崩月春奈の軌跡   作:雪の日の猫鍋

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第6話

はぁ、めんどくさいですね

本当になんの用でしょうか

 

「君は何者なんだ?」

 

やっぱりその質問ですか

まぁ、当たり前ですが

突然私が乱入してきたから当然ですね

 

「私は......私はただの通りすがりですよ」

 

どんな反応をするのでしょうか

 

「そうか。今は言う気は無いのか」

 

納得?していただけたようでよかったですね

 

「あの......」

 

今度は天使?の女性ですか

言いにくそうですね

 

「なんでしょうか?」

 

「えっと......その......ありがとうございました///」

 

あれ?この女性も顔が紅いですね

何故なんでしょう

 

『 準備が出来ましたので送りますね』

 

やっとですか

ここで終わりですね

 

「あとは任せますね

さようなら」

 

私の体が少しずつ光に変わっていく

不思議な感覚ですね

なんと言えばいいのでしょうか

空間に解けるようですね

 

「まだ行かないでくれませんか?

たくさんお話が......」

 

「行かないで......」

 

助けた少女と天使が私を引き留めようとしていますね

はぁ......

 

「いつか会えますよ」

 

そう、世間は意外と狭いですからね

きっと会えますよ

輪郭が消えていきさらに私の体がとけていく

 

「また、会いましょうね」

 

私が完全に消える

 

..........................

『転移が完了しましたよ 』

 

早いですね

ここは何処でしょうか

 

『 現代の冥界ですよ』

 

何故冥界なんですか!?

人間界でいいですよね!?

 

『 助けて欲しい方がいるのですよ』

 

助けて欲しい、ですか?

何故なんでしょうか?

 

『妹を守るために主を殺して悪魔から追われているのですが決して悪い方では無いのですよ

お願いします』

 

.............はぁ

分かりましたよ

どこにいるのですか?

 

『 ありがとうございます

ここからまっすぐの方角ですよ

では、私はこれで』

 

ちょっと待ってください!

切られました

 

私はイザナミに少しだけいらつきましたが

言われた通りに進んでいきました

 

私の耳に聞こえてきたのは女性の拒絶する声と

男性の迫ろうとする声でした

流石に止めないといけないと思ったので

 

「時よ、止まりなさい」

 

一番、有効な手を使う

 

私以外の世界が色を無くし止まっていく

私は現場に移動し、襲いかかろうとしている男を蹴り飛ばし、女性を背に守るように立ちます

 

ちょうど時が動き出して

 

「何をしているのですか?」

 

私はナイフを出して問いかける

嘘をつくか、つかないか

どうするのでしょうか

ふふっ、楽しみですね

 

男は私が現れたことに戸惑いながら立ち上がっている

 

 

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