BanG Dream!〜世界を笑顔にする剣客〜   作:ズラマヨ

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皆さんこんにちはズラマヨです
お試しで書いたこの小説ですが思ったより評判が良くて驚いています
それではどうぞ


人斬り抜刀斎

「あら?剣心じゃない。朝は早いのね」

 

「こころ殿。おはようでござる」

 

「何をしてるの?」

 

「洗濯物でござる。それにしても洗濯機というものは便利でござるな。こんな簡単に洗い物が片付くなんて」

 

「そうなの?私は使ったことないわ。それより剣心!一緒に学校に行きましょ!」

 

「学校?」

 

「緋村様、昔で言うところの寺子屋でございます」

 

「なるほど、寺子屋でござるか。いや拙者はこの屋敷で黒子の方達の手伝いをするでござるよ」

 

「そう?分かったわ。じゃあ帰ったら色んなこと教えてちょうだい」

 

「分かったでござる」

 

そう言ってこころ殿は笑顔で出て行った。元気なところは操殿にそっくりでござるな

 

「緋村様。少しお話ししたいことがございます。こちらに来てもらえますか?」

 

「おろ?」

 

黒子の人に案内され別の部屋に向かった

 

ーーーーー

 

「…………」

 

「おっはよー!あっ!美咲ちゃんおはよう!」

 

「………」

 

「あれ?美咲ちゃん…?」

 

「………」

 

「おーい、」

 

「……はっ!あぁ、戸山さんおはよう」

 

「どうしたの?考え事?」

 

「あーうん。実は昨日変わったことがあってさー」

 

「変わったこと?」

 

「うん。実はー」

 

と喋りかけた時、教室に市ヶ谷さんが入ってくるのが見えた。その瞬間を戸山さんは見逃さなかった

 

「あーりさー!おっはよー!!」

 

「ちょっ!香澄!抱きつくな!」

 

「あいかわらず仲良しだね」

 

「べ、別にそんなんじゃ…」

 

ほんと、市ヶ谷さんは照れ隠しは分かりやすいな〜

 

「ねぇ、有咲。美咲ちゃん昨日変わったことがあったんだって」

 

「へぇー、まぁ弦巻さん達といればそんなことあっても不思議じゃないような気もするけどな」

 

「確かに…まぁといっても今回のはもっと驚いたよ」

 

「えぇ〜どんなこと?」

 

「それがね……」

 

私は昨日出会った剣心さんのことを話した

 

ーーーーー

 

「えぇー!すごーい!」

 

「奥沢さん…それ本当?」

 

「うん」

 

「その人私も会ってみたーい!」

 

「今はこころの家で居候してるからその内会えると思うよ」

 

「なんか…ちょっと意外だなー」

 

「何が?」

 

「いや、奥沢さんってハロハピの1番の常識人だからそういうことは絶対に信じない人だと思ってた」

 

「私も最初は信じられなかったよ。でもその人を見てると信じざるを得ないって感じで」

 

「なんか、すごいね。本当にそんなことあるんだー」

 

「あっ、いちようこのことは秘密にしておいてね。色んな人に広めちゃうと大変そうだから」

 

「分かってるって。香澄絶対に誰にも言うなよ?」

 

「大丈夫だよ〜」

 

 

ピーンポーンパーンポーン

と学校のチャイムが鳴った

 

「あっ、授業が始まる」

 

戸山さんと市ヶ谷さんは自分の席に戻った

 

(緋村剣心か、どこかで聞いたことあるような、、、)

 

色々あるがとりあえず今は学校生活に集中することにしよう

 

ーーーーー

 

松原花音です。

今日はバンドの練習もバイトもないから普通に帰ってる途中。なんですが…

 

「ふぇぇ〜ここどこ〜」

 

また道に迷ってしまいました。そう私は方向音痴なんです

 

「どうしよう…あっ、あのビル確かこころちゃんの家から見えるから多分こっちかな」

 

と思い決めた道を進んでいくと、やっぱり…

 

「ふぇぇ〜もっと分からなくなっちゃったよ〜」

 

毎日同じ道を言ってるはずなのに時々道に迷ってしまうんです。他方にくれて目から涙がこぼれそうになった時でした

 

