真・ごとき転生 スウォルチルドレン   作:サボテン男爵

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最近仕事が助走をつけて殴りかかってくるので更新。
一気に中盤までワープ。リィンが黒の工房から救出された辺りです。


閃の軌跡編②

 魔女の隠れ里――エリン。

 古来より存在する焔の至宝に連なる一族――魔女の眷属たちが住まう、異界とも呼べる地。

 本来ならば決して人の多くない場所だが、現在は珍しく里の外から訪れた人々で賑わっていた。

 先のリィン・シュバルツァー救出に関わった人々が滞在しているのだ。

 

「――そうか。みんなも諦めず、足掻き続けてきたんだな」

 

 リィンは教え子たちから、自分が囚われの身になった後の話を聞き終え、感慨深そうにつぶやいた。

 

「みんなの健闘、本当に誇らしく思うよ。時期的にはそこまで長く経っている訳じゃないはずだけど、正直見違えた……その場に立ち会えなかったのは、教官として不甲斐なくもあるし残念でもあるけどな」

 

「まったく……せっかく苦労してあの暗がりから引きずり出したんだから、あんまり辛気臭い顔はやめろよな。アンタにはこれから精々活躍してもらわなきゃならねぇんだからよ」

 

「アッシュったら素直じゃないわねぇ~。普通に心配してたっていえばいいのに」

 

「てめぇ……」

 

 不良然とした金髪の少年――アッシュの発言に、ピンク髪の少女――ユウナが茶化すように笑い、アッシュは眉を顰めた。

 

「ふふ……ようやく、特務科Ⅶ組が戻ってきたって感じですね」

 

「そうですね。でも、本番はここからです」

 

 ゆるふわお嬢様のミュゼが頬に手を当てて微笑むと、黒兎の少女アルティナが頷きつつも真剣な顔をする。

 

「そうだな。騎神同士の蟲毒である“七の相克”。“巨イナル一”を錬成するための“黄昏”。そして現実問題として迫っている“世界大戦”。どれも尋常ならざる事態だ」

 

 教官の言葉に、新Ⅶ組のメンバーたちが頷く。

 リィンの“導き手”である魔女からの知識で、これから起こる事の概要は既に知る事となっている。

 

「騎神の起動者も出揃ったことだしな」

 

「クロウ」

 

 蒼の騎神の起動者たる青年――クロウが話に加わってきた。

 他にもチラホラと人が集まってくる。

 

「蒼がオレ。金はリィン。紫は猟兵王。銀は鋼の聖女。黒は鉄血の野郎。灰はセドリック。そして緋は――」

 

「“もう一人の僕”――ですね」

 

 クロウから向けられた視線に、エレボニア帝国皇太子であるセドリックが頷いた。

 

「ったく……ありゃ一体どんな手品を使いやがったんだ? 坊ちゃんを一人増やすなんざ」

 

「アッシュ。いい加減殿下相手に坊ちゃん呼ばわりは止めないか」

 

 新Ⅶ組の一員でセドリックの元護衛役のクルトが苦言を呈するが、アッシュはどこ吹く風だ。

 

「かまわないよ、クルト。僕の方が先輩とはいえ、年下なのは事実だ」

 

「しかし……」

 

「侮蔑の意味があるなら僕だって放っておくつもりはないけど、そうでなければちょっと珍しい愛称さ。――さすがに公の場では御免被るけどね。それに今問題にすべきは、もう一人の僕のことだ」

 

 リィンを救出するまでの旅路――その中で対峙した自らと瓜二つの少年。

 セドリックは彼に対して言及する。

 

「あんな傲慢で嫌味な奴、ただの偽物でしょ!? 気にする必要なんてないよ」

 

「いいえ、ただの偽物ということはあり得ないわ。緋の騎神テスタ=ロッサは“呪い”によって皇族の血を引く者しか起動者として認めない。――かつてアルフィン皇女を依代に、魔王として覚醒したように」

 

 結社の最高幹部たる使徒でありながら、独自の行動路線をとるヴィータの言葉に、セドリックも追随する。

 

「――それに、何て言うのかな。分かるんだ、アレは紛れもなく“僕”だった。あの傲慢さも、僕が一歩踏み外してしまえば身に着けていたかもしれないものだ。彼は、僕が成りえなかった僕なんだ」

 

