BanG Dream!〜世界を笑顔にする剣客〜 作:ズラマヨ
はぐみ「はぁはぁ…ここがそうなの?」
こころ「間違いないわ。ここに花音はいるはずよ」
ここはとある屋敷。この中にはハロハピ城の花音姫が人質にされている。護衛のくノ一はぐみと剣客こころはその救出のためにここまで来たのだ
はぐみ「待っててね姫様!今助けるから!」
こころ「よーし!さぁ行きましょ!」
ーーーーー
薫「剣心様。姫様をお連れしました」
剣心「そうでござるか」
花音「………」
ミッシェル「これからどうするのですか?」
剣心「まずはハロハピ城に脅迫状を送りつける。将軍の弱みを握るでござる」
花音「あ、あの…」
剣心「おろ?」
薫「どうしたんだい?子猫ちゃん」
花音「どうして私を…それに脅迫状って…」
ミッシェル「ふふふっ…それは剣心様が天下統一されるためさー」
花音「天下統一…?」
薫「さっき剣心様がおっしゃったが将軍様つまりあなた様のお父様の弱みを握ることにより剣心様がこの国の頂点にたたれるのさ!」
剣心「すまぬがそれまでここで大人しくして欲しいでござる。そうすればお主には何もしない」
花音「……はい」
本当は抵抗したい。今にも逃げ出したい。しかしここは敵地のど真ん中どんなに頑張っても逃げるのは難しい
剣心「ミッシェル。お姫様を丁重におもてなしするでござる。薫どn…薫はハロハピ城宛の脅迫状を書くでござる」
薫・ミッシェル「承知」
花音 (こころちゃん…はぐみちゃん…助けて…)
ーーーーー
城門前
ここには2人の警備がいる
こころ「警備の人がいるわ」
はぐみ「はぐみにいい作戦があるよ。こころん耳を貸して」
こころ「……いいじゃない!それでいきましょ!」
作戦を立てた2人。そして門番の前に姿を見せたのは
「ん。誰だお主達は」
はぐみ「はぐみ達は通りすがりの旅芸人!」
「旅芸人?」
こころ「いくわよー!!」
こころは4つのボールを使い華麗にジャグリングを始めた。その技に門番も心を打たれているようだ
「これはすごい!」
「お主は何ができる?」
はぐみ「次はとっておきだよ!はぐみの目を見て」
と言われるがままはぐみの目をみる門番。そして
はぐみ「忍法!幻術眼!」
はぐみの忍法の一つ幻術が発動し2人の門番を眠らせることに成功する
そして2人はついに城内に潜入した
ーーーーー
はぐみ「こころん!どこにいくつもりなの?」
こころ「花音はきっとお城の1番上にいるはずよ!そこまで全速力で走るのよ!」
はぐみ「よーし!いっくよー!!」
城内を全力で駆け抜けていく2人。途中お城の兵士に出会すも全員気絶させて進んでいく
すると
「見つけたぞ。侵入者達よー」
はぐみ「あっ!ミッシェル!」
ミッシェル「いかにも私がミッシェルだ」
こころ「私達花音を助けなきゃいけないの。そこをどいてくれるかしら?」
ミッシェル「それは私を倒してからにしろー」
こころは抜刀の構えをとる
はぐみ「待ってこころん。ここははぐみが戦うよ。だからこころんは先に行って」
こころ「…分かったわ」
ミッシェル「逃すか!ミッシェルパーンチ!」
とミッシェルの右腕が胴体と分離し先をいくこころを追尾する
はぐみ「えーい!」
ミッシェル「…なに?」
