閃空の戦天使と鉄血の闊歩者と三位一体の守護者 作:ガイア・ティアマート
後日談部分のバカンスに関してはリアルが色々と忙しく、本日も選挙投票があって執筆が間に合わなかったので次回に回します。
最早自分達にはどうすることもできない激戦が繰り広げられている山頂からの戦闘音を聞きながら、一同は撤収と負傷者の受け入れ準備を行っていた。
彼らが未帰還になる等とは露程にも思っていない。
ただ、それとは別の・・・何か別の胸騒ぎがしていたのだ。
ナイン「・・・さっきから地面から何か気味の悪い音がする・・・。」
ゲーガー「気味の悪い音?」
ナインの発言に一同の手が止まった。
ナイン「なんて例えればいいんだろう・・・。なんというか・・・こう、「悲鳴」というか・・・「叫び」というか・・・。ゴメン、やっぱりうまく表現できないや・・・。」
ナイン自身も具体的にそれが何なのかが解らないので要領を得ない表現しか出来ない。
だが、間違いなく碌でもないことの前触れだろう。
試しに地面に耳を当てて音を聞いたが・・・。
ガイア「・・・なんだろこれ?」
ウロボロス「・・・何かが抜けていっている?・・・いや、それともその逆か?」
アーキテクト「・・・あのキノコマンが原因なのかな・・・。」
フィアーチェ「本当に大丈夫なのかな・・・。」
そう口々に喋っていたら・・・。
ゴゴゴゴゴ・・・。
突然地響きが聞こえ始め、遅れて地震が発生した。
シイム「え?何この地響き?」
ティア「うわ!?地震!?!?」
ナイン「結構大きいよ!?」
突然の地震に一同がよろめき、搬入が終わっていない機材などが崩れそうになり、動ける面々が大慌てで機材などを支える。
ガイア「危なッ!?」
アーキテクト「いきなりなんで地震が!?」
シゴ「あ!?山が!?」
その言葉に全員が山の方を向くと、激戦が繰り広げられているであろう山から土埃が勢いよく舞い上がっている。
ウロボロス「次から次へと何が起きておる!?」
アーキテクト「十中八九、この地響きと地震の原因ってあの山だよね!?」
ゲーガー「これ本当に大丈夫なのか!?あの山崩れそうだぞ!?」
シゴ「いや、調査隊の皆は何とか無事みたい!ただ、大急ぎで下山しているよ!」
シゴが双眼鏡で山の方を見ると、調査隊の皆が大慌てで下山をしているのが見えた。
ただ、地震の影響か山の表面には亀裂が走り、徐々に山頂から崩れ始めていた。
加えて・・・。
シゴ「あ、地震と山崩れでびっくりしたのか蟲達がこっちに・・・。」
一同『またかぁーーーー!!!!』
地震と山崩れで恐慌状態に陥った蟲達・・・そして遅れてそれ以外の生物達も島の外側へと逃げてきた。
当然恐慌状態なので調査中に戦闘になった時よりも遥かに気が立っており、凶暴性が高まっている。
ガイア「殲滅ぅーーー!!!」
一同『ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぇえ!?』
今更ではあるのだが、この島のどこにも安全な場所などない。
ましてや恐慌状態の異常進化生物がそこかしこにうじゃうじゃいるのだからどこに居たって目に見えて命の危険が付き纏う。
かといって海に逃げようにも地震の影響で波が荒れており、今出港するのは危険すぎる。
最悪浅瀬に乗り上げて動けなくなるかもしれない。
そもそも論で乗船準備も終わっていないので出港自体出来ないのだが・・・。
ウロボロス「兎に角ここを死守する他ない!襲い掛かってくる奴らだけ排除すればよい!!」
フィアーチェ「そんなこと言ったってぇ!!」
ガイア「帰ったらISの設計一からやり直しだぁ!!」
シゴ「もう限界が近いよぉ!!」
ティア「ヤバい!残弾が心もとない!!」
シイム「私は榴弾がもう無い!!」
ナイン「ひーーん!!」
アーキテクト「チクショーメー!!」
そう口々に叫びながら各々蟲の津波に挑みかかった。
・・・
・・・・・・
・・・結局、調査隊が戻ってきて島を脱出する頃には私たちは完全にグロッキーになっていた・・・。
今回後半ほぼほぼ活躍できなかったSFSメンバー。
しかしこの経験を糧に更なる高みを目指すでしょう。