ダンジョンでブラフマーストラを放つのは間違っているだろうか 作:その辺のおっさん
前回の番外編のあとがきの予告は嘘予告ですのでご容赦を
~前日譚 白兎との出会い~
ドゴォッ!!とナニカが山一つを消し飛ばし天から降ってきた
「…………ヴィシュヌ神よ、出来ることならば、もう少し穏やかにしてほしかった」
未だ立ち込める砂埃の中からヴィシュヌへ愚痴を言いながら出てきたのは、10年ぶりに下界へと戻って来たカルキだった
「(しかし、『オラリオには神やその眷属が増えすぎたから不要と思った神と眷属を間引け、そしてそのオラリオで時代を担う『英雄』を見つけ見届けろとは…………)」
ハァとため息をつくカルキであるが、無理はないだろう
確かに神々の武器と『奥儀』を修行の末に身に着けたカルキであるが、カルキは自分をいまだ未熟であると捉えており、天界にあるシヴァの領土の片隅を借り、2年間独りで修行をしていたのだが
唐突にやって来たヴィシュヌが『ちょっと今からタバコ買いに行ってこい』と言わんばかりにポイっとカルキを天界から下界へと放り投げたのである
「とりあえずは、このシヴァ神とヴィシュヌ神、ブラフマー神からの手紙をオラリオにいるというガネーシャ神に届けるか…‥……」
そう呟いたカルキは、数時間ほど歩いた先で見つけた村でオラリオの場所を聞き、オラリオへ向かい歩き始めた
***
「さて、どうしたものか…………」
下界にやってきてから3日後、不眠不休で移動したカルキはオラリオに到着し、【ガネーシャ・ファミリア】の
「寝泊まりするところがないな」
基本的に文無しのカルキ・ブラフマン、旅をしているときは野宿でよかったが、いざ、人々が経済活動を行う都市部に入れば、文無し男はこのオラリオにいるどの人間より強くても、どうしようもないのである。
仕方がないので、どこかに寝泊まりできるところはないかと歩いていると、とある路地裏に見るからに廃墟の協会があった
「まあ、雨風がしのげれば問題はあるまい」
そう思い、暫くその廃教会でゆっくり過ごしていると
「むうッ!?誰だい!?君はッ!ここはボクとベル君の愛の巣だぞぉッ!!」
「か、神様………」
夕方になり、カルキの目の前に現れたのは、騒がしい女神と人のよさそうな白兎を彷彿させる処女雪のような白い髪と紅い眼が特徴の少年が現れ、その少年が僅か数か月後には『英雄』の第一歩を踏み出すことをここにいる誰もまだ知る由もなかった
そして数日後、団員から偶々貰った手紙に書かれた神の名前を見てガネーシャが驚き、大声で叫ぶことになることも誰も知らない
IF異端児編 カルキVS【ロキ・ファミリア】(ボツ案に色々設定を加えた奴)
「ベル、こんな
地上に現れたモンスター、
「カルキ・ブラフマン…………」
フィンは目を細め、その男の名を呟く。その男をフィンは
が、この世界では、カルキはベル達と暮らしており、【ガネーシャ・ファミリア】で居候せず、オッタルと闘っていないうえに、アポロンを『太陽神にふさわしくない』と評したが
「いや……よくよく考えればこのオラリオにいる者の殆どが道化以下の愚物の集まりか………『人工の英雄』などというつまらん
嘆かわしいと首を振るカルキにベルも冒険者も民衆も状況を見守っていた
「ふざけないでくださいッ!!」
「?」
【ロキ・ファミリア】の冒険者の中からカルキが名も知らぬ一人のエルフの少女が前に出てカルキを睨む
「私が、私達が尊敬する団長や憧れの人、ちょっと悪ふざけが過ぎるけど誰よりも私達のことを思ってくれている主神………そんな方々を貴方から2度も批判される筋合いはありませんっ!」
そう宣言したエルフの少女に同調するようにオラリオの人々から「そうだ!」とか「『神の恩恵』を貰ってもいない癖に!!」、「調子に乗るな!」とカルキを非難する声が次々と上がるが
「………クッ」
『?』
顔を伏せ、何かを耐えるようなカルキに神々はニヤニヤと笑い、人々は疑問に思い、ヘスティア達は不安げに見つめる中
「ク……フハハハハハ!いや、すまない!!前言を撤回しよう!お前たちは『愚物』などではない!己と相手との『差』すら測れぬ真の『道化』の集まりだ!!いや、これはまだまだ自分も未熟だ!こんなことにも気付けなかったとはな!!」
