一応依頼は順調に進んでるんだけど、暇だなー。
暇を叩き潰すにはやっぱ音ゲーに限るわ。周り誰もいないし音量大きくしてやろ。タンタカタンタンってね。
……だお竜人が大穴に入って6、7分はたっただろう。まだ連絡がないのを心配しつつ、オレは初見フルコン目指して指を動かしまくっていた。このままクリアしてやるぜ!
曲も終盤、意識を100%それに向けていたが、突如画面上に電話マークが現れた…。
なんで今なのねえーーー!初見!フルコン!したかったのにぃー!許せん!だお竜…。いや、ナントカ団!
スマホの着信が鳴り響く中、オレも竜角山の大穴に突っ込んだ。中は下りの階段がある。この下に竜族の方々がいるわけね。
「おんどりゃあ!助太刀すっぞだお竜人!」
広場のような所に出ると、見覚えのあるようなロボットが合計5体いた。量産型かな?と思ったけどツノの本数、形とかが違う。変なとこで個性発揮してるんだな…。
「来たか、だお」
「なんてタイミングで連絡してんの?こっち音ゲーしてたんだけど」
「それは10割お前が悪いだろ、逆になんで音ゲーしてたんだよ」
「暇だったから!」
この恨みはこのロボットどもにぶつけてやる……!構えをとると、一斉にロボットどもがオレを見てくる。
「スキャン中……スキャン中……竜族デハ無イコトヲ確認。」
「「「「「排除ヲ開始スル」」」」」
うわっ、ハモった。キミら仲良いねー。
「だお竜人、オレロボットと戦うの初めてなんだけど」
「俺もだよ」
相手の出方をとりあえず伺っていると、ご自慢のジェット噴射で辺りを自由に飛び始めた。煙いし何よりどこ見ればいいかわかんない!
その中の1人がまっすぐ目の前に体当たりを仕掛けてくる。
まあまあ早いけど正面ならぶん殴ってカウンター……。
「いっっって!!」
敵のボディに振りかぶった拳をお見舞いしたはずが、ロボット特有の鋼鉄の体には効果がなかった。
しかも体当たりを止められてない!また痛いのは嫌だー!
思わず顔を手で覆うと、目の前がまばゆい光に包まれた。
なんだなんだ?と思うとだお竜人の攻撃が炸裂していた。
「お前も似たような技、持ってるだろ」
あ、そうだわ。オレにはだおビームがいる!いや、ある!
仲間がやられたのを見て、残りの4体が襲ってくる。
「ずいぶん脳がないプログラムされてるっぽいな」
「予算ないんでしょ、きっと」
オレのだおビームとだお竜人の竜人波が広場を支配する。
そしてロボット5体とも、動かなくなった。
「…まだ故障程度ですんでるな、無駄に頑丈だ」
だお竜人が1体を持ち上げ、確認している。なんか気になることでもあんのかな?
「それ、なんかするつもり?」
「コイツ機械だろ?だからちょっと改造して俺たちのいいように使いたいと思ってな」
そう笑みを浮かべるだお竜人に、ちょっと恐怖を感じたのは言うまでもない。