今回もよろしくお願いします。
プロローグにて出ましたが、マヴラブシリーズ、真剣恋シリーズは好きなのでそちらについての意見も宜しければお願いします。
転生してはや10年、現在少年草薙護堂は原作とは違い野球をせずに日々鍛練をこなしていた。
ただ、他は原作通り、祖父は女誑し、母は女王気質で、仕事は不明、父は離婚し、偶に謎の手紙と共に土産が贈られてくる。祖母の千代婆は昨年亡くなった。やはり祖父一郎と長年いた為か、苦労していたのだろう、「護堂は一郎のようにならず、一人でいいから愛する人と添い遂げるんだよ。」と言っていた。
千代婆が亡くなった時、護堂は悲しくて泣いた。
(やっぱり大切な人達が死ぬのは何時迄も慣れないな…いや、慣れたらダメなんだ。)
正直、原作を読んでいるためああはなりたく無いと自分は思っている為、気を付けようと心に誓う。
毎朝早朝からトレーニングをし、授業中も隠れて、家の近くの魔術関係の情報屋を営んでいる女主人と交渉し、魔術に関する書物や、祖父草薙一郎の部屋の書籍棚にある郷土資料や数々の神話に関する書物を読んでいる。
その為周りからは少し変わった目で見られることがしばしばあった。今も偶に見られるが両方とも慣れてしまったようだ。
其れでもきちんと周りとはコミュニケーションが取れている為諍いは起こらず、既に周りとは違い大人びて見える為リーダーシップをとり、成績優秀、スポーツ万能だったので学校一の人気ものである。
学校が終わると夕方遅く迄近くの公園で友達と遊びダッシュで自宅に帰り、出された課題をさっさと済ませ裏庭で鍛練をする。
夕食は大抵祖父一郎と一緒に護堂が作る事になっていた。
休日はなるべく近くの山に行って気や魔術などを取り入れた鍛練をする。
更に二年後
そんな生活サイクルを繰り返すうちに、護堂は気と魔術を取り入れた武術を使う事で、川神鉄心の顕現シリーズを残しマスターすることが出来た。
また、魔術に於いては教授の術を含む数多の術を習得することに成功した。
護堂が小学校六年になる三月の春休みになる数日前、この物語は護堂の祖父、一郎のある一言から加速する事になる。
「護堂、お前も年だし、体を鍛えているみたいだから、フィールドワークとして一緒にギリシャに2・3日程行って見ないか?」
自宅で唐突に聞いた話に護堂は、
(これも原作みたいにならないための修行と思い爺ちゃんについて行こうかな〜前世では日本を出たことも無かったし、世界遺産なんかを観光するのもいいな。)
「其れは願っても無いことだからついて行きたいんだけど爺ちゃん?もし、ギリシャに行くとして静花はどうするんだ?…まぁ爺ちゃんのことだから何か考えがあるんじゃないか?」
そう、護堂の妹草薙静花のことが問題である。この話を持ち出すと静花は必ず着いて行こうとする。もし仮に我慢して留守番することなどまだ10才である静に1日はできても2・3日となると到底無理だ。
そう言った護堂の言葉に一郎は我が意を得たりといったしたり顔で
「勿論、その辺りも抜かり無いよ!女王と一緒に静花にはペアで行ける温泉旅行に行って貰う。最近女王は仕事が忙しくて息子達にお金位しか与えれないことを嘆いていたよ。其処で今回の温泉旅行に二人には行って貰うのさ。幸い女王は2・3日休みみたいだ。だが静花はそれでも不満を持つかもしれない。だから、護堂が旅行に行った後でプレゼントを贈るのさ。」
(成る程、それなら問題はなさそうだな。旅行から帰ってもまだ学校は始まってないから二日後にでも静花に一日中付き会うからこれについても問題はないな。)
「わかった。それでいこう爺ちゃん。…静花の方は俺が説得するから爺ちゃんは母さんの方をよろしく。」
「よし、作戦決行だな。」
護堂はその日のうちに静花を説得することになんとか成功し、一郎の方は次の日には根回しがすみ、後は旅支度を整えるだけとなった。
因みに温泉旅行の発端は一郎がある日近くの商店街で、夕飯の買い物をしていた最中に偶然通りかかった一郎と縁の深い妙齢の女性が、温泉旅行ペア宿泊券を数枚持っていたため、交渉した結果数枚譲って貰うことができたからである。
護堂達は一郎が亡くなるまでその事実を知ることはなかった。
そして迎えた当日、護堂と一郎は女王と静花に空港で見送られ、日本を離れギリシャへと旅立った。
読んで頂きありがとうございました。
出来ればアドバイスなどよろしくお願いします。
次回まつろわぬ神と遭遇し戦います。