日本外人部隊   作:揚物

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対グラ・バルカス艦隊 伍

「交互打方始め!」

 

 日が差し始め、日高見による砲撃が開始される。

 戦艦に狙いを定め、第1砲塔3射行い1隻が轟沈。最大射程に到達したGAからの砲撃が開始され、日高見のレーダーに砲弾が表示される。

 

「敵艦より砲撃確認。 交差なし」

 

 いくら強固な日高見とはいえ、グレードアトラスターの砲弾が当たれば損傷は免れない。

 

「主舵 第一戦速、続いて当て舵 第二戦速、その後戦闘航行、左舷を見せ前後砲塔による交互撃ち方砲を行う。 電磁加速砲への充電も開始せよ」

 

 巨大な6個の水柱が上がり、船体に海水が掛かり波が日高見を揺らす。

 射程に関してはGAはともかく、他の戦艦はまだ離れた状態にある。

 

 

 

 目に見える敵艦が行う砲撃が、砲撃音が鳴り響くたびに味方艦が減っていく。

 そんなあり得てはならない事が目の前で繰り返され、時を追うごとに数を減らしていく味方艦に、グラ・バルカス帝国の戦意は下がっていく。

 

「……残り32隻です」

 

 副長は撃沈された艦の名ではなく、次々と沈むため残存する艦数で状況を知らせていた。

 総司令官であるカイザルは、グレードアトスターの艦橋で日高見を睨んでいた。

 日本本土に一矢報いる為、数を力に少数でも突破するため、もっとも危険性の高い超大型戦艦の横を抜け、そこから日本へと向かう戦術を選んだ。

 もっとも危険だからこそ、それ以上の罠がないという読みであったが、事実日高見の背後には艦隊も何もいない。

 

 

 

「長門・榛名、グラ・バルカス帝国艦隊 左舷に入りました。 砲撃支援始まります」

 

 長門・榛名がグラ・バルカス帝国艦隊の左舷に追いつき砲撃が始まり、対応が遅れたグラ・バルカス帝国の艦艇は反撃をする暇もなく2隻が沈む。

 左舷を見せた状況で日高見の砲撃が続く中、砲撃や被害をものともせずにグラ・バルカス艦隊は機動航行を続ける。

 

「取り舵、敵艦隊右舷を砲撃をしながら抜ける。 距離28kmに達した時点で最大戦速。 長門と榛名艦隊との間にグラ・バルカス帝国艦隊を誘導し挟撃を行う」

 

 ハイリスクではあるが、このままでは日高見一隻に残存する、全てのグラ・バルカス帝国艦隊の砲撃が向かうことになる。

 そのような絶対的不利な状況だけは、避けなければならない。

 

「ミリシアル艦隊到着までおよそ1時間、F-35航空隊到着まで20分」

 

「照準割り当てを適切に行うように」

 

 F-35編隊が到着すれば大勢は決するのだが、それまで極めて危険が伴う。

 射程外なのを理解しながらも10隻の戦艦が長門と榛名に、グレードアトラスターと8隻の戦艦が日高見へと向かい、船足の早い10隻がそのままの航路を取る。

 敵艦隊が突破を図っているという意図を、日高見の艦長沖田大佐は理解したが、突破したところでレーダーで位置を捉えた航空隊の攻撃を受けるしかない。

 むしろグラ・バルカス帝国艦隊が突破を図るため、3方面に戦力を分散した事で日高見単艦でも対応をしやすくなった。

 

「突破を計る艦隊の情報は航空隊に、我々は接近する艦隊に照準振り分け。 交互打ち方継続」

 

 海上で砲撃の轟音と爆発音が鳴り響き、時間を追うごとにグラ・バルカス帝国艦隊の被害が拡大。

 レーダーとシステムで正確に砲弾着弾地点を予測し、回避航行ができる外人部隊艦隊と異なり、長年の経験で回避航行を行うグラ・バルカス帝国とでは命中精度が異なる。

 至近弾による軽傷者が出た程度で、日高見・長門・榛名に損傷はない。

 

「グレードアトラスター、接近してきます」

 

 直撃弾によって、後部艦橋及び後部副砲塔を失っているのだが、艦首を日高見に砲撃を行いながら向かっていく。

 

「電磁加速砲、一射のみ行う。 照準合わせ」

 

「至近の為、ほぼ水平射しかできませんが」

 

「構わん」

 

 電磁加速砲から砲撃音もなく、甲高い稼働音が鳴り響いた直後、超音速の弾体はグレードアトラスターの艦橋下部を貫通し、煙突をえぐり取ったことでグレードアトラスターの航行が止まる。




( ;∀;) 海戦は泣きたくなるほど難しかったです。
そりゃもうはげるんじゃないかと、考えて考えて考えて、ここまで伸ばしましたが、
気持ち的にはまだ60点ということろですが、
現状の能力ではこれが限界です。
m(_ _)m 申し訳なく思います。

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