ねごしえーたー!   作:社畜のきなこ餅

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風邪引いて寝込んだので、早い段階でお届けできました。
寝すぎると頭痛がするから、暖かい格好でボケーッと過ごしてたら創作意欲が降りてきちゃったからね。しょうがないね。

ちなみにあとがきにて、セントへレアの税についてざっくりふんわり記述してみました。
暗黒中世よりはるかにやさしいけど、厳しいだけの世界より遥かにいいよな!


13.悪意の発露、そして蒸発

 

 

 アクセリアさんとのお風呂でほっぺを引っ張られた翌日、ボクは現状で出来る下準備と情報収集に取り掛かる。

 ボクが引き受けているお仕事でボクの決済が必要な書類の処理に、暫く別の仕事に専念するにあたっての引継ぎがメインだけどね!

 

 これだけで午前中が丸っと潰れてしまったけども、これが終わりなのではなく始まりの第一歩なのだ。

 

 そんなワケで、この前ヴァーヴルグさんが倒した大熊のお肉の処理が終わった事で得られたお肉を用いたさくさくジューシィなお昼ご飯のミートパイをぺろりと平らげ。

 神殿長との対談に挑むのです。 しかしあのお肉美味しかったなぁ、臭みもほとんど感じなかったし噛めば噛むほど味が沁み出てきて濃厚な味だったよ。

 

 

「巫女であるコクヨウ殿、神官ヴァーヴルグや神官アクセリアからも話は聞いております。私に話があるというのは領主様への紹介ですね?」

 

「はい、その通りです。神殿長」

 

 

 いつもの身内モードと違い、シャキっとした空気が広間を包む中ボクは膝をつく。

 あの御二方からもそれなりに話がいっていたのか、スェラルリーネさんも既に事情はある程度把握しているっぽいね。

 話が早くて何よりだけど、スェラルリーネさんに何だか葛藤というか悩みが見えるのは何でだろう。

 

 

「領主様は身分の割には気さくで温厚な方です、知啓にも富んでおられる為多少の無礼は笑って許して下さるかと思います」

 

「……あの、その割に神殿長。何だか物凄く悩んでおられませんか?」

 

 

 透き通るような声音で、ボクがまだ出会った事のない領主の事を教えてくれるスェラルリーネさん。

 言葉だけ並べると理想的な領主に思えるんだけど、その割に彼女の表情が物凄い苦虫を噛み潰してるかのように見える上に……長い蛇のような下半身の先端もまた、ゆらゆらと揺れております。

 

 

「……ですが、あの方は飛びぬけて好色な御仁です。果たしてそんな方に巫女コクヨウと引き会わせて良いモノかと、とても悩んでおります」

 

「お、おおう……ご参考までに、どのぐらいの好色な人か教えて頂いても……?」

 

 

 笑顔で間延びした口調のままさらりと毒を吐くアクセリアさんと違い、普段はいい淀む事もなく人の好い所だけを誉めて悪い所は穏やかに窘める。そんなスェラルリーネさんが見せる初めての様子に。

 聞かなきゃよい事かもしれないけども、抑えきれぬ好奇心からボクは問いかけてしまう。 問いかけてしまった。

 

 

「……あの方はヒュームなのですが、ありとあらゆる異種族の女性。私も名前しか知らないような種族も含めて全てを妾にし、侍女として侍らせております」

 

「…………え、ええと。ボクやアクセリアさんみたいな、大半が人間に近い種族以外もですか?」

 

「………………むしろ、そちらの方が多いやも知れませんね。 それと、私の妹もまた領主様の侍女として仕えております」

 

 

 ボクは頭から生えている大きな狐耳に、お尻から生えているふかふか尻尾以外の大半の見た目は人間だ。お胸は体格の割に立派だけど。

 そしてアクセリアさんは人魚系種族マーフォークらしいけども、耳が魚のヒレみたいになっている以外は人間に見えます。ちなみに多少時間はかかるけど任意で下半身を魚みたいにできるそうです。