ミッシェルパンチをはぐみが跳ね返す
はぐみ「ミッシェルの相手ははぐみだよ!」
ミッシェル「生意気な!いくぞ連続ミッシェルパーンチ!」
今度は両腕が外れてはぐみを襲う。だがはぐみはくノ一。ミッシェルパンチよりも早く動き簡単には当たらない
はぐみ「はぐみスラーッシュ!」
ミッシェルの左腕が真っ二つに切れ右腕だけが胴体に戻る
ミッシェル「…仕方がない…こうなったら奥の手を…!!」
はぐみ「……!」
ミッシェル「はっはっはっ!どうだー驚いたかーこれこそ最強の…」
無くなった左腕が突如大きな銃に変形する。その姿は
ミッシェル「ガトリング砲であーる!くらーえ!」
はぐみ「うわわっ!」
左腕のガトリング砲を連射しはぐみを追い詰めていく
はぐみは全力で弾を避けていく
ミッシェル「逃げるだけでは私は倒せないぞー」
はぐみ「…はぁはぁ…」
ミッシェルの猛攻に対し徐々に体力を消耗し逃げるスピードが落ちてくるはぐみ
ミッシェル「ここまでよく頑張ったなーしかしこれでお前もおしまい。止め!………!?」
その時だった。ミッシェルのガトリング砲が止まったのだ
ミッシェル「しまった!弾切れだ!」
はぐみ「よーし!はぐみブレーイク!」
はぐみの最強技はぐみブレイクが炸裂する
ミッシェル「ぐわー。無念……」
ミッシェルはその場に崩れ落ちる。なんとミッシェルはロボットだったのだ
はぐみ「はぁはぁ…こころん…今行くから…」
しかし今の戦いで体力を消耗したはぐみはその場に膝をついてしまう
ミッシェル「…はぐみこれを…」
はぐみ「ミッシェル!?生きてたの?」
ミッシェル「私はロボット。正確には壊れていないだけだ。さぁこれを」
はぐみ「これは?」
ミッシェル「栄養ドリンクさ。安心して毒なんて入ってない」
はぐみ「ありがとう…でもどうして?」
ミッシェル「……何となく…そんなことより飲んだら早く行け」
はぐみ「うん!」
そしてはぐみはこころを追って走り出した
ーーーーー
その頃、こころは花音があるであろう城の天辺に向かっていた。すると
「待ちたまえ麗しき剣客さん」
こころ「この声は…」
薫「剣士瀬田薫。再び参上」
こころ「花音はどこなの?早く返しなさい」
薫「お姫様はこの城で最も安全な場所にいるよ。だが君がそこに行くことは不可能…なぜならこの私が君の相手をするからさ」
こころ「仕方ないわ。あなたを倒して先に先に進むわ!」
こころと薫が共に剣を抜く
お互い間合いを取り緊張状態が続く
そして最初に動いたのは
こころ「いくわよー!」
薫「きたまえ!」
刀と刀がぶつかり合い鈍い金属音が響く
薫「やはりなかなかやるようだね」
こころ「薫もね!」
薫「君の実力を認めこの技を披露しよう!」
こころ「…!!」
独特の構えをとる薫にこころは一瞬で防御態勢に入る
薫「連続観音斬り!」
その技はまるで手が無数あるように見えるほどの高速の乱撃
あまりの速さに防御が間に合わず服に掠めてしまう
こころ「すっごいわー!とっても速いのね!目で見えなかったわ!」
薫「お褒めに預かり光栄。では…次で終わりにしよう」
この技を正面からもう一度受ければおそらく次は避けられない。絶対絶命のピンチだった
こころ (…そうだわ!これならいけるわ!)
