だおがたり   作:だおくん

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語り手 だおくん


だおがたり 2-6 「使えるものはなんだって」

地味に重いロボット…DO-DRだっけ?をズルズル引きずって職場まで戻る。にしてもなんで持ち帰るだなんて考えに至ったんだろう…。

「よく誰かのロボットを持ち帰るなんて真似ができるね」

「戦ってる時思ったんだよ、ほら、あの黒いヤツは頭がいいらしいからな。口だけじゃないことを証明してもらいたい」

「とことん警戒するね、まだ信用しないの?」

「仕方ねーだろ、前も言ったが棒人間にはいい思い出がない」

そうとう魔王だおのことがトラウマになってるんだなあ……。

「あ、ちなみになんで襲われてたの?悪口でも言った?」

「ちげーよ、いろいろ竜の団について説明を受けて…まあ8割聞き流したが。最終的に勧誘されたが、断ったら豹変したんだよ」

「宗教じゃん?」

「ヤツらはとにかく竜族を集めるのが目的らしい、その後何がしたいのかは聞いてなかった」

「それけっこう致命的なミスでは…?」

「お前は心底興味無い話を最後までちゃんと聞けるのかよ」

「申し訳ねえ」

こう見るとだお竜人ってホント自由だなぁ…。悩みとかなさそう。

そんなこんなで話していると、職場に着いた。引きずりすぎてDO-DRが前よりボロボロになっちゃったけどね。

「ただいま戻りました」

「戻ったぞ」

戻っていきなりゆうぼうが席を立つ。

「え、もう終わったのかい!?」

「いや、お前の相方に用がある」

「僕?」

くろすけがボロボロのDO-DRを見て小さくため息をはく。

「なるほど、修理?それとも解析?」

「話が早くて助かるぜ。てっきり自分の力で頑張れとでも言うかと思ったが。こいつの持ってる情報が欲しい」

「ちょっとくろすけ…!」

約束と違う、という顔でくろすけとだお竜人を交互に見つめるゆうぼう。

「どうやら君からの信用を得ないといけないらしいからね…。地下室、借りるよ」

そう言うとくろすけはDO-DRを持ち上げ、地下室へと降りていった。

「…で、竜角山でなにか掴めたんだね?」

あ、オレはなーんも知らないんでだお竜人、お願ーい。って目で合図を送る。

「竜角山に大穴を見つけたんで軽く調査をして来た。まず今黒いのに渡したロボット。合計5体いた。あとはどこかと繋がっていそうなPCもあったが、攻撃で壊れちまったよ」

「…大きな手がかりは、くろすけに頼むしかなさそうだね」

「どんぐらいで終わるんだ?さすがに何週間も待つのはゴメンだぞ」

「そろそろじゃない?」

「「は?」」

まただお竜人とハモって声が出た。今そろそろって言ったよね?ガチならくろすけ様って呼ぶはめになるんだけど。

噂をすればなんとやら、地下室から声がする。

\ 終わったよーー /

「ほらね」

「おたくの所の技術はすごいもんだな」

若干の不信を抱きながら地下室へと降りる。

そこには椅子の高さを変えて遊ぶくろすけと、大量のケーブルに繋がれたDO-DRがいた。

「いやぁ、なかなか面白い情報が手に入ったよ」

「…自称するだけあるじゃねえか」

「舐めてもらっちゃ困るね、僕のすごさを本で出してもいいんだよ」

あたりの空気がエベレスト級に寒くなる。

「……………ゴホン、では解析情報をご覧あれ」

そばにあるPCには、大量の文字列が並べられていた。

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