「……彼自身もそう言っていましたね。『僕は君が受け入れなかった可能性。成長と称して捨て去った分岐点だ。“この世界”において、確かに僕は偽物だろう。――だったらソレも面白い。力をもって、“本物の座”を勝ち取るとしよう!』と」

 

「その辺りが焦点――核心なのかもしれないわね」

 

 アルティナがもう一人のセドリックの言葉を正確に再現すると、リィン救出への協力の為に来ていたレンが前に出る。

 

「ありえないはずの人間は、もう一人の皇太子様だけじゃないわ。――死したはずの剣帝レーヴェ。それに――」

 

「オレの親父。赤い星座の闘神――バルデル・オルランド、だな」

 

 闘神の息子であるランディに、苦々し気な顔でセリフを引き継ぐ。

 

「オレみたく、騎神にまつわる不死者とはまた違うみたいだったしな」

 

「ええ、レーヴェに至っては、二振りと存在しないはずの魔剣ケルンバイターまで携えてね。そしてその全てに関係するのが新たなる執行者No.2――スウォルツ。私も結社から離れてそれなりに時間が経つし、詳しくは知らないのだけど……」

 

 レンから視線を向けられたヴィータは、静かに首を横に振った。

 

「悪いけど、私も直接会ったのは黒の工房の本拠地が初めてよ。私が結社から距離をとった後に結社入りしたのでしょうね。そういう意味では、あなたの方が接する機会はあったんじゃないかしら?」

 

 深淵の魔女は鋼の聖女の直属たる神速の騎士・デュバリィへと顔を向けるが、彼女もまた憮然とした顔で嘆息する。

 

「生憎と関わりは多くありませんわ。剣帝の後釜ということもあって結社内でも注目する者は多かったですが、単独行動していることが多いので。ただ、一度力を試そうと後ろに回り込もうとしたら、逆に回り込まれていたことはありますが」

 

「“神速”の字を持つそなたがか?」

 

 帝国の二大武門の片割れ、アルゼイド流の皆伝であるラウラが驚いたような顔になる。

 

「忌々しい話ではありますが……ただ単純なスピードで上をいかれた訳でないのは確実。アレはもっと別の何かでやがりますわね」

 

「どちらにせよ、相当に得体がしれない相手ということか」

 

 誰も答えを出せないまま考え込む一同だったが、一人の女性が声を発する。

 

「“アナザーワールド”、だよ」

 

 一同の疑問に答えたのは、リィンの導き手でありかつてエリンから出奔した魔女だった。

 

「あなた――あの男のことを知っているの? 相変わらずよくわからない情報網ね……」

 

「褒めても何もでないわよ、ヴィータ。若干信じがたい話だし、裏も取れていないからそのつもりで聞いてほしいけど」

 

 集まっていた皆が頷くのを確認した後に、魔女は語り始める。

 

「平行世界、って知ってる?」

 

「異なる可能性の世界ね」

 

 真っ先にレンが答え、ユウナが首を傾げる。

 

「それってどういう事?」

 

「簡単に言えば、違う歴史を歩んだ世界。例えばあなたは今帝国の士官学校にいるけど、少し歯車が噛み違えば今頃クロスベルで警官になっていたかもしれない――そういうこと、考えたことある?」

 

「それは、まあ……」

 

「つまりはそういう概念よ。違う人生、違う歴史の“もしも”の世界。もっとも実証も証明もなされていない、実質オカルトの話だけど……つまり、そういうことなの?」

 

「うん、みんなが会った“ありえないはずの人々”は、限定的な平行世界からやってきた人間だよ」

 

 レンからの確認に、魔女は頷いた。

 

「この世界でも起こるかもしれなかったけど、実際には失われた可能性。例えばリベル=アークで剣帝が死ななかった“もしも”」

 

 魔女はレンを見る。

 

「例えば猟兵王との一騎打ちで相打ちにならず、闘神が勝利し生き残った“もしも”」

 

 魔女はランディを見る。

 

「例えばⅦ組に入らず魔王の力と帝国の呪いに魅入られた皇太子の“もしも”」

 

 魔女はセドリックを見る。

 

「ごと……スウォルツはそんな失われた可能性の世界をアナザーワールドとして限定的に作り出し、その世界の住人を喚び出す異能を持っている」

 

「それって……わたしの……」

 

 目を見開くのはキーア――かつての人造至宝。

 

