ダンジョンでブラフマーストラを放つのは間違っているだろうか   作:その辺のおっさん

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パソコンが逝きました………スマホ投稿面倒臭い

私生活バタバタで投稿遅くなります

ー追記ー

って、気づいたらこの作品のお気に入り登録が4000件を超えてるぅぅぅ!‥‥‥‥えっ、マジですか‥‥‥

皆様、ありがとうございます………こんな駄作を思いつきと勢いで書いたアホ作者ですが、皆さんになるべく受け入れられるように頑張ります


第45話

「『良き闘争だった』ではないわ!たわけぇ!!」

 

「グウッ!?」

 

「おお……見事な飛び蹴りだ……流石は戦神カーリー」

 

清々しい気持ちでタケミカヅチからの言葉を受け取ったカルキにカーリーの飛び蹴りがカルキに突き刺さり、瓦礫へとカルキが蹴り飛ばされ、髪を紐で纏めるタケミカヅチが何処かズレた評価をする

 

「確かに素晴らしい『技』が繰り広げられた下界では見ることすら叶わぬ『闘争』であったわ………だがのぅ、何故に真名開放しなかった!『奥義』の威力を抑えた!?」

 

キーッとカルキに掴みかかり、前後に激しく揺らすカーリーにソーマとガネーシャが「まぁまぁ」とカーリーを宥める

 

「まあ、カルキは俺やお前と違ってガネーシャと同じ『善性』というわけだ」

 

「うむ!ソーマの言う通りだと思うぞ、そうでなければこの程度では済まなかっただろうしな!」

 

何処か呆れたようなソーマとカラカラと笑うガネーシャであったが、カーリーは納得していないようで、「納得がいかん!」と子供っぽく頬を膨らませていた

 

「………流石にオラリオで天界のようにするわけにはいきませんので」

 

そう申し訳なさそうにカルキが恭しく礼をし、ようやくカーリーは渋々といった様子で引き下がる

 

「うむ!では………踊るか!」

 

「………前々から思っていたが、何故お前らは何かにつけて踊るんだ?」

 

ビシィ!とポーズをとるガネーシャにタケミカヅチが呆れたようにツッコミをいれるが、カーリーもソーマもカルキも「そうだな」とガネーシャの提案に頷く

 

「では、真ん中はカルキだな」

 

「そうじゃのう……では、妾も満足させるような踊りを頼むぞ?」

 

地味にプレッシャーをかけてくるソーマとカーリーにカルキが苦笑しつつ、2柱からの提案を受け入れると

 

「では!ミュージック、スタァートッ!!」

 

見計らっていたガネーシャがポーズを決めながら指を鳴らすと、何処からか軽快な音楽が流れ始め、カルキと3柱の神が踊り始める

 

「……えっと………?」

 

ダイダロス通りに戻ってきたベルは困惑した声しかだせず、呆然と立ちすくむ

 

それは、壊滅した南、東区画と半壊した西区画だが視界に入ったというだけでなく、その瓦礫すらなくなり、更地とかしたオラリオで、カルキとガネーシャ、ソーマ、カーリーだけでなく、【ガネーシャ・ファミリア】、【ソーマ・ファミリア】の団員達がよく分からないキレッキレのダンス(新宝島)を踊っていたのである

 

やはりというか、ベルはついていけず、ただ呆然とその光景を眺めるだけであり

 

「…………一体何なんだろう?」

 

そうつぶやいたベルの言葉の答える者はいなかった

 

 

***

「………音がしない………」

 

バリケードを作った中央広場(セントラルパーク)で、誰かが呟き、人も神々も固唾をのんで見守る中、暫く、戦闘の音が聞こえなくなる

 

「………助かったのか?」

 

誰かがそう呆然と呟いたことにより、次第に自分達が助かったことを実感し始めた者たちが一気に叫び始める

 

「やった!やったあ!助かった!!」

 

「生き残ったぁ!」

 

「万歳!オラリオ万歳!!」

 

助かったことを認識し始めたオラリオに住む冒険者、市民は立場をこの時ばかりは忘れ、お互い目の前にいる者に抱きつき、生きていることを喜ぶ

 

が、神々はこのオラリオに現れた最悪の規格外、カルキ・ブラフマンという存在に恐怖を覚える

 

武神と打ち合い、神造武器を使いこなし、『リグ・ヴェーダ』の神々が好んで使う奥義を使う人間など今まで存在しているはずがない

 

そして、今の、否、現在と過去において、カルキ・ブラフマン以上の力を持つ冒険者など決して存在しない。それどころか、カルキ・ブラフマンと一対一で戦える神など、このオラリオにいる神ではタケミカヅチ、ガネーシャ、ソーマぐらいであろうと戦慄する

 

その現実に神々は自分達の首元に鋭い刃物を突き付けられた気分になるのであった

***

────モンスターが地上に現れ、オラリオの3分の2が壊滅した2日後の正午前

 

