閃空の戦天使と鉄血の闊歩者と三位一体の守護者 作:ガイア・ティアマート
最近暑くて本編の執筆が進んでいないので、この話の後少しの間お休みをいただきます。
なるべく早く次を投稿する予定です。
喫茶鉄血の代理人「・・・それでは皆さん、本日はごゆっくりお過ごしください。」
S09地区全域に出されていた避難勧告が解除され、徐々に避難していた住人が戻ってきている中、喫茶 鉄血では今回の事件解決のために戦った人達による打ち上げが行われていた。
当然別の世界からやってきた人たちも大勢いる。
三姉妹は好奇心から色々な世界の人達から色々な話を聞かせてもらったが、平穏な世界というのはかなり少ない様だ。
程度に差はあれど、殆どの世界で何かしら人類存亡に関わり得る問題が発生している。
問題と言えばIS絡みの女性利権団体位しかない自分たちの世界が如何に恵まれた世界かを思い知ることとなった。
ナイン「いつか私達も、他の世界の明日のために戦う日が来るかな?」
シゴ「否定はできないかな。もしその日が来た時のために、私たちももっと強くならなくちゃ。」
フィアーチェ「振り返ってみると、今回アタイ達いろんな人に助けられてなんとかって感じだったからね。」
今回ヴィーラに向かった三姉妹は多くの助けがあってこそ作戦を成し遂げたと言ってもいい。
この世界のペルシカ女史の用意したV.O.B.、04が用意した演算補強、偶然側線に放置されていた777号、そしてキャロルにアナ、万能者の助力。
そのいずれかでも欠けていたらこうはうまくいかなかっただろう。
そう思案しながらケーキに手を付けようとしたが・・・。
???「うおぉ!45!45がいる!!!」
なにやら危険な大声が響き渡り、三人ともそちらを向いた。
???「ウォーモンガー!ちっちゃい45もいるぞ!」
ウォーモンガー「私は大人にしか興味ない!さぁ、45!私の愛を受け止めてぇッ!」
突然自分の方に流れ弾が飛んできたうえ、更に「ウォーモンガー」と呼ばれた女性が明らかにアカン目つきをしている事に完全に凍り付いた。
幸か不幸か、私生活用の子供スキンを使用しているシゴに興味は向かなかったようだが、もし作戦用のノーマルスキンで来ていたらと思うと気が気じゃない。
40「させないよ!45の貞操はアタイが守「貧弱貧弱ぅ!!」ぎゃふん!?」
兵士A「あのバカ・・・。抑えろ! 抑え込め!!」
兵士B「TPOを考えろ色情魔め!」
ウォーモンガー「離せゴラァァアアアアアア!!!!」
この世界の40が制圧しようとするも、「戦争屋」の名を冠するウォーモンガー相手にパワーが低いSMG一人で如何にかなる訳なくあっさり撃沈。
結局ウォーモンガーと同じ世界・・・というより同じ組織の兵士と思われる人々がウォーモンガーを組み敷いて押さえつける羽目になった。
絵面だけを見れば「屈強な男たちに女性一人が組み敷かれている」という事案臭漂う状況だが、実際には「暴走しようとする色情魔を同僚が必死で押さえつけている」という状況だ。
しかも組み敷かれながらも血走った眼で45を視界に収め続けるウォーモンガーの姿は、傍から見ても最早異常を通り越して恐怖以外の何物でもない。
当然ターゲットにされている45と、もしかしたら自分もターゲットに含まれていたかもしれないシゴからすればその恐怖は察するに余りある。
45、シゴ「「ひぃぃいいいいい!!!!」」
元々怖がりな節があるシゴは元より、今でこそ残念スメルが漂うものの嘗てはNotFoundの隊長として数多くの裏仕事をこなしてきた45もただただ恐怖に震えるほかなかった。
それほどまでにウォーモンガーは異常に過ぎたのだ。
ウォーモンガー「うへへへ45・・・こんな世界でも会えるなんてもしかしなくても運命よね? そう、私たちは結ばれる運命にあるのよさぁ今すぐ私たちだけの世界に行きましょうウフフフハハハハハハハ!!!!」
45「どういう理屈よ!?」
シゴ「絶対(45にとって)悲惨な結末にしかならないよ!?」
最早軽い怪文書と化しているウォーモンガーの発言に恐怖が更に一段と強くなった。
シゴは既に涙目だし、45も軽く白目になりかかっている。
・・・ウォーモンガー達の世界の45の貞操は大丈夫なのだろうか・・・?
