真・ごとき転生 スウォルチルドレン   作:サボテン男爵

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仮面ライダーセイバー……筆……ドラゴン……
青王さん、ついにニチアサに出演するまでの出世を?(チガウ

寺生まれのT(転生者)さん回。真夏のホラー(笑)。
短編集です。


番外編 T=SAN days

○廃ビル

 

 

 

アレは商社勤めのOLである私が、長い残業を終え帰路に着いていたときの話だ。

疲れきっていた私は、重い体を引きずるように人気のない町中を歩いていた。

そしてある廃ビルの前を通りがかった時、ふと視線を感じて上を見上げようとして――

その半ばで真正面に視線を向けた私の目の前を、ナニカが通り過ぎた――否、落ちた。

ほんの一瞬の出来事であったが、確かに落ちてきたナニカと目が合った。

ドサリという重い音。グチャリという生々しい音。

飛び降り自殺――嫌な単語が脳裏に浮かんだ。

 

「うわぁ……」

 

厄日だ。

死者を悼む前に、そう思った。

善良な一市民として警察に連絡する必要があるが、事情聴取は免れない。

疲れているというのに、さらに疲れることになるだろう。

なんで私がこんな目に合わなきゃならないのか。

心の中で愚痴りつつ、嫌々ながら人間だった染みに視線を落とすと……

 

「あれ?」

 

死体など、どこにも無かった。

疲れとストレスで幻覚でも見たのかと、地面から顔を上げる。

先程の焼き増しのように、再び人が落ちた。

しかしまたしても地面に人の姿はない。

いよいよおかしくなったかーー再び人が落ちる。

何度も、何度も、繰り返し、巡るように。

 

目の前で繰り広げられる現実味のない光景。

呆然とする私の中に、ある考えが湧き上がるように、滲むように浸透していく。

 

()()()()()()()()――

 

行かなきゃ……私の足がフラフラと動き出す。

廃ビルの入り口に向けて、夢現のように。

 

「ストップっス」

 

私の肩に手が置かれ、歩みを遮った。

振り返るとそこにいたのは、霊感が強いと噂の寺生まれのTさんだった。

 

「え、私……」

 

「生者を呼び死者へと誘う廃ビル――魅入られかけていたっスね」

 

廃ビルの屋上を睨むTさんの言葉に、私はゾッとする。

――私は先程まで何をしようとしていた?

 

Tさんの視線を追うように、屋上を見上げる。

そこには黒い人影がいて、身を投げ出し……

 

「破ァ!!」

 

鋭い一喝と共にTさんの手から放たれた巨大な光の弾に呑み込まれ、跡形もなく消え去り、光の球は天を突き抜け夜空の果てへと飲み込まれていった。

 

 

 

 

――翌朝、昨晩の夢のような光景を思い出しつつ、テレビをつけ見慣れたニュースキャスターに小声で「おはよう」と挨拶する。

 

「――次のニュースです。地球近辺に接近する軌道だった数メートル単位の小惑星が、突如謎の光に衝突し爆発・消滅する現象が観測されました。ネット上では『某国のレーザー兵器だ』『UFOが衝突した』『月に住む宇宙人による迎撃』など様々な意見が囁かれており……」

 

口早に紡がれる言葉に耳を傾けつつ、モーニングコーヒーを口に含みカフェインを脳味噌に浸透させる。

寺生まれってスゴイ、私はぼんやりとそんな事を考えた。

 

 

 

 

 

○メリーさんの電話

 

 

 

オレは通信事業者に勤める一平社員だ。

入社から数年経ち、仕事にもだいぶ慣れ後輩の教育を任されるようにもなった。

華々しい道という訳ではないが、当たり障りのない人生。

しかしそんなオレには、近頃一つの悩みがあった。

時折妙な電話がかかってくるのだ。

まるである都市伝説のような……

 

困り果てたオレは、ちょっとした伝手から霊感が強いと噂の寺生まれのTさんに話を聞いてもらえることになった。

約束の日、待ち合わせの喫茶店の一番奥の席でTさんとオレは向かい合っていた。

 

「”メリーさんの電話”って知っていますか?」

 

挨拶もそこそこに要件を切り出したオレに、Tさんは気分を害した様子もなく頷く。

特にオカルト好きって訳でもないオレでも耳にしたことのある、有名なネットロアだ。

バリエーションは幾つかあるが、基本的な流れは捨てたはずの人形――メリーさんから電話がかかってきて、回数を重ねるごとにメリーさんの居場所が自分に近づき、最後には――という都市伝説。

自分でも調べてみたが、似たような都市伝説はメリーさん以外にも存在するようだ。

 

オレにかかってきたのは、ソレそのものではないが近い内容の電話。

着信拒否にしておいても電話はかかってきて、悩まされている。

不幸中の幸いというべきか会話自体は録音することができたので、Tさんに聞いて貰うことにする。

 

