ついでに言うとある程度光堕ちもしていて、不意打ちがなくなった事で鋼の聖女も健在です。
「馬鹿ナアアアアアアアア……!!」
イシュメルガ=ローゲは己が身に降りかかった現実を前に、断末魔の咆哮を上げる。
ある意味では人々を導いてきた“神”にして、呪いを振り撒いてきた“悪魔”。
全ての元凶が滅びを目前にした時であるが、リィンたちは油断しない。
「まあ、こんなところか」
推移する事態を悠然と、腕を組みながら傍観する男――スウォルツがいるからだ。
――《七の相克》にして《黄昏》。《巨イナル一》たる《鋼の至宝》を錬成する儀式の勝者は、金の騎神エル=プラドーを駆るリィン・シュバルツァーとなった。
だがそれと当時に全ての元凶たるイシュメルガ――その思考システムが進化した精神生命体は、その依代をギリアス・オズボーンから勝者であるリィンへと切り替え、意のままに操らんとした。
対するリィンもエル=プラドーごとイシュメルガを葬らんと、全ての呪いを連れて単身大気圏外へと飛び去ろうとしたのだが――その前に現れたのが結社《身喰らう蛇》、執行者No.2スウォルツ。
幾度となくリィンたちⅦ組やその協力者たちの前に立ちふさがってきた、謎の男。
彼はオーブメントのようなものを使いエル=プラドーとリィンから、イシュメルガの黒き意思と錬成されつつある《巨イナル一》をあっさりと切り離し、封じ込めた。
『これまで呪いを振り撒き、散々人を操ってきたお前だが――最後くらいは自分自身で戦ってみるがいい』
スウォルツはそう宣言すると、共に連れてきた神機アイオーンにそのオーブメントのようなナニカを押し当て――黒の意思の具現化たるイシュメルガ=ローゲは顕現した。
絶大なる力を持ちながらも、この次元で唯一打倒しうる形態として。
――それ故に、ここにきて初めて危機感を覚えたのか、イシュメルガ=ローゲは不完全ながらも膨大な力を振るい、己が身を脅かす外敵を滅ぼさんと動き出す。
対するリィンたちも駆け付けてきた協力者たちと共に戦い、激戦の末イシュメルガ=ローゲを追い込むことに成功した。
「貴様ガァ!! 貴様サエヨケイナコトヲシナケレバ、スベテガワレノモノニナッテイタトイウノニイィィィィィ!!」
遥かな刻をもって醸成された悪意――悲願を目前にして全てが崩れ落ちた怒り。
その全てを巨腕に込め、せめて目の前のちっぽけな人間を道連れにせんとイシュメルガ=ローゲは拳を振り下ろす。
だが対する男は淡々とした表情で――
「曲がりなりにも、オレが貴様をこの次元に顕現させたのは事実――責任の一端くらいはとるとしよう」
『DARK DECADE』
闇がスウォルツを包み込み、幾重ものシルエットが分かれるように広がる。
――その後に顕われたのは、一人の魔人。
「なっ――!?」
「前見たのとは別の……魔人化!?」
――以前、スウォルツは巨大な魔人へと姿を変えⅦ組の駆る機甲兵と戦いを繰り広げたことがある。
その時に比べれば今回の姿は遥かに小型――人とそう変わらぬサイズ。
それにも拘らず、発する力と威圧感は以前の比ではなく――
「――ッ!! コケオドシヲォォォォ!!」
魔人の目が光り、両手でベルトのバックルを叩く。
迫りくる巨大な拳を迎え撃つように、何枚もの赤黒いカード状のエネルギーが展開され、スウォルツは跳んだ。
「ふんっ!!」
飛び蹴り――されどカード状のエネルギーを潜り抜けるたびに、爆発的にその威力は増し、拳と蹴りがぶつかり合い――
「認メヌ……我ハ認メヌゾォォォォォ!?」
人と虫ほどのサイズ差があったにも関わらず、軍配は拳ではなく蹴りへとあがった。
膨大な破壊力を纏った蹴りの一撃は拳を打ち砕くにとどまらず、その腕を縦に裂きながら突き進み、ついにはイシュメルガ=ローゲの胸元を貫通。
元々限界を迎えていた巨体はこのダメージをトリガーとして、一気に崩壊していった。
