リクのやつは明日には上げます……きっと
山も谷も何にもないです
雪と炬燵とロールキャベツ
しんしんと、優しく雪が降り積もる
「雪、結構積もってきたねぇ」
「確かに……」
「少し、予想外……」
「だねぇー」
今日の天気予報では雪は降っても少しだけ、のはずだったのだが……
「外、真っ白だよ」
「ん……先に買い物行っといて、よかった……」
「本当にね」
あたり一面、白、白、真っ白
本来芝生が生えていた庭は見えるはずの地面はそこそこ積もった雪の下に埋もれている……
予想外の豪雪になっていた……
午前中に夕飯の買い物を済ませていてよかったと思う
……あとで買い物に行くのがめんどくさいというだけで連れ出されたのだが……まあ、結果オーライというやつである
「葉、今日の夕飯、何……?」
「今日はロールキャベツって言ったじゃん……」
「……言ったっけ……?」
「……言ったよ」
「ま、いい……」
「ロールキャベツ……楽しみにしてる……」
「はいはい……」
今日はお互いに親がいないため、葉の家で過ごすことになっている……
そもそも何故年頃の異性が同じ家にいるのか……? とか、親はそれでいいのか……? といった疑問が浮かぶのが普通かもしれない
しかし、親同士の仲もよく幼少期から常に一緒に過ごした二人の間には野暮というものである
「何時くらいに、作る……?」
「そうだなぁ」
と言ってもまだ夕方には早いし……
「もう二、三時間くらい経ったらかなぁ」
「そう……ところで……」
「はいはい、ちょっと待ってて」
ミカンが食べたいのね、分かった分かった
……少し甘やかしすぎかなぁ
「……ん……待つ」
まあいいや、今さら変えることでもないし……
「はい、夏連」
「……ん」
「……はぁ、しょうがないなぁ」
全く、なんでそんなに動きたくないのかなぁ……
机に頭をのせた状態でこっちに口を開ける夏連の口にミカンを入れる
なんかこうしてみると小動物みたいだなぁ……
「そこまでして動きたくないの……?」
「今日は、寒い」
「炬燵から、出たくない」
「そういうことね、分かったよ」
まったくしょうがないなぁ
「そろそろ、夕飯作ろうかなぁ」
「ん……まかせた」
「はい、できたよ」
「おー、相変わらずいい出来」
「じゃ、食べよっか」
「ん……」
「「いただきます」」
「……ん、美味しい」
「さすが、葉」
そう美味しそうにてもらえると作ってる側も嬉しいね
こうして二人でのんびり過ごす……今まで続いてきて、最近少し変わり始めたそんな日常
「そういえば、どうする……?」
「あー、どうしようねぇ」
「夏連はどうしたい……?」
「私は……行きたい」
「面子的にも、いい機会だし……」
「あと、面白そうだし……」
「葉は……?」
「僕かぁ」
旅狼のメンバーでのオフ会、かぁ……
「うん、僕も行きたいかなぁ」
「確かに面白そうだし」
とある奇縁から始まった集まりは、僕たち日常を騒がしく変えていった
それは僕たちにとっては、とてもいいことなのだろう……
「そう……じゃあ、連絡、しておく……」
「あ、じゃあお願いね」
「ん、任された」
前までならこういうのは僕が全部やってたんだけど……
夏連も変わってきてるってことかな
「あ、最後の一個」
「はいはい、あげるよ」
「よきにはからえ……」
あ、そんなに変わっては無いかも……
……でも、それでも確かに、少しずつでも、僕たちの日常は、変わっていく……
ゆっくりと、でもしっかりと……
「……炬燵から、出たくない」
「はいはい、飲み物ね」
「なにがいい?」
「お茶で……」
「あ、あったかいの……」
「まぁ、今日寒いもんね」
シャンフロ、おもしろいなぁ