日本外人部隊   作:揚物

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海戦2

ロウリア王国 ワイバーン本陣

 

「ロウリア王国東方討伐海軍より魔伝入りました。敵主力艦隊と思われる船と現在交戦中、敵船は巨大であり、航空支援を要請する」

 

「ほう、敵主力か・・・。よろしい。350騎全騎を差し向けよ」

 

「了解しました」

 

ワイバーンは、次々と、大空に飛び上がった。

 

 

 

 イージス戦艦榛名のCICでは、すでに「それ」を捕らえていた。

 レーダーに現れた飛行物体は350を超えており、敵は全く諦めていないということに手間を感じる。

 

「速度300km 数350、全てこちらに向ってきます」

 

「射程距離に入りしだい、迎撃せよ。 対地・対空散弾の使用も許可する。 各員船内に退避、艦対空誘導弾の支援を要請せよ」

 

「対地・対空散弾 装填、CIWS シーRAM起動せよ。 艦対空誘導弾の使用も許可する」

 

 船団の上空、 空を覆いつくすほどの飛竜の数。ワイバーン部隊が、その船に襲い掛かろうとした。

 

「主砲全門 交互撃方 撃て!」

 

 その時、撃ち出された散弾が空中で炸裂、指向性を持たされた散弾が多くのワイバーンと竜騎士が血を肉の塊に作り変え雨のように落ちていく。それでも数は350機、まだ残存数は非常に多い。

 

「敵残数約190、本船上空に向ってきます。 主砲、仰角限界超えます」

 

 艦隊からの艦対空誘導弾による援護が届き始めワイバーンは次々と落とされていく。

 

 

 だれもが状況が信じられずに、声が出ない。

 ワイバーンは、1騎落とすだけでも、船にとっては至難の技、それが見ている範囲だけでも200騎以上の数が、精鋭のワイバーンが血の雨を降らせながら落ちている。

 

「我々は、悪魔を相手に戦っているのか?」

 

 海将シャークンは、悲壮な心境でつぶやく。

 なんと表現していいのか解らない。

 

 島のような船からもたらされる破壊は、ワイバーンを仕留め終えるとこちらに襲い掛かり、何一つ抵抗できず次々船が沈み、時間を追うごとに信じられない速さで味方の船が撃沈されていく。

 海将シャークンは、絶望していた。どうやっても勝てない。彼に残された道は、撤退の二文字であった。

 撤退を命令を下そうとしたその時、臨船に、砲弾が直撃した。爆発によって生じた激しい波によって海に投げ出された。

 最後の一隻が沈没し、戦闘は終了した。

 

 イージス戦艦榛名のCICでは、全ての敵が排除された事がレーダーに映し出されていた。

 

「敵艦隊の残数なし。 任務完了いたしました」

 

「作戦は完了した 生存者があれば救助せよ」

 

 海上にはロウリア軍船から何とか生存した無数の船員が漂っていた。その中には海将シャークンの姿もあった。

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