だおがたり   作:だおくん

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語り手 だおくん


だおがたり 1-FINAL 「いざ魔王討伐!」

なぜなら、オレの横にいたのは大技を構えている魔王だお

だったんだから………。

「やはりバカの一つ覚えか。くだらん!貴様から先に地獄へ送ってやる!!」

だおビームは高威力広範囲がウリだけど、弱点は発射中はあまり動けないし、撃ち終わったときの隙が長い…。この状態のオレに、避けるなんて選択肢はなかった。

「だお!!!」

だお竜人が駆けつけてくれてるのが声でわかる。助かった!そう思いふと魔王だおを見ると、

笑っていた。

「マヌケめ!!」

魔王だおは急にオレからだお竜人へと方向転換し、溜めていた大技をだお竜人めがけて放った……。

「なんだと!?……負けるかあぁ!!」

だお竜人、さすがの反応でドラゴン型の光で押し返そうとしている。ぶつかり合ったふたつの技は相性がいいのか悪いのか、中心で爆発を起こした。

「どうなった……?」

だおビームを撃ち終えたオレも、うかつに動くことは出来ない。できるのは警戒のみ。

だお竜人の目の前には煙が広がっている。すると突如、煙から魔王だおが突っ込んできた。

「あれは囮だ」

「…ッ!?」

オレもだお竜人もコレには反応できず、だお竜人は魔王だおの攻撃をもろにくらってしまった。音からして、絶対普通じゃない…!

「ほらほら、どうした?100点満点の戦いをするんだろう?」

「クソが…!ガハァッ!」

だお竜人が危ない!そう思う前に、オレは敵めがけて精一杯の攻撃をしていた。

「やめろおおおぉぉぉーー!!」

「フン!」

オレの攻撃は片腕ひとつで止められてしまった。

嘘でしょ…細さからは想像できない硬さだ…。

「邪魔をするな、ザコが!」

魔王だおは腕を振ってオレをつき飛ばそうとしてくる。

でももうやられっぱなしのオレじゃない!!

「誰が離れるもんか…!」

両腕でガッチリ魔王の腕に捕まる。これでそうそう離れることはない!

そして、この時間稼ぎが魔王だおに隙を与えた。

「クッ、いつまでそうしているつもりだ!」

「………ガラ空きだぞ、おい」

「し、しまっt」

「速攻で喰らえ!魔王!!」

ほぼ0距離のだお竜人。オレが掴まっているから良く動けない魔王だお。この状況から導かれる答えは………。

「オラァッ!」

だお竜人の全力の拳だった。その顔面を捉えた一撃は、殴った本人も、喰らった本人も、それを見ていたオレも大ダメージだと満身創痍でも分かった。

今ので終わりじゃない。オレたちのターンは続いているのだ。なんでって、殴られた魔王だおとだお竜人の距離は離れてしまったけど、オレは相変わらず腕にひっついていたから。不発に終わったあの技を放つならここだっ!

「今度こそくらえ!怒りの……だおビーム!!」

「何ぃ!?貴様まだいたのか!?」

あまりの勢いにオレと魔王の距離が離れていく。でも前と違う点は手応えがしっかりあるということ。

「ぐおおおおおおぉぉぉぉ……………………!!」

ありったけの余力をこのビームに込める。当たった以上、行ける所まで行くしかない!

「…………ハァ……ハァ……ウォエ」

……出し切った。これ以上出すとビームじゃない別のものが出るくらいには。

「だお!大丈夫か!?」

「だお竜人こそ…すごい怪我だよ」

オレたちはお互いが無事であることに安堵した。

「………ぐぅ…………これ…ほど…とはな………。」

マジ!?まだ終わってないの?

「……私を倒したからと!いい気になるんじゃあないぞ!!貴様ら二人とも……『アイツ』には……勝てないんだからな………。フフ………フハハハハハハ…………!!」

「………………。」

そう言うと魔王だおは倒れ、消えていった。

「……俺たち、勝ったんだな。」

「…あ、そっか!勝った!勝ったよだお竜人!」

大・大・大強敵を倒したオレたち二人。色んな感情が溢れ出てくる。喜び合う中、ひとつの考えが頭を通り過ぎた。

 

 

 

 

 

 

 

 

……………オレら、またニートになるくね?

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