「急げ!ギルド本部前だってよ!」

 

「ウラノス様や神々はどんな処分をするんだろう?」

 

「きっと、タケミカヅチ様もカルキって奴もオラリオ追放だろうなぁ」

 

「でもよ、処分を不服だって暴れたらどうすんだよ」

 

処分する瓦礫すらなく、ギルドから出されたテントを仮の住宅としている各【ファミリア】に所属する冒険者や、家を失くした市民達がこのオラリオに潜むモンスターをひとまず置いておいて、ギルド本部前に集まり始めザワザワと騒がしくなる

 

彼らが注目しているのは、オラリオで大暴れしたカルキ・ブラフマンとタケミカヅチへのギルドからの処分である

 

本日は、朝から緊急の神会(デナテゥス)がギルド本部の『祈祷の間』で開かれており、そこでカルキ・ブラフマンとタケミカヅチの処分が話し合われていたのである

 

「おっ、出てきたぞ!」

 

ギルド本部から、一人の職員が出てきてギルド本部前に臨時で建てられた掲示板に神会(デナテゥス)で決められたカルキ・ブラフマンとタケミカヅチへの処分の書かれた紙を貼り出す

 

『…………は?』

 

思わずといった様子で、処分の内容が書かれた紙を見た誰もが呆然と声をだすが、そうなってしまうのも無理はないだろう

 

なぜならば、その紙に書かれていたのは

 

『今回の一件について、オラリオはカルキ・ブラフマンと神タケミカヅチへの責任を一切追求しない』

 

と、実質カルキとタケミカヅチに無罪を言い渡したからである

 

***

「どういうことだっての!」

 

カルキによって両断された【ロキ・ファミリア】の本拠(ホーム)跡地で、カルキとタケミカヅチへの処分に納得いかないベートがロキに詰め寄っていた

 

「………どうもこうも、これがウラノスのジジイとウチら(神々)の全会一致の決定や」

 

そう力なく答えるロキに、その場にいた【ロキ・ファミリア】の幹部達は誰もが疑問を持っていると、リヴェリアがロキに問いかける

 

「ロキ、確かに我々とカルキ・ブラフマンとの間には、ロキの行っていた通り、我々がどれだけ一丸になって挑もうとも足元にも及ばない程の実力差がある……だが、今回、我々だけでなく、オラリオ全てに被害が出た、それなのにカルキ・ブラフマンには一切の処分がないとはいくらなんでも道理が通らないのではないか?」

 

リヴェリアの質問に【ロキ・ファミリア】の第一級冒険者と第二級冒険者が同意するように頷くと、ロキは苦渋の表情で、臨時の神会(デナテゥウス)で何があったのかを話し始める

 

***

─────数時間前、ギルド本部の『祈祷の間』には、早朝からオラリオにいる神々が集まっていた 

 

今回、話し合われる議題は2つ、1つは『地上に現れたモンスターをどうするか』ということ、そして2つ目が『オラリオに壊滅的被害を与えた人間カルキ・ブラフマンと神タケミカヅチ、及びその2人を煽ったソーマ、ガネーシャ、カーリーへの処分』である

 

が、今回、特例として、ウラノスがカルキも参加するようにカルキに伝えたのだが、「申し訳ないが、貴神方よりも優先すべき方から呼び出されたので」とカルキは参加を拒否し、カーリーも「妾は普段はオラリオにおらん」と出頭を拒否し、当事者として参加するのは、タケミカヅチ、ガネーシャ、ソーマだけであった

 

「では、臨時の神会(デナテゥス)を始める」

 

そうウラノスが臨時の神会(デナテゥス)の開会を宣言し、第1の議題である『地上に現れたモンスター』についての報告が行われる

 

地上に現れたモンスターは、【イケロス・ファミリア】が都市外に密輸していたモンスターであると、【ガネーシャ・ファミリア】が18階層で捕縛した【イケロス・ファミリア】の団員からの証言が取れたことをウラノスが報告し、ベル・クラネルの行動については、【ガネーシャ・ファミリア】に臨時のサポーターとして参加しており、若さ故に自分がどうにかしなければならないと思ってしまったのだろうという見解を述べ、それに文句を付ける神は皆無であったことで、この議題は終了となり

 

「さて………次にカルキ・ブラフマンとタケミカヅチについての処分だ」

 

そうウラノスが切り出すと『祈祷の間』がザワリと揺れる

 

「私としては、当事者であるカルキ・ブラフマンと【タケミカヅチ・ファミリア】、2人を煽った主神が率いている【ガネーシャ・ファミリア】、【ソーマ・ファミリア】、【カーリー・ファミリア】に多額の賠償金を請求するか、オラリオを追放処分とするかの2つを提案したいが………何か異論や不服はあるか?」

 

そう『祈祷の間』にいる神々をウラノスが見渡し、神々からは異論がないという雰囲気が出ていると

 

ドガンという音が『祈祷の間』に鳴り響いた

 

『!?』

 

