リ「…ここは…」
2人が目を開けると、見知らぬ場所にいた。
ゼ「リンク!見てください!!」
窓の外を見ていたゼルダがリンクを呼ぶ。しかし、ゼルダのそばへ寄ろうとしたリンクは、別の理由で驚愕した。
リ「ゼ、ゼルダ…その、背中の羽…どうしたの……?」
ゼ「羽?」
ゼルダが振り返ると、リンクの背についたところどころ黒が混じった白の羽が目に入った。
ゼ「リンクこそ、どうしたんですか…?」
リ「へ?」
2人が慌てて洗面所の鏡を覗くと、それぞれの背に、羽が生えていた。
リ「ウソだろ…」
ゼ「なぜ…?」
リ「うわっ」
と、急にリンクが宙に浮く。どうやら、羽で飛んでいるようだ。
ゼ「リンク、どうやって飛んだんですか?」
リ「いや どうといわれても…」
ゼ「きゃっ」
すると、ゼルダも浮く。
リ「どうしよう…」
ゼ「シーカーストーンには何も書いてないんですか?」
リ「ん?……あった」
ゼ「そこにはなんと?」
リ「発動型“個性”の羽」
ゼ「発動型?」
リ「えっとね、任意で出し入れできるみたい」
ゼ「なるほど」
リ「そういえば。ゼルダはさっき何を言おうとしていたの?」
ゼ「窓から見たことないものが見えたので」
リ「へぇー」
ゼ「他に、この世界については?」
リ「あったよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・説明中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゼ「すごい世界ですね」
リ「そうだね。ちなみに、ここでは俺の名前が『紅牙 洧狗』、ゼルダの名前が『紅月 楓姫』
だって」
楓「となるとリンクのことは『洧狗』と呼んだほうがいいですか?」
洧「んー、今まで通りでいいよ」
楓「わかりました。雄英高校の受験日はいつなんですか?」
洧「えっと、◯月◯日だって」
楓「それじゃあ、勉強しましょう!あと一ヶ月しかありません!」
洧「うん!」
楓「まずは、参考書を買いに行きましょう!」
洧「がんばろー!」
受験日 一週間前…
洧「あ…」
楓「どうしました?リンク」
洧「今更だけど、俺たちの“個性”ってなんなんだ?」
楓「あ、ホントですね。シーカーストーンにありませんでしたか?」
洧「まって、今確かめる」
洧「あった!」
楓「どんなのですか?」
洧「えーっとね、俺は“聖剣”。英傑たちの加護は、これの一部だって」
楓「そうなんですか?」
洧「うん。で、ゼルダが“トライフォース”」
楓「詳しく教えてくれないと、うまく使えません」
洧「うん、知ってる。まずは、俺から。個性:聖剣(マスターソード)。聖剣の一部として、
『加護』を使える。ウルボザの怒りは、指を鳴らすことで発動する。範囲を絞ったり
人に当てないようにしたり威力を弱めたりできるけど、集中力が削られるから、
立て続けて使用できないみたい。1日10回まで。ダルケルの護りは、盾を構えるか、
拳を打ちあわせることで発動する。強度の変更や武器のみに纏わせることも可能。
発動時間に限度はない。1日5回まで。リバールの猛りは、しゃがむことで発動する。
飛べる高度が上がった。また、上昇気流を発生させるだけでなく、物や人を
浮かせられるようになったって。1日5回まで。ミファーの祈りは、傷口に手を
かざすことで発動する。小さな傷なら制限なして直せるけど、骨折や死に至る可能性の
ある大きな傷などは、1日2回まで。だって」
楓「もともと凄かったのに、さらにグレードアップしましたね (-。-;」
洧「確かに (苦笑い) 次はゼルダ。個性:トライフォース。ガノン戦の時の『光の弓矢』を
出すことができる。使用時には、右手の甲に聖三角が現れる。また、対象者に手を
かざすことで、一定時間個性を封じることができる。だって」
楓「シンプルだけど、使い方を間違えたら大変ですね。威力は変わらないんでしょう?」
洧「うん」
楓「なら、なおさら気をつけないと。リンク、もう勉強は大丈夫ですか?」
洧「ダイジョーブ」
楓「そしたら、ここのそばにある“個性”の訓練所に行きましょう」
洧「賛成!」
楓「じゃあ、準備してきますね」
洧「うん、待ってる」
楓「ありがとう」
花が咲くように笑う楓姫を見て、洧狗は若干赤くなる。そして2人は出かけた。