「幾らダメージがあったとはいえ、あの巨体を一撃で――」
「なるほど。アレが彼の隠していた力ということですか」
崩れ行くイシュメルガ=ローゲを前にしたリィンの呟きに、鋼の聖女アリアンロードが相槌を打つ。
そして崩壊したイシュメルガ=ローゲから七条の光が飛び立ち、イシュメルガを除く6騎の騎神となった。
「これは――錬成された“巨イナル一”が再び分割されたというのか?」
魔女の長たるローゼリアの言葉に、蒼の起動者であるクロウが答える。
「みてぇだな……感覚的なもんだが、以前より力が安定しているようにも感じる。元々、騎神として存在した時間の方がはるかに長いんだ。ある意味では、元の鞘に収まったというべきか……だが肝心の《黒》は――」
魔人スウォルツはイシュメルガ=ローゲが消滅した後に遺された、例のオーブメントのようなものを拾い上げていた。
「ほう……こういう形に収まったか」
同時に片腕を振るい、銀のオーロラが顕われる。
「転移用のオーロラ!」
「てめぇっ! 逃げる気か!?」
「ソレを――イシュメルガをどうするつもりだ!!」
リィンからの詰問に対し、魔人スウォルツは意に介さぬという態度を見せた。
「既に《鋼》の力の一端は手に入れた。後は《理の外》へと帰らせてもらおう」
銀のオーロラが動き出す。
何度も見てきた光景――あのオーロラに飲まれてしまえば、もう追うことはできない。
間に合わないと悟りながらも、リィンたちが駆けだそうとした瞬間――
「があっっっ!?」
魔人スウォルツの腹から、刃が生えた。
「生憎と、逃がすつもりはない」
背後から騎士剣を突き出すのは、一人の貴公子。
「貴様――ルーファス・アルバレア!! 最初からオレの隙を狙っていたのか……」
「まともに戦ってはとても敵いそうになかったのでね。ここは戦場――まさか卑怯とは言うまい?」
《鉄血の子》の筆頭たるルーファスは、優雅さとふてぶてしさを併せもった笑みを返して見せた。
「我らが父を苛んできた呪いにして、帝国の闇の元凶――この場で全ての決着をつけさせて貰う!」
「――っ…… 舐めるなぁ!!」
魔人スウォルツの掌に収束された赤黒いオーラが、ルーファスへと叩きつけられた。
吹き飛ばされた兄を前に、ユーシスが悲痛な声をあげる。
「兄上ーーー!?」
「かはっ……。私に、かまうな! 今こそ、《黒》を――!」
「うおおぉぉぉぉぉぉ!!」
血を吐きながらも鋭いルーファスから叱咤に、リィンが吼える。
既に魔人スウォルツ――イシュメルガが宿ったオーブメントのようなものは射程圏内。
贄の力と蛇の力――そして磨き、紡ぎあげてきた人の力。
その総てを一刀に乗せ、極限の刃と化す。
「八葉一刀流終の太刀――《閃》!!」
◇
転生者愚痴りスレ Part18
201:名無しの魔法提督
【朗報】ごとき氏、見事ラスボスを完遂する。
見事な原作再現だったけど、狙ってた?
202:名無しのごとき氏
せめて悲報にしてくれ。そしたら好感度が上昇したのに。ミクロ単位で。
あと狙ってない。
203:名無しの鬼っ娘
好感度って単位ミクロなのかい。
でもお腹ぶち抜かれたって聞いたけどだいじょーぶだった?
204:名無しのごとき氏
まあ、命に別状はない。痛かったけど、めっちゃ痛かったけど。
おかげで危うく、激情態になるところだった。
というか人間の執念なめてたわ。まさか生身の人間にダークディケイドのアーマーぶち抜かれるとは思わんかった。
205:名無しの寺生まれ
って激情態なれるんっスか!? ひょっとしてコンプリートフォームとかも……
206:名無しのごとき氏
激情態はいける。コンプリートは無理。
アナザーライドウォッチを全部手に入れたらいけるかもしれんけど。
まだ何個かしか持ってないからなぁ……
207:名無しの出奔魔女
いやいやいや、アレでもまだ本気じゃなかったってこと!?
