「こんなキャラがゴッドイーター3にいたら面白そう」
クロスじゃ無理がありそうだから行き着いた。
「転生でいこう」
転生第一
…………
…………
…………。
『────!──!────……!』
こえが、きこえる
だれかが、みえる
とても、さむくて、ねむくて
ああ、そうか
おれ、しぬのか
…………
…………
…………。
…………………………ん?
アレ?なんだコレ
空が真っ白だ。
アレ?
真っ白なのは俺の方じゃないか。
アレ?
なんで俺こんなところで寝てるんだっけ。
アレ?
こんなん前にもなかったっけ?
アレ?
これ転生だわ。
~数分後~
突然赤ん坊になっていた事実をなんとか飲み込んで、覚えていることを整理した。
俺はどっかの企業に勤めてた社員で、優秀とか有能とか、出世間違いなしとか言われていたが、俺自身はそんなもんに興味はなくて、忙しそうで忙しくない。ただ今の平穏が続けばいいやと思っていた平社員だった。
仕事は早く終わるけど、俺のペースでこなしまくっていると昇進の話が来そうだったので、期限ギリギリまで報告とかはせず、サボることにした。
その間の暇つぶしにハマって、仕事を早めに終わらせては報告せず、資格取りにいったり、最新の携帯ゲーム機買いに行ったり、上司とか取引先とかリサーチして、弱み握って強請ったり、機嫌を取ったりして、サボる時間を増やしていた。
上からはいい顔されてなかったけど、同僚や後輩からは慕われてたっけな。まぁ俺が上司の弱み握ってたから、ミスとか見つけたときにフォローしてただけなんだけどね。
昇進した後輩にメシ奢って貰ったりもしたっけな。誕生日サプライズなんかもされたっけな。アレ久しぶりに泣いたわ。マジで。
それで……確か外回りしてるときに…………なんか見つけて………。
そこから先が思い出せない、というか、平社員って言ったけど、企業の名前が思い出せん。というか社員の顔と名前も思い出せん……!
ていうか、俺、
…………。
で、えーと、突然の死を迎えて、転生したと。
────納得できねぇよ!!!?!?
何で有無も言わさず転生させるんだよ!!フツー神的なのが現れて「お前死んだけど転生できるよ、何欲しい?」ってワンクッション置くものだろ!!
記憶?記憶はいいや、生き返ったことがわかればそれで。
ハァ……で、転生って言えば異世界転生なんだろ、きっと。この部屋見た目が普通っぽいけど、どんな世界なんだ?
病院……ではないな。多分孤児院だな。
生まれてすぐに親無しかこの子……可哀想に。俺のことですけど。
あ、そうだ。こういうベッドには赤ん坊の名前のついたタオル的なのが置かれてて、これだな。タオル的なの。
バサッと。やだアタイ裸んぼ。まさに生まれたままのすが……
…………。
…………。
~数年後~
…………
…………
…………。
「おい、行くぞ」
…………。
「……どうした?ぼーっとして、悪い夢でも見たのか?」
「………夢は飯が食えないから嫌いなんだよ………」
朝一でぼやきつつ、おはようございます。イケメン幼なじみ(年知らんけど)のモーニングコールでパーフェクトなレム睡眠から覚醒した私は大きく欠伸をしながら体を起こした。
──ライン・ペニーウォート
それが私の名前。
この世に生まれた時から天涯孤独の身として孤児院で育ち、ハエもたからないような薄汚ぇ大人たちに最安値で買われて、イケメン幼なじみ……あ、そういえば年上だった。
えー、「ユウゴ・ペニーウォート」と共に「AGE」となり、色々頑張って今日まで生きている。
主に「灰域」で宝探しして、たまに「アラガミ」やっつけて、飯作ったりサボったり、看守共リサーチして強請ってサボったり、住み込み(牢獄)で休む暇なく働いている。ブラックなんてもんじゃねえぞ!
「くぁぁぁーー…………あ゙ー、昨日飲み過ぎちゃったな……」
「昨日くすねてきたって言ってた酒か?まさか、もう飲み干しちまったのか」
「男にはな、飲まなきゃやってらんねぇことがあんのよ……ユウゴくん」
「いやお前女だろ」
──そうだよ!!生まれ変わったらご子息を奪われてた哀れな少女だよ!!チクショウ!!お前の単装砲を連装砲にしてやろうか!!