「似て非なるものね。かつてあなたは都合の悪い可能性を切り捨てた。スウォルツは都合のいい人物が生き残っている可能性を限定的に蘇らせた……ああ、別に責めている訳じゃないのよ?」

 

 シュンとしたキーアに、魔女は慌てて言い繕った。

 

「つまりは、推定で至宝と同等の異能を扱えるっつーことか。相変わらず魔窟だな、結社は」

 

「――だが実際にやっていることは人の命を、文字通り世界を弄ぶ行為だ。あまり愉快とは言えんな」

 

 クロウのぼやきに、四大貴族の一角たる貴公子のユーシスが鼻を鳴らした。

 

「それに一緒にいた黒い少女のこともあるしの」

 

 魔女の眷属たちの長である紅のローゼリアが指摘する。

 

「オーフィスと名乗った少女――形こそ人の子であるが、底知れぬ力を感じた。単純な力の総量ならば、あるいは鋼の至宝よりも――リィン。お主が与えられたという“蛇”のこともある」

 

「――ああ。あれ以来、俺の中の“贄の力”による破壊衝動もだいぶおさまっている。悪い子じゃないと思うんだが……できれば一度、しっかりと話してみたいな」

 

「……教官」

 

「いや、アルティナ。決して変な意味じゃないからな?」

 

 向けられた冷たいジト目にリィンは慌てて弁明し、一同の間に笑いが広がった。

 それにより、張り詰めていた空気が弛緩する。

 

「あの子がスウォルツって奴に利用されているんなら、助けないといけませんからね!」

 

 ユウナが声を張り上げると、リィンも「ああ」と一つ頷き返す。

 

「黄昏を止める為の戦いの中で、あの二人ともまた対峙することになるだろう。他にも曲者揃いだ――気を引き締めていこう!」

 

 ――おお!! と、エリンの広間に大きな声が響いた。

 

                       ◇

 

転生者愚痴りスレ Part16

 

 

58:名無しのごとき氏

それでは何故主人公勢からのオレに対するヘイトが増えているのか。弁明を聞こう。

桃色の髪の子とか、出会い頭に罵倒されたんだが。

 

 

59:名無しの出奔魔女

いやいやいや、私事前に確認とったよね?

こっちの陣営からアンタに対する警戒が上がって、

肝心の黄昏に対する意識がおろそかになる可能性があるから

ガス抜きの為にちょっとネタ晴らししたいって。

 

 

60:名無しのごとき氏

多少能力を明かす分は問題ないといったが、

今更だが本当にガス抜きなんてする必要あったのか?

執行者とはいえ数いる中の一人だぞ?

 

 

61:名無しの出奔魔女

一人じゃないからまずいんでしょーが!

世界最強クラスの戦力を侍らせて、誰でも警戒するって!

 

 

62:名無しの魔法提督

ごとき氏は男でハーレムを作っていた?

 

 

63:名無しのごとき氏

冗談でも止めてくれ。何が悲しくて薔薇の花咲く円卓なんぞ作らなきゃいけないんだ。

 

 

64:名無しの寺生まれ

でも実際かなり強力な能力っすよね。

その気になれば、幾らでも戦力を用意できる訳ですし。

 

 

65:名無しのごとき氏。

まあ、そだね。オレもその内、本格的に指揮とか勉強した方がいいかも。

 

 

66:名無しの魔法提督

そんな君に、管理局の士官コース!

人手不足の管理局は、いつでも優秀な人材をwelcome。

 

 

67:名無しの鬼っ娘

あたし知ってるよー。リンカーネットでブラック企業って検索したら、

最初のページに時空管理局が出てくるって。

 

 

68:名無しの魔法提督

あんなのはデマだ!

 

 

 

 

 

……半分くらい。

 

 

69:名無しの記憶探偵

では半分はあっているということかい?

 

 

70:名無しの魔法提督

まあ、魔力資質がものを言う世界だから就労年齢は低いし。

他世界への遠征となるとその場の上官の権限がどうしても強くなるからな。

人によっちゃ、やり方がきついってことはポツポツある。

 

 

71:名無しの装者

資質次第で子供でも戦場に出るのは、こっちと変わりませんね。

 

 

72:名無しの鬼っ娘

どこまでも管理管理管理なんてやってればねぇ。

もうちょっとおおらかに生きれればいいのに。

 

 

73:名無しの魔法提督

そう簡単にはいかんのよ。良くも悪くもな。

 

 

74:名無しの出奔魔女

ままならないわねぇ。

それでこっちの話に戻すけど、状況は概ね順調に推移している――と思いたいなぁ。

 

 

75:名無しの寺生まれ

ちょっと自信なさげっすね。なにか問題でも?