 

 そんなボク達みたいな見た目より、人から離れた見た目の異種族ってなると……。

 

 

「たまに見かける人馬族や、蜥蜴人族とか……?」

 

「……ええ、しかし誤解のないように言えば……妹から聞いた話によると、彼女達は心から愛されている事に幸せを感じており。主人の寵愛の順番が中々来ない事ぐらいしか不満を持っておりません」

 

 

 すげぇな領主様。

 ちなみに人馬族さん達は俗にいうケンタウロス的な人達で、蜥蜴人族は全身鱗に包まれた直立する蜥蜴的なリザードマン的な人達だよ。

 男女で見た目の差が大きいらしい竜人賊と違い、蜥蜴人族の人はその……一見男女の違いがわからないのだ、慣れたらわかるかもしれないけど。

 

 

「でもそうなると、人間の美醜観念とは離れてそうだからボクが会っても大丈夫な気もするのですが……」

 

「あの方を甘く見てはなりませんよ巫女コクヨウ。領主様が侍らせている女性の方々は、その種族の中での選りすぐりの美女達ですから」

 

「お、おおう……」

 

 

 すげぇな領主様。

 これがどういう事かと言えば……種族的、言ってみれば民族的な知識に秀でており相手の美しい所を理解した上で、女性達に愛されるほどに自らもその相手を愛しているという事だ。

 どれだけの観察眼と知識を持っているのか、今の話だけでその片鱗が見えてくる。色んな意味で化け物過ぎてるな!

 

 

「巫女コクヨウ、貴方はとても美しくそして可憐な少女です。そんな貴方を領主様が放っておくとは、到底思えません……故に私は迷っておるのです」

 

「な、なんだかその。ご苦労をかけて申し訳ありません……」

 

 

 一瞬、最悪侍らせられる一員に加えられたら目的が早く達成できるのでは?などという考えが浮かぶが速攻で廃棄する。

 男性にスケベな視線を向けられるのは、不本意ながら慣れてきちゃったけども、その手の行為はノーサンキューなのだ!

 

 だけど……。

 

 

「……それでも、領主様への面会の手続きをお願いできますでしょうか? 領主の許可が下りれば、一気に進められるんです」

 

「……承知しました。文をすぐに出しておきます、遅くても七日後には面会の約束を取り付けられるでしょう」

 

 

 ですが、くれぐれも自身を身売りするような真似は控えるように、と釘を刺されちゃった。解せぬ。

 付き添いしてもらう人にはもう当たりはつけてあるのだ、神殿の人達だと万が一の際に迷惑がかかるからシナバーさんにお願いしようと思っている。

 勿論断られる可能性は高いし、あの人の好意に付け込むようでアレだけどもね。

 

 そんなワケで、シナバーさんとの待ち合わせの時間も近づいてきたので、神殿長へ時間を割いてくれたお礼を告げて退出。

 もう既に待機してくれていた、神官の人達を伴って待ち合わせの場所へと急ぐのだ。

 

 

「ごめんなさい、お待たせしました」

 

「ん?ああ構わんよ、暇してる身だしね」

 

 

 そして待ち合わせの場所……昨日シナバーさんと出会った串焼き屋さんの前に着いてみれば既にシナバーさんがそこに居ました。

 待たせてしまったお詫びを口にするも、手をひらひら振って気にするなと言った調子です。

 

 

「まぁ立ち話も何だし内容が内容だ、そこの酒場で詳しく話すよ」

 

 

 昨日の最初に入った酒場を親指で指し示されたので、こくりと頷いてシナバーさんに付いていく。

 そう言えばあの酒場ってなんて名前なんだろう、何々? 『居眠り狐亭』……変わった名前だなぁ。

 

 呑気にそんな事を考えながらシナバーさんに続いて酒場へ足を踏み入れ、昨日と変わらない様子の酒場の中を見ていると、何やらシナバーさんが銀貨を数枚店主さんに渡してました。

