ダンジョンでブラフマーストラを放つのは間違っているだろうか 作:その辺のおっさん
そんなこんなで始まりましたねFGOの2部5章後半………まあ、諸事情で進めてませんが、双子と神霊は引けました
ピックアップ2は何時だ!!
半壊したが、普段使っていないところが壊れたのであまり大した問題は起きていない【ヘスティア・ファミリア】の
「では、カルキ様はその『リグ・ヴェーダ』と呼ばれている神様達と深い関係があり、ヘスティア様達は以前からその可能性があると知っていたと………どうしてそのことをリリ達に教えてくれなかったのですかっ!!」
「ううっ………正論過ぎて言い返せない…………」
しっかり者(?)の
「…………それにしても、都市中……いいえ世界中に今回の一件は広がりそうですね」
「うん、そうだね…………」
そう言って、リリとヘスティアが視線を移すのは、机の上に広げられた情報誌────────正確に言えば、一部の【ファミリア】や商人が販売している数枚重ねの巻物────────には
『放たれた脅威。モンスター都市に散る』
『【イケロス・ファミリア】の暗躍 ~モンスターの密輸~』
地上に進出したモンスターについてや、【イケロス・ファミリア】がモンスターを捕え、都市外に輸出していたことが記事の見出しとして書かれているが、それ以上に大きな見出しになっているのが
『神タケミカヅチの本性 ~笑顔の仮面に隠された素顔は残忍?~』
『生きる災厄 ~カルキ・ブラフマンとは~』
『脅しに屈した
『神と人を煽った神の存在 決して許されることではない』
など、カルキとタケミカヅチを非難する記事が多い、ただ、タケミカヅチについては、『文句があるなら俺の眷属を通さずに、直接俺に言いに来い……………その時は剣を以って歓迎してやるさ』と、とある情報紙の質問に答えており、その脅しともとれる記事が載った後はタケミカヅチへの非難は尻すぼみしており、【タケミカヅチ・ファミリア】に対しては、『神の我儘に付き合わされている被害者』という目で見られていた
そして、今までの生活を壊されたオラリオ市民の憎しみは、ほぼ全てカルキに向かっていた
「(まあ、カルキ君は気にしないんだろうけど…………)」
おそらく、カルキは人々が抗議しても『インドラ神に滅ぼされなかっただけマシだろう?』とタケミカヅチやソーマ、ガネーシャが
「まあ……タケやカルキ君が言うことも事実なんだけどさぁ………」
「ヘスティア様?」
ヘスティアはカルキが【イケロス・ファミリア】の団員達のような『悪性』ではなく、どちらかというとベルのような『善性』の人間であると知っている。それに、オラリオにいる神々もカルキをオラリオから追放しようとしているのは、いろいろと規格外なカルキやリグ・ヴェーダの神々に対する恐怖から来るものであって、決してカルキに憎しみや恨みがあるわけではない
だが、
ただ、その程度ではカルキをこのオラリオに向かわせた神…………『維持神』ヴィシュヌは動じないだろうし、恐らくカルキとも何かしらのつながりがあるであろうヴィシュヌ以外の
「問題は『餓鬼共すら制御できないのか………嘗められてんなぁ雑魚共が!』って言ってきそうな奴らが見てる可能性があるってのがなあ」
そうなれば、天界にいた頃に戻っているタケミカヅチ、ガネーシャ、ソーマがブチ切れ、そのままオラリオで第一次天界大戦勃発である…………せっかくカルキとタケミカヅチの『闘争』を生き延びたのに、巻き込まれて死んだら元も子もない
「ウィーネ君達のことも考えないといけないってのに…‥………」
どうしてこんなに自分が悩まなくちゃいけないんだと元同居人のやらかしたことにヘスティアは大きくため息をつくと、買い物から命と春姫が帰ってきて、2階からほとぼりが冷めるまで自室で待機────────本人は謹慎だと思っている────────していたベルが降りてきたので、情報誌をこっそりベルの眼につかないように隠す。記事は小さく、隅に位置しているが、その日、『英雄』が『愚者』となったことを伝える記事