「『異論や不服があるか』だと?異論と不服しかないぞウラノスゥ………」

 

突然の音に神々が驚き、音のしたほうを見ると、そこには机に足を乗せたソーマが怒気を含んだ声で凄んでいた

 

「そもそも、何故我らが罪に問われなければならない?カルキはインドラの命を果たしただけ、我らは『闘争』がしたかった、見たかっただけだ………それだけで罪に問われるのはおかしいだろう?」

 

どこまでも自分たちに「非」はないと傲慢に言うソーマに神々から『ふざけるな』という雰囲気がでるが

 

「そもそも、戦いを煽ることを罪だとするのならば、貴様等とて【ヘスティア・ファミリア】と【アポロン・ファミリア】との戦争遊戯(ウォーゲーム)の前に、やれ『祭り』だの『宴』だのとはしゃぎ、煽っていただろう。それが我らにとってはカルキとタケミカヅチとの『闘争』であっただけに過ぎん、戦いを煽ることが罪だと言うのならば、その時煽っていた者達も罪に問うべきだろう」

 

そう言って神々を見渡すソーマに「今回の件は規模も死傷者も桁違いだろうが!」と一部の神からは文句が出るが、ソーマはその意見を鼻で笑い

 

「ハッ!今回、せいぜい死んだのは数万だろう?そんなものは我々、神にとっては誤差の範囲だ、むしろ、これ程の人間が生き延び、下界では見られぬ『闘争』が下界で見れたのだから別にどうでもいいだろう?」

 

今回の『闘争』に比べれば全て些事であるとするソーマに神々が絶句する中

 

「まあ、戦う前にウラノスやヘスティア達には言ったが、あの時はインドラの奴が見ていたからなぁ、最も犠牲が少なく済むにはロキとフレイヤをカルキが天界に戻すことだったが‥‥‥それとも、お前達はこのオラリオにヴァジュラを投げ込まれダンジョンごと消し飛ぶのがよかったか?」

 

そうタケミカヅチが嗤いながら問いかけ、神々は押し黙るしかない中、それでも一部の神からは「形だけでも罪に問うべき」という意見が出てきて、ソーマとタケミカヅチが舌打ちをしていると「そういえば」と今まで黙っていたガネーシャが口を開き

 

「いやー!すまない!カルキからタケミカヅチに伝言があったのをすっかり忘れていた!ガネーシャ、大!失!態!!」

 

『‥‥‥‥?』

 

突然、何の脈絡もない話の内容にソーマとタケミカヅチでさえも何事かと疑問に思っているとガネーシャはニヤリと笑い

 

「『インドラ神だけでなくヴァルナ神とスカンダ神からも「良き闘争だった」とタケミカヅチ神に伝えて欲しい』とのことだそうだ」

 

『!!?』

 

その後、ウラノスですらカルキとタケミカヅチ、ガネーシャ、ソーマ、カーリーの処分について何も言わず、結局、彼らを罪に問うことはできず、臨時の神会(デナテゥス)はそのまま終わりを迎えたのだった

 

***

「─────っていうのが今回の顛末かな」

 

そう疲れ果てたように言うヘルメスに

 

「‥‥‥‥何ですか‥‥‥それは‥‥‥」

 

思わずといった感じでアスフィは呆然と呟く、今回、カルキとタケミカヅチが暴れた件でオラリオにいる神々だけでなく人々も多大な被害を被った

 

自分の家を、家族を失くした民がいる、自分達の仲間を、本拠(ホーム)を、関連する施設を失くした冒険者が【ファミリア】がある

 

それなのに自分達が知りもしない神の名前が出ただけで、罪に問えないとは、そんな理不尽があってたまるものかとアスフィは憤るが

 

「いいや、これは仕方ないのさ、アスフィ」

 

眷属の思っていることなど手玉に取るようにわかるのかヘルメスは諭す

 

「あの『闘争』はインドラだけでなく、よりにもよってヴァルナとスカンダという神々の中でも最上位の実力者が眺め、認めた。これを俺達が罪に問うと彼らの顔に泥を塗ることになる‥‥‥そして、あの3柱は自分の顔に泥を塗った者に決して容赦しない、俺は、いいや俺達は自分達の命は惜しいし、俺達の眷属を失くしたくないのさアスフィ」

 

そう無力感をにじませながら諭すヘルメスにアスフィもそれ以上の文句は言えず、ただヘルメスを見ることしかできない

 

「全く‥‥‥‥問題だらけだぜ」

 

そう呟くヘルメスを天高く上った太陽が照らしていた

 

 




うーん、スマホ投稿はやり辛い………どうしても短くなるんだよなぁ………

インド版新宝島は合いすぎててねぇ………

あ、勿論アステリオスにやられたはずのシャクティ達も一緒に踊ってますよ







え?神会への参加を断った理由?‥‥‥‥貴方はブラフマーからの呼び出しとウラノスからの呼び出し、どちらを優先しますか?
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