海に映る2つの月   作:空丘ルミィ

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やっぱ何かしらネタがないと話すことないですね(真顔)








15話:思い出の場所で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羽丘と花咲川の合同文化祭からさらに日が経った。今日は大晦日でこころの家にハロハピメンバーが全員集合している。千聖さんはパスパレメンバーと年を越すと言っていたので少し寂しく感じた。いつもは花音さんと俺と千聖さんの3人で教室に一緒にいるからな…ちなみに今俺は花音さんの家に向かってるところだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午前10時:松原家前】

 

(ピンポーン)

 

花音「あ、宥凪くんおはよう。」

 

宥凪「おはようございます花音さん。迎えに来ましたよ」

 

花音「えへへ、でも私は嬉しいよ。大晦日を宥凪くんと一緒に過ごせて・・・」

 

宥凪「俺も花音さんと一緒に大晦日を過ごせて嬉しいですよ。さて、こころ達が首を長くしてるでしょうしそろそろ行きましょうか」

 

花音「うん!」

 

俺たちはこころの家に足を進めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【こころの家へ向かう途中】

 

宥凪「しかし、何度こころの家に向かうとわかっても慣れないですね…もうこれで5度目なんですが…」

 

花音「あはは・・・私は慣れるまで10回くらいは行ったからね…宥凪くんの気持ちはわかるよ」

 

宥凪「まあそろそろ慣れる…と思いたいですけどね。というかこころの家で大晦日を過ごすのはいいんですけど何するんでしょうね。」

 

花音「こころちゃんたちと一緒に過ごす大晦日かぁ…何をするんだろう…?」

 

宥凪「あれ、花音さんもわからないんですか?」

 

花音「私がこころちゃんたちとバンドを組んだのは宥凪くんと知り合った後だったからね…」

 

宥凪「あれ、そうだったんですか?てっきり去年から一緒だったのかと思ってました」

 

花音「こころちゃんたちと知り合ったのが今年だからね、意外って思われるのはわかるよ」

 

宥凪「まあ、こころですからね…こころのやることは俺には理解ができませんね…」

 

花音「あはは・・・私もこころちゃんの思い付きによく巻き込まれるからね…この間もいきなり舞踏会で踊ることになったこともあったからね…」

 

宥凪「それは…ご愁傷様です。っと、そろそろ着きますね。」

 

花音「でもまた後で話せるから・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【弦巻邸:玄関】

 

こころ「よく来たわね花音、宥凪!今日はみんなで笑顔で大晦日を過ごしましょう!」

 

宥凪「このメンバーで笑顔で過ごすっていう方が無理だと思うけどな…だってこのメンバーだぞ?」

 

美咲「あはは・・・確かに。まあでも今日のメンバーのうち半分はまともなのであたしとしては助かってますけどね…」

 

宥凪「まあ、な…薫さんは言ってることがわからないしはぐみと心は考えることがぶっ飛んでるしな…うん、俺はいつも巻き込まれてる側だから正直今日はいつもより巻き込まれ度が高い気しかしないな、うん。(諦)」

 

花音「ふぇぇ…今日は大丈夫かなぁ…」

 

宥凪「本当ですよ・・・俺たちの日常に『平和』と『落ち着いた』の文字は果たしてあるんでしょうかね…?」

 

美咲「本当ですよ・・・」

 

宥凪「(あ、そうだ。一応美咲に言っておくけど明日は千聖さんがこっちに来ることになってるからその時は頼む。事情はこの間言ったと思うけど)」

 

美咲「(あ、あのことですね。花音さんにはまだ伝えてないので…でも本当に良かったんですか?)」

 

宥凪「(何度も悩んだけど、やっぱり変わらなかったよ。というわけで、明日は千聖さんと一緒にこのことは頼んだ)」

 

美咲「(わかりました。)」

 

花音「美咲ちゃんと宥凪くん、何を話してるの?」

 

美咲「何でもないですよ。」

 

宥凪「そろそろこころの部屋に行きましょうか。あとの二人も待ってるでしょうし」

 

花音「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午後1時:こころの部屋】

 

はぐみ「宥くんいらっしゃーい!」

 

薫「おや、花音の王子さまも一緒か。今日はとても儚い大晦日になりそうだね」

 

花音「ふぇっ!?か、薫さん何言ってるの!?宥凪くんが私の王子様なんて…(ま、間違ってはないけど宥凪くん以外の人に言われると恥ずかしいよ・・・!)」

 

美咲「はいはい薫さん、花音さんが戸惑ってるのでそれ以上はやめましょうねー」

 

宥凪「やっぱり今日は騒がしい大晦日になりそうだな…」

 

こころ「楽しい大晦日の間違いじゃないかしら?」

 