『
と他の情報紙にも小さく書かれていた
***
「神ウラノス!何故カルキ・ブラフマンと神タケミカヅチを無罪にしたのですか!?これではギルドの統治が、オラリオの秩序が…………‥」
「…………」
ギルドや
「それに地上に現れたモンスターも所在が分からず………こ、これでは…………!」
「分かっている………追って指示を出す、下がれロイマン」
「し、しかし…………」
「下がれ」
有無を言わせぬウラノスにがっくりと肩を落として去るロイマンの肩をポンと叩いて、すれ違いで『祈祷の間』にヘルメスが入ってきた
「やあ、ウラノス…………ロイマンも大変そうだね」
「ロイマンを含め、下界の者達はあの神々のことを知らないからな」
「…………というより、あの神々のうち下界に関わっているのがオラリオにいるガネーシャとソーマ、
しかも、割と大人しかったガネーシャとソーマ、人間達に殺し合いや悪事を働かさせていたが自らは動かなかったカーリーとルドラだったのも、奴らのヤバさが伝わらなかった一端でもあるだろうとヘルメスとウラノスは判断する
「んで?これからどうするんだい?」
「…………ただ15年前と同じことが…………ロキとフレイヤの【ファミリア】が『都市最強』の座から落ちたということだけだ、騒ぐ必要もない、
今のオラリオのパワーバランスとしては、冒険者だけで見れば、未だにロキとフレイヤの【ファミリア】の『2強』が『都市最強』であろう…………が、全ての神々や人間を含めて『都市最強』となるとこの2つの【ファミリア】ではなく、極東の武神タケミカヅチ、リグ・ヴェーダの神の一柱であるガネーシャとソーマ、そして人間でありながら『恩恵』を得ず、天界に辿り着き、神造武器と『奥儀』を使う規格外カルキ・ブラフマンの『4強』であり、さらには、今、メレンにいるカーリーまで含めると『5強』となるのである
しかも、このうちの誰かと相手をした場合、オラリオにいる神々が協力しても良くて相打ち、悪くて全滅させられるのである。最早、パワーバランスとは何なのかと言いたくなるほどの『差』があるのが現実なのである
「それに、ウラノス、これは恐らくだが…………」
「ああ、最悪の想定だが使えると想定している方がいい」
そのウラノスの言葉に「だよねぇ…‥………」とヘルメスは最悪の想定にため息をつくが、今回使われなかったことに心底安堵する
「カルキ・ブラフマンはあの『奥儀』の上位互換にあたる『技』を…………世界すら、天界すらも滅ぼすであろう2つの『奥儀』を確実に使えるぞ」
そのウラノスの声は、『祈祷の間』へと吸い込まれていった
***
「あ、あの上位互換の『奥儀』だと……………!」
「ああ、恐らく、いや、絶対にカルキ・ブラフマンは使えるはずや………『ブラフマーシラストラ』と『ブラフマンダアストラ』をな」
「そんな馬鹿げた話があってたまるか!あの男の一振りが
カルキの背後にいる神々についてロキから聞いていた【ロキ・ファミリア】の幹部の面々は、その無茶苦茶な神々に呆れ、そしてロキが想定するカルキ・ブラフマンの実力に絶句する
「じゃ、じゃあ、あの時の戦いでカルキ・ブラフマンは神様相手に手加減してたってことっすか…………?」
『!?』
「いや、それはないやろ、ただ、ウラノスのジジイとジャガ丸おっぱい、ミアハの奴とファイたんから聞いた話だと『威力は変わらないが、範囲は絞った』とカーリーのクソチビが言っとったらしいから、そこは加減しとったみたいやけどなぁ」
「そ、そんな………‥」
ラウルの想定にロキが答えるが、自分達との圧倒的な実力差を思い知らされ、誰もが再び絶句する
「………ロキ、じゃあメレンや歓楽街の事件って」
「ああ、アイズたんの言う通り、カルキ・ブラフマンの仕業やろ………というかそいつしか出来んわ」
何故もっと早く気付けなかったのかと、気付いていればこうはならなずにすんだかもしれないのにとロキは悔しそうに地面を蹴り、苦渋の表情を浮かべると