『……もしもし、わたしメリーさん。今キャリアから格安スマホに乗り換えようと検討中だから、ちょっと見積もりとか相談に乗ってほしいのだけど』

 

「オレはいったいどうしたらいいんでしょうか――!!」

 

「いや、普通に相談に乗ってみたらどうっスか?」

 

青天の霹靂だった。

念の為Tさん立ち合いの元相談してみると、メリーさんは我が社のプランに乗り換えることにした。

しばらくすると、彼女の紹介ということで同僚のメリーさんや類似する都市伝説たちも乗り換えてきた。

今ではいいお得意様だ。

都市伝説という顧客層を開拓することになるとは、夢にも思っていなかったが。

 

寺生まれってスゴイ。今日も仕事をこなしつつ、そう思った。

 

 

 

 

○隣の客

 

 

 

ある日ふと小腹がすき、たまたま通りかかったラーメン屋に入った。

席に座ると若い店員――おそらく学生のバイトだろう――が二つのお冷を持ってくる。

その店員にラーメンのAセット(餃子とライス)を注文し、冷たいお冷で喉を潤したところでソレに気づく。

自分の隣の席――誰もいないそこに、お冷が置かれていることを。

 

きっと勘違いか手違いだろう。

わざわざ店員に声をかけるのも面倒くさく、放っておくことにする。

相手のミスだし、料理ならともかくただの水だ。

スマホでSNSを覗きつつ、料理が届くまで時間を潰す。

チラリと隣に目をやると、コップの中の水が半分くらいにまで減っていた。

 

「お待ちどうさまです」

 

頼んでいたメニューが届く。

「餃子はもう少しお待ちください」と言ってくる店員に目を向けると、ラーメンを二つ持っていた。

今は昼時からズレているので、店の中にいる客は自分一人のはずなのに。

一つをこちらに、もう一つを無人のはずの隣の席に。

 

こちらが見ている時は、相手も見ているという。

 

下手に反応するべきじゃない。

そう考え、味を楽しむより素早く食べることに注力する。

隣のラーメンが徐々に減っている事は、見えないフリをする。

そしてラーメンを食べ終わりそうな頃に、ガラガラと店の引き戸が開いた。

 

「ようやく見つけたっスよ」

 

額を汗で滲ませながら店に入って来たのは、見たことのある顔。

霊感が強いと噂の寺生まれのTさんだ。

 

「ほら、お姉さんも心配しているから帰るっス」

 

Tさんは席の案内をしに行った店員に首を振りつつ、見えない誰かの手を引くように帰っていった。

 

「餃子です」

 

その後は穏やかに食事を取ることが出来た。

そして会計を済ませて店を出てからふと気づく。

 

しまった! 言われるままに二人分の代金を”無意識の内に”支払っていた!

 

サラリと自分に支払いを押し付けていった寺生まれってスゴイ。

どこか釈然としない気分の中でそう思った。

 

 

 

 

○呪いのビデオ

 

 

 

きっかけは友人が持ってきた一本の古いビデオテープだった。

DVDやブルーレイ全盛の現代、今さらビデオなんてないだろうと思ったが、そこは古くからの幼なじみ。

私の家の物置にビデオデッキがあるをの知っていた。

何の題名も書かれていないビデオテープ。

中身がどうしても気になるというので、私の家で鑑賞会をすることになった。

しかし友人に急に用事が出来た為、一先ず私一人で見ることに。

 

すぐに後悔する羽目になった。

 

そのビデオは呪われていたのだ。

7日以内にダビングして他の人間に見せなければ、自らが死に至るS子さんの呪い。

しかしこの現代、ビデオなど過去の遺物になりつつあるのだ。

動くビデオデッキを常備している相手など、パッとは思いつかない。

ふざけんな、もっと現代的な媒体にしろ!

 

そもそも私には友人など幼なじみの一人くらいしかいないのだ。

ダビングしたところで誰に見せると言うんだ。

私のボッチッぷりをバカにしているのか。

もっと呪う相手の事情も考えろ!

 

内心ひとしきりS子さんを罵倒したが、事態は解決するはずもなく。

泣く泣く友人に相談したところ、霊能力者を紹介してもらうことになった。

寺生まれのTさんという男性だ。

 

Tさんは見た限りでは、普通の男性だった。

しかし他に頼る相手もおらず、7日目の晩を彼と一緒に迎えることになった。

そして当日。

 

私の家のテレビにモノクロの砂嵐が走り、屋外の井戸が映し出される。

最初に見えたのは病的なまでに白い手。

続いて顔を隠すほどに荒れ果てた、元は美しかったであろう長い黒髪。

井戸の底から這い出て、更にはテレビの画面から現実世界へと這い出んとする。

 

指先がテレビを抜ける。

俯いた顔には闇の帳のように髪が波打つ。

S子さんの頭部がテレビと現実の境界を越え、私の家へと顕われ――

そこでピタリと動きを止めた。

 

うん、誰だってそーする。私だってそーする。

何故ならS子さんの眼下――彼女が下りようとした床の上には、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()――!!