兵士C「おいバカやめろ!」
完全に戦慄状態に陥っている二人の状態を見た兵士が一発ウォーモンガーの脳天に拳骨を叩き込みながら叱った。
因みにこの時フィアーチェとナインはシゴをガードしていたが、何故か45はさっきふっ飛ばされて撃沈している40以外に誰も身内がガードしてくれていない。
兵士D「ここは全年齢向けなんだぞ!」
ウォーモンガー「じゃあここから先はR指定よ!!」
何やらメタい発言が飛び出したが、ウォーモンガーの暴走もここまでだった。
エミーリア、エージェント「「いい加減にしなさいっ!!!!」」
保護者二名の助走込みの腰の入った拳骨の直撃を受けてウォーモンガーが吹き飛び、漸く沈黙する。
せっかくの打ち上げの場でおっぱじめられたら雰囲気ぶち壊しだし、喰らった側は一生もののトラウマだ。この二人の目が黒いうちはそのような蛮行罷り通らない。
保護者二名の鉄拳制裁により無事に脅威が無力化され、45とシゴに漸く安泰が訪れた。
シゴ「ふぇ~怖かったよ~。」
フィアーチェ「よしよし、もう大丈夫だよシゴ。」
ナイン「ほら、ケーキ食べて元気出そシゴ姉。」
45「ほ、本気でヤられるかと思ったわ・・・。」
40「大丈夫! その時はアタイがもらってあげるよ!」
45「・・・ていうか、あんたいつからいたのよ?」
なお、気を取り直していく中で問題のウォーモンガーはエミーリアとエージェントの二人に説教を受ける羽目になったが・・・。
アウレール「・・・ウォーモンガー。」
ウォーモンガー「ヒィ!?」
更にウォーモンガーは彼女らのボスであるアウレール(しかももの凄いプレッシャーを放っている)からも説教を受けることになり為すすべなく轟沈することとなった。
エミーリアとエージェントの二人の説教の段階で既にそのあたりだけ真冬の様な冷たさだったが、アウレールが説教に参加したことでその冷たさは映画「スノーピアサー」のような「ありとあらゆる生命の生存を許さない極寒」と感じるほどにまで冷え込んでいた。
合掌。
・・・
416「ねぇ、あなたの姉の貞操の危機なのよ? 助けなくてもいいの?」
9「それをいうなら416の上司でもあるよ?」
11「ま、結果オーライだからいいんじゃない?・・・食べられた方が面白いけど。」
45「聞こえてるわよ三人とも!?」
なお喫茶鉄血世界の404メンバーの残りは45のピンチそっちのけだった・・・。
この結果45は適切に仲が良いアスティマート三姉妹に対して羨望と嫉妬を抱いたとか・・・知らんけど。
・・・
・・・・・・
ケーキを食べたり、持ち込んでいたビデオレター用のビデオカメラで記念撮影をしたりとしていたが、やはり楽しい時間というのはあっという間に過ぎ去ってしまう。
前回同様、持ってきていた時計が「カチリッ」とひときわ大きな音を立てて時を刻んだ。
ナイン「シゴ姉、これって。」
シゴ「うん、私たちはもう帰る時間みたい。」
フィアーチェ「名残惜しいけど、仕方ないね。」
そしてみんなに振り返り・・・。
三姉妹「「「私たちはもう帰らなきゃいけないみたい。だから皆、今日は本当にありがとう!そして、また逢う日までさようなら!」」」
そう別れの挨拶をした後、お土産を持って皆に見送られながら店の出入り口から外に出て、元の世界へと還って行った。
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数か月後・・・
三姉妹の世界のS09地区の郊外。
SFSの前身である鉄血工業の貨物輸送部門が分離して生まれた子会社「SFR」が使用している貨物列車の操車場に真新しい重連のディーゼル機関車が納車された。
赤地に黄色のラインが入ったマスター車と、赤と黒のツートーンに黄色のラインが入ったスレイブ車。
「GE ES64ACi」の型番を持つ機関車のマスター車にはこのようなコールサインが与えられていた。
「SFR 777」
最後に登場した「SFR 777」とは:
コラボ中に登場した機関車とは別で、帰還後に任務報酬などで貯めたお金で三姉妹が購入した車両で、書類上はSFRが管理していますが事実上三姉妹の所有物です。
ただのカメオ出演ではなく、今後活躍する予定です。
コラボ中に登場した方の「777号」は?:
あの後どうなったのかは三姉妹は知りません。
元々古い車両だった上に今回の無茶でかなりダメージを負ったので普通に考えれば良くて鉄道博物館送りでしょう。
もしかしたら修復されて現役復帰したかもしれませんが、どうなったのかは各々の想像にお任せします。