BOTUAN   作:ディア

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ナルトになるなんてあり得ねえってばよ!

初代光影こと千手玄間は転生者達の影響を永遠月読で無くした…そう、そこまでは良かった。

 

「なんでだ…」

玄間は鏡で小さくなった身体をもう一度見る。そこには玄間ではなく、7歳程の金髪で青い瞳の少年がいた。

 

「なんでナルトになっているんだってばよー!!」

 

しかし、何の失敗か玄間は孫であるナルトになっていた。

その上、口調もナルトそのものだった。これで完全に玄間はナルトになっていた。

 

「ハハハ…ナルトになるとかあり得ねえってばよ…」

玄間…もといナルトは乾いた笑いながらorzのポーズで落ち込み、考え込む。

 

そしてじっくり考え込んでわかったことは…

 

憑依する前のナルトの記憶があること、四代目火影のミナトが生きている。それによってナルトは迫害はされていないということだ。

 

その時、突然誰かがやってきた。

「ナルト起きてる?」

ナルトの祖母であり、玄間の妻である波風シロイがナルトの部屋に入って来た。

「シロイ…?」

「こらこら、おばあちゃんを呼び捨てにしないの。ほら今日はアカデミーの日でしょ?早く行った行った。」

シロイがアカデミーに行かせる様にナルトを急かす。

「あ…うん…わかったってばよ。」

ナルトはそう言ってアカデミーに向かった。

 

~アカデミー~

ナルトはアカデミーについてから歴史について調べてみた。

すると…

 

~忍偉人集~

………………………

☆千手玄間

・木の葉隠れで最も偉大な忍びの一人であり、忍界においても最強の忍びと評判が高い。

 

・実績としては、数多くあるが中でも第三次忍界大戦を終了させたことや九尾の襲撃事件を一人で止めたことがあげられる。

 

・実力の方は実績以上に評判が高く、実力が高すぎて内容が御伽噺と言われた、うちはマダラや千手柱間よりも強いと言われており、対抗できたのは雲隠れのエスのみだと言われている。

 

・しかし、千手玄間は万能型であるのに関わらず、忍体術特化型のエスですら忍体術の勝負でやっと互角なので本気を出したら世界を滅ぼせたと言われていた。

 

・しかし、九尾襲撃事件直後、不治の病で死亡した。まだ36~40?(年齢を調べようと思っても調査が不可能だった為、息子であるミナトの年齢を参照した)という若さだった。

………………

 

~現実~

 

玄間が忍偉人集を見終わると…

「(つまり、この世界での千手玄間は九尾を封印し、死んだからその魂がナルトに憑依した…ってことだな。)」

過去の自分である玄間はとっくに死んでおり、ナルトに憑依したと解釈した。

 

「おい!何をやっている!ナルト!」

その声に反応してナルトが振り向くと…そこには原作でのナルトの恩師であるイルカが仁王立ちしていた。

「(もしかして…イルカ?)どちら様でしょうか?」

ナルトは原作知識でイルカのことを知っていたが一応尋ねてみた。

「俺は海野イルカ。アカデミー教師だ!覚えておけよ。」

イルカがそういうとナルトの首を掴み、持ち上げた。

「イルカ先生…なんで俺の首を掴んでいるんだってばよ?」

ナルトがそう聞くとイルカからブチッという音が聞こえた。

「ナルト…?今日は何の日かわかるか?」

「全然。」

「今日は始業式だ!バカヤロー!!それをお前はサボって…こんなところにいるとは…」

「え?マジ?」

「マジも大マジだ!!先代はともかく火影様は怒っていたぞ!」

「なるほど…でも最初の質問の答えになっていないけど…イルカ先生、何をするんだってばよ?」

「お前を火影執務室に連れて行くんだ!」

「じゃあ普通に歩くから離してくれない?」

「バッカヤロー!!もう時間が無いんだ!!瞬身の術!」

 

~火影執務室~

「俺のところに来るべきじゃないものまで来ているし…」

ミナトはぶつくさ言いながら、書類仕事を纏める。無理もない…何しろ戦争が終わり、復興させるため、書類の量が多いのだ。

「(そうだ!任務を口実に抜け出せば…!)」

そういうと、ミナトは依頼書を適当に探すと…

「ミナト…?何をしているのかしら?」

後ろからミナトの母親であるシロイの声が聞こえ、ミナトの動きが止まった。

「ねえ、ミナト?これは一体どういうことだってばね?」

しかも妻であるクシナもおり逃げられない。

そして、やっとミナトが、錆びたロボットのようにギギギとゆっくり振り向くと…

 

鬼が2人いた。

 

ミナトの感想はそれ以上でもそれ以下でもない。

「いやいや、僕はね。」

ミナトは必死に言い訳をしようと抵抗したが…

「「ちゃんと仕事をやれー!!」」

「ぎゃーー!!」

問答無用でシロイとクシナの2人にボコられた。

 

「火影様!」

とそこへ、イルカがナルトを掴んだ状態で入ってきた。

「いたた…何か用?」

ミナトは飛雷神の術で元の椅子に戻り、シロイとクシナも姿勢を正して立っていた。

「やっとナルトを捕まえてきました!このサボリ魔にたっぷりと叱ってやってください!」

「サボリ魔扱いは酷いってばよ!?」

ナルトがそう抗議するが全員無視。

「あ~…じゃあこの書類を読んでおいて。」

ミナトはさりげなく、自分の書類を混ぜて仕事をイルカに押し付けた。

「わかりました。では失礼します。」

イルカは気づかずに火影執務室から立ち去った。

 

クシナは鬼よりも凶悪な面で怒っており、ナルトとミナトを正座させた。

「で?ナルト、ミナト言い訳は?」

「あ~ちょっと…依頼を「お仕置き~!!」いだだだ!母さん、なんで!?」

ミナトが言い訳をしようとするがシロイに関節技を決められ、悲鳴しかあげられなかった。

「黙りなさい!ミナトのはただのサボりでしょうが!!そんなんだからナルトも真似するんでしょう!」

「それは…その…!」

「図星のようね。」

「うぐっ!」

ミナトは撃沈した!

 

「それで…ナルトは?」

「俺は千手玄間について調べていたんだってばよ…」

「なんで?」

「じゃあ、俺が玄間だって言っても信じられるのか?」

そのカミングアウトに沈黙が帰ってきた。

 

そして沈黙が解け…

「はははは!何を冗談を!」

ミナトが冗談だと思い笑いだした。

「いくらナルトでもそんなわかりやすい嘘はいけないわよ。お義父さんの口調じゃないもの。」

クシナがナルトをなだめるように頭をポンポンとおく。

「…」

シロイは凄い形相でナルトを見ていた。

 

ナルトは顔を真っ赤にして腕をブンブン振り回す。

「だからー!本当なんだってばよ!この口調になっているのも遺伝的な要素でなっているからだってばよ!」

「じゃあ、証拠は?」

「ミナトに螺旋丸を教えたのは千手玄間。」

「…!」

ミナトは驚く。螺旋丸を実際に開発したのは玄間であるが、木の葉隠れのごく僅かな一部の忍び以外は螺旋丸を開発したのはミナトだと思っているからだ。

「更に…これでどうだってばよ!」

ナルトの眼が永遠の万華鏡写輪眼となり、模様が玄間時代の時のものこそ違うが模様に関する共通点が多くあった。

 

「本当に…父さん…?」

「あっ、でもでも…この姿で玄間って呼ぶのやめてくれよな。」

そう言ってナルトは変化の術で玄間に化けた。

 

続く?




何故かやりたくなったのは仕方ない!
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