ダンジョンでブラフマーストラを放つのは間違っているだろうか 作:その辺のおっさん
ネタバレになるのかどうかわからないですがフレイヤさんって本気出しても宇宙焼けないなんて大したことないですねって思った自分はインド神話に毒されてる
お気に入り登録が2000件を超えました………ってマジですか…………ありがとうございます
「手負いのお前等などわけない。ご所望なら、
レヴィスは今の【ロキ・ファミリア】は自分の敵ではないと余裕を見せる。対する【ロキ・ファミリア】からは余裕が一切見られない。それは、
広間の壁面が爆ぜた
「え?」
レヴィスを含めたその場にいる誰もが反応できない中、視界一面に映る鋼色の体皮をしたナニかがこちらに向かって飛んでくるのを見て、レヴィスやアイズ達が驚愕し、息を止める中、
「逃げろおおおおおおおおっ!!」
ただ一人反応できたガレスが叫び、我に返ったアイズ、ベート、ティオネ、ティオナ、ラウル達が反応できなかった下位団員達を引きずって、残っていたアイテムを全てを放り投げて撤退する
「なっ!
その場に残ったレヴィスは
「(一体何者が……ちっ、アリアの『風』に他の『分身』共まで盛っている……そちらの方が今は問題か)」
この巨体をここまで数十枚の壁をぶち破るほど蹴り飛ばした者も気になるが、今はアイズの『風』に反応し盛ってしまった他の『分身』を宥めることの方が重要だとして身を翻すレヴィスはある意味この場での最適解を選んだといっても過言ではないだろう。なぜなら、レヴィスが【ロキ・ファミリア】が撤退していった通路と丁度真逆の通路へと向かっていったすぐ後に、ここまで
「……今、人とモンスターの混じった気配をした何かが去っていったな?」
そう、ギルドから貰った薬剤を散布し終え、たまたま見つけた入り口からこの
***
カルキが『
「これはどういうことだっ!タナトスッ!あの『天の雄牛』はあの【アポロン・ファミリア】を壊滅させた男に傷一つつけられないどころか圧倒されているじゃないかッ!!」
「いやいや、待ってくれ、イシュタルッ!これは俺にも予想外っていうか」
「なにぃッ!!」
蓋を開けてみれば、『天の雄牛』の突進は男の左手一本で軽々と止められ、モンスターと融合した精霊の上半身が放つ雷の魔法はまるで蜘蛛の巣を払うかのように男が腕を払うと霧散し消えていく。ならばと巨体に雷の魔法を身に纏って突進すればこれも軽々と止められ、それどころか逆にその巨体を放り投げられ壁を壊し、男がその巨体を蹴り飛ばせば何十もの壁を突き破ってレヴィスと【ロキ・ファミリア】が対峙している広間まで蹴り飛ばされたのである
「というか、あの男はいったい何者!?俺知らないんだけど!あんな化物ォ!!」
「ヘスティアがあの男は神の恩恵を貰っていないと言っていたが……やはり嘘だったか」
「ええ…?それはないでしょ?だってあの
などと不毛としか言いようのないことをイシュタルとタナトスが言い合ううちに、水晶に映る男は倒れている『
***
「(……ついモンスターと融合した精霊という珍しいモノを見てしまって遊んでしまったな、今やるべきことを見失うとは………情けない)」
『
そう、今カルキがするべきことは不思議な人工物を調査することではなく借金の返済であり、既に夕方前の時刻であることは体内時計で把握している。ちなみにギルドへの報告は午後の分は明日の朝でも良いと小柄な受付嬢ミイシャ・フロットからは告げられていたが、やはり、報告はその日のうちにすべきであろうと考えていたカルキは夕方にその日の報告をしていたので、その時刻に遅れてはならぬと走っているのである。
「……では、今日はこれで」
「はいっ!今日もお疲れさまでした!」
結論から言えばカルキは夕方には間に合った。途中で撤退中の【ロキ・ファミリア】を追い越したものの、【ロキ・ファミリア】の団員達はただ一陣の風が吹いた程度にしか知覚できず、カルキもこの程度の場所で満身創痍になっている者達にかまっている暇などないと無視していたのである
「あの~、カルキさん」
「なにか?」
報告を終え、こっそりダンジョンに潜ろうとしていたカルキにカルキの担当になってしまっているミイシャが声を掛ける。最初のうちは【アポロン・ファミリア】を神の恩恵なしに蹂躙したカルキに怯えていたミイシャだったがここ数日でカルキに慣れ、このように話しかけることも出来るようにはなったのである
「昨日、カルキさんが申請していたダンジョンに入る件なんですけど、明日には許可が下りるそうですよ」
実は昨日の昼、「カルキさんはダンジョンには潜らないんですか?」と別のギルド職員に聞かれたため、自分は恩恵を貰っていないのでダンジョンには潜れないことを伝えると