 

S子さんは初めて顔をあげ(顔色は悪いがかなりの美人さんでびっくりだ)、信じられないものを見る目で私たちを見た。

気持ちは分かるけど、やったのは私じゃなくてTさんなんです。

恨むんなら彼を恨んでください。

 

「いやぁ、知り合いの知り合いの知り合いの巫女が、針を妖怪退治の武器に使ってるんスよ」

 

そんな風に弁明していたが、それはもう赤の他人だろう。

それに画鋲とか使うとこう、こっちが虐めているみたいな気分になる。

 

「あ」

 

S子さんが体を支えていた手を滑らせて、画鋲の海に顔から突っ込んだ。

うわぁ、アレは痛いぞう……思わず目を逸らすと、ちょっと低めだが美しい声音の悲鳴が響き渡った。

――これ、近所の人が警察に通報したりしないわよね?

 

「いやぁ、なんだか変な展開になってるねぇ」

 

知らない声がしたので目を開くと、知らない女性が居た。

赤い髪に、大きな鎌と大きなおもちをもった女性だ。

 

「あたいの役目はお迎えじゃなくて、船頭なんだがねぇ。アンタもまあ変な風に捩じくれちゃって……閻魔様からたっぷり説教されるだろうから、覚悟するんだよ?」

 

そういえばTさんが念の為、知り合いの知り合いの死神を呼ぶと言っていたが、彼女のことなのだろう。

正直眉唾だと思っていたが。

死神さんは悶絶するS子さんに手を触れると、フッと姿を消した。

 

「これでもう呪いも大丈夫と思うっスよ」

 

正直何が何だが分からない内に全部終わったって感じだ。

ふと、自分の胸元の視線を落とす。そして先ほどの死神の女性を思い出す。

 

格差ってヒドイ。私は現実逃避気味に、そんな事を考えた。

 

 

 

 

○合わせ鏡

 

 

 

その日は何となく眠れず、外をブラブラと歩いていた。

若い女性が夜中に――と眉を顰められるかもしれないが、この辺り一帯は私の庭だ。

何処が危なくてどこが危なくないかくらい分かっている。

 

ある廃墟の前に辿り着く。

経営がうまくいかなくなった店だったはずだ。

 

ちょっと前はやんちゃな少年たちがたまり場にしていたが、今では人っ子一人いない。

何でも合わせ鏡の中に飲み込まれたとか、そういう噂だ。

 

軽い足取りで中に踏み込む。

本当にココで人が行方不明になったのなら、警察あたりがもっと厳重に封鎖しているはずだ。

彼らだって不祥事や問題はあっても、決して無能ではない。

つまりここで人が居なくなったというのは、ただの噂という話だ。

 

スマホのライトで中を照らしつつ、物が散乱した部屋を歩く。

記憶が確かならこの店も10年くらい前までは、普通に営業していたはずだ。

人の手が消えてたったの10年でここまで荒れ果てるのかと、呆れるやら感心するやら。

 

ある部屋に入ると、背合わせになった二つの姿見が目に入る。

アレが問題の鏡か――私は特に期待もせずに、お互いの鏡面を向き合せる。

合わせ鏡は完成するが、特に何かが起こる様子もない。

当たり前だ、鏡は光を反射するだけのもの。

幾らその奥に世界があると錯覚しようとも、所詮は表面的な現象。

その内に、何かを収める余地などあるはずがない。ない。ない。ない、はずなのに――

 

キィィィンと、耳を抑えたくなる甲高い音が響く。

全身の産毛が逆立つ。

肌が震える。

理屈ではなく、本能が叫ぶ。

なにか尋常ではない事が起こっていると。

 

合わせ鏡に、一人の男が映る。

反射的に部屋を見回すが、私以外は誰もいない。

この鏡の中の男以外には。

 

『戦え……』

 

男がナニカを――金属でできたプレートのようなものを私へと渡そうとする。

意味が分からない。戦えって、いったい何と? 誰と?

キィィィンという音が、私を追い立てるように響き続ける。

酷く不快な気分だ。アレを受け取れば、私は解放されるのか?

私は腕を上げ、鏡へと伸ばし――

 

「破ァ!!」

 

眩い光と共に、鏡は粉々に砕け散った。

私は反射的に身を屈めるが、それ以上の事は起こりそうにない。

恐る恐る顔をあげると、見知った男が頭を抱えていた。

 

「いやいやいや……いやいやいやいや……なんであの男がいるんスか」

 

「それはこっちの台詞なんですが。なんでいるんですか?」

 

霊感が強いと噂のTさんだった。

 

「いやぁ、ちょっとおかしな気配を感じて」

 

「気配とか相変わらずオカルトですね。具体的にはどんな?」

 

「こう……空間が震えるような?」

 

相変わらず訳が分からなかった。

でも寺生まれってスゴイ。久方ぶりにそう思った。

 

 

 

 

○少年が見れなかった原風景

 

 

 

 

 

大学生活も充実し、20歳になって初めて父さんと酒を飲み交わした。

ビールの味はほろ苦く、正直美味しいとは思えなかったが、この味に慣れた時大人になったと言えるのだろうか?