宥凪「このメンバーのどこが楽しく見えるんだろうな…」

 

こうしてハロハピメンバーとの騒がしい大晦日が始まった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こころ「この伊勢海老おいしいわね!宥凪の作った料理はいつ食べてもおいしいわ!」

 

はぐみ「それは当然だよこころん!宥くんはお弁当とかを作らせたら天下一品だからね!」

 

宥凪「それをはぐみが言うのは何なんだろうな?まあ自分で作っておいてなんだけどおいしいとは思ってるから素直に嬉しいな」

 

薫「毎日食べたいくらいにおいしいね。ここの黒服の人たちに負けないんじゃないかい?」

 

宥凪「いやさすがに黒服の人たちには負けますよ・・・何でもできるじゃないですかあの人たち」

 

美咲「あはは・・・黒服の人たちは本当にすごいですからね…いきなり現れては弁当とか持ってきたりしてますし」

 

宥凪「ハロハピは薫さん以外みんな花咲川のメンバーだからな…うん、何度も見てるからある意味ゲシュタルト崩壊しそうだな」

 

花音「でも宥凪くんが作るお弁当はおいしいからいいよね…私もたまに作ってもらうけどおいしいからなぁ…」

 

宥凪「いやいや花音さんの作ったお弁当もおいしいですよ。一人暮らしだから料理のレパートリーが増えるので嬉しいですし」

 

花音「そ、そうかな…?えへへ、私も宥凪くんにお弁当を作るのが楽しいからつい張り切っちゃうんだ」

 

宥凪「あんまり張り切りすぎないでくださいね。またこの間みたいに倒れちゃいますし」

 

花音「そ、それは大丈夫だよ!あれから自分の体調に気を遣うようになったし…」

 

宥凪「それならよかったです」

 

はぐみ「ねえ、これから何する?ただお弁当を食べるだけじゃつまらないよね?」

 

こころ「そうね…なら大晦日にふさわしいことをしましょう!」

 

宥凪「大晦日にふさわしいことってなんかあったか?」

 

美咲「あたしも大晦日にふさわしいことって何があったか知らないですね。年越しそばは正月ですし」

 

花音「何かあったかな…?」

 

こころ「大晦日といえば着物を着ることだけど、今年は白無垢を着ましょう!」

 

宥凪「いやこころ、白無垢って結婚式の時に着るやつじゃないのか・・・?なんで今着るんだよ!?というか誰が着るんだよ!?」

 

こころ「誰って、決まってるじゃない!花音よ!」

 

花音「ふぇっ!?私!?わ、私なんか似合わないよー!」

 

はぐみ「かのちゃん先輩なら大丈夫だよ!黒服さーん!」

 

美咲「(ちょっ!?何で黒服の人たち呼んでるのはぐみ!?)」

 

宥凪「(おいいいいい!?)」

 

黒服の人たち「北沢様、事情は把握しました。松原様、どうぞこちらへ」

 

花音「ゆ、宥凪くん助けてー!」

 

宥凪「(すみません花音さん、はぐみとこころのぶっ飛びの思考能力にはどうすることもできないです・・・すみません)」

 

花音さんは黒服の人たちに連れていかれた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午後7時:こころの部屋】

 

こころ「黒服の人たち、花音の準備はできたかしら?」

 

黒服「はい、こちらの準備はできています」

 

こころ「宥凪!ちゃんとドアの方を見るのよ!」

 

宥凪「はいはい…というかどうせ見ろうとしなくても固定させるんだろ…だったら腹を括って見るしかないだろ」

 

こころ「いい心がけね!黒服の人たち、お願いね!」

 

黒服「承知しました。では松原様、こちらへどうぞ」

 

(ギィ・・・)

 

花音「ふぇぇ…」

 

宥凪「なんというか…その・・・とても似合ってます花音さん。」

 

花音「そ、そうかな…?えへへ、そう言われると恥ずかしくはないかも…」

 

宥凪「俺は一応年齢的には結婚できますけど…やっぱり好きな人の白無垢とかウェディングドレスを見ると心を奪われますね…」

 

花音「ふぇぇ!?や、やっぱり恥ずかしいよー!」

 

薫「やはり私の想像通り似合っているね。」

 

美咲「花音さん、とても似合ってますよ。」

 

はぐみ「かのちゃん先輩とても似合ってるよ!いいなー宥くんかのちゃん先輩が恋人でー」

 

こころ「私の予想通り、とっても似合ってるわよ花音!ところで、二人の式はいつ挙げるのかしら?」

 

花音「ふぇぇ!?それこの間も聞いたよこころちゃんー!」

 

宥凪「だからなんで今それを思いつくんだか…でも俺と花音さんが結婚…か。」

 