そう大笑いするカルキであったが、後ろでウィーネが槍から抜け出すとベルに「早く追え」と笑いをかみ殺しながら促し、誰もベルを追わせないように一歩前に立ちはだかる
「カルキ君………君、ロキの所が怖くないのかい…………?」
「ヘスティア神よ…ッ、少なくとも自分は『武』に魅了され、『武』を磨く者……ならば『国』や『世界』、『神』でさえも相手取るのに臆しはすまい。ましてや、たかが借り物の力しか持たぬ者達をどうして恐れることが出来るだろうか……っ」
そう呆然と呟いたヘスティアの言葉を耳ざとく捉えたのかカルキは笑いを堪えながら答え、【ロキ・ファミリア】に向かい
「いや、流石は『道化の女神』の眷属だ、その在り方も『道化』だった!いや、これは認めざるをえまい!今後はお前達の『二つ名』の前に枕詞として『道化の』とつけた方がいいぞ!」
「「────────ッツ!!」
そう笑いながら言うカルキにベートとティオネがキレてカルキに向かっていく…………が
「随分と遅いものだ」
「「…………………」」
『え……………………?』
ドサリと鈍い音を立てて地面に力なく横たわるのはカルキではなくベートとティオネだった
「別にあの方の依頼通り、間引いてもいいのだがな………道化相手に全力を出しては己の度量が知れるというものだ」
そう言うとカルキは気絶したベートの腰に装備されていた双剣を抜くと、片方は【ロキ・ファミリア】に、もう片方は、バベルの最上階────フレイヤに向け
「────────だが、あまり手を抜けばインドラ神より叱責を受けよう……………それ故に多少は相手をしてやる……………さあ、誰から来る?」
そう不敵にカルキはオラリオの2大【ファミリア】に宣戦布告した
芸は身を助く? カルキの異世界談義
「そういえば、カルキさんってギルドに仕事を探しに来た時、接客も出来る・楽器も弾ける・歌も歌える・踊れるって聞いた時、色々出来るって思ったんですよね…………あれってどこで習ったんですか?」
「む?ああ………それは…………」
カルキがタケミカヅチとオラリオで大暴れしてから約一か月、その間に色々あったが、それはまたいつか語る時があるとして、今、カルキはギルド本部で仕事に追われるミイシャに話しかけられていた
「まあ、『武』を磨く者であっても、色々と身につけなければいけないことがある…………ということだ」
「……………?」
こんな話ができるぐらいの関係に戻るまで、カルキがガネーシャから習ったという奥儀DO☆GE☆ZAを受付嬢にしたり、「あれはカルキやタケミカヅチが悪いのではなくインドラが悪い」と神々が(無理矢理)人々に説いていたり、カルキがミイシャの仕事を手伝ったりと色々あったのである
そうどこか遠い目をして言うカルキに野次馬根性を刺激されたミイシャは聞きたいと話をせがみ、偶々ギルドに来た右腕にギプスをつけたベルまで巻き込まれ、カルキの話を聞くこととなった
***
ふむ………そうだな、自分が天界で修行をしていたことは知っているだろう?天界では神々は好き放題に力を使えるせいか、世界の壁を切り裂いてこことは全く違う世界に繋げてしまったり…………ということが大神クラスの戦いでは良く起こるのだ
もうわかるだろう?あの『リグ・ヴェーダ』の神々はそのほとんどが大神級の神格と実力を持っていて、よく戦争をしているせいで世界の壁を切り裂くなんて頻繁に起こっていて、自分も巻き込まれていたのだ
…………む?どうしたベル────────ああ、こちらに戻ってくるときは大抵ブラフマー神かヴィシュヌ神が戻してくれていた、今では自力でも戻ってこれるがな…………
話を戻すぞ…………………その別の世界────神々は『異世界』と呼んでいるが、大抵、その世界では自分達の言葉は通じないことが多い、というより基本通じないものだ
これが戦場だったらまだいい、戦っているどちらも倒せば静かに出来るからな…………何?例だと?そうだな………極東の言葉で『海軍』と書かれていた極東の城のような建物があった島で背中に『正義』と書かれたコートを着ていた軍隊と立派な白い髭を蓄えた老人が率いていたであろう集団が戦っていた場所に落ちたことがってな、まあ、中々楽しめたが………うん、両方とも無理矢理黙らせてな
