採取地に向かうのはいつもの5人……じゃなくて4人。
アイゼルさんは何かのタネの研究で何か思いついたので、
少し一人で研究したいことがあるようです。
何かな?楽しみにしておきましょう。
まず行きたいのは、カロッテ遺跡の未踏の地にある、
開かない扉の中にある植物園です。
ここには、【アルラウネの根】【ドンケルハイト】
【世界樹の葉っぱ】のどれかが大量に採取できる、
神のような採取場があるんです。
リメイクとリメイク前で採れ方が違ったりするのですが、
それは今更ですね。
現状ほぼ確定のリメイク版準拠なら、
3種類どれかが毎回8個単位湧き出す、
素晴らしい採取場になっています。
ここで重要なのは、
従属効果が全く付いていない素材アイテムが採れるという点。
家庭菜園では不可能な利点ですね。
いや植物用栄養剤を使わなければ行けなくもないんですが、
そうすると収穫まで丸々60日かかってしまう。
とてもじゃないけど時間が足りなくなってしまいます。
その点、この遺跡の植物園は来るたびに生えてくるので、
欲しいだけ採れるのがいいですね。
もっとも、リアルと化した現在、
無限に採れると思って乱獲したりする気はないのですが。
とりあえず無従属のドンケルハイトを回収し、
ついでに南部平原を南下して、
「一角島」方面でも回っておきましょうか。
フライングボードで越えられるようになった高い崖と、
壁にさえぎられている洞窟。
どちらかを越えると、敵や素材アイテムが変わるのです。
極上品のにんじんやフィルマー、
グラセン鉱石や何かの宝石の原石など、
村の近くでは採れない素材アイテムが手に入ります。
まあ、ここにしかないアイテムというのはないし、
手に入らないと困るわけでもないですが、
ちょっと便利といえば便利になりますかね。
モンスターもちょっと強くなり、
かぶとぷにやぷにクイーン、ぷにぷに?
なんかも出てくるようになります。
ちょっと強い、ぷにぷに進化系だらけの島ですね。
ぷにぷに玉やぷにぷにの像を落とすので、
もはやカモです。
………………………………
大量のアイテムを村に持ち帰り、
私達は今度はファスビンダー隣接採取地へと向かいます。
移動に日数がかからないって便利ですね!
ここは特に幸福のぶどうと月長石が採れる採取地です。
月長石には絶対に【潜在能力増加+1】がついているので、
ロッドを重ねがけすると、【潜在能力増加+3】
を持つアイテムが大量に手に入る、
という素敵ポイントになるのですが、それに関しては、
ここで行うのは少々もったいないですかね。
というか、忘れてました。
その月長石やら世界中の葉っぱ、
ドンケルハイトやジョロウグモの糸、
アルベリヒ等の森系の素材アイテムが大量に取れる採取地、
「深き小妖精の森」の情報は、
ここ「ファスビンダー」で聞けるんでした。
聞いておきましょう。条件満たしてますよね?
どうやら大丈夫だったみたいで、
しっかりと場所を教えてもらえました。
もっとも、改めて準備する必要があるので、
しばらく行かないんですけど。
この森は上位エルフの巣窟で、
集団で出てくる上に属性耐性があるので、
ブリッツスタッフとかが効きにくいんですよね。
なので三叉音叉やメテオール、
カリヨンオルゴルのような、
HPダメージを与えられるアイテムを。
いくつか用意しておかなくてはいけません。
だから後回し。
今回はファスビンダー隣接採取地だけにしておきます。
例のごとくぷにぷにやシュトラオス(鳥)も出ますが、
ここの特徴はマンドラゴラ、アルラウネ、
ミーネプランツェといった植物系の魔物です。
特に木のくせに爆弾をばら撒いてくるミーネプランツェは、
ファスビンダーに来たばかりで舞い上がった、
数々の新人錬金術士さん達を大量に葬ってきた強敵です。
街に着いたばかりでの強さでは勝てる相手ではありません。
まあ、準備万端整えて、先に進んでから来た今なら、
特に手ごわいということはありませんが。
モンスターをなぎ倒し、
しっかりと幸福のブドウと月長石を採取して即帰還。
私達もなんと言うか、とても効率的になりましたね!
………………………………
そして例のごとく、
村に帰ればお店の商品棚と家庭菜園をチェックし、
何かあれば補充。うん、商品のサイクルも回り始めました。
出来れば誰か、
家庭菜園あたりを専属でやってくれたりする人がいると、
すごい楽なんですけどね。
クリエムヒルトさんあたり、やってもらえないでしょうか?