花音「ゆ、宥凪くんまで何を言ってるの!?(でも宥凪くんと結婚かぁ…この間言っていた私の将来の夢と一緒だからそれもいい…かも)」

 

はぐみ「宥くん、かのちゃん先輩をパース!」

 

宥凪「えっちょっはぐm…」

 

花音「ふぇぇ!?」

 

突然はぐみが花音さんを押し出して俺に抱き着く形になった

 

宥凪「(か、花音さんの白無垢姿が目の前に・・・!)」

 

花音「(ふぇぇー…!宥凪くんが目の前に…!)」

 

美咲「あ、あの二人とも・・・大丈夫ですか?」

 

宥凪「大丈夫じゃないかもな…(精神的な意味で)」

 

花音「(ゆ、宥凪くん大丈夫…?)」

 

宥凪「(大丈夫じゃないですね…どうしましょうか花音さん。こころとはぐみが目をめちゃくちゃキラキラさせてますけど…)」

 

花音「(…ねえ宥凪くん、えっと・・・ゴニョゴニョ)」

 

宥凪「(・・・意外と花音さんって大胆なことを考えるんですね。花音さんにおまかせしますよ)」

 

花音「(そ、それじゃあ・・・えいっ)」

 

美咲「花音さんと海月さん、何を話t・・・」

 

美咲が何かを言う前に俺たちはキスをしていた

 

こころ「まるで本当の結婚式みたいね!」

 

薫「ふふ、とてもお似合いの二人じゃないか。」

 

はぐみ「ねー!」

 

美咲「2人もある意味思考が飛んでますよね…」

 

宥凪「こころ達の影響を受けたって言っても過言じゃないかもな…」

 

花音「えへへ・・・ちょっと恥ずかしいけど…ふわぁぁぁ…」

 

宥凪「花音さん、もしかして眠いんですか?」

 

花音「今日を楽しみにしてたから7時に目が覚めちゃって…」

 

宥凪「さすがにその格好で寝るとしわくちゃになっちゃうので一度着替えてきた方がいいですよ。というわけで黒服さんたち、お願いします」

 

黒服「承知いたしました。では松原様、こちらへ」

 

そう言って花音さんは黒服の人たちと一緒に私服に着替えに行ったあと、花音さんはこころの部屋で俺と一緒に寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午後11時45分:こころの部屋】

 

宥凪「(花音さん・・・ぐっすり寝てますね。今のうちに・・・)」

 

(ガチャ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【弦巻邸:玄関】

 

千聖「宥凪くん、行くのね。」

 

宥凪「はい。今年は花音さんと一緒に年を越したかったんですが・・・後のことはお願いします」

 

千聖「ええ。こっちは私たちに任せて行ってらっしゃい。」

 

宥凪「何から何まで任せちゃってすみません。」

 

そう言って俺はこころの家を後にした。ちなみに俺と千聖さん以外はぐっすり眠っているためこのことを知ってるのは俺たちだけだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月1日

 

【午前8時:こころの部屋】

 

花音「ふわぁぁぁ…おはよう宥凪くん・・・」

 

千聖「おはよう花音。」

 

花音「あれ?千聖ちゃんがどうしてここにいるの?」

 

千聖「宥凪くんに頼まれてこっちに泊まることになったのよ。」

 

花音「それで千聖ちゃん、宥凪くんはどこにいるの?」

 

千聖「花音…宥凪くんはもうこっちにはいないわ」

 

花音「えっ…?どういうこと…?」

 

千聖「詳しくはこの封筒に入ってる手紙に書かれているわ。花音の目で確認してちょうだい」

 

そう言って千聖ちゃんは一通の手紙を渡してきた

 

千聖「それじゃあ私は行くわね。花音、ちゃんと見るのよ」

 

そう言って千聖ちゃんはこころちゃんの部屋を出て行きました

 

花音「宥凪くんからの手紙…?一体何が書かれてるんだろう…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宥凪『花音さん、あなたがこの手紙を読んでいるということは今俺は花音さんの目の前にいないでしょう。俺がこの間言っていた将来の夢、あれは紛れもない真実です。俺は昔から楽器を演奏するのが好きで、音楽で出会う人みんなに笑顔を届けるのが夢だったんです。俺は昨日の夜の便でメイがいるイギリスにある音楽学校の臨時教師になることを決めていました。音楽学校では戦災孤児や親と別れた子供たちが通っていて、音楽を教えて少しでも笑顔を取り戻したいんです。今までずっと黙っててすみませんでした。昨日のあの事は俺も嬉しかったです。いつこっちに戻ってくるかはわかりませんが、戻ってきたその時は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺と結婚してください』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花音「宥…凪…くん…!宥凪くん…!…あれ?もう一つ何か入ってる・・・?」

