比那名居天子(♂)の幻想郷生活   作:てへぺろん

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短い時間で書けたので投稿します。やっぱり休みの日じゃないとはかどらないですね……


ともあれ……



本編どうぞ!




9話 半人前との約束

 「天子さん、私を弟子にしてください!」

 

 

 両手を畳の上に置き、頭を下げる妖夢の姿がある。

 

 

 え?妖夢なんで?私なんかに弟子入り希望?照れるなぁ……おっと!照れている場合じゃない。

 私は幽々子さんと妖夢にお礼がしたいと言われ、最初は断ったが二人の思いを無下にできなかった。なので私は受けることにした。それで、小さな宴会が執り行われることになった。料理は食材がダメになってしまったため、つまみ程度だったが、幽々子さんが秘蔵の酒を取り出してきた。名前言われても酒の知識はないのでいいものかわからなかったが、幽々子さんが隠し持っていたものだ。相当高級な物だと思う。実際飲んでみると体が目覚めるくらいすっきりした。濃いかなっと思ったがあっさり系だったため飲みやすい。幽々子さんと妖夢に酌させながら飲んだ。断ったけど、やらせてくれなんて言われたらもう断れない。でも、幽々子さんと妖夢の二人に囲まれて酌してもらえるなんて幸せだ♪東方ファンでよかったわ♪

 

 

 宴会が始まって私は二人に酌してもらっていると、妖夢の様子がおかしかった。そわそわしていて落ち着きがなかった。なので私が「妖夢どうかしたのか?」と聞いたら、いきなり妖夢がご覧の通り土下座した。弟子にしてくれと頼まれている最中でございます。

 

 

 「天子さんに迷惑を承知でお願いします!この魂魄妖夢を天子さんの弟子にしてください!」

 

 

 畳を貫通しそうな勢いでお願いをする妖夢。それ以上すると畳がダメになるから止めよう?話は聞いてあげるからとりあえず面を上げよう?

 

 

 「妖夢、何故私なんかの弟子になりたいのだ?」

 

 「天子さんなんかじゃありません!天子さんじゃなければいけないんです!私は今日のあなたの姿を見て心を奪われました。相手を難なく打ち倒す強さ、戦場で舞うような美しいお姿、そして私を夢中にさせた剣術!私は半人前です……私が不甲斐ないばかりに……私にもっと力があれば……」

 

 

 妖夢の顔に悔しさが現れる。

 

 

 なるほどね、自分の弱さを実感したってところね……協力してあげてもいいけど、私教えるのうまくないと思うな。今まで一度も教えたことないし、私は自分のためにと思って修行したから誰かに見せるために強くなったわけではない。私に夢中になったことは嬉しいけど、他にも剣術なら学べる人が……そうだ、剣や刀を使うキャラなんて滅多にいないじゃん……紅魔館のメイドさんはあれナイフだし、剣と言えば剣だけど……この幻想郷で剣を扱うキャラなんて今のところ私と妖夢だけだったよね?他にもいるけど、まだ先だし……う~んどうしよう……?

 

 

 そう天子が悩んでいると天子の肩に手を置く人物がいる。

 

 

 「天子さん、またお願いするようですけど妖夢を鍛えてあげてはくれないでしょうか?」

 

 「幽々子さん……」

 

 

 幽々子だった。懇願するような瞳で天子を見つめる……これには天子も断れない気がしてきた。

 

 

 幽々子さんの瞳……これは勝てないわね。そんな瞳で見られたら断れないじゃない……それに妖夢も相当な覚悟でお願いしたと思うし……仕方ないか。これも何かの縁よね。人と人同士は必ず繋がりがある。その繋がりを切ってしまうも自由だけど、妖夢が己を鍛えるチャンスを奪ってしまうなんてことしたくない。妖夢だってこれから先の異変に関わってくるんだし、私にできるは少ないと思うけど協力しよう。

 

 

 「わかった。あまり力になってやれないかもしれないが手ほどきぐらいならしようじゃないか」

 

 「天子さん!ありがとうございます!!」

 

 

 妖夢……だから土下座は止めよう?畳が陥没し始めてるよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「今日はありがとう。お世話になった」

 

 「いえいえ、こちらこそありがとう。一生返せない恩ができたわ」

 

 

 幽々子さんそこまで言わなくても……でもいいか!今日は中々楽しめた。妖怪共の件は胸糞悪かったけど、妖夢が無事だったんだしこれでよかったと思う。

 

 

 「妖夢もありがとう。剣術を教えるのはまた今度なのが申し訳ない……」

 

 「い、いえ!私が無理を言ったんです!天子さんの弟子になれただけでも嬉しいです!」

 

 