「あんなに強いんだから多分、申請したら許可は下りると思いますよ」
………それでいいのかギルド職員…とはカルキは思わず、今まで黙ってこっそりダンジョンに潜っていたが、人目を気にせずに正々堂々とダンジョンに潜れるならばそちらの方がいいだろうと許可申請書類を書いてギルドへ提出していたのである
「そうか、例外を認めてくれたこと感謝する……そういえばこのオラリオで麝香のする…歓楽街にいる神は何者であろうか?」
「ふえぇっ!歓楽街ですかぁ!?えーと……イシュタル様ですけどぉっ…カルキさんもそういうトコロに興味があるんですか……?」
顔を赤くしつつ答えるミイシャに「女性にこの手の話題を急に出すのは悪手だったか……」と反省するカルキは配慮が足りなかったと謝り、ギルド本部からそそくさと立ち去る。ギルド本部から出たカルキはミイシャから得た情報からあの人口迷宮にいたであろう女神について考える
「(あの入り口と通路、そしてモンスターと融合した精霊からはかすかに麝香の香りと神気を感じた……歓楽街の女神イシュタルか……)」
その夜はカルキはダンジョンへ行かず、ガネーシャとソーマを【ソーマ・ファミリア】の所有する酒蔵へ呼んでイシュタルとモンスターと融合した精霊について話そうと決めたのであった
***
「ふむ、モンスターと融合した精霊か……全く知らん!初耳だ!!」
「それよりもこのダイダロス通りの地下にそんな人工物があったとはな、……そちらの方が驚きだ」
「自分よりずっと長くこのオラリオにいるガネーシャ神とソーマ神でも初耳か」
カルキから地下に広がる人工物とモンスターと融合した精霊のことを聞いたガネーシャとソーマは、2つとも初耳であると頷き返す。特に自分の酒蔵を何年も前に建てていたソーマは恐らく数百年は造り続けられていたであろう人口迷宮の存在に驚いている様子であったが、口に手を当て考えていると、ふと何かを思い出したようでポツリと呟く
「そういえば、ザニスが
自分のファミリアの前団長であるザニスがなにやらコソコソとしていたのは地下水路であったとソーマが言うと
「ということは
「むうううっ!まさか残党が精霊を使うとはっ!しかし……【ロキ・ファミリア】が満身創痍とはな、余程その地下迷宮は厄介な代物らしい」
「カルキは無傷だがな……まあ、あの程度の実力しかない雑魚なのに嘗めてかかった結果だろう。死人が出ようとそれは自業自得というものだ」
カルキは冷静に分析し、ガネーシャは残党だからといって油断はできないと気を引き締めつつ、【ロキ・ファミリア】が満身創痍だったことを聞き、地下迷宮が厄介なものであるとするが、ソーマはどこまでも傲慢に【ロキ・ファミリア】の自業自得だとバッサリとガネーシャの意見を杯をあおり酒を飲みながら切り捨てる
「それと……入り口と通路、モンスターと融合した精霊からはかすかに麝香の香りと神気が感じられたな」
カルキが暗に
「ならばカルキよ、その女神はヴィシュヌの依頼通り間引いたらどうだ?」
「ソーマよ、間引くのはいいが、あの女神はあの領域の神々から甘やかされている……最悪、我々『リグ・ヴェーダ』と『アヌンナキ』との戦争になるぞ?」
カルキにヴィシュヌから言われているように間引けと言うソーマにガネーシャは最悪の事態を憂慮するが、ソーマはそれが面白いのではないかと笑う
「それに…あそこと戦争すれば久しぶりにガーンディーヴァも使えるだろうしな」
「……これは伝えて良いのか判断できないが…今、あの弓はアグニ神が持っているはずだが?」
「何?ヴァルナではなくアグニだと?」
カルキの言葉にと反応するソーマに今はガーンディーヴァを所有しているのはソーマが貸し与えたヴァルナ神ではなくアグニ神であると天界で修行していた時にアグニが使っていた弓について説明すると「天界に戻ったらヴァルナと一戦交えなければな」と舌打ちをした後に物騒なことを言うソーマにやはりあの神々と根本的には同じだなと改めて感じ、深く大きなため息をついたガネーシャからはイシュタルを間引く際、歓楽街を消し飛ばすのは許可するがオラリオ全体には被害を出さないことを注意された。
その後、暫く酒を飲んでカルキとガネーシャは【ガネーシャ・ファミリア】の
~おまけ~
カルキ「そういえば地下で人とモンスターの混じった気配を2つ感じたが・・・本当に存在したのだな・・・人とモンスターの混合種」
ガネーシャ・ソーマ「「嘘から出た誠は流石に草」」
さあ、これで厳選と風呂場に体が勝手に向かうのと2部5章と年末イベントを心おきなくやれるぞ
-追記-
LB5章クリアしました・・・インドがアトランティスを蹂躙しました…