 

私は封筒に入ってるもう一つのものを取り出した

 

花音「これって…指輪?宥凪くん・・・私も宥凪くんが戻ってきたら勇気を出して言うよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花音「私も・・・宥凪くんと結婚したい…です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから〇〇後…

 

5月7日

 

【???】

 

花音「ふぇぇ…また迷っちゃったよぉ…千聖ちゃん、また待ってるだろうから早くいかないと・・・」

 

私は方向音痴が治らず、いまだに一人で出かけるときは迷っていました…

 

花音「あっ、ここ懐かしいなぁ…あの人と初めて出会った場所だったっけ…ふふっ」

 

チャラ男「よお姉ちゃん、オレと一緒にお茶しないかい?」

 

花音「ふぇっ!?わ、私はこれからお友達と約束してて…」

 

チャラ男「そんなのキャンセルしてオレと一緒に行こうぜー?」

 

花音「(ふぇぇ・・・!千聖ちゃん助けてー!)」

 

??「やれやれ…〇〇ぶりにこっちに戻ってきたら懐かしい展開だな。」

 

チャラ男「誰だテメェ?オレとこの子の邪魔するんじゃねーよ!」

 

??「そっちこそ、迷惑がってる女の子を無茶難題吹っ掛けて誘うなんて恥ずかしくないのか?悪いけどその子は俺の彼女なんでな、手を出すなら容赦しないぞ」

 

チャラ男「そっちこそ後悔するんじゃねーぞ!」

 

??「ま、すぐ終わるから安心していいぞ。『お前の負けでな』」

 

数分後・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

チャラ男「わ、悪かった・・・この場は見逃してくれ・・・!」

 

??「悪かったって思うならこの場からいなくなった方がいいぞ、もうすぐこの騒ぎを聞きつけて警察も来るだろうからな」

 

チャラ男「し、失礼しましたー!」

 

そう言ってチャラ男は尻尾を巻いて逃げていった

 

??「ふう…大丈夫ですか?」

 

花音「は、はい・・・えっと、あなたは誰ですか・・・?」

 

??「誰って…ああ、やっぱりこの格好をしてると勘違いされるのは無理もないですよね。しかも身長も少しだけですが伸びましたし、髪も伸ばしましたから。向こうじゃこの格好でいることが多かったから仕方ないですね。それにこの格好、結構つらかったですよ…子供たちが寄ってくる寄ってくる…

それと、あの時はすみませんでした。いきなり目の前からいなくなってしまって。とてもつらい思いをさせてしまいましたね…」

 

花音「え?も、もしかして・・・宥凪くん?」

 

宥凪「はい、長い間待たせてしまってすみませんでした。」

 

花音「いつ・・・戻ってきたの?」

 

宥凪「昨日ですね、向こうで2年くらい過ごしてたせいで時差ボケがひどかったですよ。…花音さん。あの時の約束、覚えていますか?」

 

花音「…うん。あの時の約束、この2年間忘れたことはなかったよ。ずっと宥凪くんのことを考えてて…いつこっちに戻ってくるのかなって待ち遠しかった」

 

宥凪「花音さん…俺は花音さんのことが好きです。イギリスでも花音さんのことを1日たりとも忘れたことはありませんでした。花音さん・・・俺と結婚してくれませんか?」

 

花音「…うんっ!私も宥凪くんのことが大好きだよ!私、宥凪くんのおかげで笑顔が増えたし、宥凪くんとずっと一緒にいたい!」

 

宥凪「・・・花音さん」

 

花音「宥凪くん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして俺たちは誓いのキスをする。2年ぶりに再開した俺たちは抱きしめあい、花音さんは俺の胸の中で涙を流していた。花音さんが泣き終わった後は花音さんが千聖さんと約束していたという羽沢珈琲店に手を繋いで足を進めていた。花音さんの左手にはあの日俺が封筒に入れていた綺麗な指輪が、俺の左薬指にも綺麗な指輪がはめられていた。どうやら花音さんは俺が戻ってきたときのために買っていたようだった。それからは羽沢珈琲店で千聖さんと再会してからは俺と花音さんが結婚することを教えたら祝福してくれた。どうやら千聖さんは花音さんの行動が全部筒抜けだったらしい・・・そしてその日に家でバイトしていたつぐみも聞こえていたらしく、聞こえた時はこっちに慌ててやってきた。どうやら2年ぶりに会ってもみんな変わらないみたいで安心した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?

やっと…ここまで来ました・・・時々空いた時間を埋めるように頑張りましたとも(鎮火)

それではここまで読んでいただきありがとうございました

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