閃空の戦天使と鉄血の闊歩者と三位一体の守護者   作:ガイア・ティアマート

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タイミング的に少々出遅れてしまったので、今回はやや短めながらも二話一度に投稿します。

管制官が居なかったので、一升生水氏の『本日も良き鉄血日和』より参戦した04氏に仕事を一つ追加させてしまいました。

それと、今話からBGM指定を開始してみました。


【BCO-01-2】狂乱せし勇士の巨神船[序] -Vanguard Overed Boost-

【視点:シゴ】

 

この世界のペルシカさんから指定された、街から少し離れた平原にやってきた。

 

そこにはI.O.Pや鉄血のトラックが何台か駐車してあり、地面には3つの大きなコンテナが置かれていた。

 

喫茶鉄血世界のペルシカ「こっちだよこっち!」

 

シゴ「お、お待たせしました・・・!」

 

ナイン「それで、問題の外部モジュールというのは?」

 

喫茶鉄血世界のペルシカ「既にひとしきり準備は済んでいるよ。後は最終調整をするだけ。兎に角先にそこにある服を着て。上から重ね着するだけでいいから。」

 

・・・

 

・・・・・・

 

【BGM:「PSO2の幻創戦艦・大和戦(前半戦)」より「Steel Gale Operation(陸上進行時Ver)」】

 

さて、時間が無いから準備と並行して説明するよ。

 

これから君たちの背部に接続するのは「Vanguard Overed Boost(ヴァンガード・オーバード・ブースト)」、略して「V.O.B.」という大型ブースターユニットだよ。

 

端的にいえば、戦術人形に戦略面での超高速移動能力を付与するブースターだ。

 

元々は私が別件で作った新型戦術人形用に計画していたやつの機能試験用試作機だったんだけど、アーキテクトや17lab(変態)の連中にも手伝ってもらって、大急ぎで使えるようにした物さ。

 

ただ、試作品だから武装は何も搭載できなかったし、大出力ブースターとそれを稼働させるための燃料プロペラントは何れも使い捨て。つまり片道切符ってわけ。

 

加えて、本来の想定スペックと比べればかなり遅いけど、それでも移動速度が時速250km(新幹線の試作車両での公式速度記録が大体それくらい)と生身の戦術人形にとっても速すぎる。

 

一応フォースフィールド発生装置で君たちの体は風圧などから防護されてはいるけど、専用の防護スーツを身に着けていないと万一フォースフィールドがダウンした時に負傷しかねない、我ながらヤバい代物さ。

 

暴走とかそういうトラブルはまず起きない様にしっかりと調整は済ませたし、最悪切り離してヴィーラに衝突させてくれても構わない。

 

制御に関しては組み込んである支援コンピュータが大部分を担当している。

 

だから君たちはどういう進路で進みたいかを操縦シグナルに乗せて支援コンピュータに伝えてくれればいい。後はコンピュータが補正して制御してくれる。

 

ただ、仕様上こいつは前方への超高速移動に特化しているから、曲がったりするのは苦手だ。

 

回避は必要最低限の動作でやる必要がある。あまり無理するとV.O.B.の構造体に大きな負荷がかかって分解したり、或いはコントロールを失ってひっくり返って大爆発を起こすかもしれない。

 

それと、空になったプロペラントは順次バラバラに分解・破棄されていくから、破片を被らない様にあまりV.O.B.同士が接近し過ぎないように注意してほしい。

 

管制に関しては「04」って人がやってくれる。発進後は彼女の指示を聞いていれば多分間違いはないと思う。

 

それじゃあ、幸運を・・・。

 

・・・

 

・・・・・・

 

04『聞こえてるかしら?私が今回貴方達の管制をする04よ。と言っても、他の電子戦とかも並行してやるから、貴方達に構いきりにはなれないからね。』

 

三姉妹「「「了解!」」」

 

04『よろしい。端的に言うと、ヴィーラの近くにあるゴーストタウンにテロ組織の大部隊が潜んでいるよ。今のところ動きはないし、私が欺瞞しているからこちらの動きにはまだ気づいていないけど、V.O.B.で接近すれば遅かれ早かれ嫌でも気づかれるでしょうね。』

 

シゴ「部隊の規模は?」

 

04『ヴィーラ以外にも戦車や戦闘ヘリが多数、型落ちですが手持ちのレーザー砲も確認されています。総数はまだはっきりしていませんが、間違いなく敵戦力の大部分がそこにいるでしょう。三人で全部を相手にするのはまず困難でしょう。最低限ヴィーラの砲と戦闘車両をいくらか無力化出来ればそれでいいです。』

 

ナイン「了解・・・。」

 

04『突撃中はヴィーラの長射程連装レーザー砲とミサイルランチャーが厄介ね。どうにかしてみるけど、最終的には自己判断で回避してちょうだい。』

 

フィアーチェ「解ったよ。」

 

04『OK。それじゃ、行ってらっしゃい!』

 

シゴ「了解。『チェイサー』シゴ・アスティマート・・・」

 

フィアーチェ「『コンダクター』フィアーチェ・アスティマート・・・」

 

ナイン「『ピアサー』ナイン・アスティマート・・・」

 

三姉妹「「「作戦開始!!!」」」

 

私達の掛け声とともにV.O.B.のブースターに火が入り、ペルシカさんや他の研究スタッフ、作業員の皆に見送られながら、私達は急加速と共にヴィーラめがけて突撃を開始した。

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

風景があっという間に後ろに流れていく。

 

生まれて初めて見た光景。

 

これが戦闘機動でなければ見た目相応にはしゃげただろうが、残念ながら今は戦闘中、そんな暇などない。

 

04『そういえばカライナに先行した正規軍のヘリ部隊なんだけど、カライナの放った対空炸裂弾で出落ちしてたみたいよ。』

 

シゴ「ええ!?」

 

目標への突撃の最中、04さんからの報告でカライナでの出来事が伝わってきた。

 

ナイン「・・・もしかしてそれって、『エクスカリバー』みたいなもの撃たれたのかな?」

 

ここでいう『エクスカリバー』というのは、正式名称『エクスカリバー対空殲滅砲』の事を差し、若社長曰く「大口径のFlak弾(対空炸裂弾)を射出して航空機やミサイルなどを迎撃する対空迎撃兵器」とのことだ。

 

若社長が所属している「トリニティガード」ではそのような装備を搭載した軍艦がいくつか存在するらしい。

 

しかし、カライナでの出来事に気を回している暇はない。

 

04『ヴィーラに動き!ミサイルが来るよ!!』

 

ヴィーラも私達の接近に感づき、ミサイルで攻撃してきたのだ。

 

シゴ「了解!」

 

フィアーチェ「アスラウグ・ガンビット、スタンバイ!」

 

ナイン「ライフル準備完了!何時でも行けるよ!!」

 

私達はもう一度気を引き締め、目の前の事に意識を集中させた。

 

04『ゴーストタウン側でも何か動きがあるけど、様子が変よ。注意して!』

 

三姉妹「「「了解!!」」」

 

遠くのヴィーラから放たれた無数のミサイルを睨みながら、私たちは高速でヴィーラめがけて突き進んでいった。




一気に2話書き上げて頭が・・・。

因みに最後の方であった「ゴーストタウンでの動き」は焔薙氏の「それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!! 」の「平行世界SOS! Session1」の最後の部分とリンクさせました。

しかし、たった2話の内に5つも他の作品とリンクさせていますが、これでいいのだろうか?
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