 

 

76:名無しのごとき氏

大筋は原作に沿っているとは思うが、細々とした差は出ているからな。

原作っていうものさしがどこまで役に立つかはわからないし、

とりあえず黄昏を止めるということを落着地点にするしかない。

 

 

77:名無しの出奔魔女

というかあなたのところの黒ロリ、なんでウチのリィンに唾つけてるのよ!

なんか蛇とやらで鬼の力がパワーアップしてるし!

 

 

78:名無しの魔法提督

ところで黒ロリっていったら、セリーヌと被るよな。

 

 

79:名無しの寺生まれ

アルティナとも被るっすね。あの子の場合、服と戦術殻が黒いだけっすけど。

 

 

80:名無しのごとき氏

>>77

話を聞いてみたけど、なんかきつそうだったからだってさ。

基本、反射と本能だけで生きている気がする。

 

 

81:名無しの記憶探偵

神様なんてそんなものさ。根本的に人間とは思考回路が違う。

 

 

82:名無しの鬼っ娘

わかるわかる。幻想郷も人外が多いからさー、いろんな価値観があるよ。

 

 

83:名無しの装者

みんな大変ですねぇ。

 

 

84:名無しの寺生まれ

いやいや、装者ちゃんとこも人のこと言ってられないですからね?

 

 

85:名無しの出奔魔女

そういやごとき氏、なんかでっかいのになって機甲兵と戦ってたけどアレなんなの?

 

 

86:名無しのごとき氏

アナザークウガ。

なんか生身のオレに人型機動兵器で殴りかかってくるから、つい変身しちゃった。

……あの子らマジ怖いんだけど。アレどういう教育してるの?

 

 

87:名無しの出奔魔女

こっちの世界、達人級なら普通に近代兵器と生身一つでやり合えるからねぇ。

そんな感覚だったんだと思う、多分。

 

 

88:名無しの寺生まれ

ごとき氏ダークディケイド以外にも、アナザーライドウォッチ持ってるんすか?

 

 

89:名無しのごとき氏

うん、まあ。曲がりなりにもディケイドだからか、ライダー系とは微妙に縁があって。

転生特典でクウガの力を貰った転生者がいたんだけど、そいつがアルティメット化して

暴走してたから人間に戻すために力を封じた。

一応アナザークウガのウォッチいる? って聞いたんだけど、もういいですって。

 

 

90:名無しの記憶探偵

ライダーの力も、一歩間違えれば怪人の力だからね。

メリットばかりではないというわけだ。

 

 

91:名無しの魔法提督

ひょっとしてタイムマジーンとかも持ってる?

 

 

92:名無しのごとき氏

一応持っているけど、あんまり使う気にはなれなくて。

ホラ、アレ大型機械だからさ……使うのにもコストがかかるんだよね。

壊れたりしたら涙目。あと博士が興味津々で怖い。

その点アナザーライダーの力はリーズナブル。

 

 

93:名無しの装者

あー、予算って大事ですよねぇ……

 

 

94:名無しのごとき氏

今いる身喰らう蛇も異能や超常の技術が集まった秘密結社なんだけど、

それでも無尽蔵に金や資源が湧いてくるほど浮世離れはしていないから。

コストカットできる部分はした方がいい。

経理の人も大変そうだし……

 

 

95:名無しの出奔魔女

経理、いるんだ。

 

 

96:名無しのごとき氏

そりゃいるよ。最近は大きな作戦の連続でガンガン資材もミラも消費しているから、

やりくりが大変だって頭抱えてた。人形兵器とかも大量投入してるし。

 

 

97:名無しの出奔魔女

あー、あんなにでっかい兵器使ってタダな訳ないかぁ。

 

 

98:名無しの魔法提督

毎度毎度主人公たちの美味しい経験値になっているしね!

 

 

99:名無しの鬼っ娘

世知辛いねぇ、現実は。

 

 

100:名無しのごとき氏

そういやライダーの力で思い出したけど、探偵さんも仮面ライダーだったんだな。

 

 

101:名無しの寺生まれ

えっ、そうなんすか?

