もし、もしも、もしかした   作:暇らやほってぷ

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シャンフロ三周年おめでとう!!

できるだけ頑張ってリクエストのほうも上げれたらいいので頑張ります!!

ということで少しいつもと違う感じで書いてみました


シャンフロ3周年記念!!~くおんのだいぼうけん~

カーテンの隙間から覗く光が顔を直撃したことによって男は目を覚ました。

まだ少年ともいえる男は瞼をこすりながら時計を見る…。

時間は午前9時前…いつもの休日なら二度寝を決行する時間だ…。

しかし、不思議とそんな気分にもならなかったため、

男…天音久遠は朝食を食べることを決心する。

箪笥を開けて今日一日身に着けるものを探す……。

 

……ジャージでいいか……いやでも…もし出かけることになったら……

 

天音久遠、高校生…そろそろお洒落にも気を付け始めるお年頃である。

 

今日は出かける気分でもないし…ジャージでいいか……

 

…お洒落に気を使い始めるお年頃ではあっても…天音久遠、どちらかというと楽を選ぶ性格であった。

 

階段を降りると母親がテレビを見ながら話しかけてくる。

 

「あんたがこんな時間に起きてくるなんて珍しいじゃない」

 

「……別にいいだろ俺がいつ起きたって」

 

「ま、その通りだね」

 

……いいのかよ…ならいちいち指摘すんなよ…

 

…彼は今、いろいろ突っかかりたくなるお年頃である。

 

「いただきます」

 

机に出ていたトーストにかぶりつく。

今日はお米を食べたい気分だったので、いまいち気分が乗りきらない。

なんで米じゃないんだ、と心のなかでぶつくさ文句を垂れる。

……直接口に出す勇気は無いのである…彼は、チキンでめんどくさい性格でもあった。

 

「……母さん今日どっか出かけんの…?」

 

母はいかにも出かけるといった格好をしていたので聞いてみる。

 

「そう、あんたは今日どっか出かける予定あるの?」

 

「んー…どーすっかなぁ」

 

先ほど今日は出かけないと決めたばかりだが、そうやって確認をされると考え直してしまう。

彼は、優柔不断でもあった。

 

「いや、今日は家にいる」

 

だってめんどくさいし…

 

「なら今日永遠が帰ってくるらしいから夜ご飯とかはそっちで何とかして」

 

「え、姉貴帰ってくんの…?」

 

天音久遠、本日最大の驚愕である。

 

「帰ってくるってさ」

 

「マジかよ…」

 

彼の姉、天音永遠

日本が世界に誇るカリスマモデルにして世のティーンの憧れの人物

そのスペックは高く彼の嫉妬心をくすぶらせている。

しかし、同時に内面の外道さから反面教師としてる部分もある人物、

彼はそんな姉が苦手であった…

嫌いではなく苦手なので、そこまで仲が悪いというわけではないが、やっぱり出かけようかなとか思うくらいには、苦手であった。

 

「まあいいや」

 

しかし、今日の彼はひたすら動きたくなかった…。

たとえ姉が帰ってこようと家にいたい……そんな気分であった。

 

「じゃあ永遠が帰ってくるまでの留守番、任せるからね」

 

「あい」

 

……この軽率な選択を後悔するまで、あと少し

 

 

 

母がせっせと出かける準備をしているのを横目に携帯をいじりながら平穏な時を過ごしていた…。

 

しかし……平穏とは脆く儚いものである。

 

「あ、そうそう」

 

この母が思い出したように言った言葉が、彼の平穏の終わりを告げた

 

「今日帰ってくるとき、彼氏も一緒に連れてくるって言ってたからよろしく」

 

「へー、姉貴に彼氏ねー」

 

「珍しいこともあるもんd.......」

 

………………………………………かれし…?

…姉貴に…?…KARESI…?

……………は?

はぁぁあぁぁぁ!!??

「はぁぁあぁぁぁぁ!!??」

 

天音久遠、今日一を通りこして、推定人生一の驚愕である!

 

「ちょっと、近所迷惑」

 

「え、いや、か、かれ、彼氏ぃぃ!?」

 

「あの姉貴にぃぃ!?」

 

「…別にそんな驚くこと?」

 

「あの子もいい年だし、見た目もいいから彼氏の一人くらい連れてきてもおかしくないでしょ」

 

「いや、そりゃ、確かに、そうだけど…」

 

「あの性格だぜ…!?」

 

「ま、たしかに初めて聞いたときは驚いたけど」

 

「すっごい気が合ってた感じだったし大丈夫でしょ」

 

「あの姉貴と気が合う彼氏…?」

 

え?ていうか

 

「会ったことあんの…?」

 

「前に少しね」

 

「いやぁー、あの子があんなにしっかりと青春してるとは思ってなかったわー」

 

「多分あんたが居心地悪くなることはないタイプだから安心しなさい」

 

「あ、お、おう」

 

「じゃ、もう行くから任せるわよ」

 

「うす、分かっt…」

 

その時…彼に悪寒が走った、虫の知らせとも言うそれが天音久遠の体を襲ったのである!!

……彼の母の人を見る目は確かであることから確かに件の彼氏が久遠の性格とそりが合わないことはないのだろう…。

しかし…しかし!!あの姉と気が合うそんな性格、というのが異様に彼の頭に引っかかる……。

………短くも長い思考の中、彼が考えた答えは………

 

「…分かった、いってら」

 

別に気にしないであった

 

 

 

この時彼が自分の直感を信じていれば…あんなことにはならなかっただろうに……

ともかく、

こうして天音久遠の

受難に満ちた一日が

始まるのであった…まる

 

 

 

 

 

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