だおがたり   作:だおくん

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語り手 だおくん


だおがたり 2-11 「竜を束ねる暗黒」

ボスのところにつながっていそうなワープに入ってから10秒くらい。猛烈な気持ち悪さを感じながら、オレたちはついにボスである暗黒だお?のもとにやってきた。

あたりを見渡しても……何も無い。ただただ広い地面が続いている。こんな所がアジトなの?

「だお竜人、これワープ先合ってる…?」

「さあな、だがまずは目の前をよく確認すべきだ」

誰もいなかったはずの目の前には、黒いモヤが存在していた。目を凝らして見ると、だおっぽい姿が映る。というか…オレと瓜二つな感じ!?

「やあやあ。会えて嬉しいよ、だおくんに、だお竜人。」

そのモヤ…いや、暗黒だおが口を開く。もう既にオレらのことは筒抜けのようだ。

「お前が…暗黒だおだな?」

「その通り。竜の団の頂点に立つのがこの、オレさ。」

ん……?ちっと待てよ。この声どっかで聞いたな……。

たしか、電話…。電話で聞いた声……?

「あなたもしや…依頼人?」

「ああ、そうさ。魔王だおの仇…とらせてもらおう。」

そのために竜の団を…!?なんて奴だ!

「じゃ………始めようか?」

暗黒だおが1歩踏み出すと、足元から同じようなモヤが溢れ出す。まあまあ綺麗な景色だったのに周りは黒色で埋め尽くされた。モヤと暗黒だおが同化して全く位置が掴めない。

「こ、ここだぁっ!」

勘で放つ拳はもちろん当たらない。だお竜人は相手の行動を待っている。きっとカウンターするつもりだろう。

「はぁっ!」

暗黒だおの声と共に、2つの光線が手から発射される。

後ろを取られたせいで2人とももろにくらってしまった。

「いってっ!」

「ぐはっ」

「あと…何発持つかな…?」

どうしよう……。自分から攻撃してもまず当たらないし、カウンターしようとしても近づいてこないからできない…!

まずはあのモヤをなくさないと…

「だお、お前ならコレをなんとかできんだろ」

黙ってただお竜人がやっと口を開く。なんとかするっつったって…。あぁ、アレか。オレの十八番。

「超絶モヤ晴らしだおビーム!」

自分の片足を軸にして360°にだおビームを撃つ。だお竜人は飛んでいるので当たらない。みるみるうちに黒いモヤは消えていく。

全範囲を元に戻したところで、暗黒だおの姿をとらえることが出来た。

「さすが、ここまで来ただけはあるな」

「ここからはオレたちのターンだ!」

気合いの1発を叩き込もうと暗黒だおに向かっていく。

「舐めるな」

右から暗黒だおの蹴りが飛んでくる。腕で抑えたが、ヤツにはまだ手が残っている…!ヤバイ、動けない…。

「喰らえ。」

目の前が真っ黒になるレベルの闇がオレを襲う。

「まだまだこれからだぞ」

一瞬で距離を詰められる。危機感を感じるのに、体は言うことを聞かない。

「待ちやがれ!」

だお竜人の声が響く。また任せっきりになる自分が情けないなぁ…。

「おぉ、怖い怖い」

「テメェ、俺の仲間を集めて世界征服なんてさせねぇぞ!」

「それはあくまで建前だ。お前らを倒したらすぐ、竜族なんて消すつもり。」

「………絶対許さねぇ」

だお竜人と暗黒だおの肉弾戦が続く。でもおかしい、あんな強いだお竜人が押し負けている…!まるで全てを読んでいるかのよう。

(ハァ…ハァ…くそっ、コイツ、速い…)

「自分が強いと思って慢心するなよ、だお竜人!今のお前なんぞその辺の………ザコと同じなんだよっ!!」

「ぐああぁぁぁっ!」

だお竜人ですら暗黒だおに対抗できない…。

残されたのは、オレ、だけかな。少し与えられた時間で考えた1個の策でなんとかできるか不安だな……。

いつもの怒りの…リミッター解除!

「おいっ!暗黒だお!」

「そういやもう1人いたっけ」

「今度は負けない…!怒りのだおのさらに上……」

 

「怒りのだおV2のチカラ!見せてやる!!」

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