うーん。まあ、とりあえず何かわけありっぽいので、
そこはもう少し先の話になりそうですね。ハイ。
と、そうこうしているうちに2年目の8月、
オークションの日になりました。私がガラスの靴、
ヴィオラートが全属性耐性のゲベートアンクを出品し、
バルテル兄さんは活きの良いカエル、
ブリギットは手作りセーター、
ロードフリードさんはひかるキノコを出品していました。
ニーサン……。
ニーサンのカエルでも、
1320コールの値段は付いたようです。
オークション効果半端ないですね。
ブリギットの手作りセーターは3380、
ロードフリードさんのひかるキノコは3690コール。
結構頑張ってます。
で、肝心の私達ですが、
ヴィオラートのゲベートアンクが8988コール、
私のガラスの靴が6980コールになりました。
あれ?ちょっと私の方、食いつきが悪かったですね。
村の発展傾向と食いつきの読みを間違えたかな?
これは「ニンジン都市」の危機が迫って来ましたね。
来年、オークション最終年はガチのガチで行かなければ!
がんばりましょう。
今回の1位の商品は、「竜のキバ」【破壊力増加+3】
【マニア向け】【活きがいい】【クサイ】【珍しい+2】
でした。
これで神アイテム、「ヘルフェンダイス」が作れます。
ヴィオラートは「そんなに強いの?」と半信半疑ですが、
強いんですよこれ。この竜のキバを使えば、
ダメージ800~1000以上は期待できます。
しかも10回くらい使えて、
目標以外にはダメージが行かないというのがいいんです。
量販登録も出来るので、
遺跡攻略では文句なしの1位ですね。
………………………………
オークションも終わり、通常の依頼でもやるか、
と、また各街の酒場を回る私達。そしてファスビンダーの酒場で、
「大貫道」の情報を教えてもらいます。
これは行くしかありませんね。
お店番をパウルとロードフリードさんに交代してもらい、
早速ファスビンダー東の「大貫道」に向かいます。
鉱石の採れる採取地なので、本当はロッドも使いたいのですが、
材料の「ローレライの鱗」がなくて作れません。
この大貫道はただの採取地ではなくその先があるので、
その先を目指してまずは入れる場所の確認、
しかる後にその先に進むことを目的にしておきましょう。
となるともう一人前衛が欲しいですね。
いつもの5人に、今回はローラントさんを加えて、
ガンガン手早くモンスターを倒して行きたいと思います。
結構高レベルな固定敵が配置されてますからね。
ローラントさんを迎えた後にファスビンダーまで飛び、
2台のフライングボードで楽々飛行。
本当に旅も楽になったものです。
ローラントさんは何か色めき立ってましたが、
ワームコンパスもフライングボードも、
量産も販売も考えていないことを伝えると、
肩を落としました。
多分、錬金術士や魔法使いがいないと、
まともに管理運用出来なさそうですからね。
仕方ないのです。
大貫道内部に突入すると、
ローラントさんとスフィアちゃんが、
先を争うように敵を倒していきます。
石や木や金属製のゴーレムが多いですが、
そんなのは関係ねぇ!とばかりに瞬殺です。
木のゴーレムは現状では弱い部類なので、
通常攻撃で倒し、
石のゴーレムは氷属性のブリッツスタッフ。
金属のゴーレムには、
雷属性のブリッツスタッフを使えばすぐに倒せました。
MPダメージしか効かないリッチは、
私とヴィオラートのエンゲルスピリットで倒し、
順調に大貫道の東側出口に到着します。
そう、大貫道の名の通り、ここは山の中を貫通して、
カナーラント王国の北東、大貫道東にある国、
フィンデン王国へと抜ける道なのです。
なぜ現代で使われていないのか、おそらくですが、
ハーフェンで海運による交易が盛んになったためか、
この大貫道のモンスターが強すぎるからでしょうね。
今の私達くらいのレベルと豊富なアイテムがあれば、
何事も無く抜けられるのですが。
つまりは、この先にある街に行けるってことです。
新しい街ですが、私はここで確かめる事があります。
ゲーム的には、何かこう妥協してしまったような所。
実はこの国は、「ヴィオラートのアトリエ」の前作、
「ユーディーのアトリエ」の舞台となった国で、
ヴィオラートのアトリエで行ける……現状では、
大きな街道が1本あるのでおそらくその先に、
メッテルブルグという大きな町があります。
この街、再登場したはいいのですが、
何年もずっと工事中で街の大半が封鎖されて、
お店が1件と酒場以外利用不能という、
大変残念な状態になっていたのです。
その上、
ユーディーのアトリエに出てきたその他の街には、
どこにも行けなくなっている仕様。
そこはリメイク作でも変わらず、
記憶の私は何周も周回しながら、
行くたびに残念に思っていたのです。
そして今、到着した街は……。
やはり工事中のようですね。
とりあえずは、
利用出来るお店でローレライの鱗を買い込みます。
現状これが買えるのはこのお店だけだった気がするし、
ロッドを使う私のやり方だと必要不可欠ですからね。
あとは、【攻撃回数増加+2】がついた、
グラセン鉱石も1つ買っておきます。
これがあると武器製作時に便利ですからね。
他にも真珠玉や蓮花なんかも売ってますが、
これは他でも手に入るので今日はこれで。
買ったものを秘密バッグにしまい込んで、
唯一使える酒場兼宿屋に向かいます。
そこの酒場兼宿屋、「幽霊亭」に泊まると……。
「いらっしゃいませー、幽霊亭にようこそー?」
出ました、前作にも登場した仲間で、
「幽霊」のパメラさんです!
