艦娘ライダー吹雪 蒼き世界の破壊者   作:波音四季

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原作クウガではライジングがあるけど、ディケイドでは小野寺ユウスケがライジングを発現せずにアルティメットになってしまったため、ライジング系のカードも存在しない。それが納得いない。


第14話 孤独な戦い

艦娘ライドで睦月に変身したツカサは、グロンギ型深海棲艦の大群と死闘を繰り広げていた。向かってくる敵に打撃や蹴撃を与える。攻撃を受けた敵は睦月が持つ封印エネルギーと吹雪の破壊の力で魔石ゲブロンが爆発し、次々と姿を消していく。だが、それでも数が多すぎる。睦月はライドブッカーから青い髪の少女のカードを取り出す。

 

「こういう時、こう言うんだっけ?超変身!」

『FORMRIDE MUTUKI DRAGON』

 

睦月の姿が青い髪に青い制服の少女に変わる。スピードと跳躍力に特化した水の戦士、艦娘ライダー睦月ドラゴンフォームだ。睦月は都合よく漂流していた木の枝を蹴り上げて手にすると、モーフィングパワーを発揮してドラゴンロッドに変化させた。

 

「どっからでも掛かって来い!」

 

再び突撃し、深海棲艦たちの身体にロッドを叩き込む。封印エネルギーによって次々と爆発していく深海棲艦。それでもまだ数は減らない。それどころか、重巡以上の高火力艦が海中から次々と出現してくる。

 

『FORMRIDE MUTUKI TITAN』

 

カードを使って、ドラゴンフォームから紫の髪に紫の制服のタイタンフォームへと変わる。防御に特化させて無理やり押し返そうという作戦だ。ロッドをへし折ると、2本のタイタンソードに変化させて斬り掛かる。強力な砲撃にも全くひるまず、次々と斬撃を食らわせていく。タイタンの防御力とツカサの奮闘のおかげで深海棲艦の数もかなり減ってきた。

 

「よし、あと少しだ。」

 

そのとき、睦月の周辺に巨大な水柱が立ち上った。視線を向けると、腕に異形の艤装を纏った白い肌の女性が海上に立っている。

 

「南方棲戦姫!」

 

「ギサギャギャギ、バンゲギグスパベ」

(いらっしゃい、歓迎するわね)

 

戦姫は腕の艤装で睦月を砲撃する。睦月はこれを回避し、2本のタイタンソードを構えたまま突進する。

 

「デヤァァァァァァァ!!」

 

ソードの切っ先が戦姫の腹部に突き刺さった。

 

「どうだ!」

 

「フ、フフッ、フフフフフフフフ!」

 

だが、戦姫は笑みを浮かべるだけで、全く意にも介していない。睦月は更に力をこめてソードを押し込もうとするが、足が滑るだけでビクともしない。

 

 

「ルザジョ」

(無駄よ)

 

睦月を艤装で殴り飛ばすと、突き刺さったままのタイタンソードを引き抜き、握力で刀身をへし折ってしまった。

 

「なら!」

 

『FORMRIDE MUTUKI AMAZING』

 

今度は黄金の刺繍が施された黒い制服に黒髪の少女、アメイジングマイティフォームに変わる。さらに「睦」と書かれた黄色いカードを取り出し、バックルに挿入する。

 

『FINAL ATTACKRIDE MU MU MU MUTUKI』

 

睦月の両足首のマイティアンクレットから放電が発生し、さらに足の裏から炎が噴出する。

 

「ウオォォォォォォォォ!!」

 

雄叫びを上げながら走り出し、跳躍して空中で一回転した後、両足をそろえてアメイジングマイティキックを繰り出す。戦姫は狂ったような笑みを浮かべると、防御も砲撃も行わずに両腕を開いて受け止める体勢をとる。キックは戦姫の胸に命中し、封印の紋章が浮かび上がる。だが・・・。

 

「クフフフフ、アハハハハハハハハ!!」

 

「っ!?」

 

なんと戦姫はそれを掻き消してしまった。目の前で起きたことが信じられず、呆然としてしまう睦月の隙を戦姫は見逃さなかった。気が付いた時には、すでに間合いは詰められていた。回避しようとする睦月の腕をつかんで、空いている方の手で殴りつける。

 

「ぐふっ!ごほっ!げぁ!」

 

「アハハハハハハハハ!!」

 

さらに腕をつかんだまま振り回して、海に叩きつける。そして、大きく振りかぶって投げ飛ばす。投げ飛ばされた睦月は滅茶苦茶に回転しながら鳥居に激突し、地面に落下した。落下すると同時に変身は解け、元のツカサの姿に戻ってしまった。

 

「ぐ、ガハッ!うぐ・・・!」

 

「ヅザラベェ?ルバンベギバセンヂュグゾラロデデ、ビズヅギデ、ゼロダグベデブセスジドパザセロギバギ。ゾンドグビヅザラバビンゲン」

(無様ねぇ?無関係な連中を守って、傷ついて、でも助けてくれる人は誰もいない。本当に無様な人間)

 

「くっ・・・!」

 

「ガバダパラザボソガバギパ。ゴボゼリデバガギ。ガンブビグゲギゲンンジャリビヅヅラセスドボソゾ!」

(あなたはまだ殺さないわ。そこで見てなさい。あの国が永遠の闇に包まれるところを!)

 

「そんなことさせ、ぐぅ!」

 

「ガァ、ギビラギョグ。ジャヅサゾ「ヤァ!」ッ!?」

(さぁ、行きましょう。奴らを)

 

突然、何者かによって奇襲を受けた戦姫。攻撃を腕の艤装で受け止め、弾き返す。視線の先にいたのは。

 

「あ、綾、波・・・?」




フォームライドアメイジングがあったっていいじゃない?

艦娘ライダー睦月 ドラゴンフォーム
スピードと跳躍力に特化した姿。このフォームになると、姿は艦娘の水無月と同じになる。故に「ドラゴン水無月」と呼称されることもある。
打撃力が大幅に低下しているため、ドラゴンロッドで補っている。

艦娘ライダー睦月 タイタンフォーム
防御に特化した姿。このフォームに変わると、姿は艦娘の弥生と同じになる。そのため「タイタン弥生」とも呼称される。
モーフィングパワーによって物質をタイタンソードに変化させられる。

艦娘ライダー睦月 アメイジングフォーム
マイティフォームがライジングマイティを経てさらに強化された姿。この状態での姿は艦娘の三日月と同じなため、「アメイジング三日月」とも呼ばれている。
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