 

「アイツとは、こうして一緒に飲むことはないのかな」

 

酔いが回ってきたのか、いつの間にか僕はそんなことを口にしていた。

幼なじみの女の子。置手紙を残して居なくなってしまった友人。

由緒ある――そして寂れ往く神社の一人娘。

 

「すまないな、見つけられなくて……」

 

父さんが呟く。

眼鏡に光が反射してその瞳は窺えないが、きっと無力感を宿しているのだろう。

失敗した。こういう顔をさせたくないから、これまで話題に出さなかったのに。

 

父さんは警視庁で幹部を勤めている優秀な人物だ。

僕自身もいずれは尊敬する父さんの後を追い、警視庁に入るつもりだ。

幼なじみの少女が居なくなった後、僕は父さんに彼女を探してもらえるように頼んだ。

自分でも珍しい我儘だっただろう。

 

しかし彼女は見つからなかった。

影も形もないように、いなくなってしまった。

彼女が居なくなった後の神社に行ったが、恐ろしいまでの空虚さに震えたのを覚えている。

少なくともあの場所はもう、彼女と一緒に遊んだ神社でも湖でもなかった。

それ以来、あの場所には行っていない。

 

「様々な事件に関わっていると、時折こういうことはある」

 

父さんは初めて、そう話してくれた。酔いのせいかもしれない。

不思議な事件は数あれど、大部分には説明がつく。

だがその中のごく少数――本当に、どうしようもなく説明がつかないものがあると。

つじつまを合わせることは出来る。事件の外装を繕うことは出来る。それっぽい結論をでっち上げることは出来る。

しかしそのどれもに納得がいかない――見えているものと中身が全く違う。

そんな事件が存在すると。

 

どうしても気になるのなら――父さんはそういって、ある住所を教えてくれた。

聞いたこともないような名前の寺だ。

なんでもそこには、本物の霊能力者がいるとか。

迷ったが、ダメ元で頼ってみることにした。

我ながら酔狂だと思うが、思えば彼女もそちら側の人間だったのかもしれない。

時折誰もいない場所に向かって、親し気に話しかけていた幼なじみの横顔を思い出す。

 

アポイントメントをとり先方に出向くと、寺の倅が対応してくれた。

Tさんというらしい。

僕の名前を聞くと驚いていた。確かに日本人にしてはちょっと――いや、かなり珍しい名前だろうが。

 

「変な黒いノートとか拾ったこと、ないっスよね?」

 

おかしな質問もされたが、話をすれば彼は考え込むようにし、時間が欲しいと言ってきた。

――後日、彼から荷物が届いた。

幼なじみからの手紙だった。

 

「ふふ……変わってないな」

 

どうやらとんでもない秘境の地に引っ越したようだ。

こちらの常識など、まるで通用しない場所らしい。

それでも元気にやっている――それだけが分かっただけでも十分だ。

 

「返信を、書かないとな」

 

SNSでも電子メールでもなく、紙媒体での手紙なんていつ以来だろうか。

筆をとり、紙を用意する。書きたいことは幾らでもある。

それでも――

 

もう彼女に直接会うことはないのだろうなと、僕は改めて物寂しさを覚えた。

 

 

 

 

○社の秘宝

 

 

 

 

いくらインターネットが発達した世であっても、世に出ない情報というモノはある。

例えばだが新しい環境に――言い方は悪くなるが――適応できなかったお年寄り。

彼らが知る地域特有の逸話や民話、口伝。

それらは伝えるものが居なければ、あっという間に失われていくことになる。

 

だからこそ大学で民俗学を専攻する私は、そういったお年寄りたちから生の話を聞くことを大事にしていた。

フィールドワークで何度も各地に足を運び、根気強く話を聞く。

幸いというか、お年寄りとのコミュニケーションは得意な方だった。

私自身子供の少ない田舎の出身で、村のお年寄りたちに可愛がられて育ったからかもしれない。

 

そんな中で面白い話を聞くことができた。

何でも山奥の社に、秘宝を祀った社があるそうだ。

その中身は村の人間たちですら知らない。

決して開けてはならぬと伝えられた木箱。

 

険しい道のりらしく、かつてはあった道ももう自然に埋もれているだろうとの話だった。

それでも興味を惹かれた私は、準備を整え山に登った。

 