感じる威圧感とか普通にヤバかったんですけど!?
208:名無しの記憶探偵
こらこら魔女君。礼の方が先だろう。
掲示板越しで済まないが、助かったよ。
直接会って礼をしたいから、何処かで打ち上げでもしないかい?
209:名無しのごとき氏
えっ……Gと一緒じゃ衛生的にちょっと。
210:名無しの記憶探偵
ハハハハハ……よろしい。そのケンカ高く買った。
211:名無しの装者
もー、ダメですよごとき氏さん。お礼はちゃんと素直に受け取っておかないと。
212:名無しのごとき氏
まあ実際、そうやって会っていると誰かに見られるフラグになりそうで……
そうなったらオレはともかく、そっちは今後も軌跡世界で暮らしていくんだから面倒だろ?
特にリィン君から告られた魔女とかは。
こっちがヒーヒー働いてるときにラブコメしてた魔女とかは。
おめでとう!
213:名無しの寺生まれ
おめでとっス!
214:名無しの鬼っ娘
おめでとー!
215:名無しの装者
わー! おめでとうございます!
216:名無しの魔法提督
いやぁ、めでたいなぁ。……やっぱりおねショタじゃねぇか。
217:名無しの記憶探偵
では私ものらせてもらって、改めておめでとう。
結婚式には呼んでくれたまえよ?
218:名無しの出奔魔女
ありがとうって素直に言いたいところだけど!
ごとき氏からの皮肉が胸に痛い! でも後悔はしてない!
>>216
リィン君はもう立派な成人男性なので、おねショタじゃないでっす!
219:名無しのごとき氏
こっちは元々中ボスで退場する予定だったんだから、皮肉くらい流せ。
しかし、アレは予想外だったよなぁ……
220:名無しの出奔魔女
あー、うんそうだね……まさか大地の聖獣がもう成仏しちゃってたなんて。
終盤の悪魔関連の依頼は普通にあったから、予想もしてなかったよ。
221:名無しの記憶探偵
普通にあったというか、原作よりだいぶ多かったようだがね。
まさか悪魔たちの狙いが、大地の聖獣ではなくオーフィス嬢だったとは。
バタフライエフェクトというやつだろう。
おかげで私とごとき氏が悪魔退治に奔走する羽目になったよ。
222:名無しのごとき氏
まああのぐうたらドラゴンなら、放っておいても返り討ちにしただろうがな。
おかげでトゥルーエンドへのキーアイテムである大地の檻が手に入らないから、正直焦った。
223:名無しの魔法提督
しかしよくライドウォッチが檻の代わりになったよな。
224:名無しの寺生まれ
ライダー以外の力もいけるもんなんっスねぇ。
225:名無しのごとき氏
力の器としては、最上級だからな。世界を滅ぼすレベルの力でも、普通に入れ込めるし。
まあそれでも正直賭けの部分が大きかったけどな。
結局不完全な形での封じ込めになったし。
その結果が騎神への再分割なんだろうさ。多分。
226:名無しの出奔魔女
まさか騎神が残るとはねぇ……原作崩壊。元から崩壊気味だったけど。
227:名無しの記憶探偵
聖女殿や地精の長は、結局呪いの終焉を見届けて消滅することを選んだがね。
長殿はともかく、聖女殿は十分生きてきただろうから仕方ないだろうが。
ごとき氏、確認したいがイシュメルガは消滅したのだね?
228:名無しのごとき氏
ああ、リィン君のあのよくわからんが凄い剣技でな。
ウォッチごと破壊されたよ。
盟主に任せるつもりだったが、人の手で解決したあの形で良かったのかもしれんな。
229:名無しの記憶探偵
そうか……これで一先ずは、落着というところだな。
それでもこの軌跡世界の終末時計の針が止まった訳ではなさそうだが。
230:名無しのごとき氏
さすがにそこまでは面倒見るつもりはない。そっちでなんとかしてくれ。
逃げ出すってんなら、力は貸すが。
231:名無しの記憶探偵
分かっているさ。我々も精々、足掻いて見せるよ。
それにしても、今回君には貧乏くじばかり引かせてしまって悪かったね。
232:名無しの装者
でも、最後までラスボスやる必要あったんですか?
