サイヤの咆哮   作:パライソオタマ

3 / 4
3話 復讐の前準備

「はじけて、混ざれ!!」

 

 自分の戦闘力を手に集め、惑星の酸素と混ぜ合わせながら天高く打ち上げる。するとさっきまで薄暗くじめっとしたこの惑星がまるで真昼のように明るく照らされる。

 

 すると俺や周囲にいる俺の部下達の呼吸が荒立ち、身体がみるみる山の様に大きくなって行く。

 

『グガァァアアア!!!!』

 

「ひ、ひぃぃっ!ば、バケモノ共め。」

 

 パワーボール、惑星の酸素と己のエネルギーを混ぜわ合わせる事により1700万ゼノを超えるブルーツ波と言う特殊な光を放つ小さな月を生み出す事ができる。

 

そのブルーツ波を目から取り入れる事により我々サイヤ人は大猿の姿へ変身する事ができる、その変身による戦闘力の上昇は変身前の10倍にも及ぶ。

 

このインチキじみた技はサイヤ人の中でも上級戦士という限られた者でしか生み出す事ができない。

 

そしてこの技にも欠点がありこのパワーボールを生み出すのにかなりの体力を消耗する。

更に率いている下級戦士達はその戦闘力の上昇に耐えきれず理性を失いメチャクチャに暴れまわるため、同士討ちや惑星をキズつけてしまい売り払う時の価値を下げてしまったりする。

 

 フッグ星人の戦闘力はおおよそ400〜600程、強い者で850にのぼる者もいるがしょせんその程度。

連れてきている下級戦士の戦闘力が900〜1300、わざわざパワーボールを使わずとも容易にこの星の制圧はできただろう。

 

 だがこんなくだらない星にわざわざかけてやる時間は俺には1秒もない、早く惑星ベジータに戻りこの俺に恥をかかせた下級戦士をこの手で葬り去らなければ腹の虫が治まらない。

 

 3日後フッグ星の知的生命体は絶滅した。大勢の大猿で星をめちゃくちゃに荒らし回ったため売値は下がり上から何か言われるだろうがそんな事は俺の知った事じゃない。

 

 

 惑星ベジータへ帰還後、制圧の報告を済ませすぐにサイヤ人下級戦士管理書を開き目的の人物を探す。

下級戦士故に似たような顔つきが多く、探し出すのは気が遠くなりそうだが幸いにも奴には顔に十字の傷があり『まぐれ』ではあるが上級戦士のこの俺にダメージを与える事ができる実力を持っている。

これだけ特徴があれば最初に戦闘力と所属だけ書かれ放置された雑魚達とは違い何とか絞り込み見つけ出す事ができるだろう。

 

 それに奴は店で暴れた罰で俺の様に他の惑星の制圧に出ていっている。ポッドの発進記録も合わせれば…。

 

「いた、こいつだ!名はバーダック。

下級戦士のみで構成された少数チーム、バーダックチームのリーダー。

数々の惑星を攻め落としており下級戦士の間ではそれなりに名が通っている。

またバーダックはかなりの好戦家としても知られており様々な敵に挑んでは瀕死のボロボロになりながらも勝利を掴み、一部のサイヤ人からは最もメディカルマシンを使用したサイヤ人とも言われている。か

 

戦闘力数は820、最終測定日は…十数年前か。こいつ戦闘力の定期報告を無視してやがるな!…まあ上級戦士に管理されていない下級チームだとよくある事か。」

 

なにはともあれ目的の人物は見つけた、どうやらこいつも惑星の制圧は終わっている様だあと2日後にはこの星へ帰ってくる。

 

奴が惑星ベジータへ戻り次第すぐにこの手で殺してやる。

拳を強く握りしめた後に模擬戦室の使用予約を入れた。

 




戦闘能力
リーキ:3800→6500

下級戦士:7200→???
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。