BanG Dream!〜世界を笑顔にする剣客〜 作:ズラマヨ
今回はアニメでも主要のポピパ回
3期が今から楽しみです
「美咲!ライブをするわよ!」
「…なに?」
それは突然のことだった。こころがそんなことを言い出した
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「いくわよー!ハッピー!」
「ラッキー!」
「「スマイル!イェーイ!」」
「あのーうちのこころがご迷惑をかけてる最中って言うか…」
「いや香澄も乗っかってるしな」
こころと戸山さんは非常に思考回路が似通っているため混ぜるな危険である。
彼女達は同じ学校のPoppin'Partyというバンドのメンバー。最近Roseliaの主催ライブに出演したらしいけどその時から元気がないとこころから聞いた。何があったかは分からないけど、それをみかねて私を呼び出したみたい
「ビュンって飛んで!」
「ジャーンって弾く!」
「あれ、何やってんの?」
「えっと、空を飛ぶ練習?」
「はぁ?」
「ライブはイメージトレーニングが大事!行ってきます!」
「「行ってらっしゃい…」」
と花園さんはこころ達の中に混ざりに行った
「…アホが増えた」
「有咲ちゃん…!」
「ライブで空飛ぶの?いや、てか飛ぶって何?」
「だよな」
「ハロハピっていつもどうやってライブやるの?」
「えっ?うーん、んーうーーん?」
いつもどうやってるっけ?少し頭をひねってみる
「だいたいこころが分かんないこと言って、はぐみも分かんないこと言って、薫さんが儚い…って言って、花音さんがふぇぇ〜って言ってそれを落とし込む!」
「「「えっ???」」」
「落とし所どこにあったよ」
「私は出来ることをやるって感じ。まぁ出来ないこともあると思うけどね」
「どうして美咲は出来ないって思うの?」
「ん?」
「私達はハロー、ハッピーワールド!世界を笑顔にするバンドなのよ!」
キラーン!
「はいはい。それで戸山さん達を笑顔にするライブって?」
「そのままの意味よ。出来ないことなんて無いって分かれば香澄達も笑顔になれると思うの」
そう、それがあんたのいいところ。常に前向きな姿勢が私を変えたんだよ。私は少しだけ笑みを浮かべてた。
「まぁ、詳しい事は後で聞くから撤収〜帰りますよ〜」
「放課後作戦会議よ。美咲ミッシェルにも伝えてね」
「あーはいはいはい」
チャイムが鳴ったのを聞いて私はこころの手を掴んでその場を後にした
「こころミッシェルの中身が美咲って気づいてないんだね」
「えへへ」
「奥沢さん苦労してんなー」
「香澄ー!みんなー!ライブするから待っててねー!」
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羽丘女子学園
たくさんの観客の前で演劇をする女子高生が1人
「大空で1番美しい2つの星。何かの用で他所へ行き、戻るまで代わりに光ってくれとあの人の目に頼んでいるのか!」
ここ羽丘女子学院の3年生にして多くの女性を釘付けにするハロー、ハッピーワールドのギター瀬田薫
すると彼女の携帯が鳴り響く
「失礼」
そこには同じくハロー、ハッピーワールドのDJミッシェルからの緊急招集の連絡であった
「あぁ…行かなくては…御機嫌よう子猫ちゃん達」
観客に手を振ってそのまま彼女は姿を消した
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「はぁ…困ったなぁ、また道に迷っちゃった…」
「かのちゃんせんぱーいヤッホー!」
「ふぇぇ〜はぐみちゃーん!」
「また迷ったの?」
「う、うん。駅に行く途中で呼び出しかかったから、この道慣れてなくて…」
「じゃあ一緒に行こう」
「うん!」
私は運良く合流できたはぐみちゃんとこころちゃん家に向かってます
「今日は急にどうしたのかな?練習は明日のはずだけど」
ハロハピの緊急招集なんて滅多にないので少し緊張してます。でもその反面楽しみでもあるんです
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弦巻家の屋敷
「香澄達を笑顔にするライブをやるわよ!」
「かーくんうちのコロッケ大好きだよ」
「ウサギを連れてくるのはどうだい?たえちゃんはウサギが好きなんだろう?」
「あのね、おたえモーティンが好きなんだって」
「それもウサギなの?」
「分かんないけど喜ぶと思う」
「他にもすきなものある?」
「えっーと、花園さんだけじゃなくてポピパのみんなを笑顔にしないと」
「チョココロネをお土産したらどうかな?りみちゃん好きでしょ?」
「もう描いてあるわ」
「さっすがこころん!」
「あれがチョココロネ?じゃあ他のは一体…」
私には二重の三角にしか見えないんですけど
「いやいや、話がズレる…ライブに話を戻さないと!」