何かを思いついたこころ。そして薫が技を繰り出す前に動く。正面からぶつかりに行った
薫「諦めてやけくそかい?ならお望み通りに!連続観音斬り!」
薫が技を繰り出したその瞬間、こころの自前の跳躍力で薫の真上に飛び上がりそのまま一瞬で背後に回る。そう正面からでは太刀打ち出来なくても背後なら関係ない
薫「…!しまった…」
こころ「弦巻流スマイルソード!」
こころの必殺技が炸裂する。背後の攻撃を避けることは困難。薫はその場に倒れる
それから…
薫「……ここは…私は…」
こころ「気がついたのね」
薫「こころ…なぜとどめを刺さないんだい?」
こころ「私は世界を笑顔にするために旅をしているわ。だから殺生はしないわ」
薫「…そうか…私の完敗だ」
はぐみ「おーい!こころーん!!」
こころ「はぐみ!無事だったのね!」
はぐみ「うん!何とか倒せたよ!こころんも無事で良かったよ」
薫「君がここにいるということはミッシェルは破れてしまったんだね…なら君たちを止めるものはいない…さぁ行きたまえ」
こころ「そうするわ。行きましょう」
はぐみ「うん」
こころとはぐみは城の上を目指して進む
薫「…気をつけたまえ…剣心様の腕は私やミッシェルよりもはるかに上…」
ーーーーー
城を縦横無尽に駆け巡りようやく大きな部屋にたどり着いた2人
はぐみ「かのちゃん先輩!どこー!」
こころ「かのーん!」
しかし花音姫の姿は見えない。すると
「ミッシェルと薫を倒したか…やはり只者ではござらんな」
こころ「あ、あなたは…!」
剣心「拙者はこの城の主人。緋村剣心」
こころ「さぁ!花音を返しなさい!」
はぐみ「絶対にかのちゃん先輩を助けるもん!」
剣心「花音殿ならこの部屋の奥にいるでござる。助けないなら拙者を倒してからにしてもらおう」
はぐみ「そうさせてもらうよ!!」
最初に動いたのははぐみだった。短剣を素早く手にとり猛スピードで剣心に迫る。が、はぐみの一撃は当たることは無かった。気がついた時には剣心は全く違う場所にいたのだ
こころ「あなた、はぐみより早く動けるのね!」
はぐみ「今動き見えなかったよ!」
剣心「2人まとめてかかってくるでござる。そうでもしなければ拙者を倒すのは不可能!」
こころ「それもそうね。いくわよー!」
はぐみ「よーし!」
剣心「こい!」
こころ・はぐみ「えーーい!!」
こころとはぐみのコンビネーションは初めてとは思えないほど完璧だった。だが
こころ・はぐみ「……!!」
剣心「その程度では拙者は倒せぬよ」
剣心は目にも留まらぬ速さで抜刀し2人の攻撃を弾く
はぐみ「どうしようこころん。剣ちゃん強いよ」
こころ「困ったわね。闇雲に戦っても勝てない…そうだわ!はぐみ耳を貸して…」
はぐみ「…分かったよ!」
こころ「……!」
まず動いたのはこころだった。剣心の間合いのギリギリ外でジャンプし背後に着地する。薫を倒したのと同じ
だが、剣心は一瞬で振り返りこころの一撃を受け止める
こころ「今よ!」
剣心「…!!まさか!」
はぐみ「いっけー!はぐみブレイク!」
こころが囮となり剣心の注意をはぐみから逸らすことが出来た。剣心にはぐみの一撃が炸裂する!
と誰もが思った
はぐみ「…あっ!!」
はぐみの短剣は宙を舞い天井に刺さる
こころ「ど、どうして?」
剣心「良い作戦であった。だが拙者には届きはしないでござる」
はぐみとこころの作戦を失敗した。動揺を隠しきれない2人はひとまず剣心から距離をとる
こころ「一体何が起こったの?」
はぐみ「うん…はぐみがとどめを刺そうとした時…後ろを向いているはずの剣ちゃんに手を弾かれたんだ」
こころ「どういうことかしら」
剣心「それはこれでござるよ」
こころ・はぐみ「……!!!」
剣心が見せた物。それは刀の鞘だった。あの瞬間、はぐみの一撃が繰り出された時、鞘口を下に押し鞘尻を上に押し上げた。つまり押し上がった鞘尻がはぐみの短剣を払ったのだ
はぐみ「どうしようこころん。はぐみもう武器持ってないよ」
こころ「…分かったわ。後は私一人で」
剣心「無謀だな…お主一人で拙者を倒せるとでも思っているのか?」
こころ「私の奥義を披露するわ!」
剣心「奥義…」
