BanG Dream!〜世界を笑顔にする剣客〜   作:ズラマヨ

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祝え!バンドリ&リゼロコラボを!

はい!みなさんこんにちは
この小説のお気に入り数が前作と並びそうです
ありがとうございます!
そして不調気味のイブちゃんについに剣心が!?
それではどうぞ


流浪人とブシドー

「すまぬがそれは出来ぬでござる」

 

「どうしてですか?」

 

「拙者が使うのは飛天御剣流といって、一対多数の斬り合いを得意とする古流剣術。立派な殺人剣」

 

「殺人剣…」

 

「今の世でそんな危険なものを教え広める気は無いでござる」

 

「あら?でも剣心は誰一人として傷つけてないじゃない」

 

「あ、こころちゃんそれは…」

 

流石に言えない…剣心さんが元伝説の人斬りなんて…

 

「それに拙者のはあくまでも剣術で剣道とは違う」

 

「そうですか…」

 

「せっかく来てもらったのに申し訳ないでござるがここは…」

 

「剣心さん!」

 

「花音殿?」

 

「私からもお願いします!」

 

「花音ちゃん…」

 

「私もドラムが不調の時どうしたらいいか分からなくなっちゃうことあるんです…でもそんな時は同じドラムの沙綾ちゃんとか麻弥ちゃんに相談できるけど、今イブちゃんを助けられるのは剣心さんだけなんです!」

 

「……!拙者だけ…」

 

「だから…その…」

 

「拙者にできるのでござろうか」

 

「剣心さんなら絶対に大丈夫だと思います」

 

「分かった。いいでござろう」

 

「「えっ?」」

 

「今回は花音殿と彩殿に負けたでござる」

 

「本当ですか?」

 

「ハロー、ハッピーワールドは世界を笑顔にするバンド。今の拙者に出来ることがあるのなら協力するでござるよ」

 

「あ、ありがとうございます…でもその殺人剣は…」

 

「もちろん飛天御剣流を教えるつもりはないでござるよ」

 

「は、はい!」

 

「よかったね彩ちゃん」

 

「う、うん!ありがとう花音ちゃん」

 

「じゃあ決まりね!彩。イブに連絡しなくちゃ!」

 

「うん!あっ、でもせっかくならー」

 

「おろ?」

 

ーーーーー

 

某芸能事務所の廊下を俯きながら歩く1人の少女

 

「……」

 

「イブちゃんおはよう」

 

「チサトさんお早うございます」

 

「元気がないわね?まだあのことを悩んでいるの?」

 

「…はい」

 

「そう…」

 

あいかわらず元気のないイブちゃん

その後かける言葉が見つからず沈黙のままミーティング室の前に着く

 

「失礼します」

 

「あら?千聖じゃない!」

 

「えっ?こころちゃん?それに花音まで」

 

「お、お邪魔してます」

 

「お二人とも何をしてるんですか?」

 

「私が呼んだの。ちゃんとスタッフさんには許可もらってるよ」

 

「そうなの?でも何で?」

 

「うん。最近イブちゃんが剣道部のことで悩んでるって話をしたら適任の人が見つかったから」

 

「えっ?」

 

「適任?こころちゃんと花音が?」

 

「ううん。私達はただの付き添い」

 

「じゃあ一体…」

 

「それは実際に会ってみるといいわ」

 

「はい。彩さんからの紹介でこちらに来ていただきました。今はこの事務所のスタジオで待機してもらっています」

 

「あ、アヤさん!」

 

「ん?どうしたのイブちゃん?」

 

「私のためにこんなことしてもらってありがとうございます。私…皆さんにご迷惑をかけていたんですね…」

 

「気にしないでイブちゃん。それよりお礼ならこれから会う人に言ってあげて」

 

「は、はい!」

 

「ではご案内します」

 

スタッフさんに案内されてスタジオに到着する

 

「では若宮さん、あとは全てお任せします」

 

「ありがとうございます」

 

とスタッフさんは別の場所に行ってしまった。多分忙しいのかな?

 

「さぁ!開けるわよ!けんしーん!」

 

ガチャ!

 

「け、剣心さん?何してるんですか?」

 

「あっ、こころ殿に花音殿。今は掃除をしてるでござる」

 

「剣心さんそんなことしなくていいんですよ!」

 

「おろ?でも」

 

彩ちゃんが止めに入るけど少し不満そう

剣心さんって本当に真面目な人なんです

 

「じゃあ紹介するわね!剣心よ!」

 

「るろうにの緋村剣心でござる」

 

「剣心はすっごいのよ!とーっても強いんだから!」

 

「こ、こころ殿あんまり大きな声では…」

 

「ねぇ、花音。本当にあの人?」

 

「うん。そうだよ」

 

「私が想像してたよりもだいぶ小柄で優しそうな人ね」

 

「あはは…」

 

うん。確かにそうかも

 

「じゃあイブちゃん!ってイブちゃん!?」

 