 嬉しいこと言ってくれるじゃない……妖夢いい子すぎるわよ……絶対いいお嫁さんになるわ。

 

 

 裸のままでは帰れないので、妖忌の着物を借りておくことになった。そして、綺麗に丁寧にたたまれた服を手にして私は二人に別れの挨拶をする。

 

 

 「それじゃ、私はそろそろ帰らないと叱られてしまうのでね」

 

 「あっ」

 

 

 天子が帰ろうとすると妖夢が声を漏らす。その声が届いたのか天子は妖夢に振り返る。

 

 

 「?どうした妖夢?」

 

 

 妖夢は何かを言おうとしている。男ならここは待つんだ。待ってこその男……中身は女ですけどね。

 

 

 天子がしばらく待っているとようやく決心がついたのか妖夢の口が動く。

 

 

 「あの……待ってます……天子さん……私、天子さんに剣術を教わるだけじゃなく、天子さんと一緒に居たいですから……!」

 

 

 顔が赤色に染まった妖夢が振り絞って出した答えだった。 

 

 

 そうか……わかったよ妖夢。剣術を教える時だけじゃない、遊びにも来よう。一緒にどこか行くこともしよう。私だって妖夢ともっと仲良くなりたいし、妖夢と一緒に修行すれば私自身もまた強くなれると思う。だから、必ずまた会おう!

 

 

 天子は幽々子と妖夢に別れを告げ、白玉楼の門をくぐって行った。

 

 

 ------------------

 

 

 彼が帰った後も門から目を離さない。妖夢の顔は赤く熟したリンゴのよう……いえ、まだまだ熟していないわね。まだまだ幼い半人前の女の子ね。

 

 

 幽々子は隣にいる妖夢に温かい視線を向ける。見守るように、優しく包むように……

 

 

 比那名居天子、新聞に載っていたあの萃香を倒した天人……新聞に載っていたことは間違いないようだわ。新聞の内容もいつもなら不真面目に書かれている感じだったのに、今回のは丁寧に書かれていた。あの天狗は上司に気を使ったのように彼にも気を使ったと思われる。新聞を読んだ他の天狗や河童が混乱を起こさないように静かに事を伝えている新聞だった。久しぶりにまともなのが読めた。新聞が便利道具から元の役割に戻った気がしたわ。

 

 

 そんな彼が私の目の前に現れた時は目を疑ったわ。血まみれの姿だった。一目見れば彼の容姿は美しく凛々しい顔立ちだ。何故血まみれだったのか、それも彼の血じゃないことはすぐにわかった。彼自身が負傷している様子もないし、妖怪の血の臭いが私の元まで届いていたから。彼は天人だし、妖怪の返り血であることがわかる。一瞬私は彼が何しに来たのかと思ったけど、妖夢の姿を見たら頭の中が真っ白になってしまった。妖夢の姿は服が破かれ、肌が晒されて、下着すら見えていた。妖夢に何かあった……妖夢が穢された……妖夢は泣いていたに違いない……誰が泣かした……誰が妖夢を穢した……妖夢を穢した奴は……ユルサナイ!

 

 

 それから私は怒りに身を任せそうになった。すぐに誤解を解いてくれなかったら私は彼を殺していた。彼がやったものではないと心では理解していたはずなのに、私は彼に怒りの矛先を向けてしまった……怒りに任せて妖夢の恩人を殺そうとしてしまった。私はなんてバカなことをしようとしたのかしら……

 

 

 私は何度も謝った。土下座までした。彼を殺そうとした……それでも彼は許してくれた。もう一歩間違えれば取り返しのつかないことになっていたのに……

 妖夢が風呂場から戻ってくると私は妖夢に謝った。私のせいで妖夢には怖い思いをさせてしまったし、トラウマになったと思う。私のつまらないわがままで妖夢の心に傷をつけてしまった……最悪よ私ったら……!

 

 

 妖夢は私を許してくれた。こんな主でも尽くしてくれる妖夢の優しさに私は泣いた。嬉しかった……妖夢が無事に帰ってきてくれたことに!妖夢の温かさを肌で感じることができたことに!