 

 

「奥の小部屋を借りれた、少しばかり厄介な話をするにはうってつけだぞ」

 

 

 ついでに適当な食事と飲み物も頼んであるとボクに告げると、今度はカウンターの脇にある細い通路をずんずん歩いていく。

 物凄い手慣れた調子だなぁ、きっとベテランなんだろうなぁ。ヴァーヴルグさんやギグさんみたいな強さ的空気は感じないけど、きっと密偵的な事のプロなんだね。

 

 そんなこんなで通された部屋は、6人ぐらいがかけれそうな丸机を中心に幾つかの椅子が置いてあり。天井からつるされたランプの灯りだけが光源として内側を照らしている小部屋でした。

 見てみると窓もないので、外側からの覗き込みや盗聴にも気を遣っているっぽいね。

 

 ちなみに席順は最も入口に近いところにボクが神官さん達に座らせられ、その両脇に神官さんが座ってがっちりガードの姿勢だね。

 傍目から見ても警戒していますよ、という態度なのにシナバーさんは気にした様子は欠片もなく、丁度ボクの対面になる位置へ座っている。

 

 

「まぁ、何から話せばと言った調子だがまず最初に一つ」

 

「はい」

 

「コクヨウ、お前さん警戒心無さ過ぎ」

 

「はい?」

 

 

 真面目な空気を醸し出したシナバーさんが、何を言い出すかと思えばそんな事を言い出した。

 何を失礼な、なんて思う前にボクの両脇に座っている神官さん達が深く深く頷いてる。なんてこった。

 

 

「どうせお前さんの事だから、昨日から見返りもなく動いてるし害する気配もないから。と言った程度の俺の態度で判断したんだろうがな……」

 

「う゛っ」

 

 

 溜息を吐きながら、ボクの心の内を言い当ててきたシナバーさんの言葉にぐうの音も出ない。

 

 

「お前さん、昨日の行動で信用を得た上でこの部屋に仲間を待機させた上で……神官諸共お前さんを捕獲に動かれたらどうするつもりだ」

 

「う゛ぅ゛っ」

 

 

 ずばずばっと容赦なく指摘してくるシナバーさんの言葉に、言葉が矢となって突き刺さってきているのを感じる。

 ボクの耳と尻尾も力を失くし、ペタンと倒れしゅんと萎びてる状態だ。なんか昨日からダメ出し多い気がする。

 

 だけども、ボクのそんな凹んだ気持ちは次にシナバーさんから告げられた言葉で色んな意味で吹き飛ばされた。

 

 

「なんでこんな事言うかと言えばな、昨日別れた後俺が情報集めに行った酒場……まぁ特にタチの悪い連中が集まるところで、お前さんを誘拐する話が出てたからだぞ」

 

「ふぇっ?!」

 

「な、そ、それは真ですか?!」

 

 

 事も投げに言い放ち、所々汚れた紙束をばさっとシナバーさんが放り出す。

 耳と尻尾をピンと立て驚愕に慄くボクに、目を見開いてそんな馬鹿なと叫ぶ神官さんだけど……紙の内容を急いで確認してみると、そこには。

 

 依頼人の名前無しの、ボクを無傷で誘拐し……指定の場所へ連れてきたら金貨20枚与えるという旨の依頼書が、何枚もありました。

 

 

「な、ななな、なんて罰当たりな!神殿のみならずこの街の問題解決に奔走した巫女様を誘拐しようなどとは!!」

 

 

 余りの内容に呆けるボクを他所に、怒り心頭とばかりに怒気をまき散らす神官さん。

 街の皆の為なんて言うつもりなかったけど、それでもあんまりにもあんまりな依頼書にボクの視界が滲んでいく。

 

 