なるほど、確かに険しい山道だ。

獣道すらもろくにないような山肌。

それでも私は懸命に進み――違和感を覚えた。

異様なまでに、音が少ない。

動物の唸り声も、鳥の鳴き声も、虫が飛ぶ音も。

風が木の葉を揺らす音と私の足音、そして息遣い以外は碌に聞こえない。

明らかに、何かがおかしい。引き返すべきだ。

 

――だが目的地と思わしき場所まではあと少し。

ここで引き返すのは、あまりにも惜しい。

一先ず目的の場所まで進み、何もなければ引き返す。

そう決めて歩を進める。

 

そこからの道のりは、これまでに比べれば拍子抜けと言えるほどあっさりとしたものだった。

30分もかからずに古ぼけた社が見える。

安堵のため息を吐き、一先ず荷物を下ろすかと考えた瞬間――

 

心臓を鷲掴みにされたかのような悪寒が走った。

 

心臓がこれでもかというくらいに早鐘を打ち、しかしそれに反比例するかのように血の気が引いていく。

社が、開いている。

おかしい、先ほどまでは閉じていたはずだ。

 

中にはお年寄りたちが語った木箱。

細長い――肘から先の腕が丸々収まりそうなサイズ。

一瞬の瞬きの間の出来事であった。

木箱は私の目の前の地面に横たわっていた。

 

息が詰まり、驚きの言葉を口にすることもできない。

ギギィと、古ぼけた木と木がこすれ合う音が静かな山に響く。

木箱が僅かに開かれ――塗り替えられたかのように空気が変化する。

重く、纏わりつくように。深い海の中に沈んでしまったかのように、

 

()()()()()()()()()()()

 

理屈ではなく、本能で察する。

元より山というのは、それだけで一種の異界だ。

前提として、人の世界ではないのだ。

その中でも、ここは――この木箱の中身は飛び切り。

せめて最後にその正体を目に焼き付けようと、瞳だけを動かす。

ズレた箱の内側から這い出てくるのは、この世のものと思えぬほど凶悪で、美しい爪――

 

「破ァ!!」

 

叫び声と共に、閃光が走った。

重苦しかった海のような空気が焼かれ蒸発するように、私は呼吸という行為を思い出す。

 

「危なかったっスね」

 

声をかけてきた青年には、覚えがあった。

以前教授の伝手で向かった寺の子だったはずだ。

彼の手には、例の木箱が抱えられている。

 

「ちょっと失礼するっス」

 

彼は一言断って、スマホを取り出した。

 

「もしもし、オレっス。例の腕、それらしいものが確保出来たッス。でもかなり危なそうな状態なんで、早めに取りに来るよう伝えてもらっていいっスか?」

 

その後も2~3言葉を交わし、彼は電話を切った。

差し出された手に掴まって何とか立ち上がり、礼を言った後に質問する。

 

「ここは電波が通じないはずだが……」

 

「あー、特注品なんで」

 

「結構険しい山道だったと思うが、その恰好でよく上ってこれたね」

 

「修験者の恰好でチョモランマに上る訳じゃないっスから」

 

「その木箱はどうするんだい?」

 

「しかるべき人物に渡すっス」

 

「さっきの光は?」

 

「破ァ!! っス」

 

それだけ話すと彼は木箱の中身が危ないからと、あっという間に走り去っていった。

寺生まれってスゴイ、初めてそう思った。

 

一度周りを見渡し、誰もいないのを確認する。

深呼吸し、肺を空気で満たす。

 

「破ァ!!」

 

当然、何も出なかった。

 

 

 

 

○渇望の手

 

 

 

 

最近、私の一族のグループが管理する海水浴場で問題が起きている。

海水浴をしていると、急に海中で足を掴まれるという事件が多発しているのだ。

幸い、死者や重傷者は出ていないが驚きで溺れかけたという事例が起きている。

海水浴場の管理はグループとしては優先度の高い事項ではないが、問題を片付けられないと思われるのも困る。

揚げ足をとるような輩はどこにでもいるのだ。

 

そこで未だ若輩である私に、解決の役目を任された。

解決して価値を示せ――そういうことなのだろう。

 

私は事件解決の為、ある人物を招聘した。

とある寺生まれの男で、Tさんという。

一族のグループにも当然懇意にしている霊能者はいる。

科学全盛の世であっても、呪詛やら何やらを用いてくる輩はいる。

そういった相手に対抗するための人員だ。

 

しかし今回は、人材発掘も兼ねることにした。

グループにではなく、私個人に力を貸してくれる人材が欲しかったからだ。

だが今のところはうまくいっていない。

Tさん以外にも何人かの霊能者をピックアップしたが、力が弱いか似非か。

誰も海岸の件は解決できていなかった。

実の所Tさんが最後の一人。

彼も失敗するようならば、おとなしく解決を優先してグループの霊能者を頼るつもりだ。

 

