本作は完全オリジナルの作品でございます。能力系の作品が書きたくて書いてみました。
初投稿で展開などままならないですが、楽しんでいただけると幸いです。
ではごゆっくりどうぞ。
-日常は突然として終わる-
俺の名前は、
このつまらない世界に生まれた変哲のない男子高校生だ。
「この世界は神によって作られた創作物であり、人々はその中で暮らしているといわれている。」
俺が気に入っている短編小説の一文だ。世界ってのは本当に神が創造したものなのか?って
この本を読んでると時々考えさせられる。
なぜかって、この世は理不尽だからだ。いくら努力しても報われない。変わらない。
「な~に考えてんの?雅人」
一人の男子が笑顔で俺に話しかけてきた。
こいつの名は、
「別に何でもねぇさ。」
と俺が素っ気なく言うと、
「またどうせこの世界は~...とか考えてたんだろう。わかるって。」
拓海は笑いながらそう返した。
「なぁ雅人。世界が気に入らないっていうけどさ、どういうところが不満なんだ?」
と聞かれた。
「そうだな。なんていうかさ、この世は理不尽なんだよ。いくら努力しても、頑張ってもさ。
全然評価されないのさ。なのに対して努力をしないものが上に立ってこの世を仕切ってるんだ。」
俺はそう言った。実際この世には不満だらけだからな。
「まぁそうだよな...。確かに、金とか生まれつきの権力とかで上に立ってる奴らばっかだよな。」
拓海は頭を掻きながらそう答えた。
「だから嫌いさ。この世界が。俺らにもそういう力があればなぁ...って思うぜ。」
雅人は空を見上げながらそう言った。
「そういう力...って、どんな力だよ。権力でも欲しいのか?」
苦笑いしながら拓海は言う。
「まさか、俺はな【能力】が欲しいんだよ。誰にもまねできないような特殊な力的な?」
自信満々に雅人は言った。
「ったく、本の読みすぎだ。んなの手に入んねぇって。そんなのこの世に存在しないって。
それよりさ、今日部活でさぁ......」
拓海は呆れながら、今日の部活の話をし始めてしまった。...まぁそりゃそうだよな。
こんなの俺の願望でしかない。それも【能力】だなんてさ。あるわけねぇよな。
空は夕焼けに包まれている。夕方のチャイムとともに今日という一日が終わっていく。.........はずだったんだ。
「な、なぁ... なんだあれ」
拓海が青ざめた表情で空の彼方を指さした。
「...なんだあれは 何が起こってるんだ?」
俺はそれを見て固まってしまった。夕焼けに満ちたその空の真ん中。12時の方向に紫色の大きな渦ができていた。この世のものとは思えない。次の瞬間目の前は白い光に包まれた。
『変えてあげるよ。‘君 が 望 ん だ 世 界 に,』
そう聞こえた気がした。こうして日常は終わってしまった。
再び目が覚めた時、そこはあまりにも変わり果てていた。