日本外人部隊 作:揚物
神聖ミリシアル帝国の使者が日本に訪れ、先進11カ国会議に参加するよう打診された。
パーパルディア皇国についてはクワ・トイネやロウリア王国、そこに交易でくる商人によって情報を得られたが、余りにも遠方のミリシアル帝国など、11カ国について情報が揃っているわけではない。
政府と外務省は出席すると決めたようだが、外人部隊としてはいまだに満足する戦力を整えられているわけではなく、陸海空の自衛隊と防衛についても話し合わなければならなかった。
防衛省 会議室
「神聖ミリシアル帝国側の話では、向こうで警備を行うため、道中の警戒さえすればいいそうだ」
「それはありがたいが、道中の安全となるとグラ・バルカス帝国に警戒がいるが、ミリシアル帝国側で対応できるのか?」
「ミリシアル側の技術力はほぼ同等と見ていますので、難しいかと」
「外人部隊の第1艦隊を派遣する事を提案いたします」
「妥当なところか。 護衛艦隊はクワ・トイネやクイラの海路の守りを含めて余力は無い」
クワ・トイネやクイラとの海路において、食料と資源と言う重要な物資を護る為に配備していた。
現在日本外人部隊も新たに第二艦隊が設立中であり、第一艦隊が諸外国に派遣できる唯一の部隊である。なお、第二艦隊は護衛艦隊から抽出し、艦の新造予定も立てられていた。
日本外人部隊 海洋第一艦隊
旗艦 イージス新鋭戦艦 予定
イージス戦艦長門 榛名
イージス巡洋艦 天龍 龍田 浜風 陽炎
航空母艦 かが
「まぁ、新鋭戦艦は建造を急がせましょう。間に合わなければなんのために建造するのか意味が無くなります」
着手開始当時、倒産しかねない造船業界の梃子入れを考えられ許可が下りた。
超大和級戦艦の情報を元に、さらに大型化し最新技術を設計製造段階から組み込まれた最新鋭戦艦。余りの巨体に昔大和を建造した呉工廠のドッグを改造し、唯一整備できるようさらに拡張している。
幸い長門や榛名の砲身を維持するため、砲身や砲塔の生産設備は残っており、建造になんら問題はなかったが、何もかもが新開発や新技術の為に時間を要している。
「派遣するのは良いとして、多国籍軍はどうする」
「彼らは第三文明圏の平和にのみ使われます。 派遣はしないほうがいいでしょう。 何よりもいまだ第三文明圏は不安定です」
「やれやれ。 何をするにしても、時間がなさ過ぎるか」
限られた時間と予算、そして人員の中で手を打って入るのだが、それでも多面的に不足している。
「世界会議というものがどのような会議になるか。前情報としてパーパルディア皇国に問い合わせするよう政府に進言しておくか」