イブちゃんが膝をついて泣き崩れていた

 

「す、すみません…私…初めて本物の侍に会えて…嬉しくて…」

 

「イブちゃ〜ん、泣かないでよ〜」

 

「おろ〜なんかすまないでござる」

 

「い、いえ。き、今日は来てくれてありがとうございます!」

 

「拙者も会えて嬉しいでござるよ」

 

イブちゃんがあんなに涙を流すところは初めて見た。それに彩ちゃんももらい泣きしてるし…

 

「涙が出るほど剣心に会えて嬉しかったのね!」

 

「イブちゃんにとって憧れの人ということかしら」

 

それにしてもイブちゃんは本当にすごいです。私達でさえ剣心さんを最初に見たときに本物の侍なのか疑っていたのにイブちゃんは一目で見破った。それだけブシドーに全力なんですね

 

ーーーーー

 

「では行くでござるよ」

 

「は、はい!よろしくお願いします!」

 

剣心さんによる特訓が始まりました。さっきまで穏やかだったここの雰囲気も今は緊張感で張り詰めている

 

「はぁぁぁ!!」

 

「…!!」

 

イブちゃんの連続の打ち込みをいとも簡単に捌いていく剣心さん。イブちゃんも全力が伝わってくる。でも

 

「甘い…」

 

バシッ!

 

それは一瞬でした。私達には分からないようなイブちゃんの一瞬の隙をついて剣心さんが一本を決めました

 

「打ち込み後の構えが下がり気味でござる。それに拙者から一瞬たりとも目を離すな」

 

「はぁ…はぁ…は、はい」

 

「緋村さん少しやり過ぎじゃないですか?」

 

「チサトさん私は大丈夫です」

 

「イブちゃん…」

 

「ケンシンさんもう一回お願いします」

 

「分かった」

 

「……はぁぁぁぁ!」

 

その時間はしばらく続きました。先にイブちゃんの体力が尽きてようやく休憩することに

 

「やっぱり…強いです…」

 

「イブちゃんお疲れ様」

 

「ありがとうございます。アヤさん」

 

「剣心さんもどうぞ」

 

「彩殿すまぬでござる」

 

彩ちゃんがイブちゃんと剣心さんに水の差し入れをする

 

「あ、あの剣心さんイブちゃんはどうでしたか?」

 

「イブ殿は拙者が思っていたよりも実力は上でござったよ」

 

「ほ、本当ですか!?」

 

私は剣道のことはよく分からないけど剣心さんが言うのであれば間違いないですね

 

「よかったじゃない!」

 

「はい!」

 

「…イブちゃんの笑顔なんか久しぶりな気がする」

 

「そうね。あんなに純粋な笑顔は久しぶりね」

 

今のイブちゃんの支えになれるのは1人だけ。少しずつ笑顔を取り戻させた剣心さんはやっぱりすごいです

 

「さぁ、そろそろまた始まるでござるよ」

 

「はい!師匠!」

 

「し、師匠…?」

 

「はい!これからは私の師匠です!」

 

「な、なんか恥ずかしいでござるなー」

 

剣心さんとイブちゃんの特訓は夕方まで続きました。そして今日の特訓は終わりまた後日ということに

 

「師匠!今日はありがとうございました!」

 

「いいでござるよ。それじゃあまた」

 

「あ、あの緋村さん!」

 

「ん?」

 

「イブちゃんの特訓以外でも是非事務所に遊びに来て下さいね」

 

「えっ、でも…」

 

「いいじゃなーい!その時はみんなで楽しいことをしましょ!」

 

「そうだね!パスパレとハロハピで何か出来たらいいなー!」

 

「千聖ちゃんそんなことできるの?」

 

「それはマネージャーさんに聞いてみないと分からないわね」

 

「そうだよね、あはは〜」

 

でも本当にそんなことが出来たらステキだなぁ〜

 

「では拙者達はこれで」

 

「はい!今日はありがとうございました」

 

と私達は事務所を後にしました

 

ーーーーー

 

「あれー?彩ちゃんに千聖ちゃんにイブちゃん?何してるの?」

 

「偶然ですね」

 

「日菜ちゃんに麻弥ちゃんもう仕事は終わったの?」

 

「はい、予定より早く終わったので事務所に来ちゃいました」

 

「今日のイブちゃんすっごく、るんっとしてるね」

 

「さすが日菜ちゃん。よく気がついたね」

 

「言われてみれば確かにそうですね。最近元気がないと聞いていましたが、何かありましたか?」

 

「はい!今日はとっても嬉しいことがありました!」

 

その笑顔は久しぶりに見るイブちゃんの、るんっ!とする笑顔でした




ご視聴ありがとうございました。剣心とイブちゃんの特訓はまだ終わりません。これからちょくちょく挟んでいく予定です
そして次回はアニメ2期第4話 「ゴーカ!ごーかい!?のっびのびワールド!」の内容に沿って書きます
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