「おろ?花音殿?」

 

「…!?け、剣心さん!何してるんですか?」

 

「今は散歩中でござる。見たことない建物だらけで驚いてるでござるよ」

 

「そう…なんだ」

 

「花音殿は?」

 

「…道に迷ってしまって…」

 

「おろろ…じゃあ一緒にこころ殿の屋敷に帰るでござるか?」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

剣心さんがいてくれて良かった。すると

 

 

「花音さーん。剣心さーん」

 

「美咲ちゃーん!」

 

振り向くとそこには美咲ちゃんがいた

これで安心して帰れると思った。

 

その時でした

 

私の横を一台の車が横切り美咲ちゃんの真横で止まったんです

 

ーーーーー

 

「奥沢美咲さんですね?」

 

「そうですけど…」

 

「今あなたの母親が病院に搬送されました。私達と来てください」

 

突如私の横で止まった車から出てきたのは30代のぐらいの男性数人

しかもいきなり何を言い出すのかと思いきや…

 

「さぁ早く」

 

「えっ…いや、その…」

 

昔小学校とかでこういった手口で誘拐するという話を聞いたことがある。でもいざ自分がその立場になった時、もしかしたら本当のことなのかと思ってしまうのである

 

「あの、とりあえず。今、連絡してみます」

 

と携帯を取り出そうとした時

男性達は私の口を手で塞ぎ、両手を押さえつける

 

「っん…!!…ん!」

 

何も喋れないまま私は車の中に押し込められてしまった

 

ーーーーー

 

「まさか!!」

 

「み、美咲ちゃん!!」

 

「美咲殿!!」

 

私達のがそれに気づいた時には美咲ちゃんは車に乗せられそのまま走り出したところだった

 

どうしよう…美咲ちゃんが…美咲ちゃんが…

 

「花音殿!このまままっすぐ行けばこころ殿の屋敷に着く!そこでこのことを黒子の人達に伝えてくれ!」

 

「えっ…でも…」

 

「はやく!!」

 

「はっ、はい!」

 

剣心さんの気迫に押されてまっすぐこころちゃんの家の方に走る私。

でも一瞬だけ後ろを振り返った時、その時にはもう剣心さんの姿はどこにもありませんでした。一体どこに…もしかしたらさっきの車を追いかけているのかも知れない。けど今は黒服の人達にこのことを知らせないと。そう思い涙をこらえて走りました

 

 

 

「すいません!誰か!誰か!」

 

「松原様どうかなさいましたか?」

 

「助けて下さい。美咲ちゃんが!美咲ちゃんが!」

 

「少し落ち着いてください。何があったんですか?」

 

「実は…」

 

ーーーーー

 

「奥沢様が誘拐された…?」

 

「はい…」

 

「そんな…まさか。奥沢様が標的だったなんて…」

 

「えっ…どういうことですか?」

 

「詳しい話は中にどうぞ」

 

少し落ち着きを取り戻した私は黒服の人達について行きました。

 

「実は以前からこころ様の周辺に不審な者がいるとの情報を得たのです」

 

「……」

 

「我々はその情報を知りすぐにこころ様を厳重にお守りしていたのですが、まさか奥沢様に被害が及ぶとは想定外でした」

 

「でもどうして…」

 

「おそらくですが、こころ様の友人を誘拐する事で我々に身代金を要求するつもりだったのでしょう。こころ様は友達想いの方ですから」

 

「そんな…ひどい…」

 

「とにかく今から我々が警察に連絡し対策を取ります。松原様は車を用意しますのでお帰り下さい」

 

「でも…こころちゃんには…」

 

「申し訳ございませんがこころ様にはこのことは伝えないでもらえませんか?こころ様が聞けばきっと大いに心配します。そんなこころ様を見るのは我々も辛いので」

 

「分かりました…」

 

確かにその方が良いのかもしれない。いつも笑顔のこころちゃんがもしそんなことを聞いたら絶対に笑顔じゃなくなる。そんなのは嫌だ

 

以前私が怪盗ハロハッピーにさらわれたことがあるけど、多分今回のは冗談じゃ済まされないようなこと

でも黒服の人達も大至急動いてくれている。大丈夫きっと何とかなる

 

