失礼な!ちゃんと生きてたさ、この通り!!
「むしろ死んどけよ・・・」
いや〜、最近オーマジオウドライバーやメモリアルライドウォッチが手に入ってね〜、ちょっと楽しくて。
「お前の前回の投稿は確か・・・・元旦だったな。お前の言ってる奴は大体一月後半に届く奴だから・・・・半月くらいは暇があったはずだが?」
・・・・・さぁ今回のレジェンドライダー紹介!
「誤魔化すな!!」
『ドロップ・ファイア・バーニングスマッシュ』
ぎゃぁああ!?
無事(?)に授業参観も終了し、時刻は次の日の深夜。今日も悠時と雪菜は二人で旧校舎に封印されているギャスパーの元へと訪れていた。
「ヘ〜・・・それじゃあギャスパー君はもう封印されてないの?」
「は、はい」
雪菜が聞き返すとギャスパーは頷く。何でも、ギャスパーの主であるリアスの功績が認められ、もうギャスパーの暴走も抑えられるだろうという見解になったらしく、ギャスパーの封印がめでたく解かれる事になったらしい。
「・・・因みにその功績って?」
「さ、さぁ・・・・僕も詳しい事までは・・」
どうやらギャスパーも詳しい事は知らないらしく、その功績がどんなものなのかは把握していなかった。
「まぁそれはいいか。それにしても・・・・」
悠時はギャスパーの方を見る。見られたギャスパーはキョトンと首を傾げる。
「ギャスパーの封印が解かれるってことは、これからはそう簡単には会えないってことだな」
「え?何で?」
「今まではここは封印された場所だった。だから他の奴らはこの場所だけは不干渉だっただろう。だが、これからはそうは行かない」
「いつ誰が訪れるか分からない・・・ってこと?」
「そうだ。こんな風にな」
悠時が立ち上がって扉を開けると、そこには一匹の蝙蝠が空中に浮かんでいた。すでに時を止められているのか、羽を動かすことも地面に落ちることもない。
「それ・・・・部長の使い魔ですぅ」
「使い魔?」
「僕たち悪魔が契約している動物のようなものです。人によっては猫だったり、鳥だったりします」
「それでこいつは、リアス・グレモリーの使い魔である蝙蝠ってことか?」
「は、はい・・・でも、どうして?」
ここにリアスの使い魔がいることを疑問に感じ首を傾げるギャスパー。悠時は声に出さずに思考する。
(大方、監視が目的だろうな。いくら許可が降りたからとは言っても封印を解いた直後だ、いつ神器が暴走するのか分からないしな)
「とにかく、こうして何処かから見られている可能性がある以上、下手に接触することが出来ないんだ」
「そ、そうですね・・・・」
ギャスパーは見るからに残念がる。それを見た悠時はギャスパーの元へと歩み寄り、頭にポンと手を置く。
「心配すんな、一生会えないわけじゃない。いずれお前が神器を扱えるようになれば、いつでも会えるようになるだろうさ」
そう言ってポケットから一つの紙を取り出し、それをギャスパーへと渡す。
「その時は、そこに書かれている場所に来い。いつでも歓迎するさ」
さぁ行こう、と悠時は雪菜に声をかけて立ち上がり、扉へと歩み寄っていく。
「あ、ま、待ってください!」
「?」
「も、もしも僕が神器をうまく扱えるようになって、今よりも強くなったら・・・・その時には、僕と戦ってくれませんか?」
「戦う?俺と?」
「は、はい・・・」
決して長くはない時間。それでもギャスパーは同じような力を持っている悠時を見続け、一つの憧れを抱き始めていた。だからこそ、今よりも成長した時にはそれを見てもらいたいと考えたのだ。
「ん〜・・・・そうだな、今よりもお前が力をつけ、神器を扱えるようになったその時には・・・かな?」
「・・は、はい!!」
悠時の答えを聞き、ギャスパーは笑顔になる。こうして、決しては長くはない悠時によるギャスパーの特訓は終わりを迎えた。
・・・・・・・・・・・
「にしても、まさかギャスパーがあんなことを言い出すなんてな」
旧校舎を出て帰路についていた悠時たち。先ほどのギャスパーのことを思い返しながら話を展開していた。
「悠時と戦うか・・・・ねぇ悠時、その時は本気で相手してあげるの?」
「どうだろうなぁ・・・・その時のギャスパーの力量次第では考えるが・・・・っ!?」
「きゃ!?」
突如として走らせていたバイクの急ブレーキをかける悠時。いきなりのことで雪菜は悠時の背中に顔を思いっきりぶつけてしまう。
「いたたた・・・悠時?」
「・・・悪い、どうやら客人のようだ」
その言う悠時たちの前に立っているのは一人の男。
「・・・・一体俺に何のようだ?」
「いや、ちょっとお前さん達と話がしたいんだけだよ。別にそこまで時間を取るつもりはない」
「生憎様、不審者を見かけたらすぐに逃げるように学校で教わったんだけどな」
「不審者ねぇ・・・酷い言い様だな」
「今のあんたはどっからどう見ても不審者だよ。それで・・・・何が目的だ?ご丁寧に人払いの結界まで張ってな!」
懐からファイズフォンXを取り出して銃モードに変形、それを容赦無く男に向けて撃つ。
「うぉ!?いきなり危ねぇなおい!!」
男は瞬時に防御用魔法陣を張り、攻撃を防ぐ。
「ゆ、悠時、あの人って・・・」
「・・・・この間ウォズから聞いた、堕天使の総督と何もかもが合致する。確か名前は・・・・アザゼル、だったか?」
「おぉ、よく知ってんな。やっぱただの人間じゃないってことか。そのウォズって奴も、お前自身も」
「そうだな」
『ギャレン!』
「変身!」
『TURN UP』
起動したギャレンウォッチによって腰にダイヤのAのラウズカードが装填されているギャレンバックルが装着され、悠時はバックルのレバーを引く。それによってバックルから光のゲート・オリハルコンエレメントが放出され、それはゆっくりと悠時を通り過ぎていく。オリハルコンエレメントが消滅すると、悠時はクワガタを模したライダー『仮面ライダーギャレン』へと変身を遂げる。
「雪菜、下がってろ」
「う、うん・・」
ギャレンへと変身を遂げた悠時は雪菜を後ろに下がらせ、ギャレンラウザーを構える。
「それがオーマジオウってやつか?いや、それにしては報告とは違う外見だが・・」
「考えている暇があると思っているのか?」
手を顎に当てて思考し始めるアザゼルだったが、それをギャレンが許さない。ギャレンラウザーから光弾を放ち、邪魔をする。
「っと、確かに・・・考えながらじゃいくら俺でも危険そうだな」
考えるのをやめたアザゼルは背中から黒い羽を幾つも生やし、手には光の槍を持つ。
「堕天使特有の光の槍か・・・いいだろう」
『ジャックフォーム!』
新たなウォッチを起動し、左腕に『ラウズアブゾーバー』が出現する。そこから二枚のカードを取り出し、一枚をラウズアブゾーバーにセットする。
『アブソーブクイーン』
そしてもう一枚のカードをスラッシュする。
『フュージョンジャック』
アーマーが金色に変化し、背中にはクジャクを思わせるオリハルコンウィングが出現する。
「これで条件は対等・・・かな?」
久しぶりの投稿が短くてすいません!
次回はなるべく早めに投稿できるように頑張ります!