「まぁ落ち着きな。言っただろ? タチの悪い連中が集まる酒場で出ていたって、使い捨てのごく潰しでもなければこんな依頼受けるヤツ居ないって事だ。お前さんを排除しようって話じゃないさ」

 

「し、しかしですな! そもそも人を攫い利益を得ようなど邪悪の極み!」

 

「おうそうだ、だから既に衛兵連中にはタレこんである。昔のとある事件からな、衛兵らは人攫いの摘発には褒章が出るんだ……今頃あいつら全員愉快な目に遭ってるぜ?」

 

 

 なんせこの目で確認してから、待ち合わせにきたからな。なんて言いながらシナバーさんは愉快そうにケタケタ笑っている。

 何だろう、人攫いに関わる人達に対してのどす黒い感情が滲み出ていたような気がする、けどそれも一瞬で霧散したから確認しようがない。

 

 

「ついでにコクヨウ、お前さんの評判もついてに耳にしたが……街の連中はお前さんに感謝している、クズ共からの評価なんて気にするだけ損だぞ」

 

「グスッ……ありがとう、ございます」

 

 

 鼻を啜り、滲んだ涙を拭って椅子に座ったまま頭を下げれば、シナバーさんは気にするなと言って苦笑いを浮かべる。

 そうしていると、タイミングを見計らったかのように店主さんが大きなトレイに載せた飲み物入りのジョッキと、チーズと燻製肉らしきものがのったクッキーらしきものが入ったお皿を持ってきました。

 

 

「おうシナバー、巫女様を泣かせるとはなかなかふてぇ野郎だな。家出したままの実家に通報するぞ?」

 

「何もしてねぇよ、というかもう調べてやがったか」

 

 

 それがメシの種だからな、などとゲラゲラ笑いながら店主さんは小部屋の扉を閉めて立ち去っていく。

 神官さん達は、家族は大事にせねばなりませんよ。などと微笑みながらジョッキを手に取り中身を確認後ボクの前に置き、シナバーさんはうるせぇと苦笑いしながらジョッキを手に取る。

 

 

「シナバーさん、家出してたのですか?」

 

「あー色々あってな、まぁその辺りはノータッチで頼む」

 

 

 よく見るとボクの分だけ中身が違うようで、シナバーさんに問いかけながら……湯気を立てているジョッキの中身を一口、口に含んでみれば、昨日飲んだモノとはまた違う爽やかな甘みと苦みが喉を通り抜けていく。

 何かに似てるような……あ、この甘さは麦芽糖か。それに何かのスパイスを混ぜてるんだ……身体が温まる渋い美味しさだね。

 

 

「後はまぁ、酒場の連中は割と仕入れはバラバラだな。その時安く仕入れられるモノを適当に調達しては冒険者や客に提供している……これはこの街に限った話じゃねぇけどな」

 

 

 シナバーさんは別の紙束を取り出し、どさりと音を立ててテーブルの上へ乗せる。

 一声かけて中身を検めると、冒険者の人の様子から酒場の仕入れ状況まで如実に、丁寧にまとめられていた。

 うん、これ凄い読み易い。一部確証得られない事は主観抜きで明記しつつ、状況からの推測を補足で付け足してある。

 

 この人欲しいなぁ、今さっきみたいに厳しい事言える人だし色んな事情に明るい、その上書類仕事に強い。

 凄い欲しいなぁ、しかしまずは企んでいた試みに付き合ってもらえるか、お願いするのだ。

 

 飲み物をもう2,3口飲んで喉を潤し、ついでにお肉やチーズの乗ったクッキーを食む……あ、コレ塩味きついけどどんどん食べたくなる味だ。

 ともあれ、今はコレを堪能している場合じゃないので、手に持ったジョッキをテーブルに下ろしてシナバーさんを真正面から見据える。

 

 

「シナバーさん、伏してのお願いがございます」

 

「なんだよ、急に改まって」

 

「未だ日は定まっていないのですが、とある案件について領主様と会談を控えています。その時に傍に居て補助をして頂けるでしょうか?」

 

