徒会の仕事を済ませて私は学校を出ました。いつもより少し遅くなっちゃったからあこちゃんに連絡しないとと思い携帯を取り出すとあこちゃんからメッセージが入っていました
「あこちゃん…」
今ねリサ姉と合流したよ!りんりんも早く来てね!
あこちゃんが今井さんと一緒に私を待ってくれている。そう思うと私は少し足早なっていました。そして待ち合わせの場所が見えるとあこちゃんが私に手を振ってくれました。私も手を振り返した時
「燐子!!」
「りんりん!!」
「えっ………」
その時私の真横には工事中の建物がありました。ちょうど鉄骨をワイヤーで吊るしている最中、そのワイヤーがとてつもない音と共に切れて支えていた鉄骨が落ちてきました
「………!」
あこちゃんと今井さんが叫んだ時にはその鉄骨はすでに私の真上にありとても逃げられるような距離じゃありませんでした。
私はここで死んでしまうんだ…そう実感しました。涙目すらも出る余裕は無かったです
…でも…
「飛天御剣流!龍翔閃!!」
気がついた時にはその鉄骨は上空で真っ二つに割れて私の左右に落ちました。その一瞬の出来事をすぐに理解することができませんでした。でも徐々に助かったという実感が湧いてきてその気持ちが涙ながらなって目から流れ出しました
「りんりん!」
「燐子!」
「あこちゃん…今井さん…私…」
「大丈夫!?怪我はない!?」
「りんりーん!生きててよかったよー!」
あこちゃんと今井さんが私を強く抱きしめてくれて本当に嬉しかった
それにあの人が助けてくれたみたいです
「あ、あの…助けてくれてありがとうござます」
「危なかった。あと少し遅れていたら間に合わなかった」
その人は持っていた刀を鞘に収めるとゆっくりこっちに振り向く
「大丈夫で………」
「……」
その人は私と目が合うと突然黙り込んでしまいました
「と、ともえ…」
「えっ?」
ーーーーー
「と、ともえ…」
「えっ?」
「あっ、いや何でもない…怪我はないでござるか?」
「は、はい」
その子を見たとき心臓が破裂するほどの衝撃が走ったのを覚えている。その黒くて長い綺麗な髪に透き通るような目、まるで巴と同じ
「そうか…それじゃあ…」
拙者はこの子に巴の面影を感じていた。分かっている巴はもう…
例え違ってても今の拙者が巴に会う資格はない。その場を立ち去ろうとした時
「あっ、あの!りんりんを助けてくれてありがとうございました!」
「お礼がしたいので私達と一緒に来てくれませんか?」
「…いや、遠慮しておくでござる」
「そ、そうですか…」
すると警察よりも先に黒子の人達が駆けつけてきた
「緋村様、後は我々で処理をしておきますのでご安心ください」
「かたじけない」
「…リサ姉あの人達見た事ない?」
「うん。こころのボディーガードみたいな人達だよね?何でこの人達と」
その人は私達からまるで逃げるようにその場を去っていった
「あっ…」
その後私達は警察官や救急隊の人達に事情を説明して予定より遅れてCIRCLEに向かった
始まりましたバンドリ3rdシーズン!
いやー面白いですね。六花ちゃんギターうますぎる
今後の展開も目が離せないです。
そして今回は剣心の元妻である巴が回想として登場。剣心が燐子ちゃんを巴と間違えたのもどこかに面影を感じていたからでしょう。
それでは今日はこの辺で