途中で主人公勢の味方として振舞うやり方もあったと思うんですけど……
233:名無しのごとき氏
自分で言うのもなんだけど、かなり悪役ムーブしてたからなぁ。
味方面するには信頼関係が足りなかった。
ある程度《黒の史書》にも沿っておかないと、どう呪いの影響がでるかもわからなかったし。
それだったら悪役をやり通した方が、後腐れがない。
234:名無しの装者
そうかもしれませんけど、なんだかもやもやします。
235:名無しの出奔魔女
でもごとき氏、ホントゴメンね? 色々とこっちの都合で振り回しちゃって。
そして助けてくれてありがとう。
236:名無しのごとき氏
……え? 偽物? 乗っ取り?
237:名無しの出奔魔女
あーなーたー!!
人が素直にお礼言ったのにー!!
238:名無しのごとき氏
ハハッ……そこは軽く流しておくれ。
まあオレも、軌跡世界の住人のことは割と評価してるからさ。
239:名無しの出奔魔女
へ? 私が言うのもなんだけど、迷惑ばっかりかけたと思うんだけど。
元凶であるイシュメルガの呪いだって、元を辿れば人の業だし。
240:名無しのごとき氏
むしろ至宝なんて明らかに手に余る力を手にして、あんな呪いごときでよく済んだとオレは言いたいけどね。
241:名無しの魔法提督
ごとき氏がごとき言うとる。
242:名無しの寺生まれ
そこ、真面目な話してるんだから茶化さないっスよ。
243:名無しの記憶探偵
ふむ……我々の認識としては極めて厄介な呪いだったが、ごとき氏の見解は違うのかね?
244:名無しのごとき氏
まーねー。オレがこれまでどれだけ、世界の滅びを見てきたと思う?
軌跡世界にとっちゃ今回のことは一大事だっただろうけど、
世界の滅びっていうのは実は、そう珍しいものじゃない。
特に至宝みたいな力を手にした連中はさ、多くの場合は力に振り回されて自滅するんだよ。
それを考えれば、瀬戸際まで踏ん張っていた軌跡世界はむしろ評価できる。
245:名無しの魔法提督
あー、ソレ分かるわ。こっちもロストロギア関連の任務が多いから、
そういう終わった世界の残骸や、今終わりゆく世界には立ち会うことがあるんだよなぁ。
他の世界にまで飛び火するようなら、アルカンシェルブッパしてでも止めなきゃならんし。
246:名無しの出奔魔女
>>アルカンシェル
えっと、劇団のことじゃないよね?
247:名無しの魔法提督
こっちの兵器。超広範囲殲滅兵器と思ってくれ。
248:名無しの装者
それを考えると、私たちが使う聖遺物も同じようなものですよね。
気をつけなくっちゃ……
249:名無しの鬼っ娘
聖遺物関連は、むしろ使える人間が限られているからよかったのかもね。
そう考えると、誰でも使える機械関連のオーバーテクノロジーが一番危ないのかも。
250:名無しの記憶探偵
>>244 245
なるほど……世界に対する視点のスケールの差ということか。参考になったよ。
251:名無しの出奔魔女
そういやごとき氏、ちょっと聞きたかったんだけど、世界大戦に何か仕掛けた?
なんか終戦と同時に、人的被害以外の被害が一気に元に戻って大混乱なんだけど……
252:名無しのごとき氏
あー、その件か。うまくいったんだな。提督、助かったわ。
253:名無しの魔法提督
何の何の。こっちじゃ一般公開されてる、珍しくもない術式だからな。
254:名無しの寺生まれ
うん? 術式ってことは、なにかのリリなの魔法っスか?
255:名無しの出奔魔女
なんか戦争が始まる前に、バカでかい結界が張られてさ。
多分、西ゼムリア全土を覆うレベルの。黄昏の影響だと思っていたんだけど、ババ様が「これは理の外の力だ」って言うし……
256:名無しのごとき氏
封時結界って知ってる? リリなの世界の魔法の一つ。
すごくざっくり言うと、その結界内で起きた被害は、人的被害以外はなかったことになる。
257:名無しの装者
ナニソレめっちゃ羨ましいんですけど!?
