空飛ぶユーちゃん→お前が飛ぶんかい!
加賀の狐→コイツ誰やねん!
艦載機に乗るエンプラ→レイダーに乗るカラミティか!
4話も観たけど、あの戦闘からまさかの爆発オチなんてサイテー!
第1話 天馬の少女
とある国、海が見える街から少し外れた丘の上の小さな家
「すぅ、すぅ・・・」
淡い紫の髪の少女がベッドでスヤスヤと眠っている。そこへ翼の生えたユニコーン(角の生えたペガサス?)のぬいぐるみが近づいてきた。
ツンツン
「んぅ~・・・」
ぬいぐるみは鼻先で少女を突く。
「んぅ?・・・ユーちゃん?おはよう。」
少女―ユニコーンに撫でられて、ユーちゃんは嬉しそうに尻尾を振る。
「あれ?お兄ちゃんは?」
ユニコーンの問いにユーちゃんは「知らない」という風に首を振る。
「行こ?」
ユニコーンはユーちゃんを抱き上げると、自分の部屋を出た。
「うむ!今日は快晴!絶好の釣り日和だな。」
「あぁ、こう天気がいいと畑仕事が捗って助かる。」
家の外に出ると、角の生えた女性と銀髪の女性が話し合っている。
「三笠お姉ちゃん、エンターお姉ちゃん、おはよう。」
「おぉ!ユニコーン、おはよう!」
「おはよう。よく眠れたかい?」
「うん。あの、お兄ちゃん知らない?」
「ツカサか?我が起きた時にはいなかったな。」
「私も今日は見てないな。プリンツなら知ってるんじゃないか?」
「聞いてみる。ありがとう。」
家の裏
ガキンガキン ガキンガキン
「はいはい、落ち着いて。ご飯はまだあるから。」
銀髪に赤いメッシュの入った女性が、主砲が取り付けられた龍のような2体の艤装に生の魚を与えているところだ。
「プリンツお姉ちゃん?」
「ん?あら、ユニコーン、おはよう。」
「おはよう。ねぇ、お兄ちゃん知らない?」
「ツカサ?アイツなら街へ行ったわよ。風景を撮るとか言ってたわね。」
「あ、ありがとう。」
「待ってればそのうち戻ってくるだろうから、待ってなさい。勝手に行っちゃだめよ?」
「・・・うん。」
ユニコーンは自室で大人しくしていた。していたのだが・・・。
「プリンツお姉ちゃんは待ってろって言ってたけど、ユニコーン、早くお兄ちゃんに会いたい。」
このユニコーンという少女、兄に依存しすぎている節がある。それゆえに突拍子もない行動を取ることもしばしばある。
「ユーちゃん。」
ユーちゃんは「ダメ」と言うように首を振る。
「お願い、ユーちゃん?」
ジーっと見つめてくる主に首を振るユーちゃん。
「お願い?」
発汗しないはずのユーちゃんが汗を流している。
「お願い?」
「行くよ、ユーちゃん!」
結局主に押し切られたユーちゃんは、飛行ユニットモードになってユニコーンを乗せている。
「これ絶対後で怒られる」と思いながらユーちゃんは街へと羽ばたいた。
ユニコーンみたいな妹が欲しい人生だった。
KAN-SEN紹介
ユニコーン
ロイヤルの軽空母。ある理由から主人公と一緒にいる。それについては追々。
エンタープライズ
ユニオンの空母。ある理由から主人公と同居している。それについては追々。
三笠
重桜の戦艦。ある理由から主人公と隠居している。それについては追々。
プリンツ・オイゲン
鉄血の重巡。ある理由から主人公にくっついてきた。それについては追々。