バーダック成分を求めて書く…
まあ今回バーダックでないんですけどね。
身体を覆うひんやりとした水の感触、鼻につく薬品の臭い、馴れない嫌な感覚で目が覚める。
目を開けるとメディカルマシンの医療液越しに数人の人影が見える。
何人かは部下の雑務兵、そしてあと一人は…。自分の上司のパラガス大佐だった。
大佐はオレが目を覚ました事に気づくと呆れ果てた様な表情をこちらに向けメディカルマシンの治療完了までの時間を確認している。
現状の気まずさに視線を下げているとシューッと音がなり医療液が引いていく、どうやら治療が完了した様だ。
気は進まないが身体を起こし機械から出る。
治療が完了したオレにパラガス大佐が声をかける。
「昨晩は災難だったな、昨日の件についてだがあの後例の下級戦士はお前を散々殴った後満足したのか全てをほったらかしにして店を後にしたそうだ。
今は店の修繕費、飲食店内での暴動の罰として単身での惑星侵略を命じられ少し前にこの星を出ていったよ。」
「そ、そうでしたか。」
パラガス大佐から昨晩の事件の結末までを聞かされる、だが俺にとって今そんな事はどうでもいい。
問題は上級戦士の俺が下級戦士に負けた事、そして目の前に自分よりさらに上の人間が目の前にいるという事だ。
何か醜態を晒せば例え上級戦士でも罰則が下る。惑星制圧の期間が遅れたり、戦線を離脱し逃亡を図ったりすると責任を取るという形で上層の者直々に手が下される。
しかも今回の俺の失態は下級戦士に敗北するという前代未聞の事件、酒場で気を失ってる間にゴミの様に消し炭にされなかったのが信じられない位だ。
だが幸いな事に相手は甘っちょろい事で有名なパラガス大佐だ、何か大きな活躍を見せれば命だけは助かるかも知れない。
恐怖で思考回す中、大佐の口が開く。
「そして残念なお知らせだが君にも罰が下っている、
内容としては所持している惑星5つの内3つの没収と半年の減給処分だ。
そして早速だが働いて貰うぞ、この後午後1時に惑星フッグへ向かってくれ。征服期間は1週間以内を目標としてくれ。」
「そ、それだけですか?」
「ああ私はここで失礼するよ、全くこちらはもうすぐ息子が産まれるから忙しいというのにくだらん騒ぎを起こしおって…。」
あまりにも軽くあっさりとした罰につい思った事を口にこぼしてしまったが大佐はその事も意に返さず自らの子供の事を気にとめながら去って行った。
戦士としては王族に次ぐ優秀な人物なのは違い無いのだが本人の甘さがサイヤ人らしからぬ気味の悪い人だ。
まあ最もそのおかげで今回俺は助かったのだが…。
そう思いつつも俺は早速昼食をすませ惑星フッグへ向った。
このssでの現在のパラガスの戦闘能力は6700程です。
大佐という地位と老いても戦闘力4200という実力から全盛期はこの位かな?と思い設定しました。
ドラゴンボール超の映画ブロリーより惑星バンパに飛ばされた息子を心配し助けにいくといったサイヤ人らしからぬ優しさを見せるシーンを見てこのssでは優しいパパ的なキャラとしてます。
まあ後から知った小説版によると小心者で若い頃の戦闘力は4000で伸び悩んでいたそうです。
ブロリーは父のパラガスがサイヤ人にしては比較的に温厚で家族想いだったからS細胞が多くなって伝説の超サイヤ人適正が高かったとか妄想してたんですがねぇ…。