ありきたりな異世界転生   作:すつぬ

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特になしっ!


おい、なんか異世界に飛ばされたぞ

神様「お主、死んだぞ」

 

「おいマジかよ」

 

何だこの唐突な死の宣告は。どこぞの遊戯くんならバーサーカーモード突入して見知らぬそこら辺の緑色のハンガーくんボコってるよ。

 

神様「お主は眠るように死んだのじゃ。永眠じゃな。」

 

「なんかよくわからんな」

 

神様「そうじゃな…確かに認められんかもしれん」

 

いやちげぇーよ。よくわからんってのはこの状況の事だよ。なんでストーリー始まってそうそう『お主、死んだで?ざまぁwwww』って言われなきゃならんのだはっ倒すぞクソじじぃ。こちとらテスト明けで目の前がフラフラしとんじゃ。ポケモンセンターまっしぐらなんだよ。満タン薬使わせろ

 

神様「そこでじゃ!お主はこれから別の世界に転生してもらうことにしたのじゃ!」

 

いや急すぎぃっ!お前の思考回路を問いただしてやろうか?いやダメだ!この爺さん!回路を繋げるために必要な髪の毛が不足してやがる!うお!眩しいっ!こいつぁー電球といい勝負してるぜ!なんて口が裂けても言えない。仮にも相手は神様イズGODだ。いやそれどっちも神やん。髪はないけどねってやかましいわ

 

神様「ちなみにその世界は魔法と剣が入り組んだ世界という…要はファンタジー世界と思ってもらっていい」

 

あ、これ行くこと確定なんすね。そんな転生してもすぐ死にそうな場所行くのやなんですぐさままた永眠したいんですけど。てか今更思ったが痛みなくして死ねるってすごい幸せな事じゃない?死にたくなかったけど

 

神様「まぁー大丈夫じゃ。ワシがお主にバフをかけといた。そうそう死ぬことは無いじゃろう」

 

「わぁーご都合主義」

 

神様「それじゃ飛ばすぞ!健闘を祈る!」

 

「えちょま早っ………」

 

人の話は最後まで聞くことだぜ……クソじじぃ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………あ、そこの弁当取ってくれますか?は?自分でとれ!?コノヤロウ!!ってはうわ!?どこだここ?」

 

なんか随分と変な夢を見てた気がする…まぁー今はそんなことどうでもいいや。俺は当たりを見渡す。森みたいな…なんかこう…シゲシゲしてる。これは松崎しげるが野生の人として現れてもビビらないぐらいシゲシゲしてる。しげるの所しかあってねぇーけど

 

「……んま…転生されちまったもんはしょうがねぇ…やれるだけのことはやってみよう。まず小説通りというか、ご都合主義系で行くとこのまま真っ直ぐ行くと何かしら起こるかもしれない」

 

っと、俺はまっすぐ進んでみる。正直こんな薄暗い森の中を歩いていくのだけでちびりそうなのに、魔物なんかも居るんだろ?……漏れる。

 

歩く事数十分。

 

「おい……なんもねぇーぞ…あ、これあれか。ご都合主義とかないマジのサバイバルだ。一文無しとか流石に厳しいぞ…バフをかけたとか言われたけど、今のところ実感できてるのスタミナの向上と体力の向上だけだぞ…試しに思いっきりそこら辺の木々をぶん殴ってみるか?」

 

そのまま何も無い事の苛立ちを木にぶち当てる。通常なら俺の拳が粉砕するか、玉砕するか、大喝采するかの3択だが…いや俺の腕の弱さよ。トマトレベル。あ、弾けるって意味でね。

 

「………いやんっ」

 

結果を言おう。根元からぐっちゃりとえぐれた。……木が。メキメキって音と共にぶっ飛んでいった。それなのに俺の腕はまるで蚊に当たった程度で全く痛みはなく、ピンピンしてる。これが若さか……いや違うな。これがチートか…そりゃー異世界転生した小説主人公が天狗になるわけだ。簡単に強くなっておにゃにょこといやいやあんあんしてる訳だからな。それ、お前の力じゃないんやでって何度思った事か。今の俺は同じこと言えないけど。いやでもハーレムじゃねぇーし…なんなら無一文だし…