「まあ!あなたも錬金術士なのねー!」
ハイそうですよパメラさん。
彼女はHPとLPの数値が存在せず、
MPだけで存在していて、通常攻撃もMPダメージ、
HP・LPダメージは受けないという特殊キャラで、
弱点としては装備が出来ない、
通常攻撃ではHPダメージを与えられない、
MPダメージは受けてしまうし、
MPが尽きると昇天する……などがあります。
冒険のお供にもお店番にも無料で雇えるのですが、
とりあえず今は……まあワームコンパスがあるので、
幽霊の1人?1体?位なら何とかなります。多分。
さてこれで、私のゲーム知識由来で、
この街でやることは終わったのですが、
ここからゲームとの違いを確かめなければいけません。
「ユーディーのアトリエ」に登場したお店を、
何とか利用できないか?という事と、
このフィンデン王国の他の街に行く事は出来ないのか?
という事です。
前作との時間差はおそらく数十年?なので、
流石に街やお店が全てなくなったりはしないでしょう。
私の記憶も完全ではないとはいえ、
流石に街の名前と大まかな位置位は記憶しているので、
名前を出して聞けば普通に行けるんじゃないかな?
そう考えて、酒場で街の名前を出して聞きます。
当然のごとく、街はありました。
「ユーディーのアトリエ」そのままの街があるそうです。
さらにメッテルブルグのお店も、
店主が夜逃げした食品系量販店以外は存在するとのこと。
ああ、そんな話ありましたね。
メッテルブルグの食品系量販店の店主らしき人が、
夜逃げしてカロッテ村にやって来ているのです。
作品間の時間差を考えると、
本人なのか後継者なのか微妙な所ですが。
まあ、そこらへんはどうでもいいですね。
しかし残念ながら、
工事中のメッテルブルグを行き来するのは、
地元民でも迷うとのこと。
メッテルブルグのお店や採取地を利用するのは、
少なくとも現時点では難しそうです。
しかし別の街はそうでもないので、
街の施設は利用することが出来そう。
フィンデン王国にしかない素材やアイテム、
参考書や採取地を利用する……すなわち、
「ユーディーのアトリエ」に登場したアイテムを作る!
これは、私達の大きな経験となるでしょう。
まあ、作中で採取地に落ちていた参考書とか、
世界に1つしかなかったようなものは期待薄ですけど。
回収されてると考えた方が良いでしょう。多分。
早速色々な街を訪れたい所ですが、
ゲーム知識の枠外で街の情報を得るには、
一体どうしたらいいでしょうか?
やはり、ここメッテルブルグの酒場で、
依頼をこなして聞きだすしかないですかね?
とりあえず村に保管しているアイテムも含めて、
すぐに終われそうな依頼をこなしておきます。
ここの依頼の特徴としては、宝石類が多いですね。
あとは風船魚やサンゴみたいな海系素材アイテムとか。
とりあえず、コメートの作り置きがあったので渡して、
そのあとに周辺の町情報を聞いてみます。
あっさりと、全ての街の情報を教えてくれました。
やはりゲーム通りのレベル依存、好感度よりも、
錬金術士としての腕前重視って事ですかね?
リサ、ヴェルン、アルテノルト、プロスターク、
街の場所に加えて、ファクトア神殿の場所も、
ついでに教えてもらいましたが、
ここの攻略は片手間では出来ないし、
おそらく中は(錬金術士的に)探索済みなので、
ファクトア神殿の攻略は無期限保留ですね。
というわけで、まずは判明した街に行って、
ワームコンパスで行けるようにしておきたいのですが、
街での買い物や隣接採取地の様子見まで入れると、
少し時間がかかりすぎますね。
ここで、移動系アイテムを2つずつ、
私とヴィオラートに分けて作ったのが生きて来ます。
私とヴィオラート、
仲間を2つに分ける時がついに来たのです!
今回は私がフィンデン王国訪問担当、
ヴィオラートが村に帰って、
お店・依頼・錬金術その他担当、
という事になりました。
完全に独立して動くって話ではなく、
A班B班って感じですかね?
しばらくは、この体制でやってみようかと思います。
この……道を塞ぐたるとかどかせば……行けんか?