……許してください
「あ、ついでに俺の飲み物も持ってきてくんない?」
「あいよ」
「何がいい?」
「んー、無難にコーラとかでいいんじゃない?」
「了解」
「ほらよ、」
「サンキューな」
「そいやこうしてリアルで二人で話すの初めてじゃね?」
「あー、そういやそうかも」
今まで何度か顔を合わせることはあったけどこうして一対一で会うことはなっかったなー
いやほんとプロになってからそこそこだけどホント意外なんだよな
「…あの無敗の流星を落とした日本最強のプレイヤー、「流星落とし」魚臣慧様とご一緒ですってな」
「ははっ!今世界の子供に大人気の「南瓜の凶星」様に言われたくはないね!!」
「「……」」
「……やめるか」
「……だな、なんか悲しくなってくるし」
何が悲しくてそこそこ長い付き合いの友人に二つ名的な奴で呼ばれなきゃならんのだ……
ヤダよそんなの……小っ恥ずかしい……
「にしても太っ腹だよなー、なんかこっちが悪いと思えるようなホテルだぞこれ…」
「いやまあ仮にも日本最強の俺とトップクラスの人気を持つ君を呼ぶんだしこんなもんじゃない?」
「……大物扱いに慣れてやがるなぁ」
「君もそろそろ慣れるべきじゃいかな?」
「今じゃ君も一大スターなわけだし」
「視線のほうは慣れてきたんだがなぁ…」
こういった金のかかるもてなしのほうはいまだに慣れんのよなぁ……
俺の中に根付いてる一般庶民の感覚がどうしてもなぁ……
「まあ、いずれ慣れるんじゃないかな?」
「……そうだといいがなぁ…」
慣れる気がしねぇ……
「にしてもあれだよな」
「アマチュア、セミプロの大会イベントでプロ呼ぶってのはよく聞くけど」
「二人、それも日本最強のお前を呼ぶとか思い切った運営だよな」
「まあ結構大きなイベントからね」
「今、日本でトップクラスの人気がある二人を呼んでるあたり結構気合入ってるっぽいよね」
「……ぽいな」
……こいつっ!何のためらいもなく自分をトップクラスだと言いやがった!!
事実ではあるけど…やっぱ慣れてんなぁこいつ
「せいぜい無様晒さないようにしなよ」
「君に三割取られてる俺のイメージにも響くかもだし」
「はっ!それはこっちのセリフだな!!」
「あまりに受けに回りすぎて無様晒すなよ」
「「はっはっは」」
「「ぶっ飛ばすぞ(よ)?」」
こいつ明日妨害してやろうか、ん?
「そいやさ、アイツとはどうなんよ?」
「アイツ?」
「ペンシルだよペンシル」
「あーあ、別にどんな感じって言ってんも普っ通だぞ普通」
「なんか特別なことがあったってわけでもないし」
「ふーん、つまんな」
「お前ぶっ飛ばすぞ」
「そういうお前はどうなんだよ」
「俺?」
「そ、最近夏目氏と一緒に食事行ったんだろ?」
「……なんで知ってんのそんなん」
「あ、いや永遠がそんなこと言ってたから」
「あの二人仲いいじゃん?」
……まあ正確にはアイツに夏目氏がこいつをどう誘うかとかの相談をされたって話だったが……
「あー、別にどうって言っても食事をしながら今度の大会の作戦会議とかしただけだよ?」
「……他には?」
「他になんか今後のためになるゲームを聞かれたくらいかな……」
「ああ。それをやる時は教えてほしいとか?」
「いや?そんなこと言われなかったけど……」
「まあ始めるなら教えるつもりだけど」
「なぜに?」
「…あー、いやナンデモナイ」
「…………」
「はぁぁぁぁ……」
「いやなんだよ」
「ほんと、ホントに何でもない……」
……………夏目氏ェ
「あ、そうそう」
「アレどうする?」
「アレ?」
なんかあったっけ?
「ほらアレだよ、ペンシルが企画した旅狼のオフ会旅行」
「あー、あったな」
……そんなこと言われてたな、普通に忘れてたわ
「俺はフツーに参加しようかなって考えてる」
主催者彼女だし
「なんか今のところ皆乗り気っぽいし」
なんかそんなこと永遠が言ってた気がするし…
「あ、まじで?皆乗り気なん?」
「確か茜ちゃんとかまだ未成年じゃなかった?」
「なんか永遠が親と話したらOK貰えたって言ってた気がする」
「まじか……」
「その反応ってことは来ない感じか?」
「いや、別にそういうわけじゃないんだけど……」
「けど…?」
なんだ?
「あー……あれだよ……」
「シルヴィアにばれた……」
「え、何故に?」
「……いろいろあったんだよ……いろいろ……」
………鰹ェ
「……ドンマイ」
「いやでも、あいつ今アメリカにいるし普通に仕事あるからこれんだろ流石に」
「もし開催するならくるって言うなら何としてでも参加するってさ…」
「あー……」
あの人の行動力なら…うん……
「……てことでもし俺が参加するなら十中八九シルヴィアが来ると思うけど…」
「んー、まあ別にいいじゃない?」
「そんな旅狼限定じゃないし」
「ついでに夏目氏も誘ってみたら?」
「いいけど、何でさ?」
「いやだってそこそこ絡みあるじゃん?」
シャンフロでも何回か旅狼のメンバーとあってるし
「それもそうだね」
「じゃ、俺も参加しようかな」
「了解、永遠に言っとけよ」
「あ、言ってはくれないのね」
「……全一さんのことも含めて自分で言えや」
「はいはい」
「……今回のこともそうなんだけど最近シルヴィアがよく絡んでくるんだよ」
「そりゃ世界で唯一の無敗の流星にタイマンで勝ってるプレイヤーだしな」
まあ、明らかにそれ以外の理由のほうが大きいと思うけど……
「……そっかぁー」
「諦めろ」
「……諦めたくないなぁ」
「そうそう、あのときさぁ……」
「ああ、あれねぇ……」
「あんときの大会でさ……」
「あれそういうことだったのか……」
そろそろ天音永遠の誕生日ですね!!
皆さん、天音永遠の誕生日です!!
楽しみです