ウルトラマントレギア   作:憲彦

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ウルトラマンタイガを見ていて思い付いた内容をまとめてみた物です。所謂、過去捏造妄想爆発小説ですね。

なお、今作は全て妄想で事実とは無関係です。


トレギアと言うウルトラマン 前編その1

 M78星雲、光の国。そこには宇宙警備隊と言われる平和維持機構が存在し、日夜宇宙の平和の為に活動している。凶悪な怪獣の退治や侵略宇宙人の撃退。星単位で行われる星間戦争での調停など。更に活動の範囲は広く、自分達が存在している宇宙以外でも活動している。

 

「ハァッ!デヤ!」

 

「キャシャアアアアア!!」

 

「ウワア!!」

 

 ある場所で、青い体のウルトラマンが3体の怪獣を相手に戦っている。だが、戦況は圧倒的に怪獣側が優勢。青いウルトラマンはジリジリと追い詰められていく。

 

「クッ!」

 

 必死に抵抗するも、徐々に力が無くなっていき怪獣は攻撃を受けてもダメージを受けなくなってしまった。更に不味い事に、自身の危険を伝えるカラータイマーが五月蝿いほどに鳴り響いている。

 

「まだ…まだだ!」

 

 立ち上り構えを取るが、既にボロボロの状態。筋肉が震え、立っているのがやっとと言う感じだ。怪獣と言えど知性が無いわけではない。自身の目の前にいるウルトラマンが瀕死な事くらい理解している。最後の攻撃だと言いたそうにしながら、大振りの攻撃をウルトラマンに向けて放つ。

 

 万全の状態なら避けられない事もない攻撃。しかし、既に満身創痍と言える体では、スピードのない攻撃でも避けることは不可能だった。

 

「ディヤアアアア!!ハァ!」

 

「ッ!?タロウ……!」

 

「間に合って良かった。大丈夫だったか?トレギア」

 

「済まない。2体しか倒せなかった」

 

「何を言う。お前が5体も怪獣を引き付けてくれたお陰で、あっちは無事に片付ける事ができた。後は俺が倒す。休んでいてくれ」

 

 絶体絶命のトレギアの前に、角の生えた赤いウルトラマン。ウルトラマンタロウが助け出した。自身のエネルギーをトレギアに渡し、少し回復させるとトレギアが相手をしていた3体の怪獣と向き合う。

 

「行くぞ!タァ!ハァァァ!ヤァ!」

 

 タロウの体はかなり大きい。トレギアよりも数メートル身長が高いくらいだ。しかし、その体からは想像できない程の身軽な動きで怪獣を相手にしている。

 

「ストリウム光線!!」

 

 タロウの放った7色の光線は、あっという間に怪獣を2体撃破。そして間髪入れずもう1体の怪獣に全力で走っていく。

 

「ハァァァ!ウルトラダイナマイト!!」

 

 体が炎に覆われ、走るスピードを上げていく。そして怪獣にしがみつくと、ゼロ距離で大爆発を起こした。自爆である。だがその後、光が集りタロウの体を形成。不死鳥の如く復活した。

 

「流石だな。タロウ」

 

「いや。トレギアが戦い相手を消耗させてくれたから勝つことができた。さぁ、帰ろう」

 

「あぁ」

 

 タロウの肩を借りて立ち上り、ゆっくりと飛びながら光の国へと帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先の戦いの戦果を称え、ウルトラマンタロウにこの賞を授与する。よくやったな。タロウ」

 

「ありがとうございます。大隊長」

 

 光の国ではタロウがウルトラの父から表彰を受けていた。トレギアはそこにいない。医務室で手当てを受けているからだ。

 

「表彰式、出なくて良かったの?」

 

「別に僕が表彰される訳じゃないですから。それに、タロウの表彰式は見慣れています。もう飽きてきたところですよ。ウルトラの母」

 

「あら?貴方の表彰もあるわよ?1人で怪獣を5体も引き付けて内2体を討伐。タロウ達を戦いやすい状況を作ってくれたんだから」

 

「ですが結果として、残りの3体はタロウが討伐しました。アイツの方が実力は上です。僕がその場で怪獣を引き付けなくても、タロウなら勝てたはずです。同期として誇らしい実力の持ち主ですよ」

 

 そう言って、治療を一通り終えたトレギアは医務室を出ていった。

 

「お、トレギア!もう良いのか?」

 

「あぁ。大した事はなかったからな」

 

「そうか。あ、これお前の表彰状と賞金。渡してくれって」

 

「態々悪いな。さてと、部屋にでも行く―」

 

「なぁ聞いたか?大隊長、トレギアにも賞金と表彰状出したんだと」

 

「マジかよ。ほとんどタロウ教官の手柄なのに何で」

 

「さぁ?まぁ役に立ったからじゃね?怪獣を何体か引き付けたらしいし」

 

「でも結局やられてたんだっけ?」

 

「そうそう。典型的なブルー族だから仕方ねぇけど」

 

 タロウと歩いていると、通路の影から警備隊のウルトラ族だろう。タロウの表彰式に出て、トレギアにも賞を授与されたことを聞いて好き放題言っていたようだ。しかもバカにした様な言い方をしている。

 

「それブルー族に失礼だろ。ハハハハ」

 

「でもトレギア、なんで警備隊に入ったんだろうな?ブルー族は警備隊向いてないのに」

 

「別にどうでもいいだろ?その内辞めるって」

 

「だよな~!自分の実力は流石に分かってるよな~。あの人でも」

 

 話の内容は徐々にトレギアを嘲笑う物へと変わっていく。気に入らないからなのかは不明だが、聞いていて気分が良いものではない。

 

「アイツら……!ちょっと待ってろ!話をしてくる!」

 

「よせ。みっともない。教官ともあろう男がそんなんでどうする」

 

「悔しくないのか!?」

 

「悔しがってなんになる?事実を言われてるだけだ。腹を立てても意味ないだろ?」

 

 トレギアは冷静だった。本来なら頭に来て1発殴るくらいのレベルの事だが、トレギアは全て事実として受け止めて気にする様子がない。注意しようとするタロウを止めるレベルだ。

 

「訓練生なら問題があるかもしれないが、ここに居ると言う事は正隊員。訓練生の教官であるお前の役目じゃないだろ」

 

「はぁ……分かった」

 

 悔しそうにしているが、タロウは折れてくれた。出ていくのは気不味いため、別の道を通って帰ることにした。

 

「そうだ。タロウ、このあと暇か?帰りに僕の部屋に寄ってほしいんだが。見せたいものがあるんだ」

 

「?あぁ。別に構わないが、何かあるのか?」

 

「少し手伝って欲しいものがあってな。お前の力も必要なんだ」

 

「何をやってるんだ?」

 

「ちょっとした工作だ。僕みたいに、戦闘に不向きなウルトラ族が戦える様になる道具のな」

 

「ほう。それは興味深いな。完成したら特許でもとるか?」

 

「それも悪くないな。考えておくか」




前編その1はここまでにしますかね。疲れたので。

現在までのトレギアの情報やタイガを視聴しての個人的な考えを全面に押し出してます。今後トレギアの過去が明かされると思いますけど、なんとなく我慢できなくなったので自分の妄想を爆発させた過去を書いてみよう。と言う気持ちになり書いたのがこれです。実際の過去が明かされるのが楽しみで仕方ない。

次回の更新日は未定!
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