「松原様。1つお聞きしてもよろしいですか?」

 

「何ですか?」

 

黒服の人の1人が私に話しかけてきた

 

「緋村様がどこにいるかご存知ですか?」

 

「剣心さんは私と一緒にいて…多分美咲ちゃんを誘拐した車を追ってるんだと思います」

 

「そうですか…もしかしたら思ったより早く解決するかもしれません」

 

「えっ?どういう事ですか?」

 

「実は今朝…」

 

ーーーーー

 

今朝。

 

「おろ?ここは?」

 

案内されたのは道場のような部屋なぜか真ん中に丸太が置いてある

 

「緋村様。もとい緋村抜刀斎様」

 

「!?…拙者をご存知なのですか?」

 

「あなたは現在の歴史の教科書に載るほどの方。それに左頬の十字傷。それだけで調べはつきます」

 

「それで拙者に何の用で?」

 

「お願いがあります。こちらの丸太を使ってあなたの剣の実力を見せていただきたい」

 

「なぜ?」

 

「理由はこちらが終わった後に話しましょう」

 

「申し訳ないでござるが、拙者。不必要なことをするつもりは…」

 

「お願いします…」

 

そこにいた黒子の人達が全員頭を下げ拙者に頼みこむ

 

「分かった。少し離れていてくれ」

 

事情はよく分からんが切羽詰まった話のようだった

とりあえず拙者は逆刃刀を刃を返し、丸太を一刀両断した

 

「す、すごい。はっ、緋村様ありがとうございます。ではお話しします…」

 

話を聞くとどうやらこころ殿は今何者かに狙われているらしい。そのため拙者の力を借りたいということのようだ

 

「事情は分かったでござる。でも本当によろしいのでござるか?拙者は元は人斬り。そんな拙者にこんなことを頼んで」

 

「あなたは新時代を築くためにその剣を振るっていた。それに今の緋村様を見ればこころ様を危険な目に合わせるような方ではないことは分かります」

 

「……了解した。拙者でよければ力を貸すでござる」

 

 

ーーーーー

 

「ちょっと、何なんですか!ほどいてください!」

 

「悪いがそれは無理だ。お前は大切な人質だ」

 

「私を誘拐してもお金なんか手に入りませんよ」

 

「さぁ、どうだかな?」

 

いきなり連れてこられたのはどこかも分からない場所。その上両手を縛られて身動きが取れない

 

「弦巻家のお嬢さんの知り合いとくればそこから金をむしり取れる。それまでは生かしておいてやる」

 

「こころの…そんな」

 

私…こんなことでこころに迷惑をかけるなんて…そんなの嫌だ

それにこころの悲しむ姿なんて見たくない

 

「やめて下さい…」

 

「あっ?」

 

「やめて下さい!こころを!皆んなを悲しませないで!」

 

「うるせぇよ!誰に向かって口聞いたんだこのアマ!」

 

1人の男性が拳を高く振り上げる。殴られると思った

 

その瞬間

 

 

ガーンッ!

 

 

「何だ?」

 

突如扉が真っ二つ切れて崩れ落ちた

一体何が起きたんだろうか

 

「誰だ?お前」

 

「緋村…剣心」

 

「けっ…剣心さん…」

 

「知らねぇな。おいこのチビ助、悪いがこいつを見ちまった以上は簡単には返さねぇよ」

 

この部屋には10人以上の誘拐犯がいる。いくら剣心さんが侍といってもこの数を相手に出来るはずがない

 

「拙者は完全に安心しきっていた。明治から170年。誰も悲しい思いをすることなどない平和な時代が来たと。だが貴様らのような輩がまだ残ってるとはな」

 

「何を言ってやがるこのコスプレ野郎が」

 

「この時代にそのような破落戸を残してしまったのは、先祖に当たる拙者達の責任。ならその後始末をつけるのも拙者の務め」

 

「さっきから何を言ってんだ?まぁいい、どうせ生かして返すつもりはない。お前らこのコスプレ野郎を殺してやりな」

 

「剣心さん!逃げて!」

 

「美咲殿。心配無用でござる」

 

「退け!無駄な怪我人は増やしたくない」

 

「安心しろよ怪我人なんて出ねぇよ。お前が死人になるだけだ!」

 

鉄パイプやナイフを持った誘拐犯が剣心さんに一斉に飛びかかる

危ない!

