大罪の力使い、ヒロアカ世界に転生   作:枸凪

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17話 雄英体育祭・トーナメント(特別枠決勝戦 爆豪vs黒牙)

20分後…

プ『さぁて、雄英体育祭・トーナメント 特別枠決勝戦!1-A 黒牙 龍生へのチャレンジャーは

同じくA組 爆豪 勝己!!』

 

2人が向かい合う。

 

勝「今度こそお前に勝つぞ、龍生!」

龍「やれるものなら、やってみろよ。勝己」

プ『START!!!』

勝「オラァッ」

BOOM

龍「『完全なる立方体』」パチン

 

黒牙の周りに『完全なる立方体』が形成され、爆豪の攻撃が弾かれる。

 

龍「『神器』霊槍シャスティフォル第5形態『増殖』 『炸裂する刃雨』」

勝「チィッ」

BOOM

 

麗日戦で見せたように、全て爆破する爆豪。

 

龍「…流石だな、勝己」

勝「おかげさまでな。なぁ、龍生。アレ使ってこいよ」

龍「いいのか?」

勝「ああ。せっかくだからな」

龍「わかった。『魔神化』タイプ『魔神王』」

 

『魔神王』となった黒牙に、爆豪が襲いかかる。

 

勝「死ねぇ!!」

BOOM

龍「…右の大振り」

 

戦闘訓練の時のように、背負い投げをされ、場外に飛ばされかけるが、爆風により、ギリギリで止まる。

 

勝「あぶねっ」

龍「やっぱすぐには終わらないか」

勝「あたりめぇだ!!」

 

電「勢いありすぎじゃね?」

鋭「緑谷と同じようにしてるはずなのに、吹っ飛びの距離が違いすぎるだろ…」

出「龍君と同じ威力を出せたらすごいよ…なんかもう、色々と規格外だから」

 

龍「攻撃 右 10、左 7」

勝「『徹甲弾 機関銃』!」

 

爆豪の攻撃により、全て消され、煙が出る。そして、煙が晴れた時、そこに黒牙の姿はなかった。

 

龍「悪いな、勝己」

勝「なっ」

龍「攻撃 右 5」

 

慌てて避けようとするものの、黒牙のスピードがそれを上回り、至近距離で獄炎を打たれたため、爆豪は場外へと飛ばされた。

 

ミ「爆豪君、場外!よって特別枠勝者、黒牙君!」

プ『これで全部の試合が終わったぜ!』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ミ「それではこれより表彰式に移りたいと思います!」

 

ミッドナイトがそう宣言すると、拍手が沸き起こる。飯田・常闇・轟・爆豪が表彰台に登っている。ミッドナイトは、話を進めていく。

 

ミ「それではメダル授与式を行います。当然授与するのはもちろんこの人!」

 

その瞬間、どこからともなくオールマイトが式場へと飛び出てきて、

 

オ「私がメダルを持ってやってk ミ「我らがヒーロー、オールマイトォ!!」……」

 

オールマイトとミッドナイトの声が被ってしまい、微妙な空気になってしまうのはある意味で様式美である。そしてオールマイトは咳ばらいをしながらも、メダルを持ちまずは飯田・常闇へ渡していく。

 

オ「常闇少年、おめでとう!君は強いな」

踏「勿体ないお言葉……」

オ「だが、個性に頼り切りな場面が多かった。これからはもっと地力を鍛えていきな

さい。そうすればもっとうまく立ち回ることが出来るだろう」

踏「御意……」

オ「そして飯田少年、今回は惜しかったな!」

天「ありがとうございます!」

オ「もっと個性の訓練をすれば、レシプロの使用時間も伸びるだろう!頑張れ」

天「はい!」

 

次に、轟へと渡していく。

 

オ「轟少年!だいぶ顔がスッキリしてるな!」

焦「緑谷のおかげです。あいつと戦って、ちゃんと家族と向き合っていきたいと思いました」

オ「よかったね。これからも頑張ってくれ」

焦「はい」

 

飯田・常闇・轟へのメダル授与が終了して、今度は爆豪の前へと立つオールマイト。オールマイトは爆豪の肩に手を置き、

 

オ「爆豪少年、優勝おめでとう。そして、黒牙少年との戦い、惜しかったね」

勝「…それ、龍生にも言われたっす」

オ「そうか。だが、君は素晴らしい個性があるし、ライバルだっている。今回の敗北を

糧に頑張ってくれ」

勝「おう」

 

メダル授与式は終了して閉会式に移行する。オールマイトは会場中を見渡しながら叫ぶ。

 

オ「さぁ!!今回は彼らだったわけだ!!だが皆さん!この場の誰にもこの場に立つ

可能性があった!ご覧いただいた通りだ!競い!高め合い!さらに先へと登っていく

その姿!次世代のヒーローの卵達は確実にその芽を伸ばして成長をして前へと

進んでいる!」

 

そんなオールマイトの言葉でこの雄英体育祭に挑んだ全生徒達は心を震わせる。そうだ、まだ学校在学中はあと2回チャンスがある。それまでにさらに先へと強くなっていこうという気概を感じられる。オールマイトは生徒達のその決意の表情を見て満足そうに頷き、

 

オ「てな感じで最後に一言!」

 

来るかと、ヒーロー達も生徒達も身構える。そして、

 

オ「皆さんご唱和ください! せーの!!」

「プルス」

「プル」

「プルスウル」

オ「お疲れ様でした!!」

「プルス……え!?」

「ええ!?」

「それはないでしょオールマイト!?」

 

と、見事に最後の締めを期待通りにできなかったオールマイトがその後に謝る光景が印象的だったと緑谷は思った。

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