そんな暴言が喉元から出かかったけどなんとか飲み込んだ。私えらい。
シャキッとしろよ、と一喝して、ユウゴは次の仕事のことを話はじめた。
さらに濃い灰域に行くことになったそうで、そろそろオシマイが近いって話だった。灰域は濃い場所程命を脅かす、人間だと10分も保たないんだとか。
「ホント飽きずに無茶な注文してくるよねーマジで」
「仕事ができなくなった俺らを、ミナトの連中が甲斐甲斐しく世話してくれるとは思えない。上の連中は口減らしがしたいんだろうよ」
「そしたらまた最安値でAGEを加入、と、人の出入りが激しい典型的ブラック企業あるあるですわー」
サボりの合間にやってる調査によれば、このミナト「ペニーウォート」は特にAGEがいなくなりやすい、消耗品扱いなのだ。ここは利益第一主義、損耗なんて気にしやしない。
「おっかしーなー、こないだ謎の横領と損害で赤字続きになってるって聞いたから、そんな余裕ないと思うんだけどな」
「なんかお前の周りだけ環境良くなってると思ったら……!」
ユウゴが興味を持ったところで、私の寝床紹介します。普通にお布団が敷いてあります。快適!
傍には箱詰めのお菓子と飲み物と、灰域で拾ってきたレア物の山が目立たない程に置いてあります。S○itchもあるよ!S○itch!過去の遺産って素敵!たまに子どもたちとお菓子食べながらおすそ分けプレイして遊んでるよ。
他にも薬とか保存食とか横流ゲフンゲフン、お歳暮の品とかも──
「……横領か?」
「違うよー、これはアレだ。在庫処分を頼まれてだね」
「それを横領っつーんだよ!ホント懲りねぇなお前!」
かれこれ58回目です!懲罰房はお友だちだ!
「でもこうでもしないと、私らが働いた分と釣り合わないでしょ。おあいこだよ」
「ッ……! だとしてもだ」
隣に座ってたユウゴが立ち上がり、元から険しい顔がさらに険しくなる。
「お前にそんな方法で稼がせたくはねぇ、そんなことでしか
「……まぁー、そりゃそうだけど」
AGEは一応、「アラガミ」っていうバケモノと戦う「ゴッドイーター」という存在。
目には目をってことで、アラガミの「オラクル細胞」を取り込み、これまたオラクル細胞を利用した武器「神機」を使い、これを以てアラガミに対抗する。
で、AGEはそれらに加えて、灰域に適応できるように特殊なオラクル細胞を取り込んでいる。そのせいで、ゴッドイーターというより、アラガミに近い存在になっているため、結構扱いがヒドイ。まるで凶暴な動物かなんかを都合良く使っている感じだ。
その証拠に……この繋がった腕輪よ。ゴッドイーターには必要なこの腕輪。AGEは色々な関係で二つ腕輪がある。AGEを封じ込めるには丁度よく、腕輪同士が繋がるように作ってある。
「まともにやったってねぇ……ま、この仕事自体まともじゃないけども、ほとんど利益持ってかれるわけだし」
「だからってやっていいことじゃねえだろ。これ以上看守共にいびられるようなことするな」
「向こうの出方次第だねそれは」
「……お前はいくら懲罰しても足りないかもしれないが、ガキ共はどうする」
あーヤダ。またこのパターンのお説教だよもう。こんな時は、
「……強請るネタが5、6個程」
「ハッハッハ、なら安心だな」
よっしゃ神対応で説教回避だぜ──
「──とでも言うと思ったかァァァァァ!!」
「──ア゙ーーーーー!!うら若き乙女に対してバックブリーカーってお前!!」
「うら若き乙女がそんなもん思いつくなァァァァァ!!」
AGE式バックブリーカー。
相手の首、足なら太もも辺りに腕輪を通して肩に担ぎ上げ、クラッチして背骨をメリメリする。痛い。
無造作に床に投げ出されて、背中を強打。あとも頭打った。痛い。で、すぐ胸ぐら掴まれて起こされる。
「お前の軽率な行動のせいで他の仲間やガキどもの負担が増えるんだ!」
「お前のバックブリーカーもな。ほらタンコブできた」
「コイツらだって──お前がミナトの財政難を煽らなければ……!いなくなったりしなかったんだ!」
ユウゴが私に、いくつか輪っかがついた腕を見せてきた。
かつてこの部屋にいたAGEたちのものだ。実際にいなくなったAGEはもっと多い、でもせめて同じ部屋のヤツらだけでもと、いくつか譲ってもらい身につけている。
いやでもね、形見じゃないのよ。これは。
「いや、言うてみんな売られただけでしょ?それにここよかヒドイミナトなんてそうそう無いし?ちょっとはマシな生活できてるんじゃない?」
「お前……ッ!」
「いつも言ってることじゃん、ユウゴ。『生きてりゃなんとかなる』──ってさ」
言ってやった瞬間、ハッとして、ユウゴは言葉を詰まらせた。
私がここに来てから、AGEの死亡、行方不明者数は劇的に少なくなっているって聞いた。それに関わらずペニーウォートの売り上げは激減。
持ってるものがAGEしか無かった上の連中は、囮か撒き餌にするはずだったAGEを売り飛ばすことで、なんとか倒産をしのいでいますとさ。
うん、図らずも──全部私の仕業だ!
