新しい“好き”という気持ち   作:小鴉丸

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Q:生きていたのか

A:生きてます d('∀'*)


ep 12 その頃のガンダムベース

「──これはどういうことなの!?」

 

「まぁまぁ。モモカちゃん落ち着いて……」

 

「むーっ。なーんか2人の様子がおかしいと思ったら……」

 

 アヤが学校が終わりガンダムベースへと足を運ぶと、カウンター付近で何故かモモカが腹を立てていた。ナナミはそれを鎮めようと、サラは何が何だかとキョトンとしている。

 

「こんにちは。えっと……何かあったんですか?」

 

「お、アヤちゃんこんにちはー!」

 

「アヤメ、こんにちは」

 

 カウンターに集まっている面々に挨拶をし事情を聞こうとする。……が、その瞬間目の前にモモカが現れ、それを遮った。

 

「アヤさん聞いてくださいよ!」

 

「え、え?」

 

「リっくん達、男子だけで集まって秘密の話してるらしいんですよ! チームメイトを省くなんて……何事って話ですよ!!」

 

「う、うーん……大事な話、なんじゃないかなぁ?」

 

「そういう事じゃなくてー!」

 

 ぶんぶんと腕を振る。

 

「絶対面白い話じゃないですか! わざわざ女の子だけ省くだなんて!」

 

「あぁ……」

 

 そういう。

 

 そこでようやくアヤは何故モモカが腹を立ててるのかを察した。要は面白い話に加われなかったからこういう状態になっているのだ。

 

「んー、でもほんとだよね〜」

 

 ナナミも何処か腑に落ちないと言った様子で話す。

 

「お兄ちゃんも変な感じでどっか行っちゃったし……。あれは確実に隠し事してるやつだね」

 

「コウイチさんが?」

 

 アヤはそれが意外に思った。

 

「私もそう思う。あの時のコーイチ何か隠してた。目を逸らされてたし、ワタワタしてたから」

 

「もしやコウイチさん……彼女がいたり!?」

 

「えぇ〜? ないない。あのお兄ちゃんに彼女だなんて、ここの人達ぐらいしか女性とかかわりないんだよ? そんな事あるわけないよー」

 

 笑いながら2人は話す。

 

 ──が、そんな中とある人物はそれが気が気でないようで……。

 

「アヤメ?」

 

「ふぇっ!? な、なに?」

 

「どうして慌ててるの? なにかあった?」

 

「えー……っと……」

 

 サラの質問に対し目を泳がせるアヤ。

 数秒の沈黙。言葉を探すアヤをモモカとナナミは見逃さなかった。

 

 何故動揺してるのか、何故言葉に詰まってるのか……それは──。

 

「アヤちゃんのその反応……それってもしかして……」

 

 わざとすぎるパスにモモカは指を立ててどこか嬉しそうに話す。

 

「アヤさんはコウイチさんがす──」

 

「わ! わーっ! わーっ!!」

 

 モモカの言葉を必死に掻き消す。そこにいつものクールなアヤの姿は無かった。

 

「……アヤメ必死そう。どうして?」

 

「ど、どうしてって……」

 

 サラの質問に顔を赤らめながら言葉を濁す。

 

「ふっふっふ。薄々思ってたけど確信に変わりましたよアヤさん! 私は応援します!」

 

「お兄ちゃん……いつの間にアヤちゃんを……。でも確かにそんな感じはしてたけども……」

 

 一方、両者の反応はそれぞれ。モモカはガッツポーズしつつアヤの応援を宣言、ナナミはブツブツと独り言をしていた。

 

 そしてサラの方をぐるっと向いて自信満々に話す。その時のモモカはとても目を輝かせていた。

 

「ち な み に ! サラちゃんの疑問は私が答えるよ!」

 

「……?」

 

「向こうがボーイズトークをするならこっちはガールズトークだよ!」

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