 

「……歩こ」

 

またまた適当にほっつき歩いて数十分、やっとこさイベントに会えた。いや、この表現はどうなんだ?まぁーいいか。遠くから見る限り、馬車を取り囲む盗賊らしき人物が数十人、対するは兵士数人にちっさい女の子。あれか?小説で言う姫の娘とかそこら辺。数人のうちの半分は殺されてるしな。あれ?俺死体に対する嗚咽感が全くないぞ?精神的パラメーターもバフられてるのか?そりゃ異世界転生した主人公ら(ry

 

「……なんかもうこの力あれば何も怖くないんじゃね?……まぁー俺の力じゃないけど。とりあえずあいつらにお話を聞いてみよう。」

 

俺は歩き出して、盗賊の方に歩み寄る。そうすると、リーダーっぽい男がこちらにサーベルらしき大剣をむけると

 

『てめぇー!何もんだ!』

 

っと野暮から棒に尋ねてきた。俺は両手を上げながら男たちに近づく。

 

「いやー…ちと道に迷って…ここら辺の近い街に案内して欲しいなぁー…なんて」

 

『一文無しのくせに舐めてんのかてめぇ!』

 

「好きで一文無しになった訳じゃないのに…」

 

『あっ?…殺されたいか?』

 

おっと。これは死亡フラグならこっちは……

 

「あ、それ言うってことは殺されても文句は言えないよな?」

 

っと挑発してみる。まぁ、眉間に皺を寄せてますわよ。お見苦しいこと

 

『!!てめぇら!やっちまえ!』

 

そう叫ぶと同時に、3人のモブが飛んでくる。俺は拳を思いっきり地面に振り下ろす。あ、女の子には当たらないようにちゃんと斜めにしたよ?意味があるかは知らんけど

 

『『『ぐぁぁぁっっ!!』』』

 

見事盛り上がった土が男たちを貫き、吹っ飛ばしてくれた。今のに技名を付けるならザ・ウォールだな。どこぞの超次元サッカーアニメのおにぎりを思い出すな。うん。

 

『んなっ!?』

 

リーダーらしき人物が驚いている。まぁーそりゃ驚くよな。俺も驚いた

 

「……さて?次は誰が殺されたい?」

 

そう挑発してみる。次は四人が四方八方から飛んできた。考えたな。さっきのは正面からの3人だったから少女に配慮してできた技だが、今回は四方八方から来る事で先程の技を封じて、なおかつ判断力を鈍らせる。って俺ここまで頭回らない人間なんですけど。これがチートか…

 

今回は拳を天空に昇竜拳する。すると風が真上に飛んでいくと、俺とギリギリ少女を中心に突風が巻き起こると、四方八方から飛んできた世紀末4人組は飛んでいった。

 

『!?』

 

「……さて、残りそっちは14にん。俺がやったのは7人…正直、逃げるのがいい判断だとおもうぜ?」

 

提案をもちかける。意外と決断は早く…

 

『……っ!ちっ!てめぇーら!引き上げんぞ!』

 

そうリーダーっぽい人が言うと周りがイーッ!と言って走り去って言った。世紀末かと思ったらショッカー軍団だった。リーダー格が喋れるのはお約束みたいな?

 

「……ふぅ…怪我はないか?」

 

俺は右斜めぐらいにたってる少女に問いかける。なんかすっごいキラキラしてる。

 

「あの…なんか俺についてます?」

 

?「!決めた!」

 

「へ?」

 

?「私!貴方と結婚するわ!」

 

「何言ってんだこいつ」

 

 

 

ご都合主義ってのは、時として悪になるんだよ(何言ってんだ俺……)




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