AGEがいなくなる原因を探っていってわかったのが、さっき言ったように意図的に処分されているのが大半ということ。ユウゴはそれをずっと憂いていた。そこで私は考えました。
──使い捨てが出来なくなる状況にすればいいのでは?
隙を見てはペニーウォートから金になるようなものをみーんな他のミナト行きの船か、灰域、牢獄に持ち去って、あと発注書とかにいらんもん書き込んで散財させ、他にも賃上げ要求とかボーナスとか、何度か強請って実現させた。その結果ものの見事にミナトは財政難に。優劣問わずAGEは売られていった。──誰一人死なずに。
ちなみにこれ実行したの12の時ね。
もちろん私はバレてヒドい目にあった。でも、今使えるヤツを減らしている場合じゃないと判断され、死ぬ直前まで痛めつけられて、生かされた。
その時ユウゴやジークが必死に看病してくれてたの思い出すなぁ。その後ユウゴにもバレて怒られたけど。
まぁそんなことがあって、今ペニーウォートは赤字継続中で、迂闊にAGEを減らしたり出来ないわけです。
会社がどのようにして儲けるか私には手に取るようにわかるからね、ゆえに会社の潰し方もわかるからね!伊達に有能社員って呼ばれてないからね!
しかしユウゴの顔は険しいままだった。ナンデ?
「……たとえコイツらが生きてたとしても、俺はお前のやり方を認めねぇぞ」
おぉう……今日のユウゴは引き下がらないな。よっぽど虫の居所が悪かったようだ。
確かに、ね、これが一番良い方法かって言われると肯定しがたいよそりゃ。見ようによっちゃ仲間を蹴落としたのと変わらんし。
ただね……私も一応覚悟を決めて実行したわけだから、これが間違ってると思いたくない。
「……私がやらなかったら、どんだけ仲間は死んでたと思う?あの時はああするしかなかったんだよ」
「…………」
理解できるけど、納得できていない。そんな様子でユウゴは歯噛みした。
隷属的な扱いを許容しているような私の振る舞いを、ユウゴは許していない。あっちは人として生きる権利が自分たちにはあると考えてるからね。でも──虫ケラみたいに弱っちかったあの時の私らには、なにもできなかった。唯一希望があったのは、このミナトから出ること。
私はそれに賭けたわけだ。
「──フン。それでお前が仲間を守ったっていうんならそれでいい。だがな、責任はきっちりと取ってもらうぞ」
「え、何、コイツら生きてたら結婚しろっての?逆ハー作れっての?」
「マ・ジ・メ・に・聞・け……!!」
「サーセン」
私を強制的に黙らせて、ユウゴは告げた。
「俺の夢見る『明日』に、地獄の底まで付き合ってもらう。辿り着いて、もしコイツらに、生きて会えたら、遠慮無く殴ってもらうからな。
──その時まで、生き抜け」
……ハハ、こいつめ。素直じゃねぇなぁ、全く。
そんなこと言われたんなら、笑ってこう答えるしかなかろうよ。
「いいのかな?私はどんなことしてでも生き抜くよ?」
「上等だ。それぐらいやってもらわないと困るからな」
そう言って、互いに腕輪を差し出して、ぶつけ合う。私とユウゴの、ハンドサイン、っつーんだっけ?そんな感じの合図だ。
こんな感じでやる気も出たし、今日も一日!がんばるぞ──
「あ、でも横領とかすんなよ」
「えー、今度レクチャーしてほしいって他のチームの人から頼まれてるんだけど」
「ハッハッハ、お前ってヤツは。
いや本当に──お前ってヤツはァァァァァ!!」
「──ア゙ーーーーー!!ギブ!!ギブ!!」
「オイうっせーぞ!!懲罰房に行きてぇのかテメーら!!」
──結局、良い感じの誓いを立てたその日は、懲罰房の中で過ぎ去りましたとさ。
ラインさん♀(メカチック腹ぺ娘。めちゃ強い)voice20
神機・何でも使うけど器用貧乏、主に短剣 アサルト シールド 近接傾向
アクセサリー メカミミ、超小型ディスプレイ(右目)
髪型 5 緑色
顔 2
アイカラー オーキッドパープル