 

でも違った。目の前の光景は信じられないものでした

 

剣心さんは腰に帯びた刀を抜いて誘拐犯達を次々に目にも留まらぬ速さで斬り伏せていく。いや、あの刀は逆刃刀。つまり全員を峰打ちにしているんだ

 

「す、すごい…あれが本当に剣心さん…?」

 

「な、なんて野郎だ…先輩…後…はお願いします」

 

「貴様見かけ以上に出来るようだな」

 

と先輩と呼ばれたその男性。おそらく私の誘拐事件の首謀者。剣心さんの2倍近くの身長で筋肉量もかなりあるように見える。体格差では剣心さんに勝ち目はない

 

「俺は剣道2段。それに貴様以上の体型。どっちが強いか勝負と行こうぜ」

 

「剣術を志す者がこのような非道をするとはな」

 

「ほざけ!」

 

「危ない!」

 

その大男が鉄パイプを振り下ろす。剣心さんに直撃したと思われた。しかし

 

「なっ!どこ行きやがった!」

 

振り下ろした先に剣心さんはいなかった。誰も剣心さんの動きについてこれないんだ

 

「こっちだ!」

 

「何!?なっ!」

 

剣心さんの声はその男の真上。あの一瞬で自分の身長の3倍以上飛び上がった

 

 

「飛天御剣流!龍槌閃!!」

 

 

それは本当に一瞬。剣心さんの一撃はその男を一瞬でノックアウトさせた

 

「手加減はした。これに懲りたら罪を償ってもうこんな真似はやめるでごさるよ」

 

「き、貴様は一体…」

 

「確かに、お主はこの時代ではそこそこの腕前のようだ。だが幕末の京都で多くの死闘をくぐり抜けた拙者…人斬り抜刀斎には…ってもう気絶してるのか」

 

「…!人斬り抜刀斎…!」

 

思い出した。人斬り抜刀斎。元長州派維新志士で幕府軍から恐れられた伝説の剣客。まさか剣心さんが…

 

ーーーーー

 

「美咲ちゃーん!!」

 

「ちょ、花音さん抱き着かないでください」

 

あの後警察と弦巻家が雇ったであろう人達が入ってきて一件落着となった。警察の事情聴取を済ませてようやくここに帰ってこれた

 

「あの、剣心さん助けてくれてありがとうございました」

 

「私からも言わせてください。ありがとうございます!」

 

「いや、拙者はただ目の前で苦しんでいる人を見過ごせなかっただけでござる」

 

剣心さんの実力は私が考えているよりずっと高かった。これが伝説の剣客

 

「美咲殿、それに花音殿。拙者が人斬り抜刀斎だってことは…」

 

「うん。大丈夫。誰にも言わないよ」

 

「約束します」

 

「そうか、かたじけない」

 

かつて何があったって今の剣心さんは不殺を誓った流浪人。私を救ってくれた人

 

「剣心ここにいたのね。やっとみつけたわ」

 

「こ、こころ殿」

 

「あら?美咲に花音までいるじゃない。ちょうどよかったわ!これから剣心に昔のことを聞こうと思ってたの。2人も一緒に聞きましょ!」

 

「うん。こころちゃん!私も聞きたい!」

 

「私も興味あるかな」

 

「じゃあ決まりね。ほら剣心行きましょ!」

 

「おろ~こころ殿ちょっと待つでござるよ~」

 

こころが剣心さんの腕を引っ張っていった。

まぁ、いっかー!

 




皆様お待たせしました。ついに剣心が逆刃刀を抜きました
といっても剣心の実力はこんなもんじゃないですけどね
そしてチラッとポピパの香澄と有咲も登場しました。ハロハピ以外のメンバーとの絡みはいずれ書くと思います
今後はアプリゲームのガルパのストーリーを元に作ろうかなと考えています
基本不定期投稿なので次はいつ出すか分かりませんが気長に書いていこうと思います。まずはネタ探しからですねw
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