 

 

 そんな時、彼がどこかに去ろうとすると妖夢が止めた。私達は彼に何もお礼をしていない。このまま帰すことは彼に対する侮辱だ。妖夢を救ってくれた彼を蔑ろにはできない。何より私は彼にお礼がしたかった。

 妖夢が頑張って何かを話そうとするけど様子がおかしい……私にはわかったわ。あなた彼のことを……

 

 

 妖夢のためにも彼を引き留めないといけないわね。そう思った私は頭を下げて心の底からお願いした。私が彼にできることはお礼をするぐらいでしか返せないのだから……

 彼は快く受けてくれた。その前に彼の服を洗わないといけないわね。

 

 

 妖忌の着物に身を包んだ天子さんはとても男らしいと感じた。それから妖夢が宴会の準備をしてくれて、私達と一緒にお酒を楽しんだ。私も引き出しの奥から秘蔵のお酒を取り出して天子さんに振舞った。本当は残しておいて一人でひっそりと楽しむものだったのだけど、恩人の天子さんに振舞いたくなったし、飲んでもらいたかった。妖夢を守ってくれて、私のことも考えてくれているなんて素敵なお方だったわ。妖夢が彼を惚れるのはとてもわかる気がする……私も彼に酔ってしまいそうだったから……

 

 

 天子さんにお酌をしていると妖夢の様子がおかしいと私は気がついた。天子さんも感じ取ったらしく彼がどうしたと聞くと土下座をして弟子にしてほしいと妖夢は頼み込んだ。

 妖夢の気持ちは私にはすぐわかった。自分を責め、自分の不甲斐なさを実感したと思うわ。だから、天子さんの強さに魅了されたとも妖夢は言ったし……何より妖夢には天子さんが必要だと思う。あなたの存在が妖夢の心も体も強く鍛えてくれると感じたから……

 それに、妖夢に協力したい。妖夢の恋が叶うようにサポートするのも私の役目、妖夢をあなたの弟子にしてほしい。あなたの気持ちを考えてあげられなくてごめんなさい……けれど、私は妖夢の味方につくわ。妖夢は私にとって大切な存在だから……!

 

 

 その後、幽々子の懇願する瞳に負け、妖夢の願いを聞き入れ無事に弟子となることができた。そして、ひと時宴会を楽しんで今に至る……

 

 

 「妖夢、妖夢……妖夢聞こえてる?」

 

 

 妖夢はまだ門の方を向いている。幽々子の声も聞こえていない様子だった。

 

 

 もう妖夢ったら……天子さんのことが頭から離れないのね。そりゃそうよね……白馬の王子様が現れた感じよね……いえ、まさに王子様に相応しい方だったわ。比那名居天子、新聞に紫のことも載っていたし、彼と接触したし、戦いを見たに違いないわ。彼の強さに危機感を持ったに違いないけど、私は彼を信じることができる方だと思う。私の心に彼の思いが直接届いたようだった。天子さんは幻想郷に大きな影響をいい意味と悪い意味で与えるけど、彼自身は決して悪人じゃない。私の心がそう信じている……だから、何か困ったことがあったら私は喜んで手を貸すことにするわ。

 それにしても先ほどからボーっとしているわね……仕方のない子ね……

 

 

 幽々子は妖夢を抱き寄せて胸に妖夢の顔を押し付ける。

 

 

 「ふにゅ!ゆ、ゆゆこさま!?あの……どうしたんですか?」

 

 「妖夢がさっきから反応してくれないから悪戯しちゃった♪」

 

 「あっ……すみませんでした……」

 

 

 申し訳なさそうに謝る妖夢。その真面目な姿に幽々子は愛おしさを感じた。

 

 

 もうこの子はいつも真面目なんだから……でも、これが妖夢なのよね。私のために尽くしてくれて、あなたが傍に居てくれたから私はここにいる。天子さんが言ったように支え合える存在……私は強くなんてない……妖夢がいないと私は何もできないのだから……

 

 

 幽々子は妖夢にデコピンをくらわせる。

 

 

 「いた!?な、なにをするんですか!?」

 

 「妖夢、謝らないで……本当は今、妖夢を抱きしめていたいの」

 

 「幽々子……様?」

 

 

 妖夢の顔に何かがついた。幽々子の瞳から流れた水滴……それが妖夢の顔に落ちたのだ。

 

 

 「もし妖夢に二度と会えなかったんじゃないかと思うとあなたが恋しくて……今日一日だけでもいいから私の傍から離れないでくれる……?」

 

 「幽々子……様……私も……今日だけは一緒に……ひと時も離れたくないです……!」

 

 「妖夢……!」

 

 「幽々子様……!」

 

 

 離したくない……妖夢を失うなんて考えられない……妖夢は私にとっての家族……この温もりを感じられる今この時が私の幸せ……!天子さん、妖夢を救ってくれて本当にありがとう……!!