 

 

102:名無しの記憶探偵

まあ、ね。一応、ガイアメモリを使うW系列の仮面ライダーだ。

 

 

103:名無しの記憶探偵

あれ? 寺生まれは知らなかったっけ?

 

 

104:名無しの寺生まれ

知らないっすよ! でもそれで記憶探偵なんすね、納得。

ところで何のメモリを? ジョーカー? それともエターナルとか?

 

 

105:名無しの記憶探偵

いや、まあ、そのだね。

 

 

106:名無しのごとき氏

オレの口からはちょっと……

 

 

107:名無しの魔法提督

ヒント。《C》。

 

 

108:名無しの寺生まれ

サイクロンっすか! それは原作にはいなかったすね。

アレ? でも>>105や>>106の反応の説明が……

 

 

109:名無しの魔法提督

ネクストヒーント。黒光りする《G》でもある。

 

 

110:名無しの装者

あっ

 

 

111:名無しの鬼っ娘

あっ

 

 

112:名無しの出奔魔女

あー

 

 

113:名無しの寺生まれ

えっと、その、まさかコックローチ、とか?

 

 

114:名無しの魔法提督

祝え! 魔都の闇を駆ける黒い影――仮面ライダーコックローチの誕生を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尚、適合率100%な模様。まさに運命。

 

 

115:名無しの記憶探偵

ええい、何が悪い! 

君たちに、ゴキ〇リとの適合率が最大だった私の気持ちがわかるかね!?

こちとらゴキ〇リもバッタも大して変わるまいと自分に言い聞かせているのだからな!

地味に有用だから手放す気にもならないのがまた癪というか。

 

あと>>114は情報が古い。

最近限界を超えて適合率108%まで上がった

 

 

116:名無しの魔法提督

うわぁい、お め で と う。

 




《ちょっとした設定集》

〇アナザーワールドで喚びだした人々
・剣帝レオンハルト
通称レーヴェ。ごとき氏に協力する動機は、故郷壊滅の遠因になる帝国の呪いと黄昏を、結社側の立場から止める為。原作主人公たちの側に立つよりもアプローチの手段を増やすことで、解決の目を増やそうと考えている。その為原作主人公勢とも本気では敵対しておらず、場合によっては普通にごとき氏を裏切る。

・闘神バルデル・オルランド
赤い星座の闘神――原作においては故人。動機はごとき氏と契約しているからという、非常に猟兵らしいもの。報酬が支払われる限りは裏切らない。尚、士官学校とはいえ教職についた息子を見て、爆笑したりしみじみした模様。

・セドリック(緋の騎神)
所謂原作セドリック。この世界のセドリックは闇堕ちしていないが故、発生しなかった可能性。緋の騎神の起動者とすべく喚びだした。自らの力で一から成り上がるという状況が、意外とシチュエーション的にツボだった模様。若い野心を滾らせる。


〇仮面ライダーコックローチ
オリジナル仮面ライダー。ロストドライバーとコックローチメモリを使用して変身する。高機動戦闘が売りで、耐久力もそこそこ高い。
変身者は記憶探偵で、魔都クロスベルに在住。所謂神様転生者の類であり、転生の際「自分と最も適性が高いメモリを!」と願ったことでこのメモリに決定した。もちろん後悔した。
仮面ライダーながらハイドープ的な力にも目覚めており、ゴキ〇リを操ったりその視界をハッキングして情報収集なども可能なため、探偵業に活かしている。適合率108%は伊達ではない。
最近は、ガイアメモリの起動音声を消せないかと悩んでいる。

〇リンカーネット
転生者たちが扱うネットの通称。リンカーネイションネットの略。
ちなみに転生者たちがこのネットにアクセスするためのツールは、リンカーネイションフォン。通称リンフォンだが、「この名前は危険なのでは?」との声も上がっている。





リアルが忙しめで投稿が遅れ気味ですが、更新です。英雄伝説閃の軌跡中盤まで一気に飛びましたが、閃の軌跡の詳細を知らない方には分かりにくい箇所が多々あるかと思いますがご勘弁を(汗
あまり詳細に書いていると、ダイジェストに収まり切れないと言いますか、テンポが悪くなるのでこのような形になっています。
閃の軌跡編は、あと1~2話の予定です。

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