重原子力ミサイル巡洋艦 ザンクード、抜錨する!   作:Su-57 アクーラ機

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新たに加わったツポレフ達の搭乗機
フライング・デビルの設定集です。
今のところ、大きく活躍する予定はありませんが・・・。




設定集2

『フライング・デビル』

 

正式名称『B-56D フライング・デビル』

 

 

○運用者:デスペラード連邦空軍

 

 

━諸元━

 

空虚重量(機体のみの重量):78,014kg

 

全長:53.66m

 

全幅:62.40m

 

最高速:1,028km/時

 

航続距離:17,347km

 

乗員:8名

機長、副操縦士、レーダーナビゲーター、兵装システム士官、電子戦オペレーター、各機銃手×3

 

 

○兵装

 

・35mm連装機関砲 機首下部・胴体上面の計2基

自走対空砲にも搭載されている機関砲を流用。

毎分550発のレートでの射撃を可能とし、襲来する敵機に対する迎撃は勿論、対地攻撃にもそれなりの効果が期待できる。

レーダー照準の他に、光学カメラによる目視での照準を可能としている。

 

・20mmガトリング砲 機体尾部1基

機体後方へと伸びる尾部の先に搭載された、口径20mmのガトリング砲。

後方レーダーによって索敵・照準する。

赤外線暗視装置も完備。

D型以前の機体では後方機銃手だけがコックピットから離れた銃座配置だったが、D型からは遠隔操作式となり、唯一仲間外れにされていた後方機銃手の席が移動した。

 

・チャフ発射機 

主翼下面に搭載。

 

・フレア発射機

機体尾部側面に搭載。

 

 

○エンジン

 

・ターボファンエンジン 8基

燃費と推力向上型を8基も搭載した結果、凄まじい航続距離を手に入れ、更にはその巨体に似合わず亜音速での飛行を可能としている。

 

 

 

デスペラード連邦が誇る大型の戦略爆撃機。

全長よりも長い横幅を構成する要因である長大な後退翼と、2基で1セットに配置された双眼鏡のような見た目のジェットエンジンが特徴。

爆弾倉は2つあり、無誘導爆弾から地中貫通爆弾、果ては対艦ミサイルや巡航ミサイルまで搭載が可能。

これに加えて、主翼の付け根辺りに増設ハードポイントも取り付ける事ができる。

降着装置は機体下部に複列式の主脚を4基と翼端を支えるアウトリガー*1を備えている。

主脚は4基全てが可動式であり、機首を風上に向けた状態で主脚は進行方向に合わせる事で、横風が吹く中でも安定して着陸ができる仕組みになっている。

       ⇙⇙

 進行方向 ⇙⇙風向き

      ⇙⇙

   機首方向

 

初期のA型では全ての機銃は口径12.7mmであったが、B型では尾部のみを20mmガトリング砲に換装。これにより、迎撃能力が飛躍的に向上した。

しかし、B型が登場した頃に「ミサイルで攻撃してくるのなら、機銃があっても意味が無い」と言う『機銃不要論』が出現し、次のC型では機銃は全て撤去され、代わりに高い電子戦能力を付与された。

━━が、電子戦能力を底上げしたC型に対し、今度は「逆にミサイルではなく、機銃による攻撃を受ける可能性が高まるのでは?」と言う声が上がる。

結局、電子兵装に頼りきり、自衛用の武器が1つも無いのは危険過ぎるという事から、最新のD型では高威力の機銃が搭載され、より凶悪性を増した状態で先祖返りを果たした。

なお、本機にはただ爆撃するだけでなく、爆弾倉に30mmガトリング砲、40mm砲、105mm砲を搭載したモジュールの開発にも着手されており、対地攻撃機として使用する計画があるらしい。

 

最後に余談だが、フライング・デビルにはその巨体を活かした極簡易的な兵員搭乗能力もあるのだが、実際に搭乗した兵士はゲッソリした顔で、

「旅客機のエコノミー席の方がマシだ・・・」

と語ったそうだ。

 

 

*1
重心安定によって横転を防ぐ装置。本機の場合は車輪




パッと見の外見はB-52がモデルです。


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