そこには自らの体をマグマや氷、光に変えられる人間がいて、珍しいこともあるものだと感心した………アスラ神ヴィローチャナ神の偽物を少し痛めつけたら、そこそこ強い老人と一緒に向かってきたので、マグマと氷に変わる人間はアグニ神の炎で焼いて、光に変わる人間はせっかくだからスーリヤ神の光に飲み込ませた………ああ、誰も殺してはいない、死なない程度に痛めつけたのだが、その場にいる誰もが興奮状態だったのでな、静かにさせようと両方とも相手取って静かにさせて1時間ほど迎えが来るのを待っていたのだ
まあ、他にもいろいろな異世界があったが、お前たちが引いているのでここまでにするとしよう
ただ、一番の問題は、煌びやかな服を着た美男美女が大勢の前で歌って踊っているステージに放り込まれた時でな…………ここでは、『武』なぞ役に立たん、そんなときに、歌を歌うか踊るか、楽器を弾くかでどうにか誤魔化す必要がある…………つまるところ、神々の理不尽に巻き込まれる事が多くて、色々と出来るようにならざるを得なかった…………というだけの話だ
***
ミイシャとベルから『カルキさんも凄い苦労なさったんですね…………っ!』とあったかい目で見られたカルキは微妙な顔しか出来なかったが、ふと、ベルを見て、自分が2ヶ月程いて、偶々言葉が通じたがゆえに、接客をせざるを得なかった世界にいた兎(?)について思い出す
「……………結局、あの老人の魂が宿っていた白い毛玉のような生物は何だったのだろうな」
気付けば兎になっていたと主張する老人に、どういうことかと驚いたことを思い出したカルキであったが、まあ、今も息子や孫の少女と仲良くしているのであろう
「久しぶりにコーヒーでも飲むか」
そう言ってコーヒー豆を買いに行くカルキであった
前日譚
いつか書こうと思って早、半月………いやー、時間がたつのが早い!やっと書けましたわ(なお出来ていたのは2月だった模様)
IF異端児編
色々な偶然が重なちゃったIFのお話、この後、ガネーシャとタケミカヅチと1対1対1のトリプルデートをする羽目になるカルキとオラリオに合掌
そして、すなまい、レフィーヤ、お前動かしやすいんや…………本当にすまんの、悪いと思っているからお詫びとしてシヴァ神に会わせてあげるね!!
異世界談義
「そうだ!異世界転移モノ書こう!!」とノリと思い付きで書いた………後悔も反省もしている
感想の方で仏教について書かれている方多いけど、そんな仏教系って聖☆お〇いさんとかセイヴァーとか西遊記系とかしかないやんけ…………いや!大仏になれる奴おるやんけ!!
というわけで、ドーモ、センゴク=サン、インドです
時系列
カルキ20歳頃
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シヴァ神とインドラ神の喧嘩でまーた別世界行ったわw
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ファッ!戦争中やんけ!
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いちいち相手するのが面倒なので逃げてる途中で黒い大剣持ってる奴発見
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せっかくだからと不意打ちして武器getして両方から危険視される
↓
オイ、そのヴィローチャナ神っぽいの何だ?ん?
↓
センゴク=サン、理不尽な言いがかりで半殺しに
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センゴク=サンを守ろうとおじいちゃん、犬、猿、雉をはじめとした白コートの皆さんカルキに攻撃・敗北者さん、息子とその弟が巻き込まれると部下と一緒にカルキを攻撃
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正当防衛成立、カルキ、各キャラにブラフマーストラ、赤鼻、3、女帝、オカマ、ワニ、グラサン等々、巻き込まれる
↓
気付けば全員返り討ちに、そこにやって来たゼハハハさんと愉快な仲間たち、暇つぶしでカルキに嬲られる
↓
迎えが来たので帰宅
こんな感じです
歌ったり、踊ったり、楽器弾いたりは皆さんがお好きなアイドルアニメで、ご想像ください…………あのアニメのライブシーンで唐突に現れるインドォを…………