艦娘ライダー吹雪 蒼き世界の破壊者   作:波音四季

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第1章が完成したので、チマチマ投稿していきます。

この先、ユニコーンにはキツイ展開が続きます。ご注意を。


第3話 崩壊の序曲

街の惨状は丘の上のツカサの家からも確認できた。

 

「いったい何事だ!?セイレーンが攻めてきたのか!?」

 

「分からない。だが、あんな艦載機は見たことがない。とにかく街へ行こう。ツカサを探さないと。」

 

「ちょっと!ユニコーン知らない?どこにもいないんだけど!」

 

プリンツの声を聞いてエンタープライズと三笠は顔を強張らせた。ツカサだけでなく、ユニコーンもあの爆発の中にいるのだ。

 

 

「走れユニコーン!」

 

ツカサはユニコーンの手を引きながら懸命に走る。街のあちこちで爆発が起こり、それに混じって人の悲鳴が聞こえてくる。

 

(なんとかを探せって言ってたけど、そんな暇ねーよ!とにかく安全なところに!)

 

だが、走っているツカサたちの前に奇妙な集団が現れた。黒い服に白い肌の女性たち、脚の生えた黒い異形の魚、人の身体が一部だけ残っている怪物たち。

 

(なんだこいつら?セイレーンの新型か?)

 

怪物たちの周りに人間の死骸が転がっているのを見るに、友好的な存在でないのは明らかだ。

 

「いやぁぁぁ!」

 

死骸を見たユニコーンはツカサの手を振りほどいてもと来た道を駆け出した。

 

「待てユニコーン!うおっ!?」

 

ツカサも後を追いかけるが、突如現れた銀色のオーロラに突っ込んでしまった。

 

 

「ここは・・・?」

 

オーロラを抜けた先は夜だった。先ほどまでの喧騒は嘘のように静まり返り、静寂だけがそこを支配していた。

 

「角谷司令官。」

 

振り向くと、先ほどの黒髪の少女が立っていた。

 

「お前、誰なんだよ?ここはどこだ?あの化け物は一体?」

 

「覚えてませんか?」

 

「?」

 

「艦娘ライダー。」

 

「艦娘、ライダー?」

 

「深海棲艦。」

 

「深海棲艦・・・。」

 

 

 

『司令官!私は■■です!』

 

「!?」

 

『司令官のバイオリン、私にも教えてくれませんか?』

 

「あ、あぁ・・・。」

 

『いきますよ、キバット!』

 

「あ、さ・・・。」

 

『艦娘ライダー■■、出ます!』

 

「っはぁ!はぁ、はぁ、はぁ・・・。」

 

「おい、朝潮。アイツまだ思い出せないみたいだぜ?」

 

少女の横で手の平サイズのコウモリが口を聞いた。

 

『朝潮、見つけたわ』

 

「陽炎さん、ご苦労様です。あとはこちらで。」

 

朝潮が手をかざすと、ツカサの後ろに再び銀のオーロラガ現れる。

 

「あの子を救ってあげてください。」

 

「待て!お前は!」

 

ツカサがオーロラを抜けると、再び昼間の廃墟だった。だが、先ほどとは違い、爆発音も悲鳴も聞こえない。

 

「ユニコーン?ユニコーン!どこだ!」

 

ツカサはユニコーンを探して走り出した。

 




私はユニコーンが嫌いではないです。むしろ綾波の次くらいに大好きです。こんな目にあわせてごめんよ。
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