 

 

 白玉楼には温かい風に吹かれて花びらが舞っていた……

 

 

 ------------------

 

 

 天子は門前で白玉楼から二人の泣き声が聞こえた。その泣き声は悲しみに染まっておらず、温かな安堵した泣き声に聞こえていた。

 

 

 「……救えてよかった……」

 

 

 天子は心の底からそう思えた。

 

 

 冥界にいるのに寒くない。寧ろ心がとても温かいわね……もうこれで天界に心置きなく帰ることができる……帰ってゆっくりと休むか……

 

 

 そう思った時に視界の端に見慣れぬ影が見えた。階段からゆっくりと上がってくる謎の人物の姿だった。

 

 

 人?こんなところに……それもこんな時間に何者だ?それも笠で顔を隠している……体型的に男か……注意しておこう……

 

 

 天子は笠で顔を隠した者に近づく。いつでも剣を抜けるように余計な力を入れず、自然体で挨拶を交わす。

 

 

 「どうもこんばんわ」

 

 「……」

 

 

 笠を被った男は軽く会釈(えしゃく)をするだけだ。怪しい……それに視界に入れるまでこの男の存在に気が付かなかった。気配すら感じさせなかった……この男……相当の手練(てだ)れだ!

 

 

 もし白玉楼に良からぬことを企む輩であったらここで阻止しなければならない。だが、天子が感じ取ったのは強者の予感……萃香のように幻想郷でも数少ないトップクラスの実力者の気配だった。そして男……幻想郷の強者で知っているのは天子にとってはゲームで知っている見慣れた相手だけだ。しかし男など見慣れたものなどいない……未知数の相手に体が緊張しているはずだが、天子は何故か落ち着いていられた。不思議と危険な感じがしなかった。それは何故かはわからなかった。この人物は怪しいが危険人物ではないと本能が言っているようだった。

 

 

 「それで、ここにはどのようなご用件で来たのでしょうか?」

 

 

 天子が聞くと男はポツリと話す。

 

 

 「用事があったのじゃが……なくなった」

 

 

 天子は頭に?マークを浮かばせる。誰もがこいつは一体何を言っているのかと思うであろう。天子もそうだった。

 

 

 用事があったがなくなった?この男は一体何を言っているの?全然理解できない……全く読み取ることもできないし、顔も私の方が階段の上から見下ろす形になっているから覗き込むことだってできない……地の利を相手側に与えてしまったか……戦場では上側が決して有利とはいえないからね。

 

 

 そんなことを考えていると男はまたポツリと話す。

 

 

 「その着物は……どうしたのじゃ……?」

 

 「ん?ああ、これはある事情で服の代わりがなくてこれを借りたんです。お古だけどとてもいい着物だ。長年使っているみたいだが、ちゃんと手入れされていてとても優しい着心地だ。それにカッコいい……この着物を着ていた人物は物を大切にする方だったと思った。きっと優しい方だったんだろう」

 

 「そうか……ありがとう……」

 

 

 ん?ありがとう?何故この男がお礼を言う……?一体この男は本当に何者なんだ?

 

 

 天子が疑問に思っていると男は来た道を戻り始めた。天子は男を止めようとしたが……

 

 

 「……幽々子嬢と孫娘を救っていただいて感謝する……優しき天人殿よ」

 

 

 幽々子嬢?孫娘?………………え!?ま、まさか!そんな!それじゃあなたはもしかして……!!?

 

 

 天子が考えていて一瞬の間、男から目を逸らしてしまった。天子の視界にはその男は既にいなかった……

 天子は一人階段の上に立っていた。先ほどの男がいた場所を見つめながら……

 

 

 「……感謝する……か……」

 

 

 まさか感謝されるなんて……さっきまで感じ取れていた気配がわからなくなっていた。さっきの男の方はやっぱりあの人だったのか……二人に会いに来たのかもしれなかったんだね。帰っちゃうなんて……このまま会いに行ったあげればいいのに……でも、それは私が介入することじゃないよね。もしかしたらあの人はたまにこうやって帰って来ていたのかもしれない……まぁ、長年帰ってなかったからどう声をかけたらいいかわからないよね。後はあの人次第……妖夢と幽々子さんに会えることを願っていますよ。

 

 

 天子は納得して冥界の空を見上げる。

 

 

 「よし……帰るとするか」

 

 

 天子は要石に乗り、天界へ帰って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……比那名居天子殿……本当にありがとう………」

 

 

 木陰で天子を見送る男の傍には半霊が浮かんでいた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「天子様!なんでこんなに遅くなったのですか!こんなに遅くなるなら遅くなると連絡してほしいです!その着物は一体どうしたんですか?それに天子様からお酒の香りがします。天子様さては夜遅く飲んでましたね。いけませんよ!飲み過ぎは体に毒です!それに夜ふかしも美容には天敵なんです!天子様の美しくカッコイイ姿に泥を塗ることになってしまいます!だから、私がみっちりとその恐ろしさを説明して差し上げます!いいですね!?」

 

 「……はい……本当にすまない……」

 

 

 帰りが遅いと心配する衣玖にみっちり叱られ、飲みすぎは健康に害すること、夜ふかしは美容の敵であることについて長々と語られてしまった天子であった……

 

 


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