歯車転生記   作:塩大福

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第二話 side俺+怪盗

「話をしよう、あれは今から36万……いや、1万4000年前だったか。まぁいい私にとってはつい昨日の出来事だが、君たちにとってはたぶん明日の出来事だ。彼には72通りの名前があるからなんて呼べばいいか……たしか最初に会ったときは……イーノトーリアスBIGッ‼︎」

 

俺が修行を始めて暫く経った時、目の前にジョジョの主人公達が現れて修行をつけてくれた。その様々な試練を乗り越え、あの扉を憧れのジョジョに見送られながらくぐり抜けると……ヤツがあの有名なゲームのセリフを言っていたのを聞いて俺の中の何かがプツンと切れたのを感じた。自分が修行したくて修行していたのだから怒るのは間違えてるかもしれない……けれど頑張っているのを知ってながらネタに走るアイツを見たら、俺はヤツの顔を殴っていた。俺はかつてないほどに……スッキリした。

 

 

「な、殴ったね親父にもグヘッ。な、殴ったね親父グヘッ。殴ったグヘッ」

 

「お前学習しねぇなおい。一回で理解しろよ」

 

「理解しろって? 僕を誰だと思ってる、神だぞ」

 

「あぁそう、でこれから行くんだろ? 修行のおかげで魔武器と波紋も完璧位まで使いこなせるし、身体も鍛えてジョセフさん位の筋肉になったし準備は万端だぞ」

 

「無視かい?泣いちゃうよって言うとまた無視するんだよね。じゃあソウルイーターの世界に行く前にその世界での君の情報を入れるね」

 

 

アイツがそう言うと、俺の頭の中にいろんな情報が流れてきた。俺は十八歳で名前は篠山詩音(しのやましおん)。俺の母親はイギリス人とイタリア人のハーフで父親が日本人……ジョジョ感たっぷりじゃねえかっ‼︎ まぁいいそれで弟がいると。 そして俺はデスシティーっていう場所に働きに行くらしい。

 

 

「分かったね? じゃあ君をソウルイーターの世界に送るけど……」

 

「送るけどなんだよ? なんかつまらない事言うのか?」

 

「いや、死なないように頑張ってね。僕の漫画の為に」

 

「んな事だろうと思ったよ。じゃあ送ってくれ」

 

目の前の景色が霧に包まれて見えなくなっていく中、アイツが何か言っている気がするが何を言っているのか分からなかった……暫くすると霧が消えると俺は海外を思わせる街の中にいた。時間は分からないが夜であることは間違いないと思っていると向こうのほうから袋を担いだアメコミヒーロみたいなのが走ってきた。なるほどここはアメコミの世界か、しかしアイツから聞いた限りでは日本の漫画だと思ったんだが、最近のアメコミは日本の漫画みたいになっているのか?知らなかったなぁ。

 

 

「Hey boy‼︎ そこを通らせてもらうぞ」

 

そう言うとアメコミみたいなソイツは驚異的なジャンプ力で俺の真上にいた。俺はコイツが悪人だと感じた。なぜかは分からないがコイツは悪人だと俺の思考じゃなく、魂が叫んでいるのを理解した‼︎俺は右腕を歯車に変えアイツの頭目掛けて伸ばし、頭を掴んで地面に叩きつけた……この世界の悪役は丈夫なようだ。地面に頭を叩きつけたのにタンコブができるだけで済んでいるのを見てそう思った。

 

「俺はボーイって言うんじゃねぇよって聞こえてねぇか」

 

俺は夜明けの光を受けて輝いている宝石や紙幣を一瞥して明るくなってきた街中を歩いていった。

 

 

 

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俺は怪盗ルパン三世、知らない奴がいないほどの大泥棒だ。今日の稼ぎは中々いいぜ大量の宝石に紙幣、こんなに盗める奴は俺くらいだろう。もっと盗んで贅沢な暮らしを堪能してやろうとしていたが変なガキに追い詰められてしまった……ここで年貢の納め時かと思っているとソイツの銃が女になったのを見て驚いたが、俺はそこで理解した。コイツらは死武専の連中で俺の魂を喰いにきたのだと、俺は諦めかけたが運は俺に味方したようだ。ガキどもがシンメントリーじゃないだどうのこうの言っている間に逃げることができた。最高の気分のなか街を駆けていると一人の男が見えた。俺は最高にツイているからコイツくらい派手な逃げ方でいっても逃げ切れるし、何より俺の名前が売れると思いソイツを飛び越えてようとした。

 

 

「Hey boy‼︎ そこを通らせてもらうぞ」

 

そう言った後の記憶がなく、気がついたら俺は警察官に取り押さえられていた。クソッ調子にのるんじゃなかった‼︎ そう思っている俺を太陽の光とカメラのフラッシュが俺を輝かせていた。

 

 

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