艦娘ライダー吹雪 蒼き世界の破壊者   作:波音四季

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明けましておめでとうございます。年末年始はバタバタしてたうえに、導入部分で詰まってしまってなかなか筆が進みませんでした。2章は今月中には終わらせるので、ご安心ください。


第18話 狙われた少女

『ハァハァハァハァハァッ』

 

『フフフフフフフフフフフ』

 

『誰!?誰なの!?』

 

『私はアナタよ、ジャベリン。鏡に映ったもう1人のアナタ。』

 

『グォオオオオオ!!』

 

『何あれ?大きな、サメ?』

 

『あの子たちは力を付けてる。もうすぐアナタに会えるわ。』

 

『グォオオオオオ!!』

 

『イヤァアアアア!助けてぇぇぇぇ!』

『誰かぁぁぁ!助けてくれぇぇぇ!』

 

『人?何をする気なの?』

 

『もっと、もっと彼らに力を!』

 

『グォオオオオオ!!』

 

『ダメ!やめてぇ!!』

 

ガリッ バキボリ グチャ グチャ

 

『イヤァァァァァ!!』

 

『安心してジャベリン。アナタはもうすぐ私になる。そうすれば、苦しみからも、哀しみからも解放される。』

 

『ア、 アァァ!』

 

『だから安心して、待ってて。』

 

 

「ッハァ!」

 

ジャベリンは自分の部屋で目を覚ました。冬だというのに寝巻は汗でぐっしょりと濡れている。

 

「ハァ、ハァ、あ、学園行かなきゃ・・・。」

 

 

 

ツカサはベルファストに連れられてやたらと長い廊下を歩いている。

 

「この母港は結構広いな。」

 

「当然です。女王陛下の威光を示すためですので。」

 

「なるほどな。重桜も結構広かったが、こっちはこっちで広いな。」

 

「重桜の母港に行かれたことが?」

 

「あぁ、ちょっと縁があってな。ん?」

 

ツカサたちの対面から紫の髪に王冠の髪飾りの少女がふらふらと歩いてくる。

 

(アイツ、どうかしたのか?)

 

そう思った瞬間、少女が膝から崩れ落ちた。

 

「ジャベリン様!?」

 

「おい!大丈夫か!?」

 

2人は慌ててジャベリンに駆け寄る。

 

「ベルファストさん?ご、ごめんなさい、大丈夫です。」

 

「眠そうだな?しかっり眠れてないみたいだな。」

 

「あ、あなたは?」

 

「角谷ツカサだ。メイド長、彼女を医務室に連れて行こう。寝かせた方がいい。」

 

「分かりました。案内します。」

 

「い、いいです!ジャベリン、どこも悪くないですから!」

 

「しかし、ジャベリン様。」

 

「大丈夫です!ち、遅刻しちゃうからもう行きますね!ありがとうございました!」

 

「おい!」

 

2人の静止を振り切ってジャベリンは知って行ってしまった。

 

「あいつ、またぶっ倒れるんじゃないか?」

 

「心配ですね。私が後で学園の方に連絡しておきます。」

 

「あぁ、そうしてくれ。」(それにしても妙だな。なぜ眠るのをあそこまで嫌がるんだ?)

 

ツカサが考え込んだその時

 

キィィィンキィィィン

 

「!?」

 

ツカサの耳に耳鳴りのような音が聞こえてきた。これは近くにミラー型深海棲艦がいるという合図だ。ツカサは窓を見るが、自分の姿が映っているだけで何の変化もない。

 

(おかしいな?確かに反応があったのに?)

 

耳鳴りはすでに聞こえなくなっている。

 

「ツカサさん?どうかなさいましたか?」

 

「・・・いや、何でもない。気のせいだ。」

 

ツカサとベルファストは再び歩を進めた。

 

(さっきのは間違いなくミラー型だ。誰かを狙っていた?だとすると、早く行動しないと大変なことになる。)




次回、ミラーワールドで初戦闘。

ミラー型深海棲艦
ミラーワールドでの活動が可能になった深海棲艦。代償として知性の大半が失われており、このタイプの多くが生きるため、または自分を強化するために人や艦娘を捕食している。陸上での活動がメインのため、元からある武装はほとんど使用せず、肉弾戦を行うことが多い。しかし、1度倒された後に再生し強化された個体は陸上でも砲撃や爆撃を積極的に行うようになる。
通常の艦娘で撃破は可能だが、不利になるとすぐミラーワールドに逃げ込む上に、姿が映るものがある場所なら突発的に襲って来るため対処が難しい。さらに、1度ターゲットにされると執拗に追い回してくるので逃げ切ることもできない。故にミラー型に確実に対処できるのはカードデッキを持つ艦娘ライダーだけである。
撃破されると、コアとなっている光球が出現する。契約モンスターや他のミラー型に取り込まれることで、それらを強化する。
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