「別にロキのせいじゃないでしょ?」
「そうそう、それによく言うじゃん『生きてたらやり直せるって』」
とアマゾネスの姉妹が励まし
「そうだね、ティオネとティオナの言う通りだ、それに今回の一件でも『ダイダロス通り』は残っている。僕たちのやるべきことは変わらない」
「フィンの言う通りじゃ、それに今までのことから考えるに、あのカルキ・ブラフマンはこちらから手を出さなければ何も手出しをしてこないタイプじゃろ」
そのためには、まずは
「(そして問題は、あの脳筋がどう動くかやな…………)」
***
「ハァ…‥………」
ラキア王国の主神、軍神アレスから呼び出しを受けたラキア王国第2王子マリウス・ウィクトリスク・ラキアは憂鬱であった
「オラリオとの戦争で負け、多額の賠償金を払い、多くの兵士が
しかも、その国土を焼き払った光は、オラリオから飛んできたという報告も受けており、恐らく今回の呼び出しは、オラリオから被害を受けたからオラリオに多額の賠償金を払うように通達するか、オラリオにも被害が出ているはずだから再び攻め込むぞという内容だろうと予想がつく
「そんな余裕が今のラキアにあるわけないだろうがっ!あの脳筋のバカ神がっ!!」
思わず、そんな悪態が出るが、すでに王宮のアレスのいる間についてしまったので気は進まないが、仕方なくアレスに会う
「呼び出しを受けて参上しました、何の御用ですか主神サマ?」
「おおっ!来たかマリウスっ、よく来たな!!」
「(クソ忙しいのにアンタが呼び出したんだろうがっ!!)」
完全な棒読みにもかかわらず、アレスはやって来たマリウスを豪快に笑いながら出迎える
「早速だがな、マリウス、暫く『遠征』はナシだ!ああ、勿論、オラリオへの『遠征』もな!」
「はっ…‥…?えっと、それはどのくらいの間………?」
アレスの言うことが理解できなかったマリウスは思わず、聞き返すとアレスは笑いながら
「そうだな………少なくとも十年はしないな」
「…………!はっ、アレス様の命令、承りました!!」
丁度、国土の復興に十年かかると言われていた矢先に十年は『遠征』をしないと言われたマリウスは内心喜び、アレスの間から出ていき、嬉々としてアレスの意思を国中に伝える……………軍神に踊らされていることも知らずに
「……………クククッ、『カルキ・ブラフマン』に『リグ・ヴェーダ』、『ブラフマーストラ』か……………フ、フハハハハハ!!これは良い!最高の娯楽だ!ああ、何故この間のオラリオへの侵攻の際に出てこなかったのか!!出てくれば最高の『戦争』になったというのに!」
マリウスが去った主神の間でアレスは嗤う、その手に持っているのは、神の勘で、ほんの10日前にオラリオに潜入させたスパイからの報告書であった
「あの『奥儀』が使えるというのならば、その上位互換の『技』も使えるのであろう!!いや、これは楽しみだ!!ああ────────こんな娯楽を他者に人間に渡すものか!俺の
アレスが手にするは、三色の光で構成された剣、天界で「神の懲罰」、「神の鞭」とも呼ばれているその剣を持ちながら『軍神』アレスは、その本性を現しながらただ嗤い続けた
***
「…………む?意外と難しいな」
カルキは一人、【ガネーシャ・ファミリア】の
「やはり、迷惑をかけている詫びの品だが、武器だけでは味気ない……………そう思って作り始めたのだが中々に難しいな、トヴァシュトリ神のようにはいかないな」
その後も暫く作業を続けていたカルキであったが、やがて満足する物が出来たのか、完成品を確認した後、満足そうに頷くと、それを箱に入れて、もう一つの箱を持つと立ち上がる
「まあ、この矢は既に一本持っているし、護身用として渡せば良いか」
そう言うとカルキはギルド本部に向かって歩き出した
テンション上がったアレスさん、この後Y字ポーズしているのを見られる模様
………‥自分は『戦神』とか『武神』をどうしたいんでしょうね?