とズレた着ぐるみを元に戻す
「みんなの意見はわかったわ!」
と颯爽とホワイトボードに何かを書いていくこころ
なんだけど…
「こういうことね!」
いや、どういう…
「つまりそういうことか」
「そっかー」
「そう…なのかな?」
「って、どうやってまとめればいいんだよぉ〜」
「香澄は飛びたいって言ってたわ」
「蝶じゃなくて羽根か翼!」
飛ぶとなればそれしか無い
「翼よ…あればパリの明かりだ!…っ?」
ふと目の前のホワイトボードの一部に目が行った薫さん
「つまり飛ぶのかい?」
「ふぇぇぇ〜」
「飛ぶなら空がいっぱい広がってる方がいいでしょ?私達空を飛ぶの!!」
「すまないがもう一回言ってくれないか?」
「私達空を飛ぶの!!」
「シェイクスピア曰く…私の勘が当たってしまった!」
「あっ、薫さん高いところだめっ…」
「香澄はやりたいのよ」
「そうだよ!かーくんの笑顔のために飛ぼう!」
「く、熊には熊危うきに近寄らずって言うことわざがあってね!」
まずい、これは本当にまずい
「熊に追われて退場…儚い…」
「楽しそうだね!」
「小さい羽根なら演奏の邪魔にならないよね!」
「花音さんまで!空飛ぶんだよ!?」
「うん!頑張ろう!」
「えぇぇーーー!!」
「やれば分かるわ!出来ないことなんて無いのよ!」
「…っ!!そう…その通りだよこころ」
「シェイクスピア曰く、何もしなかったら何も起こらない。つまりそういうことさ!」
「じゃあ、決まりね!」
「はぁ…分かったよ。戸山さん達の予定は私から聞いておくね」
「子猫ちゃん達への招待状は私に任せてもらおう」
こころは一度言い出したらもう止まらない今回もこんな無茶なことが始まるのか…いやまだ可能性はある
「ねぇ、こころ今日剣心さんはいないの?」
「そんなことないわよ。もちろんいるわ」
「どこに?」
「ほらあそこよ」
心が指を指したのは窓の外。弦巻家の敷地内にある竹藪の中
なぜあんなところに
「ちょっと挨拶に行ってくるねー」
「あっ!ミッシェルだけずるーい!」
と私とはぐみは部屋から飛び出した
「行っちゃったわ」
「剣心は相変わらず人気者だね」
「うん。そうだね」
「私は今度剣心を舞台にオファーするつもりなんだ」
「えっ?剣心さんを?」
「あぁ、以前ハピハピ島に行った時に剣心の見事な演技に私自身ものすごい感銘を受けてね。是非共に舞台に立ちたいと思ったのさ」
「いいじゃない!剣心ならきっと演技も出来るわよ!」
「あっ、あれは演技じゃなくて…」
と薫さんとこころちゃんの会話がその話で盛り上がってしまってもう止められません
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「剣心さーん!」
「剣ちゃーん!」
思い着ぐるみを着用したまま剣心さんがいる竹藪の中に入っていく
「あれ?どこにいるんだろう?」
「うーん。あっ、あれ」
少し奥の方に剣心さんらしき人影があった。ただその場に静かに立っているだけ
「剣心さn…」
「ハァァァァァァァ!!!!」
突如剣心さんの声と共に周りに生えていた竹が大きく揺れ空気を伝って私達を押しのける
「いて!」
「あっ、はぐみ大丈夫?」
私の前に立っていたはぐみが剣心さんの気迫に押されて尻餅をつく
「…!!はぐみ殿…ミッシェル…」
「あっ、ど、どーもー」
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「すまぬでござる。驚かせてしまったでござるか?」
「いえいえ大丈夫です」
「はぐみも平気。ねぇ剣ちゃんはあそこで何してたの?剣の修行?」
「修行というか、体が鈍らないように時々さっきのように気を締めていただけでござる」
「へ、へぇ〜」
「それで拙者に何か用でござるか?」
「あっ、そうだ。聞いてくださいよ〜今度ハロハピでまたライブをするんですけど」
「おろ?それは楽しみでござるな」
「でも、こころ達が空を飛ぶって言うんですよ。流石に空は飛べませんよね?ね?」
「いや、みんななら出来ないことなんてないでござるよ」
「ほーら!剣ちゃんもそう言ってるんだから大丈夫だよ」
「あっ…剣心さんも…」
最後の頼みの剣心さんまでこんなことを言い出したらもうダメだ。こうなったら腹をくくって空を飛ぶしかないのかなぁ〜
「はぁ〜とりあえず黒服の人達に報告かな〜」
がっくり…
「あわわ、す、すまぬ。拙者も手伝うから元気出すでござるよ」
「もちろん剣心さんにも協力してもらいますよ」
こうしてポピパを笑顔にするライブの準備が始まった
書いてて気がついたんですが、今回全然剣心出てないやん!まぁ本編ベースで書いたのでしょうがないんですけどね〜
最近るろうに剣心の人誅編を読み終えまして次は北海道編を読破する予定です。るろ剣の知識が増えていくので今後この作品にも登場するかも!
それではまた