するとこころは刀を逆手に構え腰を低くする
はぐみ「こころん…」
剣心「そんな妙な技で拙者を倒すのは……」
と剣心がこころに迫る
剣心「不可能だ!」
こころ「弦巻流奥義!心眼一閃!!!!!」
その一撃は剣心の刀を折り勢いを殺さず剣心の身体に炸裂した
ーーーーー
それから数時間後
薫「剣心様!」
ミッシェル「ご無事ですか!?」
剣心「…あぁ心配無用でござるよ…」
我々が駆けつけた時にはこころとはぐみはおらず剣心様が倒れていた
そうか。剣心様は負けたしまったのか…
剣心「こころ殿、峰打ちで済ますとは…甘いでござるな…」
ミッシェル「こころは世界を笑顔にするために旅をしていると聞きました。だから誰も殺さないのでしょう」
薫「まったく…素晴らしい子猫ちゃんであった」
剣心「世界を笑顔に…か…いつか叶うといいでござるな…」
ーーーーー
花音「助けていただいてありがとうございます」
はぐみ「こころんがいなかったらかのちゃん先輩は助けられなかったよ」
こころ「いいのよ気にしないで」
はぐみ「それでね、かのちゃん先輩がお城の兵士に任命したいって言ってるんだ」
花音「来ていただけますか?」
こころ「…私は遠慮するわ」
はぐみ・花音「えっ…」
花音「どうして?」
こころ「私は世界を笑顔にするために日本全国を旅しているの。きっとまだ笑顔じゃない人が沢山いるわ。その人たちを笑顔にしないと」
花音「そっか…なら仕方ないね…今度はハロハピ城にも来てくださいね」
はぐみ「こころん!一緒に戦えて嬉しかったよ!」
こころ「私もよ!またどこかで会いましょう!はぐみ!花音!」
こころはそういう言うと2人に背中を向けて歩き出した
世界を笑顔にするためにこころの旅はまだ続く
これにて終幕
ーーーーー
美咲「というわけで…」
はぐみ「公演!お疲れ様でしたー!」
こころ「ん〜〜〜!とっても楽しかったわ!」
花音「お疲れ様」
薫「みんな実に素晴らしい舞台だったよ!」
はぐみ「すっごい緊張したよー」
美咲「はぐみ後半から花音先輩のこと、かのちゃん先輩って言ってたよ」
はぐみ「えっ!姫様って言ってなかった?」
花音「言ってなかったよ。でもそれだけ演技に本気だったんだよね」
薫「演技に必要なのは間違えないことじゃなくどれだけ全力になれるかだよ」
こころ「あら薫いいこと言うわね」
そう。今回我々ハロハピが行ったのはライブではなく演劇。幼稚園や老人ホームでいつもライブをやっている私たち。今回も老人ホームでライブをやるはずだったんだけど、、、
こころ「いつもと違うことをやりたいわ!」
というこころの提案によって演劇をするってことになった。幸いこころがいるから経済的な心配は全くなくて。必要な物は黒服の人が用意してくれた。だから今回は衣装からセットまでかなりクオリティが高かったって訳なんです
花音「おじいちゃんおばあちゃん達なら時代劇がいいっていうのは本当だったね」
美咲「まぁヒーローショーよりは喜ばれるだろうね」
はぐみ「でもヒーローショーもやってみたかったよ」
こころ「そうね。それなら今度幼稚園でやりましょー!」
美咲「それならまぁ…」
薫「それにしても剣心。今回の成功は君のおかげさ」
剣心「いや拙者は何も、みんなが頑張ったからでござるよ」
こころ「いーえ、剣心すっごいよかったわ」
花音「うん。かっこよかった」
美咲「剣術もキレッキレでしたし」
はぐみ「迫力もすごかった!」
剣心「ありがとう。それだけ言ってくれれば拙者もやった甲斐があったでござるよ」
こころ「それじゃあ今度は幼稚園でヒーローショーよ!みんな早く準備に取り掛かるわよ!!」
剣心「…?拙者もでござるか?」
美咲「当たり前ですよ剣心さん」
剣心「おろろ〜」
というわけで演劇編でした。こころが使った心眼一閃という技名はドラゴンクエストⅪに登場するします。技自体はアバンストラッシュですw
余談ですがミッシェルはガルパエイプリルフールネタからロボット役
薫さんの剣士役は完全なるイメージ。花音さんはガルパイベントから、はぐみは以前のバンドリTVで声優の吉田有里さんがくノ一を演じていたためその役をお願いしました
それではまた