この一件に関しては、既にある種の怪談話として噂が流れている。

曰く、戦時中空襲から逃れるため海に逃げた女学生たちが溺れ死に、未だに助けを求めている。

そんなありきたりな話だ。

 

これは作り話であることが既に判明している。

ちょっと調べればわかることであるが、この辺りでそんな死亡事故の記録はなく、そもそも空襲の被害にもあっていない。

故意にか偶然にか、どちらにせよでっち上げられた話だ。

 

だがこれまで雇った霊能者たちには、この話をそのまま伝えてある。

この話をそのまま肯定するようなら、そいつは似非だ。

残念ながら、その割合の方が非常に多かったが。

さて、このTさんはどうか……

険しい顔で海を睨むTさんが、重々しく口を開く。

 

「ちょっと霊視してみたッスけど、溺れた女学生とかじゃないっスね」

 

ほう、コイツは当たりのようだ。

緩みそうになる頬を戒めつつ、困ったような顔つきを作り尋ねる。

まだ第一段階を突破しただけなのだ。

事件を解決してもらわないといけない。

 

「まあ、そうでしたの? ならばいったい、どのような恐ろしい悪霊が潜んでいると?」

 

「あー、そうっスね。これはお嬢さんにはちょっときつい内容かもしれないっスけど……」

 

どうするか? と目で問うてくるTさんの前で、頭を巡らせる。

私にとってきつい話――つまり一族が関係する話ということか?

それともまさか、数年前に亡くなった両親に関係する話?

 

思わぬ大魚が釣れたか?

どちらにせよ聞かなければ始まらない。

知らない方がいい話だったら――そんなものは知るか。

知った上で糧にする。私はそうして生きてきた。

毒も皿も、何なら差し出された手すらも喰らう心持で口を開く。

 

「お聞かせください」

 

「……分かったっス」

 

Tさんは一旦目を瞑った後、海の果てに視線を飛ばすように語り始めた。

 

「この海水浴場に潜む霊の正体は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

酒に酔っぱらった勢いで海に飛び込んで溺れ死に、幽霊になってこの海水浴場に流れ着いた女性の素足フェチのオッサンの霊っス」

 

「よーしTさん、さっさとそのセクハラ親父を消し飛ばしてくれたまえ。跡形もなくだ。ハリー、ハリー、ハリー!!」

 

セクハラ許すまじ、私は母の遺した言葉を全力で肯定した。

 

 

 

 

○廃墟探索

 

 

 

 

オレたちのチームは、世間一般からは所謂不良という風に見られている。

だが決して他人様に迷惑をかけているつもりはない。

はみ出し者たちがリーダー――団長の元で一緒につるんでいる。

そういう関係だ。

 

団長はスゴイ男だ。

外人の血を引いているということで周囲から煙たがれつつも、それに腐らずまっすぐに生きている。

そんな団長の元だからこそ、オレたちも変に拗れずにやっていけているんだ。

 

それはさておき、ちょっとしたトラブルが起きた。

チームメンバーの一人の弟が、廃墟に行って帰ってきていないというんだ。

どうやら廃墟探索系の動画投稿者の影響を受け、近くの廃墟に友人数人と向かったらしいが、その弟一人だけが忽然と居なくなったらしい。

チームメンバーの家族のピンチだ。

当然団長が放っておくわけもなく、皆で探している。

 

――探していたのだったが……

 

おかしい。ここは精々、三階建ての民家だったはずだ。

この面積は、あり得ない。

もう5階分は階段を降り、10階分は上ったはずだ。

にも関わらず、一向に外に出ることができない。

いや、外は見えているのだ。それこそどの階からも。

だがその外が、オレたちの知るものとはまるで違う。

 

ある階から見える外は、血のように真っ赤な地面。

ある階から見える外は、見ているだけで凍えそうな雪景色。

ある階から見える外は、どこかの山の中。

ある階から見える外は、大量の臓物がミミズのようにはいずり回る地獄絵図。

 

団長が居なければ、とっくに士気が瓦解していたはずだ。

幸いにして、探し人であるチームメンバーの弟は見つけることができた。

余程怖かったのだろう。一言もしゃべらずに、黙々とついてきている。

この子の存在も、オレたちが歩き続けられる理由の一因だろう。

年上として、守るべき子供の前で無様は晒せない。

 

――だが……

 

「もういいかな」

 

ある階に着いた時だった。皆疲れている、そんな状態。

チームメンバーのものではない声が、響き渡った。

これまで一度もしゃべらなかった子供が、ニタニタと笑っている。

口元は頬まで裂けるように大きく弧を描き、不揃いな異形の歯が並び、血色の涎が零れる。

 

「――こいつっ!?」

 

「いただきまぁーす」

 

ゴキゴキと、顎が外れるような音と共に口を大きく開く。

いや、実際に外れているのだろう。

人一人を飲み込みかねない大きさにまで口が開かれ、驚きと疲れのあまり呆然としていたメンバーに迫り――

 

「やらせるか!!」

 

団長がタックルで子供を――否、怪物を押し飛ばした。

しかし怪物は大して揺るぐこともなく、その口を団長に向ける。

 

「――っ! ここはオレに任せて早く逃げろ!」

 

「団長を置いていける訳がっ!!」

 

「いいから行け! 止まるんじゃねぇぞ!!」

 

オレたちの方を振り向き、一喝する団長。

しかしその背後には、巨大に開かれた口と闇色の口内が広がり――

 

「そんなに喰いたきゃしこたま喰らうっスよ! 破ァ!!」

 

巨大な光弾が団長の顔を掠めるように、怪物の口に叩きこまれた!