258:名無しの出奔魔女
チートじゃん(白目
259:名無しの鬼っ娘
へぇ。あんた魔法まで使えたのかい?
260:名無しのごとき氏
うんにゃ、ウィザードのウォッチは持ってないし。
だけどまあホラ。ちょうど暇して力を持て余してるドラゴンがいたからさ。
261:名無しの記憶探偵
なるほど、オーフィス嬢か。
無限ともいえる力を持つ彼女ならば、あの広範囲展開も納得がいく。
262:名無しのごとき氏
まあ人的被害まではどうにもならんが、傷が少なくてすむならそれに越したことはないしさ。
デバイスは博士にパパッっと作ってもらった。
ちょっとしたサービスと思ってくれ。
263:名無しの出奔魔女
……うん。なんかもう、ほんと何から何までお世話になっちゃったわね。
なんか厄介な人物に厄介な技術が渡った気がするけど。
264:名無しのごとき氏
ま、いいさ。
それよりも探偵さんやい。アイツのこと、よろしく頼む。
265:名無しの記憶探偵
ああ、わかっている。既に戸籍などは用意したし、変装しておけば顔も簡単にはバレないだろう。
266:名無しの寺生まれ
>>264
うん? 何の話っスか?
267:名無しのごとき氏
アナザーワールドから呼んだセドリックの話。
剣帝と闘神は消えることを選んだけど、アイツは残って自分の人生を生きてみたいって言うしさ。事情を知っている探偵が面倒を見ることになった。
268:名無しの記憶探偵
皇族の方々にも、一応私の方で預かることは伝えている。
アルフィン皇女などは、「生意気な弟が増えたわねぇ」と言っていたが。
269:名無しの出奔魔女
喚ぶだけ喚んで、用が終わったら「はいサヨナラ」とはいかないからね。
270:名無しのごとき氏
闘神なんかは、猟兵だけあってえらくサラッとしてたなぁ。
「報酬はこちらの赤い星座宛に」って言い残して、さっさと退場したし。
271:名無しの出奔魔女
レーヴェも、「何度も同じような別れは必要あるまい」って言ってたなぁ。
まあ、簡単にはあの子らが離さなかったけど。
272:名無しの魔法提督
出会いあれば別れあり、ってな。
でもごとき氏、仮に今回の一件をRTAするとしたらどうしてた?
273:名無しのごとき氏
そうだなぁ……多分だけど、知人の聖人男性2名にヘルプ出すのが一番早かったかも。
274:名無しの寺生まれ
すいません。今度サイン貰ってきてもらっていいっスか?
《ちょっとした設定集》
〇終の太刀――《閃》
オリジナルSクラフト。何かスゴイ剣技。
リィンの最終Sクラは、きっとこんな感じの名前になるとずっと信じていた。
ならなかったけど。
〇ルーファス・アルバレア
諸々の都合から出番を大幅に奪われた人。
その恨みを剣に込め、ごとき氏を貫いた(チガウ
ちなみにごとき氏からは派手にフッ飛ばされただけで、死んでいない。
〇大地の聖獣
女神から遣わされた聖獣。諸々の都合から原作より早く安眠につき、出番が消失した。
〇名無しの出奔魔女
年齢的にはクロチルダさんと同じくらい。閃4終盤にてリィンから告られ、受け入れた。
リィン君も長い付き合いの中で、心が固まったらしい。
〇盟主
結社《身喰らう蛇》の盟主。
今回の一件の終息後、ごとき氏に対し「なんだか色々とお疲れ様でした」と言ってくれた。
〇聖人男性2名
聖なお兄さん方。以前ごとき氏が彼らの世界線にお邪魔した時知り合った。
多分呪いとか一発で浄化される。
閃の軌跡編はこれにて終了です。次回以降の予定は未定。また何かネタが浮かんだら投稿していきます。
ちなみにごとき氏の「力を手にした連中はさ、多くの場合は力に振り回されて自滅する」という書き込みは、元ネタは魔術師オーフェンのレッドドラゴン種族から。今までいろんな小説を読んできましたが、彼らの「もし自分たちがあの強大な力を手にしていたら、2週間ともたずに自滅しただろう」的なセリフが今でも非常に印象に残っています。