 

 ボクの言葉にジョッキを傾け喉に流し込んでいたシナバーさんの糸目が見開かれ、噴き出しそうになった瞬間彼は顔を横に向けて口の中身を噴き出した。

 その後物凄い勢いで咽ている様子から、心底驚かせてしまったようだね……ごめんなさい、反省してます。

 

 

「巫女様、本当ですか?!」

 

 

 ついでに神官の人達も仰天した様子でボクに詰め寄ってくる。

 うん、もう少しタイミングを見るべきだった。心から反省しております。

 

 

 

 

 その後咽たシナバーさんが持ち直したり、詰め寄ってくる神官さん達を宥めたりするのに時間を要しつつ。

 予め用意しておいた、一つの書類をテーブルへ載せるのだ。

 

 

「……なるほどなぁ、確かにこのやり方が上手くいけば冒険者連中には首輪をかけられるし。適性が無い連中への再就職もうまくいくだろうな」

 

 

 時折咳き込みながら、書類の中身を確認したシナバーさんが感心した様子で呟く。

 しかし、神官さん達はいまだ不本意そうだ。

 

 

「しかし、先ほどの誘拐の依頼の件もあります。万が一にも領主様が関わっていた場合は……」

 

「その可能性はまぁ、無いとは言わないが限りなく低いだろう。なんせあの領主は、花売りしていた孤児の少女を見初めて射止めた時も……自ら足を運んで口説き落としたって前例があるからな」

 

「え、何その話。凄くワクワクするんですけど」

 

 

 口の中に塩辛いおつまみクッキーを放り込み、噛み砕きながら呟いたシナバーさんの言葉に思わず耳を立てて反応するボク。

 いやね、他人のその手の色恋沙汰が最近、楽しく感じるようになったんだよ。これは野次馬根性では断じてないし、交渉相手の人となりを知る重要な手がかりだからボクは悪くない。

 

 

「まぁ大した話でもないさ、それに……仕事柄あの人とは多少面識がある。口説く前から致そうと動くってのは無いとみて良いぞ」

 

 

 面倒そうに手をヒラヒラ振ってボクの好奇心を打ち落とすシナバーさん、残念だ。

 だけども、予想外の方向で心強い情報が手に入った。

 

 

 

 

 

 

「それで、その……お手伝い、頂けますでしょうか? ボクで出来る事は、何でもしますから」

 

「……あのなぁコクヨウ。どれだけ切羽詰まってもそんな事言うモノじゃねぇぞ……ともあれ、放っておくのも寝覚めが悪いから死なない程度に付き合ってやるさ」

 

 




とある日のとある街のとある路地裏にて

領主「そこな麗しき鱗の乙女よ、そなたは美しい。どうかその美しさを我が手の中でのみ咲かせておくれ」
蜥蜴人乙女「え、アタシ。ですか……?」

いわゆる特殊な性癖持ちぐらいしか顧客が居らず困窮していた、蜥蜴人の花売り(意味深)乙女を真正面から口説き落としたらしいよ。


『TIPS.税金について』
地方や国によって大きく異なる為、税の収集方法はコレだというフォーマットは存在していない。
商人組合が全ての運営を牛耳っている都市国家なれば、商人組合への上納金と……売買される商品に上乗せされている税金が主な税収となる。
セントへレアの街では、神殿が中心となって住民の名簿や出入りを管理しており……。
そこから人頭税として、一定割合の農作物を商人組合へ販売、そこから得られた代価を領主へと収め……引き換えとなる形で、領主が一括で買い付けた燃料や生活必需品を供給している。
その為流入者が増えるだけ増えて農夫の割合が減ると、割と大変になってくる。

そのほかの税収は、各組合からの上納金が中心となっており、農作物の収穫がこの街の税収にダイレクトに直結しているのが現状である。
冒険者達には現在の所、明確な税金はかかっていない。

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