あの人は、そう――霊感が強いと噂の寺生まれのTさんだ!

 

「ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!」

 

Tさんの両手からマシンガンのように放たれる光弾が、怪物の口内に吸い込まれるように飛んでいく。

激しい光の明滅と、土煙――それが晴れた後には、ズタボロになった怪物だったナニカ。

 

「破ァ!!」

 

最後にTさんが一喝すると、残された肉片は粉々に消し飛んだ。

 

「いや、無事でよかったっスよ」

 

笑顔を向けてくるTさんに、団長が答える。

 

「Tさん……どうしてここに?」

 

「居なくなった子供の捜索に加わってたんスよ。ここは元々、良くない噂もあったっスからね。ああ、行方不明の子供ならもう見つかったっス。オレたちも帰るっスよ」

 

「そいつぁ良かった。でもここ、どこに行っても外に出れなくて……」

 

「ああ、それなら――破ァ!!」

 

Tさんが手から光を放つと、空間が歪むようにして下に降りる階段が現れた。

 

「ここから帰れるッスよ」

 

「……すげえよ寺生まれは」

 

オレもそう思った。

でも団長――オレは団長も、同じくらい凄いと思っているんだ。

 

 

 

 

○猿夢

 

 

 

 

ああ、ついにまたこの場所――夢に来てしまった。

 

『次は挽き肉~挽き肉です~』

 

奇妙な電車の中に、不気味なアナウンスが響く。

前回は、次で最後だと言われた。

それ以来、ずっと怯えながら暮らしていた。

 

小人が自分の膝の上に乗り、ウィ~ンという重低音が響く機械を近づけてくる。

 

結局のところ、この夢で自分が死んだ場合現実でどうなるのかは分からない。

それは己が身をもって証明するしかない。

それでもこれから起こる事は、恐ろしく痛いのだろう。

なんせ意識があるままひき肉にされるのだ。

 

だが。

しかし。

この恐怖が今日で終わるというのなら。

それもいいのかもしれな――

 

ドォンと、電車が揺れた。

その拍子で膝の上に乗っていた小人たちは転がり落ち、持っていた機械に巻き込まれミンチと化した。

何事かと目を白黒させていると、後部座席に妙なものが見える。

こう――巨大な羊と機械を組み合わせたキメラというか……

 

しかし僅かに瞬いた瞬間その異形の巨体は消え、一人の少女がそこにいた。

赤いサンタ帽と白黒のワンピースを身に纏った少女。

 

『い、いったい何が……』

 

「どーも、夢の支配者です」

 

彼女は何の気負いもないように、それこそ支配者であるかのように車内を歩く。

そして眼前に立った彼女は、子守唄のように言葉を紡ぐ。

 

「それではあなたの悪夢、美味しくいただきます」

 

『やめ――っ!?』

 

気が付くと自分の部屋で目を覚ましていた。

体にはどこにも異常はない。

そして何となく、あの悪夢は終わったのだという不思議な確信があった。

 

――後日。

 

寺生まれのTさんと呼ばれる人物と縁がありそのことを話すと、心当たりがあったらしい。

彼女は獏という妖怪だそうだ。

 

お礼を言いたいから何とか会えないかと相談すると、彼は枕をくれた。

件の獏が取り扱っている商品らしく、使っていれば稀にアンケートをとりに夢の中に現れるらしい。

ダメ元で頼んだが、何とかなるものなのだな。

寺生まれってスゴイ――そう考えながら、穏やかな眠りに落ちていった。

 

 

 

 

 

○手を伸ばす者

 

 

 

 

僕は昔から、釣りが趣味だ。

友人がゲームやバイクに興味を示す中、ひたすら釣りにばかりのめり込んでいた。

その日釣りをしたのは、住んでいる地域に昔からある沼。

だいぶ堆積物なんかが溜まっているが、こく肥えた魚のいる密かな穴場だ。

大きなコイを釣り上げることができ、その時一緒に釣りをしていた友人に頼んで僕のスマホで写真を撮ってもらった。

僕が魚を持ち上げている2ショットだ。

 

しかし後日その写真を確認してみると、妙なものが映っていた。

僕と鯉が映るバック――沼の畔に、何か緑色の物体があったのだ。

正直この時は、大して気にはしなかった。

打ち上げられた藻か何かだろうと、そう考えた。

 

だが更に数日後に写真を確認すると、その考えが甘いものであったことを思い知らされた。

緑色の物体が、明らかに変化しているのだ。

先端は別れ手のような形になり、何よりも――明らかに僕の足元に近づいている!

悪い思い込みだと考えようとしたが次の日も、また次の日も、徐々に、ほんの少しずつだが、緑色の手は僕の足元に近づいていた。

 

写真を消そうとしたが、エラーがでて消せなかった。

何度試してもだ。

日に日に近づいてくる手に恐怖を覚えながら、僕は母の勧めで少し離れたところにある寺に相談することにした。

 

その人はTさんと名乗った。どうやら霊感が強いそうだ。

焦りと恐れから要領を得ない説明になってしまったが、Tさんは根気強く話を聞いてくれた。

Tさんは少し考えこむようにして、あることを口にした。

僕はTさんに連れられて、例の沼へと向かった。

 

沼はいつもならあり得ないほどに、人が集まっていた。

それもそのはず、TVの撮影が来ているのだ。

そして沼自体も、まるで別の姿に変わっていた。

水がすっかりと抜かれ、今は水底に溜まったヘドロの処理をしている。

芸人さんや業者、そして地域の人たちが笑い合いながら作業をしている。

 

この番組は、僕も何度か見たことがある。

沼や池の水を抜いてみたという、アレだ。

 

Tさんに言われて、スマホの写真を見る。

緑色の手は、もうどこにも映っていなかった。

 

「もしかしたら、助けを求めていたのかもしれないっスね」

 

Tさんの声が、僕の胸に静かに響く。

散々怖がらせてくれた相手だけど、この手の主はもう、どこにもいないのだろう。

そう考えると、不思議な寂寥感を覚えた。

 

 

 

 

 

○禁忌の宴

 

 

 

 

 

すっかり夜になった配達物。

今度は近くでも有名な寺だ。

決して大きくはないが、本物の霊能者がいるという噂がある。

 

それでも夜の寺というのは、なんだか怖い。

霊能者がいるんならないだろうと思っても、何かの怪奇現象が起きそうな気になる。

まあ実際には何も起こらないのだが。

ポストに宅配物を入れ、踵を返す。

残り数件――さっさと終わらせたいところだ。

 

そんな私の目に、ある光景が映る。自慢ではないが、視力は結構いいのだ。

居住区域の辺りから出る電灯の光。

軒下に並んで座る、二人の人影は互いにグラスを持っている。

片方はいい。この寺の倅だ。

だが問題はもう片方……明らかに小学生か、大きく見積もっても中学生くらいにしか見えない少女。

赤い顔色を見るに、どうも酔っぱらっているらしい。

 

しかも和服を洋風に改造したような格好で、頭には大きな角まで付いている。

まさか子供にコスプレをさせた上一緒に酒まで飲んでいるなんて。

 

それにこの微かに漂ってくる香り――松茸か。私は鼻もいいのだ。

どうにも七輪で焼いているようで、酒の肴にしているらしい。

この時期にはまだ採れるものではないので、外国産だろうか。

最近は絶滅危惧種に指定されたのだ。羨ましい。

 

しかしこんな状況を作り上げるなんて――寺生まれってスゴイ。

警察に通報すべきかとも悩んだが、やめておいた。

何故だかすごく命拾いした気がした。




《ちょっとした設定集》

○名無しの寺生まれ
幻想郷を有する世界の、外の世界にある寺の生まれ。霊能力全般を得意とし、様々な怪異にまつわる事件に遭遇・解決する。ちなみに彼自身は、幻想郷に行ったことはない。

○名無しの鬼っ娘
とある幻想郷の一つに生きる鬼の少女。”数値を操る程度の能力”を持つ。大体なんでもできる力だが、本人は自分の座標を操るか食べ物や部屋の温度を操るとか、そのくらいにしか使わない。だって本格的に数字を見ていると、頭が痛くなるから。数学が嫌い。博麗霊夢とは面識はなし。面識を得るとすれば、いずれ自分が異変を起こした時――そう考えている。最近は別の平行世界の幻想郷を侵食しているという、ロストワード異変がちょっとした悩み。いつ飛び火してくるか分からないから。



以上番外編、T=SAN daysでした。
いやぁ、思った以上に文字数が増えてしまった……
Tさんが案外書きやすかったと言いますか。
あと作中にどこかで見たような方々も登場していますが、大部分は平行世界の同位体かよく似た他人ということで一つ。
また某番組を中傷する意図はないので、ご理解をお願いします。
例え善意や必要なことであっても行動すれば、波及するように影響は広がる。
そういうお話だと思って貰えれば。
それでは今回はこの辺りで失礼します。
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